2024-02

現代のロシア

アラブ研究家・岡真理が語る、ロシアは叩かれ、なぜイスラエルは許されるのか 見捨てられてきたパレスチナ、見過ごされてきたイスラエル、ガザ問題の本質

がれきと化した難民キャンプ(写真:新華社/共同通信イメージズ)  パレスチナとイスラエルの戦闘が始まり、すでに3カ月以上が経過した。日本ではすでに報道が下火になってきている上に、ウクライナ戦争と比較すると、なぜこの戦争が起きたのか、全体像が十分に解説されていない印象もある。  ハマースとはどんな組織で、イスラエルとはどんな国なのか。アメリカはどんな態度でこの現実と向き合っているのか。『ガザとは何か パレスチナを知るための緊急講義』(大和書房)を上梓した現代アラブ文学者の岡真理氏に聞いた。(聞き手:長野光、ビデオジャーナリスト) ──「2023年10月7日の、ハマース主導のガザのパレスチナ人戦闘員による越境奇襲攻撃に対して、イスラエルによる未曾有のジェノサイド攻撃が始まりました」「日本の主要メディアは、このジェノサイドに加担しています」と本書に書かれています。今、ガザで何が起きているのか。日本のメディアの報じ方にどんな問題があるのでしょうか。 岡真理氏(以下、岡):ちょうど本日で、ハマースの奇襲攻撃から始まるパレスチナとイスラエルの戦闘が100日目に入りました(このインタビューは2024...
現代のロシア

歴史家・人類学者のエマニュエル・トッド氏「西洋の敗北」

仏国の歴史家・人類学者エマニュエル・トッド氏が警告する「西洋の敗北の危機」の記事紹介です。様々な視点からの分析ですが「パワーバランスの変化」「パラダイムシフト」を見通しているのではないでしょうか? 西側諸国は「何も見えていない」エマニュエル・トッド「いま私たちは西洋の敗北を目の当たりにしている」 フランスで新著『西洋の敗北』(未邦訳)が刊行された歴史家・人類学者のエマニュエル・トッドに仏紙「フィガロ」がインタビューした。トッドは1976年の著書『最後の転落』でソ連崩壊を的確に予見したことで知られる。新著でトッドは「西洋の敗北」を予言し、その証明となる3つの要因を提示する。 エマニュエル・トッドが警告する「西洋の敗北の危機」 西洋の凋落を証明する「3つの要因」 ──2023年に弊紙から受けたインタビュー「第三次世界大戦はもう始まっている」が、今回の新著を書くきっかけになったと伺っています。すでに西洋は敗北を喫したとのことですが、まだ戦争は終わっていませんよね。 戦争は終わっていません。ただ、ウクライナの勝利もありえるといった類の幻想を抱く西側諸国はなくなりました。この本の執筆中は、それが...
現代のロシア

G20の「ウクライナ化」の失敗と西側諸国の気まぐれ。ブラジルでのラブロフ氏の発言

プーチン大統領と米国ジャーナリスト、タッカー・カールソン氏のインタビュー動画は世界中で10億回は再生されているようです。プーチン大統領の言説は筋が通っており、自国の自立、民族自決に対する覚悟、志も感じられる内容なので、世界世論の形成に、大きな効果をもたらしたのではないでしょうか? 同じくロシア外務省長官ラブロフ外相の言説も一貫しており、全くぶれていない。ロシアの政治的基盤の盤石性が見て取れるように思います。 以下に2024年2月21日、22日、ブラジル・リオデジャネイロで開催されたG20外相会合後のラブロフ外相の記事を紹介します。 G20の「ウクライナ化」の失敗と西側諸国の気まぐれ。ブラジルでのラブロフ氏の発言 ©タス通信/ラプトリー 西側諸国はルールに従わないすべての者を罰しようとしているが、G20の議題を「ウクライナ化」する試みはグローバル・サウス諸国の共同努力によって失敗したとロシアのセルゲイ・ラブロフ外相がG20外国首脳会議後に述べた。大臣たち。 同大臣は、ロシアは西側諸国の気まぐれに決して依存せず、内政干渉の試みを拒否すると述べた。 タス通信はロシア外務省長官の重要な発言を収...
現代の日本

国が作り上げたウソの脅威。元防衛相も認めた「島嶼防衛論」の無理筋

「日本には国防上の脅威が存在する」この事は少なくとも潜在的事実だと思います。しかし、この脅威が顕在化する状況・・・いつ、どの国が、どのような脅威になるのか?を事実を基に分析、予測し、対応する事が安全保障上重要な課題だと思います。 2024年の現在も様々な潜在的脅威があると思いますが、本当に必要な対応策、戦略がとられ、これに防衛予算が投入されているのか?については、はなはだ疑問ではないでしょうか? 少し古いですが、以上のような課題に対する記事の紹介です。 国が作り上げたウソの脅威。元防衛相も認めた「島嶼防衛論」の無理筋 先日掲載の「日本は侵略などされない。脅威を捏造し『防衛費倍増』する国民ダマシ」では、中国や北朝鮮が日本に上陸侵攻してくることなどあるはずがないことを論理的に解説した、ジャーナリストの高野孟さん。高野さんは今回もメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』で、岸田政権が防衛費倍増の根拠とする「日本が直面している脅威」が国や自衛隊により作り上げられたものであることを、後に防衛大臣となる森本敏氏との過去の対談記事等を引きながら証明しています。 日本が直面している「脅威」とは?/「...
現代の日本

沈黙の艦隊 (2023) 日本人なら見るべきですね!

この、プライムビデオの作品、面白かったです。日本人は勿論、世界各国の方々に見て欲しいです。現在の日本、米国、そして世界の現実を的確に表現してる作品だと思います。 この作品のように世界中のパワーバランスが大きく変化している現在こそ、日本は米国の隷属状態から自立し、民族自決の道を選ぶべきでしょう。作品の中でも「日本の今後100年計画」というような話が出てきますが、この数年~10年が正念場のように思います。単なるフィクション、エンタメではなく、国防や安全保障、政治や経済、外交や他国間関係の事実、そして、マスメディアの事実にも深く踏み込んでいます。 このような作品を作成し、世に出してくれた製作者の「志」も感じられ、私たちにも勇気を与えてくれます。 とにかく、ご覧になることをお勧めします。 『沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~』プライムビデオ シーズン1 日本の近海で、海上自衛隊の潜水艦が米原潜に衝突し沈没した。艦長の海江田四郎(大沢たかお)を含む全76名が死亡との報道に衝撃が走る。だが実は、乗員は無事生きていた。事故は、日米政府が極秘に建造した高性能原潜「シーバット」に彼らを乗務させるた...
現代の日本

日本は侵略などされない。脅威を捏造し「防衛費倍増」する国民ダマシ

日本が直面している「周辺国の脅威」・・・現実に存在しているのでしょうか?この事に関する記事を紹介します。 私達は以下のようにすり込まれているだけではないでしょうか? 政府はことあるごとに「日本を取り巻く安全保障環境はますます厳しさを増しており」という決まり文句を繰り返し、そうするとマスコミも「ますます」というのが、いつから比べて(量的に)、どのように(質的に)、脅威が増しているのかの中身を何ら問うことなく、その表現を鸚鵡返しに垂れ流す。それを毎日にように繰り返されると、一般の人々は「そうか、ますます脅威が差し迫っているのだな」と、根拠不明の不安感を上から上から刷り込まれていくのである。 世界中のパワーバランスが大きく変化していく現在においての「国防」「自国の安全保障」は現実を直視して確立すべきでしょう。 日本にとって本当の敵はどこか?周辺国を味方にするにはどうするか?日本を軍事的に侵略したら自国にも莫大な被害を被るような戦略は何か?・・・楽観論を廃し、無駄な防衛費ではなく、最も効果的な戦略思考こそ必要でしょうね。 日本は侵略などされない。脅威を捏造し「防衛費倍増」する国民ダマシ 周辺国...
現代の日本

なぜ新聞は世論を動かさなくなったのか?ジャーナリストではなくサラリーマンになった記者たち

現代の大手メディアの状況、今後の方向性に関する記事の紹介です。2021年のデータですが、2000年と比較し大手メディアの凋落は激しく、現在はさらに酷くなっていると思われます。 特に紙媒体のメディアは見る影もなく、インターネット情報にとって変わられている事には実感があるのではないでしょうか。ただ、テレビの影響力は衰えたとは言え、まだまだ大きいように思います。そして、問題はその発信情報があまりに偏向していることです。 記事では、以下のような分析がされています。 2000年代の日本のメディアが、総じて、偏向してきた理由は、1. 売り上げ減少で、財政基盤が弱くなったこと2. スポンサーにおもねる必要が出てきたこと3. 株主・金融資本・政府におべっかを使う経営的な必要が出てきたこと 大手メディアの情報はバイアスがかかっており、信用できないことは明白です。今、私達に求められているのは、俯瞰的に情報を読み、事実を元に論理的に考えることです。価値観や好き嫌い、固定観念や既存の常識に囚われず、自らが考えた、論理整合性によって判断する、本物の思考力、論理性、そして追求力が事実を掴む為には不可欠となっていま...
日本の歴史

ユダヤ人難民と北海道を守った樋口季一郎とは。旧陸軍中将の生涯

太平洋戦争時の日本や当時の大日本帝国軍に対しては否定的な面の情報ばかりが取沙汰されているように思います。今回は「ユダヤ人難民と北海道の分断をソ連から救った、旧陸軍中 将樋口季一郎」の記事を紹介します。 当時の日本を取り囲む世界状況や国内状況をしっかり把握したうえで、事実を掴むことが必要ですね。又、歴史を学ぶ上でも、このような事実は重要ではないでしょうか? 2020(令和2)年9月、北海道石狩市に1人の旧陸軍中将を称える記念館が開館。彼の名前は、樋口季一郎(ひぐちきいちろう)。1938(昭和13)年、多数のユダヤ人難民を救出しました。ユダヤ人難民救出と言えば、「命のビザ」を発行した外交官・杉原千畝が有名ですが、樋口はその2年前に救出を行っています。また1945(昭和20)年、終戦後に関わらず千島列島の占守(しゅむしゅ)島に侵攻したソ連軍と戦い、北海道を守りました。今回はそんな彼の生涯を紹介します。 樋口季一郎記念館長に伺う、設立への思い 樋口季一郎記念館は、北海道石狩市内にある「古民家の宿Solii」(古民家の一棟貸しを行う宿泊施設)内の、蔵を再生して開館。館長の江崎幹夫さんに、記念館を...
日本の歴史

トルコと日本の交流の歴史と長きにわたる友好関係

世界有数の親日国として知られているトルコ。明治次第から現在まで友好関係は続いています。このような関係に関する記事の紹介です。 トルコは世界有数の親日国として有名です。トルコに旅行をしたら、みんな親切でフレンドリーに接してくれ、日本語を話せるトルコ人も多い、という評判もよく耳にします。実は、トルコと日本の交流の歴史はとても長く深いのです。 本記事では、日本とトルコが深い関係になった出来事や日本とトルコの交流のきっかけとなった歴史的エピソードなどについてご紹介します。 トルコと日本の交流のはじまりは?絆が深まった理由 トルコと日本の最初の交流は1873年にまで遡ります。当時、フランスに滞在していた岩倉具視率いる総勢107名の使節団「岩倉使節団」が、立会裁判諸制度の視察にイスタンブールに訪問したのが最初の交流です。岩倉使節団には、かの有名な大久保利通や伊藤博文も参加していました。 その後も日本は度々トルコを訪問し、当時の外相や皇帝スルタン・アブデュルハミト2世に面会するなどの交流を図ってきました。トルコと日本の交流が更に深まったきっかけは、1890年に起きたトルコ船の日本での遭難事件です。こ...
日本の歴史

日本は何度もベルギーに助けられていた。2国の知られざる「絆」の歴史

日清戦争、第1次世界大戦、関東大震災から現在にまで続く、日本とベルギーの関係の記事を紹介します。 国、民族の関係は、歴史の中に様々な出来事があって、現在はあまり知られていないこともたくさんあります。歴史を学ぶには、このような関係を読み解くことも重要なことではないでしょうか。 今年で友好150周年を迎える日本とベルギー。先日、首都ブリュッセルで起きた連続テロ事件で悲しみに包まれるベルギーの人たちに、私たちが力になれることはないのでしょうか? 無料メルマガ『Japan on the Globe-国際派日本人養成講座』では、日本とベルギーが古くは大正時代から、お互いの苦難を何度も支え合って乗り越えた「絆」の歴史を紹介しています。 日本・ベルギー交流史 東京墨田区にある東京都復興記念館には、有島生馬が描いた1枚の絵が掲げられている。どす黒い煙が上がる暗い色調の中で傷ついた人々がうごめき、地面には多くの死体が横たわり、キャンバスの右脇には1台の車が停車。その側に双眼鏡を手にした山本権兵衛首相が描かれている。 この絵は言うまでもなく関東大震災を描いたものだが、山本首相の傍らに白い夏服を着た外国紳士...
日本の歴史

杉山龍丸 インドで緑地化に献身したグリーン・ファーザー

インドには二人の偉大な父親がいると言われる。一人は、英国からの独立に力を尽くした「独立の父」ガンジー。もう一人は、日本人ながらインドの国土緑地化のために命がけで奔走した「緑の父」杉山龍丸。この偉業を伝える記事の紹介です。 インドで緑地化に献身したグリーン・ファーザー  インドには二人の偉大な父親がいると言われる。一人は、英国からの独立に力を尽くした「独立の父」、ガンジー。そしてもう一人は、日本人ながらインドの国土緑地化のために命がけで奔走した「緑の父」、杉山龍丸である。 大正8年(1919年)、福岡市で三人兄弟の長男として誕生した龍丸の人生を語るには、彼の祖父と父の存在が欠かせない。祖父の茂丸は、政財界で活躍。アジアの国々の独立に向けた運動を助け、人々が豊かに暮らすために働いた。また幻想文学の第一人者「夢野久作」として知られる父の泰道は、文学を究めながらも「これからはアジアの時代。アジアの国々が独立した後に必要となる農業指導者を養成するため、農園をつくりたい」という茂丸の思いに従い、4万6000坪の敷地を得て農園を営んだ。そんな祖父と父の姿を見ながら育った龍丸にはおのずと「アジアの人々...
世界各国の歴史

海の武士道!戦時中に敵兵を救った「工藤俊作」の物語!

日本人の価値観、世界観は他国と比較して特殊なモノなのかも知れません。戦時中であっても、敵であっても、規範や秩序を重視し、他者にも思いを寄せることが出来る。 このような実例の記事を紹介します。 今回の記事は、偉人のお墓巡り特集です。 そして、長い記事ですが本当に日本人なら知っておくべき内容なので、最後まで読んでいただくようお願いいたします!!! やってきたのは、埼玉県川口市にある薬林寺というお寺。 恐らく地元の人しか知らないような寺だと思うこの寺に、多くの日本人に知ってほしいとある偉大な男が眠っています。 その男の名は、「工藤俊作」。 山形県の出身で、広島県の江田島にある海軍学校を卒業し、駆逐艦「雷(いかずち)」の船長になった方です。 私の家は神奈川県の川崎市ですが、工藤俊作のお墓参りをすべく、埼玉県の川口市までやって来ました。 そして、こちらが工藤のお墓。 先人として立派なことをして下さった工藤俊作に、祈りを捧げてきました。 では、工藤はどんなことを成し遂げたのか? それは、日本人の誰もが知らなかった、世界の海軍史の中でも歴史に残る感動の物語だったのです。 その物語を以下で紹介したいと...
現代の世界各国

モーリタニアを救った日本人=タコ漁を教えた中村正明さん

他国に貢献する事とは、その国の人達が「自らが生きる力」を身につけて「自らが生きる場を自らが作る」事を実践してもらうことです。お金を与えるだけでは決して成功しないように思います。仕事を生み、生産力をつけ、向上させていくことで、その国は自立していきます。 このようなことを実践し、アフリカのモーリタニアという国を貧困から救った一人の日本人の記事の紹介です。 日本のテレビ番組に出演した中村正明さん   アフリカを貧困から救った一人の日本人――。モーリタニアという国を知っていますか。アフリカ北西部に位置するモーリタニアは、人口はおよそ300万人。国土の9割は砂漠で覆われており、砂漠と大西洋に沈む夕日を楽しめます。 平均月収はおよそ2万ウギア、円に換算すると7千円弱です。2011年のある日の事です。モーリタニアにある日本大使館に、ひとりの男性がやってきました。「日本に、これを…」。 彼が差し出したのは、お金。それは東日本大震災への寄付金でした。全額は5千ウギア。日本円だと1700円。しかし、彼にとっては月収の4分の1にも当たる大金でした。職員が「あなたのお名前は?」と聞くと、「私は日本の友人です」...
現代の日本

事業を通じて社会を変える

日本において以前は、農村共同体が一つの生産体、今の企業のようなモノだったと思います。農村共同体が地域の主体であり、自立して自治を行い、その地域を支え、これが集まって国が形成されていました。このような社会モデルは縄文文明以降、戦後まで続いていました。 現在は近代化という名の下に、残念ながら農村共同体はほとんど無くなってしまいました。これからの社会を考える上では、各地域も都市でも、生産体や企業が自立して、地方自治を担う事が求められているように思います。 国としての政治課題は限定し、このような生産体が自立し、地域の自治を行うような社会モデルが日本には最も適しているのではないでしょうか? このようなモデルの事例の記事を紹介します。 事業を通じて社会を変えるソーシャル・ベンチャーは日本の伝統。 事業を通じて社会を変える ■1.「俺たちがやらなくちゃ、ほかに誰かいるのかい?」  駒崎弘樹青年は、高校在学中に一年間アメリカに留学した。留学先は太平洋海岸北辺にあるワシントン州の空港から車で数時間もかかる人口5千人ほどの小さな村だった。日本人は一人もいない。  ホストファミリーの白人家庭はキリスト教の中...
世界各国の歴史

親日国の紹介 ブルネイ 統治時にブルネイの発展に力を注いだ

太平洋戦争時、日本が統治していた国、ブルネイの紹介です。日本の統治中は、現地の人々の生活の向上を重視して見事な統治を行いました。原油や天然ガス、ゴムなどの天然資源を開発し日本へ輸出すると共に地元のインフラ整備を実施しています。 搾取するだけの欧米諸国と現地と共に発展を目指す日本、現在親日国が多いと言われる所以が良くわかります。 親日国ブルネイ ブルネイは、石油や天然ガスなどの資源が豊富で、東南アジアではシンガポールの次にGNPが高い国です。 資源のうちの約四割の輸出先が日本であるというつながりがまずあります。 第二次世界大戦でアメリカから石油などの輸出禁止措置を受けた日本は、それまでブルネイを支配していたイギリス軍に勝って追い出し、日本国ブルネイ県として、木村強という人を県知事として送りました。 木村知事は、石油を確保することだけを考えるのではなく、典型的な日本人のスタイルである、現地の人々の生活の向上を重視して見事な統治を行いました。 天然資源をイギリスのようにただ単に自国に持っていくのではなく、その利益は現地のインフラ整備などに振り向けました。 原生するゴムの木にも着目、ゴム製造工...
世界各国の歴史

親日国の紹介 ポーランド シベリアのポーランド人孤児救出

戦争という究極の状況で人間の本質が出るのかも知れません。欧州のポーランドは、第一次世界大戦時も第二次世界大戦時も悲惨な体験をした国です。そのポーランドと日本との関係を紹介する記事です。 親日国ポーランド ポーランドは、実は驚くほど親日的だった。剣道など日本の武道がブームで、ポーランドきっての名門ワルシャワ大学の人気学科は、日本学科。その倍率は30倍を超える。大学生は日本語がペラペラ、日本人顔負けの俳句を詠んでいた。さらに学生の家を訪ねると、食事は白いご飯に冷凍餃子、スーパーでは日清や味の素の即席麺が大人気で、食品メーカーの進出ラッシュだという。(ライター:okei)1920年、孤児を助けた体験が語り継がれる。 第一次世界大戦後、ロシア革命の内戦中、多くのポーランド人はシベリアに抑留されていた。極寒の地で次々と命を落とす中、ポーランドは両親を失った子どもたちだけでも救おうと、救命嘆願書をアメリカやイギリスへ助けを求める手紙を出した(詳細はこのページの下部にあります)。 しかし返事は来ず、唯一返事をしたのが日本だった。そして1920年から22年にかけて計5回、765人の孤児たちが船で日本へ...
世界各国の歴史

親日国の紹介 世界で最も親日度が高い国 パラオ

日本人が本来持っている「肯定性」や「規範性」「秩序性」「他者を想う心」「世界観」は特筆すべきモノがあります。親日国の一つ「パラオ」の紹介です。この中から「日本人」を読み解けると思います。このような「歴史的事実」こそ教育の中に盛り込むべきでしょうね。 親日国パラオ 1885年、約200の島々からなるパラオはスペインの植民地となり、圧政と虐殺、天然痘などによって、約6万人いた人口は10分の1の約6千人まで激減しました。 人口の90%が亡くなってしまったのです。いかにひどい植民地政策が行われたかが想像できます。 1899年にはドイツに売却されましたが、ドイツも搾取と略奪を続けました。教育を与えず、インフラ整備も一切行わずに搾取するだけの統治でした。 そして第一次世界大戦で戦勝国のひとつとなった日本は、1919年(大正8年)に、ドイツ講和条約(ヴェルサイユ条約)が結ばれることによって、パラオを含むドイツ領南洋諸島の委任統治権を得えました。 第一次世界大戦と第二次世界大戦の間、数万人の日本人がパラオに移り住み、公立学校や医療施設を建設すると同時に稲作やパイナップルの生産を行ないました。 パラオの...
現代の米国

「世界の警察官」をやめたはずのアメリカがいまだに世界中に軍隊を置くワケ

2023年米軍の海外駐留兵力は23万人弱で、南極を除く全大陸に将兵を置いています。2013年に当時のオバマ米大統領は「アメリカはもはや世界の警察官ではない」しましたが、米軍の巨大な軍事ネットワークは地球規模に及び、星条旗をつけた兵士が駐留する国や地域は優に50を超え「太陽の沈まぬ軍隊」と言われているようです。 「軍事プレゼンス(存在感)」により「経済プレゼンス」を担保し米国の覇権を維持しているように見えます。この為の予算は莫大で、ネオコン、軍産複合体の基盤や政治家のマネロン経路になっていることも事実でしょう。 しかし、米国の軍事力も経済力も、近年の「パワーバランスの変化」「パラダイムシフト」により決定的に弱体化しており、新たな世界=多極化した世界、の現実化も間近だと思います。 「世界の警察官」をやめたはずのアメリカがいまだに世界中に軍隊を置くワケ アメリカにとって日本はインド太平洋の覇権を維持するための“浮沈空母”に ヨルダンの米軍基地で親イラン派勢力からドローン攻撃を受けて死亡した米兵3人の遺体が帰還。出迎えたバイデン米大統領(写真:ロイター/アフロ) ■ 50を超える国・地域を網羅...
現代のロシア

セルゲイ・カラガノフ氏: ロシアが永久にヨーロッパを放棄し、完全にアジアに目を向けなければならない理由がここにある

プーチン大統領の知恵袋と言われている「セルゲイ・カラガノフ氏」の記事紹介です。 内容は、世界の歴史とロシアの地政学的な分析を踏まえての「国家戦略」です。世界的なパラダイムシフトを俯瞰しながら、ロシアの世界観を基に、アジアや東洋にその基盤を置く、という視点は、すごいと思います。 日本の政治家や言論人、論客、評論家、専門家と呼ばれている人々にもこのような視点が不可欠ではないでしょうか?又、私たち一般国民にも、そして経営者にもこのような視点が求められる時代になったとも思います。 セルゲイ・カラガノフ氏: ロシアが永久にヨーロッパを放棄し、完全にアジアに目を向けなければならない理由がここにある ヨーロッパは終わった、そしてロシアは地理的、文化的に有利であるため、沈没船とともに沈没する必要はない セルゲイ・カラガノフ教授、ロシア外交・防衛政策評議会名誉会長、モスクワ国際経済・外交学校高等経済学校(HSE)指導教員 ファイル写真。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、タイガでの散歩中に全地形万能車を運転する。©スプートニク/アレクセイ・ドルジニン 2000年代の終わりに、私たちは若い同僚のグルー...
日本の歴史

2月11日は「建国記念の日」

歴史を学ぶとは、その時々の現象事実、史実を知ると同時に、当時に生きた人々の意識や認識に同化すること、さらには、縄文の時代から脈々と続いている「世界観」を感じ取ることだと思います。 私たちも今の若い人たちも、日本人には、そういうことをしっかり学び、感じて生きて欲しいです。日本国、日本人としての誇り、世界観を失わないで生きて欲しい、と思います。 2月11日は「建国記念の日」 日本の祝日は、「国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)」で定められています。 この中で「建国記念の日」は「建国をしのび、国を愛する心を養う。」と記述され、日付については「政令で定める日」とされています。この「建国記念の日となる日を定める政令」については、「昭和四十一年政令第三百七十六号」で「建国記念の日は、二月十一日とする」と記され、1966年昭和41年に制定されました。 古事記・日本書紀の記述より 天孫降臨 高天原にいた天照大御神は、地上を治めるために孫の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を地上に降ろします。瓊瓊杵尊は日向の高千穂峰に降り立ち、木花之佐久夜毘売(このはなのさくやびめ)との間に鵜葦草葦不合尊(うがや...