2024-04-26

日本の文化

白川静 ~ 世界をリードする漢字研究者

東洋文明の世界観を【漢字】を切り口に読み解いた記事を紹介します。日本語の凄さ、面白さは何度もこのブログで紹介してきましたが、特に漢字を導入し、自らの母国語として昇華させた昔の日本人の叡智には驚くばかりです。そして、漢字に限らず、東洋的と言われる世界観、精神、美、あるいは思想を完成態として創り上げてきたのは、日本だと思います。No.425 白川静 ~ 世界をリードする漢字研究者白川静のような碩学を持つ日本こそが、東洋文化 の最終リレー走者としての使命を持つ。■1.思う、念(おも)う、懐(おも)う■  漢字研究の第一人者、白川静の世界を覗いてみるには、次の 言葉が良いだろう。今、日本語がもう一度復活しなければならない時期なの に、文字制限なんかがあって、それがうまくいかない。言葉が少なすぎるんです。自分の気持ちを述べようとしても、それができない。たとえば、「おもう」という言葉がありますが、そう読む漢字は今は「思」だけしかないんです。 この字の上半分は脳味噌の形。その下に心を書くから、千々に思い乱れるという場合の「おもう」です。 『万葉集』では、「おもう」というときに「思」と「念」 とがあっ...