現代の世界各国ずっと続くイラン戦争
ずっと続くイラン戦争2026年5月11日 田中 宇米国とイランの停戦交渉が頓挫している。交渉は、ある程度まで進んで止まっているのでなく、何を交渉の俎上に乗せるかという入口段階で噛み合わず、交渉に入っていない。米イスラエルは、イランの権力を握る革命防衛隊を潰すことが目標だ。イラン側が米国に譲歩して停戦交渉に応じると、イランの政権内部で現実派が発言力を強め、防衛隊を押しのけるかもしれない。防衛隊は自滅したくないので譲歩しない。米軍による海上封鎖が続き、イランは石油ガスを輸出できず、財政破綻と経済難が進む。だが、国民の反政府運動が強まっても政権転覆できない。いつまでも交渉は進まない。(Trump throws cold water on hopes for Iran deal)イランはホルムズ海峡を閉鎖し、米国はイランを海上封鎖している。二重の封鎖により、イランとアラブ諸国が石油ガスを輸出できなくなっている。開戦前の中東は日産3000万バレルを輸出していた。今の輸出量は3分の1に減り、サウジやUAEやイラクなどの、ホルムズ迂回のパイプラインを使った1000万バレル前後だけだ。世界の産油量...
