2024-05

現代の世界各国

気候危機の捏造

非米側は、温暖化問題を潰す気はなく、気候危機を、事実としてでなく政治策略として肯定している。化石燃料制限などの温暖化対策が欧米を自滅させて非米側を優位にするからだ。非米側は化石燃料制限をやらない。すでに中国や印度が宣言している。制限をやるのは欧米だけだ(日韓などはいないふり)。その構図を作るため、UAEのCOP28は有効だった。UAEなど非米諸国は、産油国のUAEで温暖化対策の会議をやり、その議長に地元石油会社の会長アルジャバーを据え、石油業界を代弁する形をとりつつ、温暖化問題の捏造性を暴露し、温暖化対策を推進する欧米側との無限の論争構造を作った。非米側は、COP28での論争に依拠して今後も化石燃料制限をやらない。欧米だけが、化石燃料制限を過激化して自滅していく。それが温暖化問題の隠れた本質になっている。2024年4月30日   田中 宇10年以上前から私にとって国際情勢は「自分の見立て・分析・理性が、世の中の常識・主流分析と正反対・大きく食い違っていても、間違っているのは自分でなく世の中の方である場合が意外と多い」というものになっている。「常識と理性が対立したら、理性の方が正しい」と...
日本の技術

量子コンピュータってなんだろう

量子論、量子力学の世界は、私のような素人からすれば、かなり難解で、理解が難しい世界です。また、量子論を基盤にした「量子コンピューター」は更に良くわからないのが正直なところです。量子コンピューターはまだまだ開発途上にあり、実用化には至っていないようですが、研究は進んでいるようです。ただ、量子コンピューターが実用化されれば、夢のような世界が現実化するというような幻想は捨てた方が良いように思います。 量子と禅がつながっているかどうか、その真偽はさておき、科学的な追究の積み重ねの結果、量子力学が私たちの直感や日常的な経験とは異なる世界を示していることが明らかになったのは確かです。それにしても、量子自体がまだ認識されてもいない時代に、哲学や宗教で人間が自由な発想をしていたことに驚かされます。 量子コンピュータでも従来のコンピュータでも、与えられた課題が同じならば最終的に出す答えは同じになります。ただ、いずれもが答えになる可能性がある中で、どれが一番ありえそうなのか、最適解としてふさわしいのか、という抽出を試みる際、量子コンピュータは効率的な探索が瞬時にできるという強みを発揮するといえるのです。量...
現代の日本

円安の「恩恵」数十兆円〝国民に還元〟せよ 財務省はマスコミの「円安悪者論」に加担 トランプ氏はバイデン政権の無策批判も

この意見には大賛成ですね。外国債を今売れば、為替差益が出るし、行き過ぎた円安是正もできます。重要なことは、国内、国民への還元だと思います。被災地支援や少子化対策、若い世代への還元、中小企業支援も可能ですし、これを財源として、消費税廃止も可能でしょう。為替が両国通貨の交換比率である以上、理論的には両国通貨量の比が「理論値」となるはずで、それが足元で1ドル=110円程度であることを考えると、現状の円安は大変な幸運だった。その幸運のうちに、外為特会の含み益を早く取り出すことを考えるべきだ。外国為替市場の円相場は一時、1ドル=160円まで円安ドル高が進んだ後、政府・日銀の為替介入とみられる動きがあり、乱高下している。「円安=悪」という論調も多いが、元内閣参事官で嘉悦大教授の高橋洋一氏は「日本経済にとって円安の恩恵は大きい」と説く。それを裏付けるかのように、米国の製造業を重視するドナルド・トランプ前大統領は円安ドル高を強く批判した。大統領選の結果次第で円高基調に反転する可能性も出てきた。高橋氏は、これまでの円安による最大の受益者は日本政府だとして、いまのうちに数十兆円分の「含み益」を国民に還元す...
現代の世界各国

世界を主導することなく終わる中国・インドの成長の限界とその内幕「近代」が黄昏れる世界を眺めて

世界のパワーバランスの変化・パラダイムシフト、つまり、欧米諸国、西側からBRICs、グローバルサウス諸国などが台頭する多極化への変化はこのブログで何度も紹介してきました。しかし、一部の国が覇権を握る、或いは、大きな影響力を持つ、と言うような事はありません。あくまで、共存共栄、共生というような多極化した世界になると言うことです。このような状況で重要なのは、以下のような認識だと思います。「経済・生活水準の上昇に支えられた民主主義」という、「近代」は虫食いになって黄昏れているのだ。この中で日本にいる我々はどうしたらいいだろう。右往左往することなく、基本をしっかり押さえよう。「自由」とか「民主主義」とか、米欧がすっかり泥を塗ってしまった言葉は少し横に置いて、「人間らしい生活」を維持することを基本にしよう。「人間らしい」という言葉には、自分、他人の権利の尊重、高い生活水準など、失われつつある「近代」の成果物がつまっている。そして、我欲の追及で限度を知らない人間達には、中庸の美徳、「足るを知る」ことの大切さを説いていこう。世界を主導することなく終わる中国・インドの成長の限界とその内幕「近代」が黄昏...
現代の日本

今、やるべき政策は「消費税廃止一択」〜 消費税の廃止で、経営が苦しくなっている中小企業の経営を助けることができる!|経団連と財務省が「消費税にこだわる理由」〜 これまで、一部の富裕層とアメリカを助けるために通貨を発行してきた日本!

日本経済の解決すべき課題の一つとして、税制があると思います。特に「消費税」とこれに付帯する「インボイス制度」は企業経営と消費を圧迫する悪法であると思います。このような税制は即刻廃止するべきだという意見には大賛成です。そもそも「消費税とは何か?」も考える必要があります。今、やるべき政策は「消費税廃止一択」〜 消費税の廃止で、経営が苦しくなっている中小企業の経営を助けることができる!|経団連と財務省が「消費税にこだわる理由」〜 これまで、一部の富裕層とアメリカを助けるために通貨を発行してきた日本!竹下雅敏氏からの情報です。 元自民党衆議院議員の安藤裕氏は、衆議院補欠選挙の島根1区で勝利した亀井亜紀子氏について、“亀井さんは、立憲の中でも数少ない消費税減税を訴える積極財政派の方でございます。私も是非、ここは亀井さんに勝ってもらいたいということで、応援をしておりました(1分35秒)”と話しています。 この補欠選挙の結果を受けて、岸田総理が起死回生の一発を打つとしたら、憲法改正の是非を問う解散を打つ可能性がある(3分)。安藤裕氏は、“今、憲法改正をやってですね、緊急事態条項を入れたら国民生活が安...
現代の日本

日本経済、本当は世界何位?――インフレで膨らんだ世界と、デフレで縮んだ日本・・・日本の課題は何か?

2024年年初に日本のGDPが独に抜かれたとか、今年はインドに抜かれるだろう、或いは、日本の平均賃金はこの30年間横ばいで、欧米諸国の約半分になってしまった等、日本経済が大きく凋落しているかのような悲観的、自虐的な報道が続いています。また、円安が進み資金が海外へ流れていく中での日本の国力の低下を危ぶむ声も出ています。確かに一面的にはこのような見方も出来ると思いますが、経済実態を詳細に見れば、違う側面も現れてきます。日本の国内物価は、この30年間変わっておらず、生活水準はむしろ上がっています。(欧米は、賃金は上がっていますが、高インフレが続いているので、生活水準は下がっています)また、円安になって、製造業の国内回帰が進み、インバウンド需要も復活しています。購買力平価はドル・円=80円程度であり、円安と言う見方は、為替相場(=投機市場)での状態にすぎません。しかし、このままで良いのか?と言う課題はあります。この課題は、今までの「経済は常に右肩上がりであるべき」「お金が全て」「国力=経済力」と言うような価値観を超えた視点で考える必要があると思います。国や国民の活力、充実感、幸福感、そして将来...
日本の文化

「ある」日本語と「する」英語

英語、広くはヨーロッパ諸言語では「する」表現が中心であり、その行為者が主語となる、というきわめて能動的・主体的な性格は、ヨーロッパ人が、科学技術をもって自然を征服し、世界中を植民地にしていった歴史と重なって見える。 一方、日本語の方は「ある」表現を中心として、なるべく行為者を表に出さず、常に人智・人為を超えた世界を強く意識している点は、自然の中の「生きとし生けるもの」の一員として生きてきたわが祖先のつつましやかな人生観を連想させる。No.514 「ある」日本語と「する」英語  なぜ日本人は「私はあなたを愛します」と 言わないのか?■1.「来週月曜日から日本語の講師をしてくれないか」■ 9月初めの金曜日、電話が鳴った。カナダ東部の古都ケベッ クのラヴェル大学で言語学を学ぶ金谷武洋氏の人生を、大きく 変えることになる電話だった。大学の教務課からだった。「至 急会いたい」という。 すぐに自転車で駆けつけると、「来週月曜日から日本語の講師をしてくれないか」という。予定していた講師と連絡がとれなくなり、すでに24人の受講者も決まっているので、代理で教えて貰えないか、というのである。「どうせ子供の...
日本の歴史

【古代史ミステリー】なぜ、『古事記』と『日本書紀』は内容が異なるのか?

『古事記』と『日本書紀』は日本の歴史を学び、考える上で欠かせない書物です。古代より昭和の太平洋戦争敗戦まで、日本の歴史は、この二つの歴史書を元にされていました。戦後、神話であり、フィクションであるとして軽視されてきましたが、史実に基づく記述もかなり多いと思います。 その内容はもとより、まず「何故、同時期に二つの歴史書が編纂されたのか? 編纂する必要があったのか?」を考える必要があります。『古事記』と『日本書紀』は現存する最古の歴史書である。ともに、天武天皇の時代に編纂が始められ、8世紀の初め、すなわち、奈良時代の初期に成立している。 歴史書の編纂は国家的な大事業であり、大変な負担であったと思われる。それにもかかわらず、2種類の歴史書の編纂がほぼ同時並行で進められているのは、それなりの理由があったと考えざるを得ない。★以下の記事から考察すると・古事記は、日本国内に対して、天皇の正当性を訴え、国家統合を図るために編纂された。・日本書紀は、外国(中国や朝鮮)に対して、日本の歴史を知らしめるために編纂された。・・・と言う仮説が成立します。この二つの歴史書、古事記、日本書紀については、さらに追求...