現代の日本

旧立憲の“大物”が大量落選は当然の帰結、「悪夢の民主党政権」の終焉と筆者の胸を締め付ける虚しさの正体

旧立憲の“大物”が大量落選は当然の帰結、「悪夢の民主党政権」の終焉と筆者の胸を締め付ける虚しさの正体中道改革連合の共同代表・野田佳彦氏(写真:共同通信社)虚しい。ただ虚しい。 2月8日に投開票が行われた第51回衆議院議員選挙は、自民党が316議席を獲得。衆議院定数の3分の2を単独の政党が上回るのは戦後初のことで、歴史的圧勝となった。 他方の野党は、選挙の直前に立憲民主党と公明党がいっしょになって立ち上がった「中道改革連合」が、結党時の172議席を49議席に減らす惨敗。とりわけ、比例単独で名簿順上位を占めた公明党出身者は28人が全員当選して4議席を増やしたのに対し、立憲民主党出身者の148議席は21議席にまで減らしている。想像をはるかに超える大惨敗 両党がいっしょになると発表された直後には、私の支援者から電話がかかってきた。「立憲はひどいね。これで終わりですね」 あるいは、同党に批判的な女性からは「おめでとうございます」とまで言われた。同党から離れておいてよかった、というのだった。 また、前回の衆議院選挙には立憲民主党の公認で立候補していたこともあって、ここではっきりと関係を絶ったことを...
日本の文化

二十四節気「雨水」とは?2026年はいつからいつまで?雛人形を飾る日とされている理由

二十四節気「雨水」とは?2026年はいつからいつまで?雛人形を飾る日とされている理由二十四節気の一つ、雨水(うすい)という日があります。時期としては2月の中旬あたりをさします。雨水とは?2026年はいつからいつまでを差すのか、またその意味についてご紹介します。雨水とは?二十四節気の雨水とは、雪が雨に変わって降り、これまで積もってきた雪や氷が解け始め水になるという意味があります。これまで雪ばかりだったのが、少しずつ雨にかわるという時期です。丁度、大地に草木が芽生える頃で、昔から農業の準備を始める目安の時期となっていました。実際にはまだ雪が残っている地域も多いのですが、暖かな雨が降り注ぐことで、凍っていた大地がゆるみ始め、春への確かな目覚めを感じさせてくれる時期です。寒さも峠を越し、春が始まる時期とされています。春一番が吹く時期で、鶯の鳴き声が聞こえる地域もあります。少しずつ暖かい日差しが出始め、徐々に春へと向かっていくのを感じることができます。2026年の雨水はいつからいつまで?2026年雨水はいつから?2026年2月19日(木)から2026年雨水はいつまで?2026年3月4日(水)まで...
日本の文化

旧正月(春節)とは?2026年はいつから?いつまで?

旧正月(春節)とは?2026年はいつから?いつまで?旧正月(春節)とは?その意味と、2026年はいつからいつまでが旧正月(春節)なのか?この時期の呼び方ついて、あわせて紹介します。旧正月(春節)とは?旧正月とは、旧暦(太陰太陽暦)のお正月のことを言います。日本では旧正月と言いますが、中国では春節と言います。どちらも同じ意味。日本は明治時代から新暦(太陽暦・グレゴリオ暦)に変更したため、現在の暦になっています。(沖縄・奄美地方の一部の地域だけ旧正月をお祝いしています。沖縄では旧正月をソーグヮチと言います)今でも旧暦(中国歴)を採用している中国、台湾、シンガポール、韓国、ベトナム、マレーシアなどの東アジアや東南アジアなどでは、その時期は祝日になります。旧正月(春節)は国の祝日となるので、人口がお多い中国(中華人民共和国)が日本に旅行に訪れ、爆買するニュースを毎年見られるようになりました。旧正月(春節)の呼び方旧正月と春節は同じ意味です。国や言語によって呼び方が異なります。国旧正月の呼び方日本旧正月日本(沖縄・奄美地方の一部)ソーグヮチ中国春節台湾春節韓国ソルラル(ソラル)北朝鮮ソルラル(ソ...
ロシアの歴史

「ヨーロッパはあらゆる歴史的悪の根源だ」―ロシア外交防衛政策評議会名誉議長セルゲイ・カラガノフ

「ヨーロッパはあらゆる歴史的悪の根源だ」―ロシア外交防衛政策評議会名誉議長セルゲイ・カラガノフセルゲイ・カラガノフ『サンチェス・エフェクト』リック・サンチェス:もう一つお話ししましょう。これです。これは今日、番組のプロデューサーの一人が私の注意を引いてくれたものです。これを見て、「一体何だ?」と思いました。まさに衝撃的なニュースです。カナダ軍は最近、アメリカ軍によるカナダ侵攻を想定したシミュレーションを行いました。アメリカ軍によるカナダ侵攻の可能性に備えているということです。カナダの新聞「グローブ・アンド・メール」が火曜日に、政府高官2人の発言を引用して報じました。まさに今、目の前に現れている光景です。カナダ軍が米国からの潜在的な軍事的脅威や攻撃を具体的に想定したシナリオを策定したのは、1世紀以上ぶりのことです。さて、休憩後、ここスタジオで、こうした事例とその背景、視点、歴史について詳しい方をお迎えします。他でもないセルゲイ・カラガノフです。彼は経済顧問であり、ウラジーミル・プーチン大統領だけでなく、ボリス・エリツィン大統領にも助言してきました。彼はロシアの現状を理解しています。そして...
現代の米国

米国を巣くう不法移民問題の深層…ICEは行き過ぎだが不法移民の「伏魔殿」もヤバイ

米国を巣くう不法移民問題の深層…ICEは行き過ぎだが不法移民の「伏魔殿」もヤバイ日本のマスメディアは、米国の移民税関捜査局(ICE)職員による行き過ぎた取締りで、地元住民2人が犠牲となった事件を大きく取り上げて、ドナルド・トランプ政権による「悪政」が国内に混乱を巻き起こしていると報道している。だが、2月3日付の「ニューヨークタイムズ」(NYT)は、「新たな世論調査によると、共和党員の大多数は依然としてトランプ大統領の積極的な移民取り締まりを支持している」と報じている。おそらく、この認識の差は、米国における「不法移民」の取り扱いについての日本の報道の「貧困さ」にあるように思われる。はっきり言えば、無許可滞在中の移民に「優しすぎる」州があり、それが今回の取締りの原点にあることを日本人の多くは知らないのだ。1400万人もいる不法移民まず、確認しておきたいことがある。ここで話題にしている不法移民は通常、「illegal immigrants」のことだが、ほかにもいろいろな表現がある。「無許可移民」(unauthorized immigrants)という用語は、多くの学術研究者や政策アナリストの...
現代の中国

「台湾有事」は本当に迫っているのか?外交攻勢で“外堀”を埋める中国の静かな戦略

「台湾有事」は本当に迫っているのか?外交攻勢で“外堀”を埋める中国の静かな戦略「喫緊の危機」のように語られ続けている、中国による台湾への武力侵攻という言説。しかし事態は水面下で、これまでとは異なる様相を見せ始めているようです。今回のメルマガ『富坂聰の「目からうろこの中国解説」』ではジャーナリストの富坂聰さんが、世界各国の中国への対応の変化について詳しく解説。さらに習近平政権が推し進める「外交による台湾封じ込め」の構図を考察しています。※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:単なる「中国シフト」ではない 中国は外交攻勢で台湾問題を抑え込む「武力」は行使せず。外交攻勢で台湾問題を抑え込む中国先週は、このメルマガでファイブアイズの国々がコロナ禍で停滞した対中外交の扉を6年から8年ぶりに開けて、本格的に動き出していることをレポートした。【関連】世界は「脱米国」へと踏み出したのか?カナダとイギリス両首相の“訪中”が映し出す「米覇権時代の終焉」そうした見立ては、いま欧米メディアにも広がっている。例えば、直後に出された『フォーブス』の記事「トランプが促す『中国ピボット...
現代の中国

高市圧勝、中国の反応とトランプの絶賛に潜む危機

高市圧勝、中国の反応とトランプの絶賛に潜む危機圧勝した高市早苗氏(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)高石早苗率いる自民党の圧勝が伝えられるにつれて、中国のSNSであるウェイボーでは日本が右傾化することに対する批判が溢れ始め、9日になるとトレンド入りした。中国外交部は「高市発言」の撤回を再度要求したので、撤回はあり得ないことから、日本叩きは続くことが明確になった。その一方、習近平と密月のはずのトランプが高市圧勝に賛辞を送るという現象が起きている。トランプは勝者が大好きだ。米中蜜月、新たな日米蜜月の中で、日中関係はどうなるのか。(敬称略) ◆中国のネット界で「日本は徹底的に右傾化」がトレンド入り2月8日の夜から中国のネットに溢れ始めた高市圧勝に関するコメントのいくつかをご紹介する。膨大な数の中から選び出すのは代表性に欠けるとは思うが、しかしほとんどが類似している上に、何を言っているのかを知るのは、中国の思考や感覚の現状を把握するのに、いくらかは役に立つのではないかと思われるので、代表的なものを列挙する。コメントの頭には必ず「日本は徹底的に右傾化」が付いているが省略する。リベラルは壊滅した。...
現代の日本

日本が高市化した意味

日本が高市化した意味2026年2月11日   田中 宇2月8日の衆議院議員選挙で、高市早苗の自民党が大勝した。その理由についてマスコミや権威筋は、高市自身の人柄と手法などが若者に受けたからだとか言っている。私から見るとそうでない。高市の大勝は、米諜報界を握るリクード系(トランプ政権の黒幕)が、これからの多極型世界で日本を中共に対抗できる強国に仕立てる策として進めた。高市の自民党は衆議院で戦後最多の圧倒的多数を獲得し、交戦権放棄の憲法を改定することに道を開いた。これは、おそらくリクード系の意図でもある。(日本も韓国も核武装しそう)米諜報界は日本を操作できる。インターネットのSNSのほとんどは米国企業であり、米諜報界はSNSを通じて日本人(やその他の米傘下の諸国の人々)の好き嫌いや世論を簡単に操作できる。人々は、操作・洗脳されていることにすら気づかない。(日本国産の検索エンジンやブログ、独自OS開発などの諸システムは、米支配の邪魔になりうるので2010年ぐらいまでに潰された)日本は国家も国民も企業も労組も市民運動も、戦後ずっと米国(を動かす諜報界=英国系)の傀儡(気づかないまま動かされる人...
現代の日本

「#ママ戦争止めてくるわ」への違和感こそが、高市自民大勝の大きな原動力となった可能性

「#ママ戦争止めてくるわ」への違和感こそが、高市自民大勝の大きな原動力となった可能性戦後思想からの脱却2月8日投開票の衆議院選挙で、高市・自民党が単独で2/3を超える議席を握る、文字通りの圧勝を収めた。連立相手の選挙協力を得た結果でもなく、自民党単独の力だけでもぎ取った勝利である。高市・自民党路線に対する国民の支持の高さが、明確に示されたと言える。そして、この高市・自民党の大勝利は、日本国民の戦後思想からの脱却を意味するものとして捉えるべきものである。今回「中道改革連合」の大惨敗を象徴するものが、その支持者たちが流行らせた「#ママ戦争止めてくるわ」というフレーズに現れている。日刊スポーツによると、このフレーズは、エッセイストの清繭子(きよし・まゆこ)さんが2月5日にXに投稿したのがきっかけで、翌日の6日にはXにおけるトレンド1位に躍り出て、7日午前7時ごろの時点では表示回数が約430万、コメント数は1100件超に達したとのことだ。この「#ママ戦争止めてくるわ」というフレーズは、左派勢力には刺さり、彼ら彼女らからすれば、これを広く拡散することで、高市政権に対する大きなダメージになると見て...
現代の日本

そりゃボロ負けするわ…中道改革連合が若者にソッポを向かれた納得の理由

そりゃボロ負けするわ…中道改革連合が若者にソッポを向かれた納得の理由若者から見放されたリベラル勢力 2月8日投開票の衆議院議員選挙で、自民党は316議席(追加公認を含む)を獲得する地滑り的大勝を果たした。それに対して、立憲民主党と公明党による「中道改革連合」は3分の1以下の49議席に沈んだ。 高市ブームに乗ったとはいえ、ここまで極端な結果になった背景には、中道改革連合を支えるべきリベラル派の衰退があったと考えられる。 実際、昨年12月の産経新聞社とFNNの合同世論調査で、立民民主党の支持率は4.5%と低調だったのに対して、国民民主党や参政党が支持率を伸ばし、この時点で二党は立憲の支持率に肩を並べ、「野党第一党」の存在感を失っていた。 とくに注目すべきなのが、年代別の支持率だった。立憲民主党の18~29歳の支持率がなんと「0%」だったのである。30代の支持率もわずか1.4%にすぎず、40代も2.5%で、50代は3.1%だった。この若者層の人気のなさが、立憲民主党が公明党と連携する大きなきっかけになったことは想像に難くない。 共産党も支持者の高齢化に歯止めがかからず支持率が低迷し、長年「左...
現代の米国

帝国主義への逆戻りか、計算された戦略か?米トランプ「力による外交」の複雑な構図を読み解く

帝国主義への逆戻りか、計算された戦略か?米トランプ「力による外交」の複雑な構図を読み解く各国首脳や数々の国際機関から「予測不能で危険な存在」とみなされているトランプ大統領。ベネズエラ侵攻やグリーンランド取得意図を公言するなど、戦後秩序を破壊するかのような彼の言動は、国際社会に混乱を巻き起こしているのも事実です。今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の「無敵の交渉・コミュニケーション術」』では元国連紛争調停官の島田久仁彦さんが、トランプ大統領の「思いつき」のようにも受け取れる言動の背景を考察。その「複雑な構図」を解説するとともに、アメリカの「本当の狙い」を読み解いています。※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/メルマガ原題:強者が支配する世界への回帰と揶揄されるトランプ外交の“本当の”狙い気まぐれとは程遠い綿密に計算された動き。トランプ外交の本当の狙い「トランプ外交は“ルールのない世界への回帰”と言わざるを得ない。法の支配に基づく戦後の秩序は完膚なきまで踏みにじられ、国際法よりも強者の原理が優先される、まさに帝国主義の再興と言わざるを得ない」(”It’s a...
生物学

ゾッとする。絶対逃れられない、その速さ…筋組織を持たないはずの「ハエトリグサが獲物を狩る」方法…動物にはできない、驚愕のしくみ

ゾッとする。絶対逃れられない、その速さ…筋組織を持たないはずの「ハエトリグサが獲物を狩る」方法…動物にはできない、驚愕のしくみ食虫植物という、昆虫などの動物を食べる植物がいるのをご存知でしょうか。日本でも高山や湿地などにいくつかの種が自生しています。植物なので自ら光合成しますが、貧栄養の土壌などで、不足する栄養分を補うために、捕虫すると考えられています。多くは動かずに、あるいはわずかに動く程度で、よってくる虫を捕らえますが、北米原産のハエトリグサは、筋組織を持つ動物以上の素早さで捕虫します。その素早さは、どこから生まれてくるのでしょうか。同様の仕組みは、動物にも備わっているのでしょうか。植物ならではの、驚きの狩りの仕組みから、進化を考えてみましょう。動物を食べる植物植物が動物を食べる。少しぞっとする話だが、そういう植物は実際にいる。それが食虫植物だ。この記事の全ての写真を見る(全11枚)食虫植物にはいろいろな種類があるが、その大部分は動かないか、ゆっくり動くか、のどちらかだ。ところが、ハエトリグサは、素早く動いて昆虫を捕らえることができる。ハエトリグサは植物なのに、どうして動物よりも速...
現代の中国

トランプ「習近平との春節電話会談で蜜月演出」し、高市政権誕生にはエール 日本を対中ディールの材料に?

トランプ「習近平との春節電話会談で蜜月演出」し、高市政権誕生にはエール 日本を対中ディールの材料に?トランプ大統領と習近平国家主席(韓国釜山で)(写真:ロイター/アフロ)2月4日夜、習近平とトランプが電話会談し、「新しい1年」の米中友好関係を強化していこうと仲良く誓い合った。2月4日は立春なので、春節を祝っての電話会談と位置付けることができる。中国では米中のこの電話会談を大々的に報じ、「今後は米中両大国が仲良く世界で活躍していこう」というムードに満ちている。G7のうち日本だけが「台湾有事」をクローズアップして対中強硬姿勢を貫いている現状に加えて、米中のこの蜜月は、日本の孤立化を加速させるのではないかと懸念される中、トランプから高市内閣誕生にエールが送られるというハプニングが起きた。日本叩きの手を緩めていない習近平と中国人民は侮辱を受けたことになるが、ある意味トランプは対中ルールを有利に進めるために高市政権を利用したことにもつながり、習近平の日本叩きは一層激しさを増すだろう。心配されるのは右傾化した日本の対米従属化がもたらす危険性だ。◆中国での大々的な報道は何を意味するのか? 2月4日、...
日本の文化

建国記念の日とは?由来や意味を解説、2026年はいつ?

建国記念の日とは?由来や意味を解説、2026年はいつ?建国記念の日についての意味や由来や、2026年はいつなのか?について紹介します。この記事を読むと「建国記念日」との違いについてもわかるようになっています。建国記念の日とは?その意味や由来について建国記念(けんこくきねん)の日は「建国をしのび、国を愛する心を養う日」です。日本という国の始まりをお祝いする国民の祝日となっています。参考:建国記念の日(内閣府)意味建国記念の日は、日本の国が誕生したことを記念し、日本の成り立ちを考える日です。「建国の日」ではなく、「建国記念の日」となっているのは、日本がいつ建国されたのか正確な日付がわからないことから、「建国されたことを記念する日」として制定されています。日本の歴史は長く、誕生した正確な日付がわからないことから「建国記念日」ではなく「建国記念の日」とぼやかしているのです。由来建国記念の日は、初代天皇の神武天皇(じんむてんのう)が即位した日とされている「紀元節(きげんせつ)」に由来しています。紀元節は、明治時代に制定された祝日で、西暦紀元前660年2月11日に神武天皇が即位したとする「日本書紀...
現代の米国

精神状態が「危険」とまで言われるドナルド・トランプ。個人の異変か、アメリカの制度疲労か

精神状態が「危険」とまで言われるドナルド・トランプ。個人の異変か、アメリカの制度疲労か米国大統領の言動をめぐり、これまで「型破り」「過激」といった言葉で片づけられてきた現象が、いま新たな局面を迎えています。今回のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』ではジャーナリストの高野孟さんが、世界最大の軍事力を握る国家の最高指導者の精神状態が疑問視されるという事態を見ながら冷戦後の国際秩序に適応できなかった超大国が抱える、より深刻な退行の兆候について考えています。「危険」と言われるほどにまで進んだトランプの精神状態/その背景には米国そのものの急速な退化米国の政治情報サイト「ポリティコ」が1月28日報じたところによると、スロバキアのフィツォ首相が22日にブリュッセルで複数の欧州首脳と会合した際、その数日前に米国で面会したトランプ米大統領の精神状態に深刻な懸念を抱いたと語った。日本のいくつかの新聞も引用・補足して記事にしているが、ポリティコの元の記事全文は次のとおり。▼スロバキアの首相が先週開かれたEU首脳との会談の席上、ドナルド・トランプと面会して米国大統領の精神状態についてショックを受けたと...
日本の歴史

JOG(1458) 米軍の語学教育の「虎の穴」から日本を見れば

JOG(1458) 米軍の語学教育の「虎の穴」から日本を見れば米軍の徹底した語学学校で教えていた日本人から見た日本の英語・国語教育のおかしさ■1.語学教育の「虎の穴」伊勢: 花子ちゃん、「虎の穴」って聞いたことがあるかな?花子: いえ、ないですけど。何ですか、それ?伊勢: ずいぶん前にヒットしたプロレスの漫画『タイガーマスク』に出てくる、地獄の特訓でレスラーを育てる組織だ。実は、語学教育にも「虎の穴」がある。米軍のDefense Language Institute Foreign Language Center(国防総省外国語学校、略称DLIFLC)だ。 そこで日本語教官として教えていた堀之内達也さんが、体験記と語学教育のポイントをエッセイ風にまとめた本を出している。花子: へえ! 日本人の先生がアメリカ軍で日本語を教えていたんですね。どんな学校なんですか?伊勢: 方言を含めると40以上の言語が教授され、学生数は2500人に及ぶ。米国の対外関係を反映して、中国語、朝鮮語、ペルシャ語、アラビア語、アフガニスタンのパシュトー語やダーリ語などの学科が花形だ。花子: 2500人も! すごい人...
現代の世界各国

高市首相の「脱中国」戦略はやはり正しかった…中国に媚びて「移民とEV」の泥沼に沈んだドイツの末路

高市首相の「脱中国」戦略はやはり正しかった…中国に媚びて「移民とEV」の泥沼に沈んだドイツの末路ドイツは2023年、名目GDPで日本を抜き世界3位となった。評論家の白川司さんは「実際は、中国に依存した外交と移民政策が足を引っ張り、経済的にも政治的にも不安定な状況に陥っている」という――。「日中関係の悪化」は外交の失敗?日本のマスコミは「高市政権が中国との関係を悪化させ、損失を負っている」と批判的に報道することが多い。そのため、あたかも日本政府が対中外交に失敗していると感じている人が多いだろう。だが、これは日本が対中関係の構築に成功したゆえの出来事だと捉えるべきである。そのことはドイツの対中外交と比較するとよくわかる。これまでドイツは、中国と蜜月関係を築き、中国をうまく利用してきたとみなされてきたが、現在は対中戦略を大きく転換せざるを得なくなっている。さらに、戦後一貫してきた財政均衡路線を修正し、2025年には財政規律をめぐる憲法上の制度改革を行った。積極財政へと舵を切ったドイツは、自由貿易重視の姿勢を改め、ロシアだけでなく中国に対しても、経済安全保障や産業保護に踏み込んでいる。加えて2...
現代のロシア

ロシア産石油密輸船の実態がここまで分かった!

ロシア産石油密輸船の実態がここまで分かった!「影の船団」撲滅のためにこのところ、ロシアはいわゆる「シャドー・フリート」(影の船団)と呼ばれる石油タンカーへの取締り強化に悩まされている。逆にいうと、米国や欧州諸国は意図的にシャドー・フリート撲滅に向かっている。1月22日、エマニュエル・マクロン仏大統領は「我々はいかなる違反も容認しない」としたうえで、「今朝、フランス海軍は、国際的制裁を受け、偽旗を掲げた疑いのあるロシアからの石油タンカーに乗り込んだ」とXに投稿した。スペイン沖の公海を航行中の「グリンチ号」にフランス海軍のヘリコプター2機が接近・乗船し、船内を捜索した後、マルセイユ近郊の港へ進路を変更させたのである。グリンチ号は制裁対象船で、偽のコモロ国旗を掲げ、ロシア産原油73万バレルを積載していた(The Economistを参照)。実は、フランス海軍は昨年9月27日、シャドー・フリートのブラックリストに収載されている「ボラカイ号」(下の写真)に乗り込み、船長と一等航海士を拘束した。フランス検察当局は、同船がロシアからインドへ「大量の石油」を輸送中に、公的な登録地に関する矛盾を理由に停...
日本の文化

針供養の意味や仕方、いつ行われるのか?有名な寺社について

針供養の意味や仕方、いつ行われるのか?有名な寺社について針供養という言葉は知っていても、いつどのように供養すればよいのか知らない方も多いと思います。針供養の意味や仕方、いつ行われるのか?また針供養で有名な寺社を紹介します。針供養の意味と仕方針供養とは、古くなった針や折れ曲がった針、錆びてしまった針などを神社に納めて供養し、裁縫の上達を願う日のことを言います。供養の仕方は、役目を終えた針をこんにゃくや豆腐に刺して拝むというものです。上の写真は豆腐に針を刺している様子。ちょっと変わってるでしょう。これは硬いものばかり刺して疲れた針を、こんにゃくなどの柔らかい物に刺して休ませ、供養する意味があります。針供養はいつ行われるの?毎年2月8日に行われるのが一般的ですが、神社やその地方によっては12月8日に行われるところもあるそうです。これは2月8日と12月8日を「事八日」と言い、ことを始めたり納めたりする大事な日とされてきました。例えば農作業などでもそうです。農作業の事始めが2月8日で、事納めが12月8日でした。また、神社などの神様の事始めは12月8日で、事納めが2月8日になっています。事八日には...
現代の世界各国

「トランプさえ退場すれば世界が正常に戻る」は幻想。国際社会に混乱を招いた犯人は誰なのか?

「トランプさえ退場すれば世界が正常に戻る」は幻想。国際社会に混乱を招いた犯人は誰なのか?かつてないほどに混乱し、分裂が深まる国際社会。その責をトランプ大統領一人に負わせる論調が大勢を占めていますが、果たしてそれは真実なのでしょうか。今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の「無敵の交渉・コミュニケーション術」』では元国連紛争調停官の島田久仁彦さんが、世界を「漂流状態」へと導いた要因を分析。その上で、さらなる大混乱に日本がどう備えるべきかを考察しています。※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/メルマガ原題:迷走する国際情勢 分裂の深まりと国際社会が抱く淡い期待「すべてをトランプの所業」とする姑息。分裂深まる国際社会が抱く淡い期待「トランプ大統領が政界から去れば、きっと国際情勢はまた“正常な状態”に戻るだろう」いろいろな機会に耳にする希望的観測ですが、果たしてどうでしょうか?「一方的に要求を突き付け、相手が抵抗したり、相手の対応が気に入らなければ関税措置に訴えて脅す」「平和の使者を標榜していたかと思うと、突如、圧倒的な軍事力を盾に強引な行動に出る」「トランプ大統...
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