2024-06

現代の米国

米民主党でバイデン下ろしの内乱

7月11日には、口止め料裁判で有罪にされたトランプの量刑が発表される。トランプが何か月か投獄されることになると、次回9月の討論会が行えなくなる。バイデンは9月の討論会もやる気だ。バイデン下ろしの画策者たちは、8月の民主党大会でニューサムなどバイデン以外の候補に替え、9月の討論会をトランプと新候補の間でやらせ、民主党側の勝ちを喧伝したい。どちらにしても、トランプが収監されずシャバにいることが必要だ。それなら、トランプは収監されないのか??。予測を書くと、外れて妄想になるので書かないでおく。実は、独創する妄想(というより分析、洞察)こそ、私(や人類全体)の生命力の楽しい源泉なのですが。 米民主党でバイデン下ろしの内乱 2024年6月29日   田中 宇 今年11月の米大統領選挙に向けたバイデンとトランプの討論会が6月27日に行われた。バイデンは認知症が悪化しているが、米民主党とそれに加担するマスコミ権威筋は、バイデンの認知症を全力で隠してきた。バイデンが討論会に出ると、隠蔽している認知症が米国民にバレてしまいかねない。その懸念は事前に十分強かった。だがその一方で、トランプの人気はどんどん高...
日本の歴史

100年前の日本…発見された100年前の日本の写真が美しすぎる…

カラー写真のいくつかはデジタル処理で色づけされたものですが、いずれにせよ日本は美しい国なんだと改めて感じます。みなさんのおじいちゃん、おばあちゃんが生まれた時代は、こんな感じだったのですね… 100年前の日本…発見された100年前の日本の写真が美しすぎる… 100年前の日本…発見された100年前の日本の写真が美しすぎる… 発見された100年前の日本の写真 たった100年前の日本なのにそこには言い得ぬ「美しい国」があった。 イギリスのオークションにかけられた100年前の日本の写真。明治時代の写真家、玉村康三郎がアメリカの出版社の依頼で撮影された作品は外国人のみならず、日本人の目にも新鮮。 当時の生活の様子も垣間見られる美しい写真を紹介します。 ヤマトナデシコたち 女性のポーズがしなやか。 このような日本人女性は一体どこへ行ってしまったのか。外国人にとってヤマトナデシコのイメージってこんな感じかもしれませんね。 風景 まるで絵画のようですね。景色そのものが、現代にはない美しさ。 浮世絵の風景に出てきそうですね。 京都鴨川(1880年代) 京都嵐山(1880年代) 道頓堀 銀座新橋 箱根 人...
日本の技術

「宙吊りにするのが一番いいんです」…超高層建築に「ことごとく活かされている」古代日本の超技術

法隆寺などの古刹が創建以来、何度か解体を含む修理を経て今日に至っていることからもわかるように、木組みを主として構築される木造建造物は、解体・修理が可能である。そして、腐朽した部材の交換によって、新たな命が吹き込まれる。 しかし、近年の鉄筋コンクリートの建造物は、一度建てたら破壊されるまで、解体・修理などは不可能だ。古代日本の匠の智慧と経験によって実現した五重塔に代表される木造建築は、いわば永遠の命を吹き込まれた永続的な建造物なのである。 近年、人間の経済活動や社会活動の持続可能性を重視する「SDGs: Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」という概念が流行しているが、古代日本の匠たちは、1000年以上も前からそのような考え方に立脚していた。その思想の根幹をなす日本の文化・文明の本質が、「自然との永続的な調和」を志向する姿勢にあったからである。 「宙吊りにするのが一番いいんです」…超高層建築に「ことごとく活かされている」古代日本の超技術 「宙吊りにするのが一番いいんです」 前回までに繰り返し述べたように、五重塔が地震や大風で倒壊しないのは、歴史...
日本の技術

驚愕…! 五重塔の大黒柱は「地面から浮いていた」…だから、大地震でも「倒れない」奈良時代から培われた「超」技術

大正10(1921)年、6基の五重塔について震動測定実験を行った東京帝国大学地震学教室の大森房吉教授は、「五重塔を倒すほどの地震は存在しない」と報告している 塔の中心を太い心柱が貫いているが、この心柱の直接的な役割は相輪(塔の先端部)を支えることであり、塔そのものの構造とは無関係である。つまり、最も太い柱であるにもかかわらず、心柱は塔の荷重を支えることにはまったく貢献していない。なにしろ、宙吊りの心柱もあるくらいなのである(宙吊りでは、塔の荷重を支えるのは不可能でる!)。 心柱のほかに、五重塔の構造の大きな特徴として、各重を貫く「通し柱」が一本もないことがある。つまり、五重塔は鉛筆のキャップあるいは帽子が5個積み重なったような「キャップ構造」になっているのだ。 驚愕…! 五重塔の大黒柱は「地面から浮いていた」…だから、大地震でも「倒れない」奈良時代から培われた「超」技術 無惨な姿に…それでも倒れなかった 前回の記事で、数百に及ぶ木塔が破壊された歴史がある中、「地震によって倒壊した例」がほとんど皆無であるということを述べた。地震国の日本にあって、木造の高層建築物である木塔が地震に倒された...
日本の技術

ギネス公認「世界一高いスカイツリー」…じつは、「6世紀以来の日本技術」で建てられている、という驚きの事実

東京スカイツリーには、足元からてっぺんまで日本企業の最先端技術の粋が集められている。 東京スカイツリーには、塔のど真ん中に鉄筋コンクリート製、高さ375メートルの“心柱(しんばしら)”を挿入した「世界初」の制振システムが使われている(図「東京スカイツリーの制振機構“心柱”」)。この心柱の下3分の1はツリー本体に固定され、上3分の2がツリー本体とは分離しており、地震や強風で本体が揺れる際に、本体とは異なる動きをして、結果的にツリー全体の揺れを抑えるはたらきを果たす。 ところで、数百に及ぶ木塔が破壊された歴史がある中で、日本で多発する“ある災害”によって倒れた例は非常に少ないのだという。 その災害とは、「地震」である。「木塔が地震によって倒壊した例」がほとんど皆無なのである。 ギネス公認「世界一高いスカイツリー」…じつは、「6世紀以来の日本技術」で建てられている、という驚きの事実 東京スカイツリーに生きる「古代の心」 2012年5月22日、電波塔・東京スカイツリー(東京・墨田区)が、着工以来およそ4年を経て開業した。高層建築物としては、アラブ首長国連邦のドバイにそびえ立つ828メートルの「...
現代の世界各国

【米大統領選テレビ討論のウラ】「もしトラ」と「もしバイ」でウクライナ戦争は大違い!

2024年6月27日、米国大統領討論会が行われました。全編を見たわけではありませんが、バイデン現大統領の様子は本当に酷かったですね。これは、バイデン降ろしの為に民主党が仕組んだ?とも思えます。しかし、傀儡とは言え、この方が米国を統合し、世界に多大な影響を与えている、核兵器の発射ボタンを管理している、と思うと本当に恐ろしいですね! 以下にその概要を伝える動画を紹介します。 更に、米国大統領選の結果次第で、ウクライナ戦争がどうなるかを考察した記事を紹介します。 主要なマスメディアはウクライナ戦争の「現実」を無視し、バイデン政権にとって好都合の情報しか基本的に流さない。彼らはバイデン支持だからである。つまり、情報統制のもとで、多くの人々は騙された状態に置かれている。これでも民主主義なのかと思わせるほど、マニピュレーション(情報操作)が仕組まれていると指摘せざるをえない状況にあるのだ。 他方で、「現実」を知る者にとっては、ウクライナ戦争を継続する大義を見出すのは難しい。戦争をつづけても、消耗戦になるだけだとすれば、停戦し、和平の維持をめざすのが筋だろう。犬死を減らし、将来ある人々を守るためには...
現代の世界各国

悪魔崇拝は陰謀論ではない

日本人にとって、宗教、特に一神教の論理はピンとこないですね。まして、悪魔崇拝のような価値観は想像すら出来にくいです。 しかし、以下の記事のように実際これを心の底から信じている人達がいます。このような事実も知っておく必要があると思います。 最近クリミアで多くの民間人が犠牲になりました。何故こんな酷いことができるのでしょうか?普通の人の感覚ならできません。クラスター爆弾は残酷な武器であるため使用禁止とされている。 悪魔崇拝は陰謀論ではない リメイク 最近クリミアで多くの民間人が犠牲になりました。何故こんな酷いことができるのでしょうか?普通の人の感覚ならできません。クラスター爆弾は残酷な武器であるため使用禁止とされている。 久しぶりに過去記事を見ましたがリンク先がことごとく削除されていました。見づらいので整理して再UPします。以下は悪魔崇拝は陰謀論ではない 2022-10-08 23:16:21 のリメイクです ---------------------------------- 悪魔崇拝は陰謀論ではない=つまり現実に存在する プーチンが演説で触れていた悪魔崇拝。今回はちょっとそこを深く切り...
現代の日本

新検事総長・畝本直美氏、女性初起用で注目も…自民党裏金事件では検察ナンバー2 「露骨なごほうび人事」「巨悪を助けて出世コース」の声

「裏金議員たちを不起訴にした見返り、おめでとうございます。これからも政府のためのお仕事頑張ってください」「女性なら誰でもいいって訳じゃない。官房長官が『適性がある』って会見で言ったが、そりゃ裏金議員を見逃してくれたんだから、自民党にとってはたまらない人材だわな」などと皮肉る書き込みも目立った。 新検事総長・畝本直美氏、女性初起用で注目も…自民党裏金事件では検察ナンバー2 「露骨なごほうび人事」「巨悪を助けて出世コース」の声 政府が28日の閣議で、検察トップの検事総長に畝本直美東京高検検事長(61)を充てる人事を決めた。女性初の総長起用にクローズアップした各社報道が目立ったが、ネット上では検察ナンバー2として自民党派閥の裏金事件を指揮した点に着目し、「露骨なごほうび人事」「巨悪を助けて出世コース これじゃ裏金議員不起訴にするよな」などと非難する声があふれた。  畝本氏は千葉市出身で1988年に任官。法務省勤務が比較的長く、法務省保護局長や最高検公判部長、広島高検検事長などを歴任。2023年1月に東京高検検事長に就任した。  自民党裏金事件をめぐっては、派閥幹部の立件は見送られるなど、真相...
現代の世界各国

ウィキリークスの今後

ウィキリークスの今後 2024年6月28日   田中 宇 機密情報を暴露するウィキリークスの創立者で、米政府から機密漏洩の罪で訴追され、英国で投獄されていた豪州国籍のジュリアン・アサンジが6月26日、米政府との司法取引により刑期満了で釈放され、14年ぶりに自由の身になって豪州に帰国した。豪州の労働党政権が米国に釈放を求めて交渉してきたのが実った。豪政府が動かなければ、アサンジは英国から米国に送致され、終身刑にされていただろう。豪州が釈放を強く求めたため、米国は司法取引を認めた。("Julian Is Free!" Assange Released After 'Time Served' Plea Deal With DOJ, Departs For Home)司法取引に沿って、アサンジは英国でいったん釈放され、匿名の支持者が出費した自家用ジェット機で豪州に近い米国領サイパン島に移動して米裁判所に出頭した。米裁判所はアサンジを機密漏洩で有罪にしたものの、刑期は英国ですでに満了している5年間と定めた。アサンジは有罪だが収監されず自由の身になり、その日のうちに豪州に帰国した。(Julian ...
日本の文化

「オモウマい店」がその象徴。見返りを期待しない“贈与経済”がすべての人を幸せにする

「オモウマい店」がその象徴。見返りを期待しない“贈与経済”がすべての人を幸せにする 昨今あらゆるシーンで声高に叫ばれる「生産性向上」の重要性。しかしそれだけで人は幸せになることができるのでしょうか。今回のメルマガ『j-fashion journal』ではファッションビジネスコンサルタントの坂口昌章さんが、原価割れしようとも客に過剰とも言えるサービスを提供する「オモウマい店」を例に挙げ、「贈与経済」について解説。なぜ「オモウマい店」の店主たちから愉しみが伝わってくるのかについて考察するとともに、見返りを期待しない贈与経済の長所を説いています。 贈与経済による豊かさと幸せ 1.義理と人情と贈与経済 贈与経済とは、見返りを求めない贈り物による経済活動だ。 通常の経済は、商品やサービスを貨幣と交換することにより成立している。資本主義経済は、産業革命によって確立したと言われている。産業革命は工場や設備投資、多くの労働者が必要であり、それらを確保するには多くの資本が必要だった。そこから、多くの人から投資を集め、利益を投資に応じて配分するという仕組みが出来上がった。資本を必要とするビジネスにおいて、...
日本の文化

世界中が驚愕。街を清潔に保ち「安心安全」を実現させる親切な国ニッポンへ移住したがる外国人たち

今後、世界は日本の潔癖さを発見し、日本は世界の猥雑さを発見するだろう。実現不可能だと思っていた清潔さを日本は実現した。徹底してルールを守れば、電車は時刻通りに運行できることも証明した。みんなが他人の気持ちを尊重すれば、人々は正義を守り親切になることも示してみせた。これは、世界にとって新たな時代の幕開けだ。 そして、日本ほど潔癖ではなく、完璧でなくても、世界では普通であることを知った。街が少しだけ汚れ、電車が5分程度遅れても、多少品質にバラツキがあっても生活には困らない。少しだけ規律を緩めることで、我々はもっと幸せになれるのではないか。そんな可能性を見出すべきではないのか。 世界と日本がミックスされることで、世界も日本も良くなるかもしれない。日本に移民が増えるならば、互いが分断されるのではなく、融合することを目指すべきではないか。 日本は島国でおり、太古の昔より何度も渡来人が移民してきた。人々とともに神様も渡来し、八百万の神々に加わった。日本はそれが可能な国なのだ。他国の人々を受け入れるには、ある種の寛容さが必要である。清濁併せのむ柔軟性。それは、ある種の猥雑性を認めることに他ならない。...
現代の世界各国

ジュリアン・アサンジ:ついに自由になったが、ジャーナリズム活動の罪で有罪

オーストラリアは、情報も含めて覇権国の従属国であり、民間人を保護する能力はゼロ以下です。 英国からオーストラリアへの移住は、自由が付いていても、厳密にはアップグレードとは言えないかもしれない。本当のアップグレードは、真の主権国家への移住だろう。ロシアのように。しかし、ジュリアンはオーストラリアを旅行して出国するには米国の許可が必要だ。モスクワは必然的に制裁対象となり、立ち入り禁止の目的地となる。 ジュリアンがウィキリークスの指揮官に復帰することはほぼ間違いないだろう。私たちが話している間にも、内部告発者たちが列をなして、公式文書に裏付けられた自分たちの話を語ろうとしているかもしれない。 しかし、冷酷で全能の米国諜報機関は、帝国の犯罪をあえて暴露する者を、どこであっても、誰であれ、容赦なく、捕虜も取らずに罰するだろうという、厳しく不吉なメッセージは、集合的無意識に完全に刻み込まれている。新たな世界的叙事詩が今始まる。犯罪化されたジャーナリズムとの戦いだ。 ジュリアン・アサンジ:ついに自由になったが、ジャーナリズム活動の罪で有罪 冷酷かつ全能の米国諜報機関は、帝国の犯罪をあえて暴露する者を...
現代の世界各国

東南アジアがBRICSに軸足を移すのには理由がある

最近、マレーシアはブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカに加わるという野望を詳しく述べた。タイとベトナムも東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国の中で同様の関心を示している。 インドネシアでは、アルゼンチン、エジプト、エチオピア、イラン、アラブ首長国連邦、サウジアラビアなどの「グローバル・サウス」諸国がこの急成長中の政府間組織への加盟を競うのは当然だという認識が広まりつつある。 現在、BRICS+諸国は世界人口の半分を占め、貿易の5分の2を占めており、主要なエネルギー生産国と輸入国も含まれています。BRICS+諸国はまた、中国とインドが主導し、世界の石油輸入の38%を占めています。 「BRICS+諸国にさらに多くの大きな新興市場が加わるにつれ、このグループによって南半球諸国は世界情勢においてより大きな発言力を獲得し、既存の制度の支配に挑戦する可能性がある」とボストン・コンサルティング・グループのアナリスト、ダニエル・アゼベド氏は言う。 東南アジアがBRICSに軸足を移すのには理由がある ASEAN諸国は、資金へのアクセスとワシントンの影響から独立した政治運動に魅了されている。 BR...
現代のロシア

ロシア銀行筋は「米国の制裁はロシア経済の死をもたらすだろう – 死ぬのはロシアだけではない」と語る

戦争を回避するためのロシアの数々の外交努力は今も続いている。NATOが支配しているのは米国であり、米国の指示に反対したり拒否したりする国はどこにもない。米国は問題の主たる原因であり、現在、ロシアの経済を破壊しているのは米国だ。 それで、ロシア軍の情報筋が私に「ロシア経済が実際に破壊される事態に直面した場合、ロシアはそれを実行している国家を殺害する以外に選択肢はないだろう。我々はまさにそれを実行する「能力が十分にある」と言ったとき、あなたはどの国がロシアに「殺される」必要があると思いますか? 緊急:ロシア銀行筋は「米国の制裁はロシア経済の死をもたらすだろう - 死ぬのはロシアだけではない」と語る ハル・ターナー世界2024年6月26日ヒット数: 16052 ロシア銀行の情報筋によると、西側諸国による新たな制裁の波により、ロシアにとって「友好的」でありみなされる国々を通じた銀行決済が停止され、ロシア経済の死につながる可能性があるという。情報筋はまた、「ロシアだけが死にゆく国ではないだろう...」とも述べている。 ロシア銀行の第一副代表ウラジミール・チスチュキン氏は、米国は、ロシアとの通常の...
現代のロシア

BRICS+都市がカザンで団結、協力の新時代を告げる・・・日本の立ち位置を考える

BRICSは国家間だけではなく、世界中の都市間でも団結を進めています。この動向は、プーチン大統領が以前から提唱している「世界の多極化・民族自決・各国の自立」が基盤にあり、国家の中でも各都市、地域の自立を促すモノのように思っています。 このような状況の中で日本は以下のような姿勢を示しています。これは愚の骨頂であり、世界の潮流から取り残されかねません。日本は事実を直視し、国家としての立ち位置を見直し、矜持を保つ必要がありますね。 ペペ・エスコバル:BRICS+都市がカザンで団結、協力の新時代を告げる © スプートニク / アレクサンドル・クリャジェフ/ カザン市長イルスル・メトシン氏のこのアイデアは、シンプルであると同時に非常に革命的だった。来年10月にカザンで最初のBRICS+サミットが開催されるBRICSのロシア議長国としての年を利用して、BRICS+都市を統合する新しい協会を設立するのはどうだろうか? メトシン市長は「都市間の水平的なつながりの発展」の大ファンだ。 カザンの自治体間協力の経験はすでに四半世紀以上にわたり、世界各地で活動しており、71の都市と姉妹都市関係の協定を結んでい...
現代の世界各国

目くらましでヒズボラと戦争するイスラエル

イスラエルがヒズボラと戦争する主な理由は、米国(米欧)からの支持・支援を継続するためだ。パレスチナ抹消から世界の目をそらす目くらまし策でもある。米欧は2国式のパレスチナ国家創設を支持しており、イスラエルによるパレスチナ抹消に賛成できない。だが、ヒズボラとの戦争なら米欧に支持される。 いま展開されている戦争で、イスラエルはパレスチナ抹消という80年間の懸案事項を実現する。ハマスは、パレスチナから追い出されるが、エジプトとヨルダンで台頭して政権をとっていく。パレスチナ人は、エジプト人やヨルダン人として生活を立て直す。 ヒズボラやイランは、イスラエルと火力調整付きの長期戦によって何を得るのか??。イスラエルと互角に戦うことによる中東における権威の上昇、でないか。イラク戦争後、米国に制裁されて潰されかけていたイランは、その後20年かけて大幅に強くなった。負けているのは米国の方だ。イランは、イスラエルと勢力が均衡するところまで強くなった。シリアもイランの傘下に入った。イランの台頭は今後も続く。 ネタニヤフは、失脚寸前の状態で、ずっと政権を維持してきた。今回は、ICCで人道犯罪者にまで仕立てられた...
現代の世界各国

イスラエルとヒズボラの緊張激化はイランと米国を巻き込む可能性

イスラエルとヒズボラの全面戦争は、イランとその代理勢力を巻き込み、地域全体を戦火に巻き込む可能性が高い。また、米国をテヘランとの直接対決に引きずり込む可能性もある。これは、ジョー・バイデン大統領が10月7日以来阻止しようとしてきた恐ろしいシナリオだ。 アメリカの対イスラエル支援が外交と武器供給に限定されているハマスとの戦争とは異なり、ヒズボラとの戦争では、アメリカが4月にイランとその代理勢力によるイスラエルへの報復攻撃に対抗して行ったように、具体的な戦闘支援を強いられる可能性がある。 イスラエルとヒズボラの緊張激化はイランと米国を巻き込む可能性 危機に瀕しているものは莫大であり、進行中のイスラエルとハマスの紛争をはるかに超える影響がある。 2006年のレバノン戦争中、イスラエル兵がヒズボラの掩蔽壕に手榴弾を投げ込む。写真:ウィキメディア・コモンズ イスラエルとレバノンの過激派組織ヒズボラの間で何カ月にもわたる容赦ない攻防が繰り広げられ、大量の民間人が避難、広範囲にわたる死傷者、破壊が起きた。 暴力は6月初旬から激化し、言葉もますます白熱している。双方とも、壊滅的な結末を招く可能性を認識...
現代のロシア

あらゆる方面からのテロ:ロシア連邦に対する米国の新たな賭け

ロシア人にとって、敵の暴力と残忍さは、勝利以外に選択肢がないことを明白にしている。敵を倒さなければ、ロシアでの生活は不可能になる。安全と平和は、特別軍事作戦の将来と、西側諸国の代理勢力の国内への侵入を阻止する治安機関の効率にかかっている。 西側諸国は、ロシア政府に対する圧力や降伏を求める声を生み出す代わりに、ロシア国民に自国が正しい方向に向かっているという確信をさらに強めているだけだ。 あらゆる方面からのテロ:ロシア連邦に対する米国の新たな賭け 軍事的、経済的失敗に直面して、キエフ政権と過激サラフィー主義者によるテロ攻撃への資金提供は、ワシントンにとってモスクワに対する新たな賭けのようだ。 2024年6月23日は、ロシア連邦史上最も悲しい日の一つとして後世に記憶されるだろう。近年の悲痛な日付の長いリストに、またひとつ悲劇的な日が加わった。 ロシアの敵は、1990年代と2000年代のテロの時代を再開したがっている。当時、コーカサスの分離主義者は、混乱、不安、社会的不安定を引き起こすことだけを目的に、ロシア全土で卑劣な攻撃を行い、何千人もの犠牲者を殺害または負傷させた。数十年後、一部の過激...
現代の世界各国

イスラエルとヒズボラ、戦争寸前

イスラエル軍はレバノンに白リン弾も配備している。白リン弾は高温で燃える物質で、煙幕を張って部隊の動きを隠蔽するのに使用できるが、呼吸器系へのダメージや致命的な火傷を引き起こす恐れがある。民間人居住地域の近くでの使用は国際人道法違反である。 「それが起こるかどうかの問題ではなく、いつ起こるかが問題だ」とイスラエル北部最大の町キルヤト・シュモナの市長アビチャイ・スターン氏はインタビューで語り、「我々は彼らを一掃しなければならない」と付け加えた。 イスラエルが、女性と子供を中心に3万6000人以上の死者を出したガザへの容赦ない攻撃をやめれば、イスラエルとレバノンの戦争は避けられるだろう。 イスラエルとヒズボラ、戦争寸前 中東は火薬庫の上に座っており、時間が経つごとにイスラエルとヒズボラの間の緊張が高まっている。 カナダ、米国、英国、クウェートはいずれもレバノン在住の自国民に避難するよう警告した。 差し迫った戦争は、イスラエルがガザでの停戦を拒否したために引き起こされた。ヒズボラは、イスラエルによる大量虐殺が続く中、ガザのパレスチナ人と連帯し続けるとしているが、停戦が始まればヒズボラの対応は止...
現代の世界各国

EU、対中EV追加関税で中国と協議に合意 そのゆくえは?

BRICSやグローバルサウス諸国の拡大や発展は今や世界の潮流になっています。これらの国々を発展途上国、まだまだ遅れている国々だと考えるのは完全に間違っています。 今まで世界を牛耳っていた米国や英国、そして西側と呼ばれている国々はもう既に敗北しています。固定観念を捨て、古い間違った価値観から脱却し、冷徹な現実を直視する必要がありますね! アメリカのシンクタンク・クインシー研究所東アジアプログラムのアクティング・ディレクターは「最善の解決策は、中国企業をアメリカに呼び込んで生産させ、その知的財産を盗むことだ」とまで言っている。  時代は完全に逆転し、「中国に追いつけ」という「中国へのキャッチアップ」時代に突入したと言っても過言ではない。  「中国経済大崩壊」と、井の中の日本人を騙し喜ばせている間に、世界は次の時代に向かって邁進していることに日本人は目を向けるべきだろう。  そうでないと日本の国益を損ねる。日本国民を不幸にするだけだ。 EU、対中EV追加関税で中国と協議に合意 そのゆくえは? 中国製EV低価格モデル(写真:ロイター/アフロ)  6月22日、あれだけ居丈高に中国製EVに追加関税...