世界各国の歴史

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2万7000年前の巨大建築!?世界最古のピラミッド インドネシア「グヌン・パダン遺跡」

現在、世界最古のピラミッドとされている、インドネシア西ジャワ州にある「グヌン・パダン(Gunung Padang)遺跡」の紹介です。 北米や中南米の古代遺跡について、このブログでも何回か紹介していますが、これに匹敵する遺跡が、インドネシアで発見され、研究が進んでいます。 米国の政治学者サミュエル・P・ハンティントンが1996年『文明の衝突』と言う本で「世界八大文明」という概念を提示しています。中華文明、ヒンドゥー文明、イスラム文明、日本文明、東方正教会文明、西欧文明、ラテンアメリカ文明、アフリカ文明 の八文明です。 近年、このような文明の概念区分に収まらないような文明史観、人類史観、歴史観、が提示され、大きく塗り替えられることになると思います。 2万7000年前の巨大建築!?世界最古のピラミッド「グヌン・パダン遺跡」 ピラミッドと聞けば、大半の人はエジプトを思い浮かべるでしょう。しかし実は、世界最古のピラミッドが存在するのはエジプトではありません。現在、最も古いピラミッドの筆頭とされるのは、インドネシア西ジャワ州にある「グヌン・パダン(Gunung Padang)遺跡」です。 インドネ...
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台湾で最も尊敬される日本人。命がけで東洋一のダムを作った男がいた

台湾で最も尊敬される日本人。命がけで東洋一のダムを作った男がいた image by: Wikimedia Commons 大正時代、台湾の人々の生活を豊かにしようと奮闘した日本人がいました。無料メルマガ『Japan on the Globe-国際派日本人養成講座』では、台湾に東洋一とも言われるダム建設をした日本人技師「八田與一(はった よいち)」の感動秘話が紹介されています。今も語り継がれる八田氏の人情味溢れる活躍ぶりは、台湾と日本の固い絆、そして日本人としての誇りを再確認させてくれます。 戦前の台湾で東洋一のダムを作った日本人 台湾南部の古都・台南市から東北にバスで1時間20分ほど行くと、台湾第2の烏山頭ダムに着く。湖畔にはホテルが建ち、満々と水をたたえた湖水にはボートも浮かぶ観光地になっている。 このダムを見下ろす北岸に、日本式の墓があり、「八田與一、外代樹之墓」と刻まれている。墓の前には作業着姿で腰を下ろし、片膝を立てた八田の銅像が建っている。墓も銅像も、このダムを造った八田與一を敬愛する地元農民が作ったものだ。 1996年、地元の農民たちと日本人が集まって、墓前で50回目の慰霊...
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歴史的・文化的価値は「計り知れない…」パナマの古代文明の遺跡で黄金の副葬品を収めた墓を発見

前回、メキシコのユカタン半島にあるツィバンチェ遺跡の記事をお伝えしました。 今回は、中米パナマのコクレ文明のエル・カーニョ遺跡の記事紹介です。同遺跡には、スペイン植民地時代前に栄えたコクレ文明の巨大墓地ネクロポリスがあります。ネクロポリスは紀元700年ごろ建造され、同1000年ごろ放棄されたと言われています。米サウスフロリダ大学によると、コクレ文明は紀元前200年から紀元1550年ごろまで同地に存在していたとされています。 中南米や北米には、今から1万年以上前から人類が住み、高度な文明を創造していた国が存在していたのではないでしょうか?おそらく、当時の列強国スペイン等が侵略し植民地化した時にそのほとんどを盗掘、破壊してしまって残っていない、見つからないと言うことのように思います。このような事実を踏まえた上で、人類史の見直しが迫られていると思います。 <この墓は地位の高い権力者だった30~40歳の成人男性のものと思われる> (イラストはイメージです) ECE design-Shutterstock 中米パナマの古代文明の遺跡で、黄金の副葬品を収めた墓が見つかった。歴史的・文化的価値は「計...
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ベールを脱ぐマヤ

現代の「人類史」を代表する「四大文明史観」が崩れつつあることは既にお伝えしています。今回は「メキシコのユカタン半島にあるツィバンチェ遺跡がLiDARというレーザー技術により、この都市が20平方キロにわたって広がっていたことが示された」という記事の紹介です。 マヤ文明だけではなく、北米や中南米の古代文明に関する新たな発見が続いており、今後はアフリカ大陸やアジアでも同様な知見が示されることが期待できます。 日本においても縄文文明が見直されており「人類史」全体が見直される時が近いと思います。 ベールを脱ぐマヤ 最新技術「LiDAR」の登場で謎が解き明かされようとしている 2024.02.29 メキシコのユカタン半島にあるツィバンチェ遺跡。空から見ただけでは実際の規模がわからないが、LiDARというレーザー技術により、この都市が20平方キロにわたって広がっていたことが示された。(PHOTOGRAPH BY RUBÉN SALGADO ESCUDERO) この記事は雑誌ナショナル ジオグラフィック日本版2024年3月号に掲載された特集です。定期購読者の方のみすべてお読みいただけます。 マヤの遺跡...
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海の武士道!戦時中に敵兵を救った「工藤俊作」の物語!

日本人の価値観、世界観は他国と比較して特殊なモノなのかも知れません。戦時中であっても、敵であっても、規範や秩序を重視し、他者にも思いを寄せることが出来る。 このような実例の記事を紹介します。 今回の記事は、偉人のお墓巡り特集です。 そして、長い記事ですが本当に日本人なら知っておくべき内容なので、最後まで読んでいただくようお願いいたします!!! やってきたのは、埼玉県川口市にある薬林寺というお寺。 恐らく地元の人しか知らないような寺だと思うこの寺に、多くの日本人に知ってほしいとある偉大な男が眠っています。 その男の名は、「工藤俊作」。 山形県の出身で、広島県の江田島にある海軍学校を卒業し、駆逐艦「雷(いかずち)」の船長になった方です。 私の家は神奈川県の川崎市ですが、工藤俊作のお墓参りをすべく、埼玉県の川口市までやって来ました。 そして、こちらが工藤のお墓。 先人として立派なことをして下さった工藤俊作に、祈りを捧げてきました。 では、工藤はどんなことを成し遂げたのか? それは、日本人の誰もが知らなかった、世界の海軍史の中でも歴史に残る感動の物語だったのです。 その物語を以下で紹介したいと...
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親日国の紹介 ブルネイ 統治時にブルネイの発展に力を注いだ

太平洋戦争時、日本が統治していた国、ブルネイの紹介です。日本の統治中は、現地の人々の生活の向上を重視して見事な統治を行いました。原油や天然ガス、ゴムなどの天然資源を開発し日本へ輸出すると共に地元のインフラ整備を実施しています。 搾取するだけの欧米諸国と現地と共に発展を目指す日本、現在親日国が多いと言われる所以が良くわかります。 親日国ブルネイ ブルネイは、石油や天然ガスなどの資源が豊富で、東南アジアではシンガポールの次にGNPが高い国です。 資源のうちの約四割の輸出先が日本であるというつながりがまずあります。 第二次世界大戦でアメリカから石油などの輸出禁止措置を受けた日本は、それまでブルネイを支配していたイギリス軍に勝って追い出し、日本国ブルネイ県として、木村強という人を県知事として送りました。 木村知事は、石油を確保することだけを考えるのではなく、典型的な日本人のスタイルである、現地の人々の生活の向上を重視して見事な統治を行いました。 天然資源をイギリスのようにただ単に自国に持っていくのではなく、その利益は現地のインフラ整備などに振り向けました。 原生するゴムの木にも着目、ゴム製造工...
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親日国の紹介 ポーランド シベリアのポーランド人孤児救出

戦争という究極の状況で人間の本質が出るのかも知れません。欧州のポーランドは、第一次世界大戦時も第二次世界大戦時も悲惨な体験をした国です。そのポーランドと日本との関係を紹介する記事です。 親日国ポーランド ポーランドは、実は驚くほど親日的だった。剣道など日本の武道がブームで、ポーランドきっての名門ワルシャワ大学の人気学科は、日本学科。その倍率は30倍を超える。大学生は日本語がペラペラ、日本人顔負けの俳句を詠んでいた。さらに学生の家を訪ねると、食事は白いご飯に冷凍餃子、スーパーでは日清や味の素の即席麺が大人気で、食品メーカーの進出ラッシュだという。(ライター:okei)1920年、孤児を助けた体験が語り継がれる。 第一次世界大戦後、ロシア革命の内戦中、多くのポーランド人はシベリアに抑留されていた。極寒の地で次々と命を落とす中、ポーランドは両親を失った子どもたちだけでも救おうと、救命嘆願書をアメリカやイギリスへ助けを求める手紙を出した(詳細はこのページの下部にあります)。 しかし返事は来ず、唯一返事をしたのが日本だった。そして1920年から22年にかけて計5回、765人の孤児たちが船で日本へ...
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親日国の紹介 世界で最も親日度が高い国 パラオ

日本人が本来持っている「肯定性」や「規範性」「秩序性」「他者を想う心」「世界観」は特筆すべきモノがあります。親日国の一つ「パラオ」の紹介です。この中から「日本人」を読み解けると思います。このような「歴史的事実」こそ教育の中に盛り込むべきでしょうね。 親日国パラオ 1885年、約200の島々からなるパラオはスペインの植民地となり、圧政と虐殺、天然痘などによって、約6万人いた人口は10分の1の約6千人まで激減しました。 人口の90%が亡くなってしまったのです。いかにひどい植民地政策が行われたかが想像できます。 1899年にはドイツに売却されましたが、ドイツも搾取と略奪を続けました。教育を与えず、インフラ整備も一切行わずに搾取するだけの統治でした。 そして第一次世界大戦で戦勝国のひとつとなった日本は、1919年(大正8年)に、ドイツ講和条約(ヴェルサイユ条約)が結ばれることによって、パラオを含むドイツ領南洋諸島の委任統治権を得えました。 第一次世界大戦と第二次世界大戦の間、数万人の日本人がパラオに移り住み、公立学校や医療施設を建設すると同時に稲作やパイナップルの生産を行ないました。 パラオの...
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イスラエル・パレスチナ問題ーシオニズム

イスラエル・パレスチナ問題の記事の続きです。今回はシオニズムという、理念・思想・運動に焦点を当てて、リンク先の記事で整理したいと思います。シオニズムは、イズラエル・パレスチナ問題の底流にある思想です。 但し、シオニズムとユダヤ教やその律法、イスラエルという国家、現在の政府・政権との関係は複雑です。最後に参考として、シオニズムに対するX(Twitter)のポストを掲載します。 シオニズム 19世紀末にヨーロッパのユダヤ人の中に高まってきたユダヤ人国家建設運動。現在のイスラエルの建国の理念であり、パレスチナ問題の底流にある。  シオンはパレスチナの古名であり、ユダヤ人の故郷とされている。彼らがローマ時代に離散(ディアスポラ)し、世界中に拡散して暮らすようになったため、19世紀にそれまでの被抑圧民族の中に民族国家の建設を目指す運動(ナショナリズム)が高揚する中にあって、ユダヤ人はその基盤を持てないでいた。ユダヤ人はすでに人種的なアイデンティティはなくなっており、厳密にはユダヤ教徒という共通性のある人々という面が強くなっていたが、中世以来のヨーロッパのキリスト教世界においては、ユダヤ教から改宗...
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イスラエル・パレスチナ問題ーパレスチナ

イスラエル・パレスチナ問題の記事の続きです。今回は現代のパレスチナという地域、国に焦点を当てて、リンク先の記事で整理したいと思います。パレスチナはその中心地に、ユダヤ教、キリスト教、イスラーム教という三大宗教の聖地で中東の重要な歴史的都市である、イェルサレムがあります。イスラエル・パレスチナ問題はこのイェルサレムを巡る対立という構図ですが、地域全体が歴史的に複雑な状況にあります。今回の紛争をパレスチナの歴史と現在の状況、国際状況を見ていく必要があります。 パレスチナ 西アジアの東地中海海岸一帯を指す地域名。その中心部をイスラエルが占拠し、多数のパレスチナ難民が発生、現代の最も深刻な対立の場となっている。 パレスチナとは  パレスチナは地中海の東岸一帯で、古くはレヴァントとも言われた、シリアの南部一帯をいう。かつてはユダヤ人(ヘブライ人)がイスラエル王国を造っていたが、前1世紀にローマ帝国領となりユダヤ人は離散し、その後、この地はイスラーム化してアラブ系住民が居住するようになった。現在はイスラエルの領土となったため、アラブ系のパレスチナ人は難民化し、パレスチナ問題が起こった。 中東の一角...
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イスラエル・パレスチナ問題ーイスラエル

前記事の続きです。現代のイスラエルという国に焦点を当てて、リンク先の記事で整理したいと思います。この国の建国は歴史的に複雑な状況にあったことは前記事通りですが、建国以降も中近東の対立、紛争の中心、火種であり続けています。今回の紛争を読みとくには、イズラエル国内の状況と国際状況の両面を見ていく必要があるので、もう少し子にテーマを続けたいと思います。 イスラエル 1948年5月、国際連合のパレスチナ分割決議に従って建国を宣言したユダヤ人国家。反発したアラブ連盟との間でその後四次にわたる中東戦争を戦い、領域を拡大しているが、対立はさらに激化している。 (1)建国とパレスチナ戦争 イスラエルの建国  パレスチナの地にヨーロッパ各地から移住してきたユダヤ人が、アラブ人との対立を深めパレスチナ問題が深刻になると、第一次世界大戦以来この地を委任統治していたイギリスがその期間満了を機に国際連合に解決を一任した。 その結果、1947年の国際連合総会において、パレスチナ分割案勧告決議が成立した。それは、パレスチナの地を二分するが、両者の区域が混在する複雑な区分であった。ユダヤ人はそれを受け入れて、1948...
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イスラエル・パレスチナ問題

50年以上続くイスラエルとパレスチナの紛争が2023年に新しい局面を迎えています。2023年11月7日に中東のパレスチナ自治区・ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスが、イスラエルに対して数千発のロケット弾を発射するとともに、ハマスを含むパレスチナ側の戦闘員が初めての越境攻撃をおこなって人質を拘束した。これに対して、イスラエル政府も宣戦布告し、両国は交戦状態に入った。2024年1月段階でもこの紛争は停戦、停戦の道筋が見えていない。 この問題は私達一般の日本人からは非常に見えにくい。日本のマスコミからはバイアスのかかった情報、報道しかなく、事実が全く見えてこないですね。 この問題を考えるには、やはり歴史的な背景をしっかり掴みながら、事実を追求したいと思います。以下、リンク先の記事を紹介します。 イスラエル・パレスチナ問題 イスラエル、パレスチナ問題について、よくニュースなどでは耳にしますが、いったいなぜこんな事態になってしまったのでしょう。歴史の観点から当ホームページも少し詳しく説明していきますね。  実は、この問題を知るにはかなり昔にまで遡る必要があるんです。  どれくらい昔かって?...
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プマプンク遺跡――失われたオーバーテクノロジー

現在のボリビアに約1万5千年前に実在した、プマプンク遺跡の記事を紹介します。 とにかく、プマプンクは規格外だ。ヨーロッパの人間が拾ってきた石を直列に並べたり、円状に並べたりして、やいのやいの喜んでいるその1万年前には緻密な設計をなされたプマプンクが建てられたことになる。そんなこと、あり得ない。石器時代にどうすればこのような遺跡を造れるというのか。 人類の歴史は全く解明できていないようですね。事実を元にした人類史の解明を期待したいですね。 2017.09.282015.04.11 驚くスペイン人征服者に原住民は笑って言った。作ったのは我々じゃない、ここは我々が来るより遙か昔に建てられのだ――と。ここは巨人がラッパの音を使って一晩で作ったのだ――と。学者も言う。「確かに1万5千年前、ギザのピラミッドより1万年以上古い、最終氷期、後期石器時代。だが……あり得ない」超古代テクノロジーの証が残る場所、そこは天空の廃墟プマプンク。 プマプンク遺跡――失われたオーバーテクノロジー 神は積み木遊びをするか 南米はチチカカ湖。標高は富士山の頂上より高い3890メートルに位置し、天空の湖と呼ばれる神秘の湖...
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ペルーの古代太陽観測所

南北アメリカ大陸の古代史を調べると驚くことばかりです。その一つ、アメリカ大陸で最も古い太陽観測所として知られるペルーのチャンキーヨ遺跡の記事を紹介します。巨大なピラミッドを建て、巨大な石像を彫り、複雑な社会を築いた謎の高度文明の遺物です。 人類の創造的才能の傑作と呼ばれるチャンキーヨ遺跡 ペルー、アンカシュ州チャンキーヨの”13の塔”。チャンキーヨの要塞(砂漠の中の隣の丘の上)から撮影 アメリカ大陸で最も古い太陽観測所として知られるペルーのチャンキーヨ遺跡は、2021年に世界遺産として登録されています。ウィキによると「チャンキーヨ(チャンキロ)は、ペルー共和国アンカシュ県のカスマ・セチン盆地の沿岸砂丘で見つけられた古代建築物である。遺跡には、丘の頂上の砦、近くにある太陽観測のための13基の塔、住居跡と広場があり、塔は紀元前4世紀ころに建てられたものと考えられている。2008年現在、この地で生み出された文明はまだ解明されていない。遺跡は、約4平方キロメートルの面積に広がる要塞化された寺として解釈されている」この遺跡が作られた当時の気候が現在と同じようなものだったのかは疑問ですが、太陽暦の...
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ホピ族の祖先が築いた驚くべき建造物と創造伝説

現存するネイティブ・アメリカンの祖先は、少なくとも15,000年前、あるいはもっと前に現在のアメリカ合衆国に到着したと考えられています。アメリカ原住民の一般的なイメージは、原始的な狩猟採集文化ですが、ルイジアナ州北部のポバティーポイントで発見された新しい考古学的発見は、アメリカ最初の文明について、まったく異なるイメージを描き出しています。これらの巨大な建築物は、時の試練に耐えるように設計されており、3000年もの間、破損や大きな浸食もなく生き延びています。また、古代の天文暦で世界的に有名なのは、イギリスのストーンヘンジですが、それに比べると、ポバティーポイント遺跡は約13倍も大きいのです。エジプトの大ピラミッドより低いですが、より巨大です。 これらの発見は、ホピ族の祖先が築いた驚くべき建造物、彼らの創造伝説、そして地下墓地や都市が隠されている可能性につながっている。 アメリカ最初の文明の姿を大きく変える考古学的発見 2014年、世界遺産に登録されたポバティーポイント。ウィキによると「Poverty Pointサイトには、北アメリカのアルカイック後期に紀元前 1700 年から 1100 ...
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日本のマスメディアが「捏造・再生産」してきた「古代アメリカ文明の謎と神秘」

日本における古代アメリカ文明は「謎と神秘」というイメージが先行してきた。多くの人が、「宇宙人がナスカの地上絵を描いた」「マヤ人の人類滅亡の預言」などの不思議な都市伝説を聞いたことがあるだろう。 しかし、こうした都市伝説の多くは商業主義的な利益を優先するマスメディアが「捏造」したものだった。 【※本記事は、青山和夫編『古代アメリカ文明  マヤ・アステカ・ナスカ・インカの実像』(12月14日発売)から抜粋・編集したものです。】 「宇宙人起源説」や「人類滅亡の預言」の信ぴょう性 私たちは、古代アメリカ文明の大きな恩恵を受けている。(参照記事:「数千年をかけて「100種類以上の野生植物を栽培化」…「古代アメリカ文明」がもたらした「食文化革命」」「ビール、ちくわ、体格改善、温暖化防止…「古代アメリカ先住民の贈り物」のすごすぎる活躍」) それにもかかわらず、古代アメリカ文明は、「謎・神秘の古代文明」というイメージが先行して、実像が紹介されることは少ない。商業主義的な利益を優先するマスメディアが、謎、不思議、神秘をおもしろおかしく強調して、歪められた謎と神秘の古代アメリカ文明観を捏造・再生産しつづけ...
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なぜ日本人は「古代アメリカの謎と神秘の都市伝説」ネタが好きなのか…その「意外な理由」

「マヤ」や「インカ」の名前を聞いたことがある人は多いだろう。だが、その「実像」をくわしく知っている人はどのくらいいるだろうか。 日本における古代アメリカ文明の取り上げられかたは、テレビなどのマスメディアで巨大な神殿や都市の遺跡に謎や神秘を見出すものが多い。 その偏った観点の背景には、じつは中学・高校の歴史教科書の存在があった。 【※本記事は、青山和夫編『古代アメリカ文明  マヤ・アステカ・ナスカ・インカの実像』(12月14日発売)から抜粋・編集したものです。】 日本の歴史教科書の「偏り」 歴史はしばしば勝者によって書かれ、書き換えられるといわれる。 スペイン人という「勝者」の侵略・植民地化によって「敗者」となった古代アメリカの二大一次文明は歴史の表舞台から消され、後世に及ぼす影響が過小評価されてきた。 19世紀に欧米の探検家たちが、すでに廃墟と化していたメソアメリカやアンデスの諸遺跡を再発見した。300年にわたる植民地支配によって、多くの先住民は社会の最底辺に置かれていた。大部分の探検家は、貧困に苦しむ先住民の先祖が巨大な神殿ピラミッドや都市を築いたとは想像さえできなかった。 「宇宙人...
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ビール、ちくわ、体格改善、温暖化防止…「古代アメリカ先住民の贈り物」のすごすぎる活躍

古代アメリカ原住民は100種類以上の野生植物を栽培化・改良しました。その努力の賜物は、コロンブスのアメリカ大陸上陸によって世界に広がり、今も私たちの生活に大きな恩恵をもたらしています。 中でもトウモロコシの活躍は「食」にとどまりません。 【※本記事は、青山和夫編『古代アメリカ文明  マヤ・アステカ・ナスカ・インカの実像』(12月14日発売)から抜粋・編集したものです。】 私たちの「体格」を大きく改善 私たちの生活と深く関わっている例として、トウモロコシを見てみよう。 トウモロコシは、小麦、米とともに世界三大穀物を構成し、世界の穀物生産の一位を占める。それはメソアメリカだけでなく、東南アフリカ諸国の主食になっており、世界各地で広く食されている。 トウモロコシの強みは、水田のような手間がかからないことである。平地だけでなく傾斜地でも栽培でき、森を焼いて種を蒔くだけで高い生産性が望める。 栄養面では炭水化物だけでなく、リノール酸、食物繊維、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンEなどのビタミン群、カルシウムやマグネシウムなどをバランスよく豊富に含んでいる。 焼きトウモロコシやポップコーン、コー...
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数千年をかけて「100種類以上の野生植物を栽培化」…「古代アメリカ文明」がもたらした「食文化革命」

古代アメリカの栽培植物は、コロンブスがアメリカ大陸を「発見」したことで、世界の食文化に革命を起こしました。 現代に生きる私たちの食生活も、古代アメリカ文明の大きな恩恵を受けています。 【※本記事は、青山和夫編『古代アメリカ文明  マヤ・アステカ・ナスカ・インカの実像』(12月14日発売)から抜粋・編集したものです。】 数千年にわたり100種類以上の野生植物を栽培化 古代アメリカ文明は、栽培植物という生活基盤から世界の歴史を変えたという点で、今日の私たちの社会や世界観にまで多大な影響を与えている。 私たちは、古代アメリカ文明の大きな恩恵を受けて生活してきた。コロンブスによるアメリカ大陸のカッコつきの「発見」が、世界の食文化革命を引き起こしたからである。 先住民の「贈り物」が旧大陸の人々を救った アメリカ大陸の先住民は、前8000年頃から100種類以上の野生植物を栽培化・改良した。これは数千年にわたる先住民の努力の賜物であり、世界各地の社会の発展に大きく貢献した。アメリカ大陸原産の栽培植物は、世界の栽培種のじつに6割を占める。 ヨーロッパ人が略奪し尽くした先住民の「贈り物」が、結果的に旧大...
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日本人はこれまで「古代アメリカ文明」を知らなさすぎた…「マヤ、アステカ、ナスカ、インカ」を一冊で説明する「初の新書」が明らかにした「意外な文明観」

「古代アメリカ文明」は日本の歴史教科書において質量ともに不十分に扱われてきた。 しかし、古代アメリカ文明を構成するメソアメリカ文明とアンデス文明は、世界で4つしか誕生しなかった「一次文明」(もともと文明がないところに独自に生まれた文明)の2つを構成する。つまり、古代アメリカ文明は、人類の文明の起源と形成を知るうえでたいへん重要な位置を占めるのだ。 そのように重要にもかかわらず多くの日本人がよくわかっていなかったメソアメリカ文明とアンデス文明を一冊にまとめた初の新書、青山和夫編『古代アメリカ文明  マヤ・アステカ・ナスカ・インカの実像』がこのたび刊行される。 最新の研究の成果をもとにそれぞれの専門家が文明の「実像」をわかりやすくまとめたという本書では、具体的にどのようなことが書かれているのか。編・著者の青山和夫氏が本書を紹介してくれた。 【※本記事は、青山和夫編『古代アメリカ文明  マヤ・アステカ・ナスカ・インカの実像』(12月14日発売)から抜粋・編集したものです。】 「文明は大河流域に生まれる」説は間違い 本書の目的は、古代アメリカのメソアメリカ文明とアンデス文明を一緒に解説する日本...