2024-04

日本の歴史

古墳の見方 古墳の数は16万基、コンビニの約3倍!

日本に存在する古墳の数は16万基から20万基と言われています。日本において古墳が作られた時代を古墳時代と呼ばれ、日本の歴史における弥生時代に続く考古学上の時期区分であり、前方後円墳に代表される古墳が盛んに造られた時代を指します。古墳の建造は畿内、瀬戸内海沿岸の地域から始まり、全国各地に広まっています。一般的に、古墳はその地域の指導者や有力者の墓だと言われています。或いは水田や水路の造成残土を活用したモノだという説もあります。いずれにしても、古墳が全国各地に存在すると言うことは、各地域に指導者や有力者がいた、そして、それぞれの地域で自治を行っていた・・・墓であれ、土木工事であれ、集団統合されていたと言うことではないでしょうか。当時、大和朝廷が日本全国を統治していた、と言うイメージより各地域が自治を行い、大和朝廷が緩やかな統治、統合を行っていた・・・このような国のイメージが近いように思います。江戸時代も同様で、各藩が独自に自立した、地方自治を行っていて、徳川幕府は緩やかに各地域を統治していたのが事実です。西洋社会における国家体制のように、古代からの支配・被支配の関係だけが国家のシステムでは...
現代の日本

2024年 ドル・円相場の動き・・・購買力平価と乖離した円安

2024年 ドル・円相場動き・・・購買力平価より円安 2024年4月26日、日銀の金融政策決定会合で「3月の0.1%に続く利上げは、当面しない」と植田総裁が発言しドル・円が158円になりました。これは、1990年から34年ぶりの円安であり、ドル高ではありません。アジアを含む世界の通貨では、2024年は円だけが下がっており、円より下がったのは物価上昇60%のハイパーインフレであるトルコリラだけのようです。 この円安の要因は、国債の金利差にあります。【実質金利の比較】ドルの実質金利=名目金利4.7%-コア物価2.6%=2.1%円の実質金利=名目金利0.9%ーコア物価1.8%=-0.9%通貨ドルの実質利回りは2.1%ですが、円の実質利回りは-0.9%です。これは、円を持っていると0.9%ずつ損をし、ドルなら2.1%の利益があるということです。ここから、当然に、大量の「損をする円の売り/利益が出るドルの買い」が起こって、年初は1ドル140円だったドルが、158円台へと4か月で13%上がったのです。吉田繁治 240427 ビジネス知識源無料版:増刊:変動相場性のメカニズム(1)この円安による日本...
邦楽

「ACT SHOW」「Long Train Runnin」 スペクトラム

懐かしく、めちゃめちゃカッコ良かったバンドの紹介です。「Spectrum」(スペクトラム)というバンドです・・・ご存じでしょうか?日本のバンドで、1979~1981年の実質2年間しか活動していなかったバンドですが、活動は短かったものの、そのメンバーは日本の当時もその後も音楽界で大活躍していた人達です。当時、自分は学生で軽音楽部でバンドをやっていましたが、始めて聴いた時は、ぶっ飛んだのを覚えています・・・楽曲も演奏もアクションもそのファッションも・・・キワモノ扱いされ誤解されたこともありますが、とにかくカッコ良かったです。ACT SHOWイン・ザ・スペースLong Train Runnin
現代のロシア

米国「ウクライナ兵器支援」法案可決…ロシア資産の接収・売却も可能に ロシアも対抗措置 この法律の背景に何がある?

米国は、2024年4月24日にウクライナ支援法、イスラエル支援法、台湾支援法、TikTok制裁法を可決しました。 このウクライナ支援法は、米大統領にロシアの資産を接収して売却し、ウクライナの再建を助ける用途に使える権限も付与しています。 同法のこの条項は、米国内のロシアの資産を凍結を越えて接収できるという内容であり、今後、他の国に対する制裁の先例になりうる、と言うことで、米国金融界からも、既存の国際金融秩序を損ないかねず、外国からの米国への投資を萎縮させる可能性があると懸念する声も出ています。・・・戦争の当事者でもない国が一方の国の資産を凍結するだけではなく、没収出来る、そして支援する国に使うと言うことは、あまりにもむちゃくちゃだと思います。 同時に、ロシアは米国のこのような措置に対抗し、自国内にある米国などの西側諸国の資産も没収する相応の措置を取ることを明らかにしています・・・当然の対抗措置でしょうね。 そして、米国内にはロシアの対外資産は少なく、そのほとんどは欧州にあるようです。米国は欧州にこの措置を実行するよう要求しています。 ロシアの対抗措置も当然予測できたモノであり、実際、ロ...
世界各国の歴史

2万7000年前の巨大建築!?世界最古のピラミッド インドネシア「グヌン・パダン遺跡」

現在、世界最古のピラミッドとされている、インドネシア西ジャワ州にある「グヌン・パダン(Gunung Padang)遺跡」の紹介です。北米や中南米の古代遺跡について、このブログでも何回か紹介していますが、これに匹敵する遺跡が、インドネシアで発見され、研究が進んでいます。米国の政治学者サミュエル・P・ハンティントンが1996年『文明の衝突』と言う本で「世界八大文明」という概念を提示しています。中華文明、ヒンドゥー文明、イスラム文明、日本文明、東方正教会文明、西欧文明、ラテンアメリカ文明、アフリカ文明 の八文明です。近年、このような文明の概念区分に収まらないような文明史観、人類史観、歴史観、が提示され、大きく塗り替えられることになると思います。2万7000年前の巨大建築!?世界最古のピラミッド「グヌン・パダン遺跡」ピラミッドと聞けば、大半の人はエジプトを思い浮かべるでしょう。しかし実は、世界最古のピラミッドが存在するのはエジプトではありません。現在、最も古いピラミッドの筆頭とされるのは、インドネシア西ジャワ州にある「グヌン・パダン(Gunung Padang)遺跡」です。インドネシア国立研究...
日本の文化

白川静 ~ 世界をリードする漢字研究者

東洋文明の世界観を【漢字】を切り口に読み解いた記事を紹介します。日本語の凄さ、面白さは何度もこのブログで紹介してきましたが、特に漢字を導入し、自らの母国語として昇華させた昔の日本人の叡智には驚くばかりです。そして、漢字に限らず、東洋的と言われる世界観、精神、美、あるいは思想を完成態として創り上げてきたのは、日本だと思います。No.425 白川静 ~ 世界をリードする漢字研究者白川静のような碩学を持つ日本こそが、東洋文化 の最終リレー走者としての使命を持つ。■1.思う、念(おも)う、懐(おも)う■  漢字研究の第一人者、白川静の世界を覗いてみるには、次の 言葉が良いだろう。今、日本語がもう一度復活しなければならない時期なの に、文字制限なんかがあって、それがうまくいかない。言葉が少なすぎるんです。自分の気持ちを述べようとしても、それができない。たとえば、「おもう」という言葉がありますが、そう読む漢字は今は「思」だけしかないんです。 この字の上半分は脳味噌の形。その下に心を書くから、千々に思い乱れるという場合の「おもう」です。 『万葉集』では、「おもう」というときに「思」と「念」 とがあっ...
健康

ウイルス学の地平線

ウイルスは本当に存在するのか?この疑問に対する記事です。現代科学、生物学、生命科学、医学には多くの疑問があります。まだまだ何が事実であるのか?柔軟な発想での追求が必要だと思います。ウイルス学の地平線この話は非常に重要で、感染症ウイルス学は完全に詐欺だと示しています。マーク・J・ベイリーが、暴いたウイルス学の過去から現在まで当てはまる詐欺内容の論文です。なぜ自分は何度もウイルスの存在について疑問を投げかける記事を取り上げるのか?ここが非常に重要で、全ての人々に共有したいからです。多分箱庭洗脳のキツイ医療界は簡単に変わる事はできないだろう…それは医療従事者の保身と、ウイルス感染症対策として、今まで行ってきたことの多くが間違いで、それを受け入れることを精神的に拒むだろうからです。なのでそれ以外の人々の多くが「ウイルスは存在しない」と言う事実を共有した時に、彼らも渋々変わるしかないだろうと考えているからです。それでも変われない嘘のマトリックスに生き続けようとする者もいるだろうけど、必ず自己崩壊に向かうことになります。真実は絶対的な力を持ち、その力を手に入れた人々は恐怖支配から解放される…それを...
健康

化学薬品で熱を下げてはいけない理由

発熱は、よく考えられているような「危険な病気」ではなく、むしろ体の免疫系の自然な、非常に役立つ防御機構です。そのため、合成解熱剤が常に役立つとは限りません。それどころか、「薬」は自己治癒の自然なプロセスを妨げ、特に子供の場合、免疫システムの発達を抑制する可能性さえあります。これは、すべての細胞が発熱中に私たちの体が経験したことを保存しているためです。この記事では、発熱がなぜ役立つのかを説明します。さらに、自然の力を利用して、実際に非常に癒しのプロセスに最も効果的にアプローチできる方法を明確にします。定義発熱とは何ですか?発熱(発熱)は、体に影響を及ぼす侵入物や病原体に対する免疫系の自然な先天的反応です。したがって、発熱は、生体に何か異常があるときに必ず起こる自己防衛プログラムとして定義できます。この重要な防御機構の明らかな影響は体温の上昇であり、これは体の知的システムが既に調和に向けて全速力で働いていることを示しています。 それでは、なぜこの有益な防御反応を、多くの場合急いで不注意に解熱薬で無効にする必要があるのでしょうか?発熱: 役立つ、自然な発熱 発熱と闘うべきでしょうか?過去数十...
健康

医学界にはびこる利益相反

私達は、このような事実を元に様々な判断を下す必要があるのでしょうね。「製薬会社71社が、日本の主要19医学会の理事352人に合計7億2000万円の講師謝礼を支払っていた。さらに、うち半分近い3億3千万を約1割の理事40人が受け取っていた」コロナ騒動もそうだったけど、国民が真実に気付くことが大事です。「医学会は製薬会社から巨額の金をもらって、基準値を作っているんだ」という事実を知るだけで、薬を飲む気がうせると思う。結果、自分の命を守ることにつながる。副反応検討部会の委員14人中8人が、参考人6人中3人が、製薬会社から寄付金などを受け取っていた。つまり、関係者20人中11人が利益相反の状態にあった。Laughing Manさんのツイートから製薬会社から金をもらいつつ、副反応の検討をしている。これでは、お金をくれる人への配慮が働いて、正当なジャッジはできない。これを利益相反といいます。この手のデタラメは、医学界にしょっちゅう見受けられます。たとえば、血圧の基準値は、かつて180/100でした。しかし現在の基準値は、140/90です。こんな低い値を「高血圧」と決めてしまっては、日本人の大半が高...
現代の日本

日本に軍拡迫るアメリカの政策命令書 第6次アーミテージ・レポートの中身とは 自衛隊を統合し米軍下請けに

ジャパンハンドラーからの提言書「第6次アーミテージ・ナイレポート」が発表されています。ジャパンハンドラーとは、日本政府の手法や行動パターンを知り尽くし、日本を米国に有利な様に仕向ける政権スタッフで、対日窓口とか交渉人と呼ばれ、その集りをジャパンハンドラーズと呼んでいます。 このような内容こそ、しっかり国会で議論を尽くすべきだと思います。また、世界のパワーバランスが大きく変化しパラダイムシフトが進んでいる今こそ、マスコミが報道して、国内での議論も尽くす必要が有るのではないでしょうか?こうした日本の現実が示すことは、戦後70年以上経ても日本は独立しておらず、あらゆる施策が海の向こうで作られ、しかもなんの外交的権限もない一民間シンクタンクが内政に関与するという異常さである。これをしゃにむに実践するのが日本政府であり、訪米した歴代首相の振舞いを見てもアメリカの日本統治代理人といっても過言ではない。そこには占領体制の継続させるための秘密会合である日米合同委員会、それを着実に実行させるための官僚機構などの構造問題が根底にある。この属国状態を打破するには国会内に巣くう売国勢力を総選挙で一掃し、日本独...
日本の技術

NTTのIOWN構想とは?・・・NTT法の改正はこの構想を実現させるため!否定的な見解に注意!

2024年4月17日、NTTの研究成果の開示義務を廃止するなど、義務や規制の一部を緩和する改正NTT法が参議院本会議で可決・成立しました。この法改正について、様々な見解がネットに上がっています。否定的な見解として「NTTを外資に売り渡すつもりではないか?」「国防上重要な通信産業を守れ!」のような見方が多いです。しかし、この法改正は、NTTの新たな可能性を生むものだと思います。このような否定的な見方が「陰謀論」と揶揄される原因ではないでしょうか?自分のSNSのインプレッションを増やしたい、書籍を売りたい・・・という意図が紛れんでいるようにしか思えません。自らを支持してくれている読者や視聴者に噓の情報を伝えることは犯罪行為であり、不確かな情報でこの変革を邪魔をする事は国益に反する事だと思います。(後半の記事を御参照下さい)私自身も事実を基に、しっかりとした記事の作成を心がけたいと思います。NTTのIOWN構想とは?何がすごいのかをわかりやすく解説IOWN(アイオン)構想は、NTTが次世代戦略として掲げている通信基盤です。現在の通信基盤は5Gで、4Gと比較すると通信速度が大幅に向上しています...
現代の日本

政治家のスピーチ力を問う──「もうちょっと自分の言葉で喋ってよ」・・・スピーチライターが書いた岸田首相の演説

首相や政治家のスピーチ、様々な場での答弁にはスピーチライターがいる、原稿がある、と言うことは周知の事実だと思います。先日、アメリカの連邦議会上下両院合同会議で、岸田文雄総理大臣がスピーチをしました。日本のマスコミは、全編英語のスピーチで、評価が高かったと報じています。しかし、その原稿は、かつて、レーガン米大統領のスピーチを書いた経験があるベテランのスピーチライターが作り上げたもので、身振り手振りなどもレクチャーを受けたと言うことです。語るべき言葉、中身がない、自ら考えられない政治家とは何者なんでしょうか?そしてその内容についても、「何という恥さらし、何という恥辱」と言う評価が正しいのではないでしょうか?首相、元米大統領のスピーチライター活用 録音で練習【ワシントン=秋山裕之】岸田文雄首相は11日(日本時間12日未明)の米議会の上下両院合同会議での演説を英語で語りかけた。1980年代にレーガン米大統領のスピーチを書いた経験があるベテランのスピーチライターを起用し、ライターが録音した発音を何度も聞き返しながら練習した。武田砂鉄が政治家のスピーチ力を問う──「もうちょっと自分の言葉で喋ってよ...
日本の文化

子どもを伸ばす漢字教育

No.320 子どもを伸ばす漢字教育子どもを伸ばす漢字教育  幼稚園児たちは喜んで漢字を覚え、知能指数も高まり、 情操も豊かになっていった。■1.2歳の幼児が漢字を読んだ!■ きっかけは偶然だった。小学校教師の石井勲氏が炬燵(こた つ)に入って「国語教育論」という本を読んでいた。そこに2 歳の長男がよちよち歩いてきて、石井氏の膝の上に上がり込ん できたので、氏は炬燵の上に本を伏せて置いた。  その時、この2歳の幼児が「国語教育論」の「教」という漢 字を指して「きょう」と言ったのである。びっくりして、どう してこんな難しい字が読めたんだろう、と考えていると、今度 は隣の「育」の漢字を指して「いく」と言った。  石井氏が驚いて、奥さんに「この字を教えたのか?」と尋ね ると、教えた覚えはないという。教えてもいないものが読める わけはない、と思っていると、奥さんが「アッ! そう言えば 一度だけ読んでやったことがある」と思い出した。奥さんは音 楽の教師をしており、「教育音楽」という雑誌を定期購読して いた。ある時、息子が雑誌のタイトルを指で押さえて、「これ なあに?」と聞くので、一度だけ読んでや...
日本の文化

日本語が作る脳

こうした「生きとし生けるもの」の「声」に耳を傾けるという自然に対する敬虔な姿勢は、今後「宇宙船地球号」の中ですべての生命と共生していくために貴重な示唆を与えうる。 我々が受け継いだこの「日本語の脳」の違いを意識的に極め、その独創性をよりよく発揮していくことは、我々日本人の全世界に対する責務とも言えるだろう。No.240 日本語が作る脳虫の音や雨音などを日本人は左脳で受けとめ、西洋人は右脳で聞く!?■1.虫の音に気がつかない!?■ 東京医科歯科大学の角田忠信教授が、1987年1月にキューバのハバナで開かれた第一回国際学会「中枢神経系の病態生理学とその代償」に参加した時の事である。キューバではいまだ戦時体制が続いており、西側諸国からの参加者は角田教授一人だった。開会式の前夜に歓迎会が開かれ、東欧圏から大勢の科学者が参加していた。キューバ人の男性が力強いスペイン語で熱弁をふるう。 しかし、教授は会場を覆う激しい「虫の音」に気をとられていた。なるほど暑い国だな、と感心して、周囲の人に何という虫かと尋ねてみたが、だれも何も聞こえないという。教授には「蝉しぐれ」のように聞こえるのに! 午前2時頃、...
健康

花粉症の原因は「抗生物質の濫用」か?東大名誉教授が突き止めた国民病の“真犯人”

花粉は人類が誕生するずっと以前から地球上にあります。この花粉に対して人体の免疫機能が異常反応を起こすのが「花粉症」です。そして「花粉症」が広がったのは、最近であり、現在80歳以上の方に花粉症はないと言われています。このような状況から普通に考えれば、花粉症の原因は花粉ではなく「人体の変化に有るのではないか?」と考える方が自然ではないでしょうか?このような疑問に答えてくれている記事を紹介します。私達の体内には、身体を構成するもの全てに細菌類(もう少し正確には微生物)が大量に同居しています。代表的な細菌には腸内細菌があります。いわば、私達は細菌類との共生で生きていると言うことです。この腸内細菌のバランスが崩れることで様々な病気が発生する、と言う事実を直視すべきですね。スギなどの花粉は「原因」ではなく、抗生物質の濫用による免疫機能の破壊のために続々と発生した新しいアレルギー症状の1つで、それがその人の場合はたまたま花粉ごときに反応する形で発現した「結果」に他ならないからである。アレルギーは、抗生物質が腸内フローラを撹乱したことで起こる。マウスを用いた実験では、抗生物質2剤を与えると、腸内フロー...
日本の技術

世界がうらやむ日本経済の未来。2つの革新的技術「水素エネルギー」「光半導体」で再飛躍は確実

現代の日本の技術力について、悲観的な見方が多いです。しかし、この記事のように革新的な技術開発で世界最先端に位置していることも知っておきたいですね。日本が、水素エネルギーと光半導体で画期的技術を開発し、その応用にメドを付けたことは、日本の潜在的な技術開発力が衰えていなかったことの証明でもある。これら二つの技術は、冒頭でも指摘した時代を画する「エネルギー革命」を担っている。日本が、「失われた30年」という雌伏期を経て復活できる基盤は、こうした技術開発力が支えるに違いない。さらに、2つの技術が国際標準になれば、日本から部品が大量に輸出される恩恵もあるのだ。世界がうらやむ日本経済の未来。2つの革新的技術「水素エネルギー」「光半導体」で再飛躍は確実=勝又壽良日本経済「再飛躍」は確実と言える。本稿では、日本の技術開発力にスポットライトを当てた。技術は地味だが、その効果は世界を突き動かす巨大なものになる。日本には現在、そうした貴重な技術が2つも実用化に向けて動き出している。これを、読者とともに認識したい。(『勝又壽良の経済時評』勝又壽良)【関連】夢に終わる韓国「半導体超強大国」戦略。日本から盗めなか...
現代の日本

「この人アカンわ」岸田総理の米議会“売国演説”を京大教授が激辛採点!新聞が報じぬ対米従属 日本を壊す不治の病

2024年4月8日から14日、岸田首相は、米国を国賓待遇で公式訪問していました。この訪米についての日本のメディア報道は、表面的な内容と成果だけに終始しています。しかし、海外からの評価にはかなり厳しいモノがあります。特に岸田首相の米国議会での演説については、露国連次席大使が「何という恥さらし、何という恥辱」という言葉で反応しています。一国の首相が自国の歴史を歪曲し、他国の国会で媚びを売るような演説を行うことの影響は計り知れないのではないでしょうか?事実を無視し、国家や民族としての歴史観も世界観も感じさせないその内容は、あまりに酷いと思います。このような状況では、私達自身が国家や民族としての歴史観、世界観をしっかり把握、認識し新たな可能性を切り開いていく事が求められているのでしょうね!岸田氏は戦争について一切言及しない上に、次のようにも述べています。「日本は長い年月をかけて変わってきました。第2次世界大戦の荒廃から立ち直った控えめな同盟国から、外の世界に目を向け、強く、コミットした同盟国へと自らを変革してきました。」これを耳にしたときにもひっくりかえりました。戦後直後の日米関係は、「同盟」...
日本の文化

江戸時代に観る本物の医師の姿と西洋人も恐れた武士道の真髄とは?

江戸時代の日本は、社会システムを始めその芸術・文化も世界最先端であり最高のモノでした。又、「医は仁術」「医は仁術なり」という「医は、人命を救う博愛の道である」ことを意味する格言があります。これは、特に江戸時代に盛んに用いられましたが、その思想的基盤は平安時代まで遡ることができ、また西洋近代医学を取り入れた後も、長く日本の医療倫理の中心的標語として用いられてきました。(wikipediaより)さらに、「武士道」という日本固有の規範があります。武士道に通ずる考えは、武力を持つ者は鍛錬・行使・身の処し方などを徹底すべきであり、独りよがりや私事へ存念するような見苦しいものではあってはならないとする日本独自の規範意識が根本にあります。「独りよがりであってはならない」との考えの対象は、次第に、より普遍的な対象・・・民衆・生き物・学問・芸術・世の中の伝統などへ向かいました。一方、武士は命をかけて組織へ殉ずることが近世には美化されていきました。江戸時代には、支配階級である武士には文武両道の鍛錬と自分の命を以って徹底責任を取るべきことが求められるに至っています。武士が私事で刀を抜くことは重大な責任を問わ...
現代の日本

手作りの漬物が買えなくなる? 食品衛生法改定で6月から営業許可とHACCP対応が必須に 個人や商店は対応困難

紅麹の問題がマスコミで報道されています。しかし、これより前に手作りの漬物に対する厳しい規制が出されています。以下のような疑問、指摘が出るのも当然ではないでしょうか。別の漬物店関係者は「食中毒防止といっているが本当の目的は何なのかと思ってしまう。数年前も“肉の生食は食中毒を起こす”といってローストビーフの販売を規制し肉屋や畜産農家が苦しくなったが、すぐ規制すべきことは他にあるはずだ。農薬まみれの輸入農産物やゲノム編集食品の流通は野放しにしておいて、地物の新鮮な野菜で丹誠込めて漬物をつくってきた生産者を徹底的に取り締まるのは本末転倒ではないか」と指摘していた。手作りの漬物が買えなくなる? 食品衛生法改定で6月から営業許可とHACCP対応が必須に 個人や商店は対応困難 道の駅や直売所で人気の農家が作った手作りの漬物や、地物野菜を使った自家製漬物の販売が消滅しかねない危機に直面している。これまで多くの農家や個人商店は自宅で漬物を手作りしてきたが、改定食品衛生法の完全実施で6月から漬物製造は「営業許可」が必須となり、国際的な食品衛生管理手法「HACCP(ハサップ)」対応の加工施設設置が義務づけら...
現代のロシア

ICJ(国際司法裁判所)の判決にみるウクライナ戦争

ICJ(国際司法裁判所)の判決にみるウクライナ戦争 青山学院大学名誉教授・羽場久美子 今年1月から2月にかけて、ICJ(国際司法裁判所)が、ウクライナ側が告発したロシアの蛮行に対する訴訟の多くを却下する判決を下し、逆にウクライナ側のジェノサイドを告発する結果を生み出したと報じる記事が3月半ばに出た。 これを明らかにしたのは、イギリスの調査ジャーナリスト、キット・クラーレンバーグの記事「ロシアに対するICJへのキエフの訴訟が裏目に出て、ウクライナのジェノサイド告発に道を開いた」(『ミントプレス』2024.3.13)だ。以下、その内容の抄訳を紹介したい。***********国際司法裁判所(オランダ・ハーグ)ICJ(国際司法裁判所)の判決 今年1月から2月、国際司法裁判所(ICJ)は、ウクライナとその西側支援国に、法的ボディーブローを2度与えた。 まず1月31日、2014年7月のマレーシア航空機MH17便撃墜を含むドンバスでの“テロ”作戦を指揮したとしてモスクワを非難した、2017年にキエフがロシアに対して起こした訴訟。また、ロシアがクリミア併合後、クリミア半島のウクライナ人やタタール人住...