原始人類の自然認識カタカムナ~宇宙を形成する8つの相似象
原始人類の自然認識は、どのようなものだったのか?その手掛かりとして、楢崎皐月氏が研究した日本の上古代人の潜象科学=カタカムナを紹介する。引き続き、『フォッサマグナ沿線の温泉めぐり』「カタカムナ文献」から、カタカムナの自然認識を転載する。 ●第6項 天然は八種類の相似象から成っているカタカムナ人が見抜いた基本的な相似象は、天然には「球」の相似象があるということだった。天然の大きなものは宇宙球から、恒星、惑星がすべて球であるし、ミクロなものでは原子、原子核、電子が球型である。水も丸くなる性質がある。 カタカムナ人は、このもとは天然のすべてのモノの素粒子であるアマ始元量の微分量である「マリ」が球状であることにある、と観じていた。カタカムナ人は、アマ始元量の微分されたものを〈アメ〉といっている。〈アマ〉は始元量全体の名称で、この素量は(アマから出た芽〈メ〉という思念)で〈アメ〉と呼んでいる。また、〈アメ〉の個々の球状のものを〈マリ〉と呼んでいる。 カタカムナ人が、天然の相似象だけでなく、その他さまざまな相似象があるが、カタカムナ人はそれらすべて、アマ始元量の性質の表れたものであると直観していた...