2024-09

現代の世界各国

イスラエルのレバノン攻撃し放題

イスラエルのレバノン攻撃し放題 2024年9月29日   田中 宇 9月27日、イスラエル軍がレバノンのベイルート郊外を猛烈に空爆し、強力なシーア派民兵団ヒズボラの最高指導者ハッサン・ナスララと10人以上の将軍たちを殺した。イスラエルは1970年代から断続的にレバノンを侵攻し続けており、ヒズボラは1975年の創設以来、イスラエルとずっと戦争してきた。レバノンは、宗派宗教ごとの多様な勢力が米仏などによる分断政策によって対立させられ、恒久的に政府が脆弱だ(イスラム教のスンニ派32% シーア派31% ドルーズ派5%、 キリスト教32%)。ヒズボラは国軍よりもずっと強い。ヒズボラは軍部だけでなく議員団など政治部門も持ち、サウジに支えられたスンニ派をしのぎ、近年は国内最強の政治勢力になっている。ヒズボラは貧困救済の社会部門も持ち、シーア派の枠を超えて広範な支持を得ている。イスラム世界の中でも、イスラエルのパレスチナ占領・虐待・殺害をきちんと非難してきた政府は少ない。みんな米英の傀儡だ。その中で、イスラエルと戦い続け、パレスチナを支持してきたヒズボラは、レバノンだけでなく、シリア、イラク、イラン、...
現代の米国

まだ続くトランプ暗殺計画

t まだ続くトランプ暗殺計画 2024年9月27日   田中 宇 米大統領候補ドナルド・トランプに対する2回の暗殺未遂な銃撃事件はいずれも、トランプを敵視する米諜報界・米当局が、実行犯たちに、警備放置や情報提供などの支援をしていた可能性が高い。7月13日に、20歳のトーマス・クルックスがペンシルバニア州バトラーで選挙演説中のトランプを銃撃した。この事件では、犯行前にクルックスが建物の屋根によじ登るところや、その前に周辺を不審な感じでうろつくのを、地元警察の要員が発見して上官に報告したが、そういうことの担当は連邦当局であり、連邦側がやってくれるから大丈夫だと言われ、犯行準備を進めるクルックスが放置された。連邦当局の狙撃担当者は、屋根に登ったクルックスを見下ろせる別の屋根の上にいて、クルックスがトランプに向かって発砲するまで何もせず、クルックスが発砲した直後に射殺した。黒幕が実行犯を口封じのために殺した感じだ。これらの話は、クルックスを放置したことを自分たちのせいにされるのを不満に思った地元警察の幹部が、地元のマスコミに、放置したのは連邦当局の判断だったと暴露したのでわかった。(トランプへ...
現代の世界各国

ガザに続くレバノンでの住民虐殺の背景にブリティッシュ・イスラエル主義

ガザに続くレバノンでの住民虐殺の背景にブリティッシュ・イスラエル主義  イスラエル軍は9月27日から南レバノンを空爆、ヒズボラの指導者、ハッサン・ナスララも死亡したという。イスラエルでの報道によると、27日の攻撃では「バンカー・バスター爆弾(地中貫通爆弾)」約85発が使用され、人口密集地で使われたため、少なからぬ市民が犠牲になっている。ウクライナでもアメリカはネオ・ナチを使って東部や南部の住民を虐殺したが、ロシア軍の反撃で目的を達成できなかった。反撃力の足りないレバノンやパレスチナでは虐殺を続けている。  この攻撃についてハーバード大学のスティーブン・ウォルト教授は次のように書いている:「​これは非常に単純なことです。誰かに何かをしてほしくないなら、それを実行する手段を与えなければいいのです。​」  そうした手段を与えたのはアメリカ政府。昨年12月、ウォール・ストリート・ジャーナル紙はアメリカ政府は100発のバンカー・バスター爆弾BLU-109をイスラエルに供与したと伝えている。つまり、アメリカ政府はイスラエルがそうした手段を使うことを認めているということになる。SIPRI(ストックホ...
現代の日本

円高株安政争の具にする負け犬

円高株安政争の具にする負け犬 すでに9月27日付ブログ記事「総裁選裏側の自民長老優勝劣敗」 メルマガ記事「石破内閣経済政策と金融市場反応」 に記述したが、自民党総裁選をめぐり金融市場が変動している。 27日の午後3時までは、高市早苗氏優勢の総裁選動向を背景に円安・日本株高が進行した。 しかし、決選投票で石破茂氏が逆転勝利したことを背景に円高が進行し、連動して日本株価が反落した。 高市氏を支援した勢力が怨嗟の声を上げ、株価下落を石破氏攻撃の材料に使う情報が流布されている。 まったく木を見て森を見ない論議。 高市早苗氏は自民党総務会長の役職を打診されたが固辞したと伝えられている。 幹事長以外は受けないとの意向を周囲の者が伝えているとの報道もある。 大人げない対応。 「敗軍の将、兵を語らず」 敗北は敗北であり、敗北を謙虚に受け止める姿勢が重要。 自民党再建に取り組む意思があるなら、どのような役職でも真摯に取り組むのがあるべき姿だ。 それでこそ未来が開ける。 総裁選敗北でふてくされるようでは未来が開けない。 総裁選で高市氏を推した勢力が選挙結果発表後の日本株価下落を懸命にアピールしている。 し...
中国の歴史

日中戦争に引きずり込まれた日本

日中戦争は、スターリンがシナリオ書き、毛沢東が実現させたものであった。この点を踏まえないと、日本軍は無謀なシナ侵略を目指して、泥沼にはまった、という東書版の歴史解釈になってしまう。  育鵬社版の記述では、「何者かの銃撃を受け」「日本軍将校殺害をきっかけに」と、第三者の策謀を示唆する記述が散見されるが、近い将来、この点を正面から書けるようになった時、日本はなぜ共産党の策謀にはまったのか、という真の反省ができるようになる。 No.1031 歴史教科書読み比べ(43) 日中戦争に引きずり込まれた日本  日本はどのように、日中戦争に引きずりこまれていったのか? ■1.スターリンの天才  東京書籍(東書)版は「日中戦争の開始と長期化」の項の冒頭で、次のように書く。 __________ 満州を支配下に置いた日本は さらに中国北部に侵入しました。中国では,国民政府(国民党)と共産党との内戦が行われていましたが,抗日運動が盛り上がる中,毛沢東が率いる共産党は,蒋介石を指導者とする国民党に協力を呼びかけ,1936(昭和11)年に内戦を停止しました。 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  育鵬社版で、これに対応する記述...
科学論

物をこすり合わせると静電気が発生する仕組みがついに明らかに

研究チームが主張する新しいモデルの中心にあるのは、物体が滑る際に生じるひずみに抵抗する能力である「elastic shear(せん断弾性)」という概念です。せん断弾性があることによって、テーブルの上でトレーや本を滑らせても、手を離すとすぐに止まってしまいます。2つの材料をこすり合わせると、せん断弾性によって材料の前面と背面で異なる弾性ひずみが生じ、分極とそれに伴う電荷が異なるため、電流の流れが発生すると研究チームは説明しています。このモデルは摩擦帯電のすべての側面を説明しているわけではないものの、主要な問題を解決するものだとのこと。 マークス氏は、「静電気は単純な方法でも深遠な方法でも、人生に影響を与えています。たとえば、粒子に静電気が帯電することが、コーヒー豆のひき方や味に影響を与えます。また、静電気によって粒子が衝突し、その塊が惑星になるという重要なステップがなければ、おそらく地球は惑星にならなかったでしょう。私たちの生活のどれほどの部分が静電気に触れており、宇宙のどれほどの部分が静電気に依存しているのかを考えると、それは驚くべきものです」とコメントしました。 物をこすり合わせると...
人類史

山形大学がAIを使ってナスカの地上絵を半年で303個発見することに成功、地上絵の目的も明らかに

研究チームは新しく発見された地上絵と散策路を分類。散策路は曲がりくねった道と、正式な道路に分けられ、地上絵は幾何学的なものと比喩的なものに分けられています。さらに、地上絵も線タイプのものと面タイプのものに分けられました。面タイプの地上絵は線タイプのものとは様式・規模・分布において差異があることが判明しており、モチーフにも差異があることが明らかになっています。面タイプの地上絵は直線と台形のネットワーク沿いに分布しているのに対して、線タイプの地上絵は曲がりくねった小道沿いに分布しています。また、線タイプの具象的な地上絵は共同体の儀礼のために制作されたのに対して、面タイプの地上絵は小道から見える「掲示板」のようなもので、主に家畜や首級に関連する活動を共有するために制作されたものであると論文では報告されています。 山形大学がAIを使ってナスカの地上絵を半年で303個発見することに成功、地上絵の目的も明らかに 山形大学ナスカ研究所とIBM研究所の共同研究プロジェクトが、AIを用いた6カ月間におよぶナスカでの現地調査により、新たに303個の地上絵を発見したと報告しています。これによりナスカ台地で確...
プラズマ宇宙論

プラズマ宇宙論-7 よくある質問といくつかの異論…

プラズマ宇宙論-7 よくある質問といくつかの異論... これは愚かな質問に思えるかもしれませんが、宇宙には電気が満ち溢れているのに、なぜ私たちは感電しないのでしょうか? これは実際によくある質問で、答えは簡単です。高電力ケーブルの上に止まっている鳥を想像してください。そのケーブルには何千ボルトもの電流が流れているかもしれませんが、鳥は別のケーブルや電気差のある他の物体に触れない限り安全です。鳥の周囲の空気は絶縁体として機能します。 地球上に立つ私たちは、ケーブルの上に止まっている鳥のようなものであり、磁気圏は保護用の繭として機能し、宇宙を飛び回るほとんどのエネルギー粒子から私たちを守ってくれます。 電線が時折パチパチと音を立てると、その役割を思い起こします。同様に、雷雨は、地球が太陽の環境と電気的に均衡を保とうとしていることを思い起こさせます。電気天気を参照してください。 なぜ主流の科学では宇宙は電気的に中性であると考えられているのでしょうか? 基本的に、一般的な(コンセンサス)科学は、ビッグバンという創造イベントからの時間を考えると、宇宙の電荷のほとんどはすでにお互いを見つけ、中和さ...
プラズマ宇宙論

プラズマ宇宙論-6 プラズマ宇宙論の意義

プラズマ宇宙論-6 プラズマ宇宙論の意義 変化が起こります! パラダイムが同様のことをするには、視点の転換が必要かもしれない。従来の視点では、惑星や恒星は、広大な「空虚」な空間を区切る小さな物質の点として見られる。この疑わしいモデルでは、時々方程式に少しの磁気が混ざるとはいえ、重力と慣性が支配的である。プラズマ宇宙論は、この視点をひっくり返す。 現実には、「空の」空間は実際にはプラズマの広大な海であり、電磁力によって支配されています。物質の小さな点は Z ピンチ効果 (技術 Iを参照) によって形成され、保護シースまたは二重層 (これも技術 Iを参照) に囲まれています。 「特定のプラズマ領域における現象を理解するには、磁場だけでなく電場と電流もマッピングする必要があります。」ハンネス・アルヴェーン 宇宙は、エネルギーと運動量を広大な距離にわたって伝達する電流のネットワークで満たされています。電流はフィラメントに押し込められ、細胞構造を形成する傾向があります。これらはコンデンサのような二重層によって分離され、非等方性、不連続性、不均一性の状態を特徴とするプラズマ現象を生み出します。 し...
現代の世界各国

米国の対中露戦争へ引き摺り込まれる

1992年2月にアメリカの好戦派が世界征服プロジェクトをスタートされた当時、彼らは簡単に目的を達成できると考えていたのだろう。その思い込みはその後も消えず、​外交問題評議会(CFR)が発行している定期刊行物「フォーリン・アフェアーズ」の2006年3/4月号に掲載されたキール・リーバーとダリル・プレスの論文​では、ロシアと中国の長距離核兵器をアメリカ軍の先制第1撃で破壊できるようになる日は近い、つまり核戦争で中露に勝てるとしている。ソ連の消滅でアメリカは核兵器の分野で優位に立ち、近いうちにロシアや中国の長距離核兵器を先制攻撃で破壊できるようになるだろうと主張しているのだ。  リーバーとプレスはロシアの衰退や中国の後進性を信じ、アメリカが技術面で優位にあるという前提で議論している。その後、そうした前提が間違っていることを現実が繰り返し示しているのだが、修正できていない。今でも「神風が吹く」と信じている、あるいは信じたがっている人がいるようだ。彼らは人類、いや生態系を死滅させかねない。 米国の対中露戦争へ引き摺り込まれる  ​海上自衛隊の護衛艦(駆逐艦)「さざなみ」が台湾海峡を通過した​。ア...
現代の世界各国

パレスチナをめぐる戦争は次の段階に到達した

全てのメディアに対し、いかなる被害についても写真や報道を控えるようイスラエル政府は(再び)一般指令を出した。全ての報道室に常駐する軍検閲官が命令が守られているか確認する。  シーア派の信仰心やヒズボラの戦闘継続能力が負ける方に、私は決して賭けない。 北部での戦争が国際ニュースを賑わせる一方、ガザではシオニストによる大量虐殺戦争が続いている。 四つの大都市を含むガザ北部で、そこに暮らす130万人を民族浄化し、飢えさせて、この地域を一掃する計画をイスラエルは立てている。  これら計画をネタニヤフ首相は正式に検討しており、それを実行するとみられている。  紛争の中心はガザだ。ガザでの停戦にイスラエルが同意すれば、北部での戦争も直ちに終結するだろう。平和的解決への道を阻止しているのは、ネタニヤフと彼を庇うバイデン政権だけだ。 パレスチナをめぐる戦争は次の段階に到達した 2024年9月23日Moon of Alabama  先週、レバノンのヒズボラとのミサイル攻撃応酬を、本格的戦争にエスカレートさせるとイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は決定した。  彼がそうしたのには、いくつか理由があった...
現代の中国

中国経済で今何が起きているのか ?

中国は、ビジネスに開かれた国ではない。国有企業改革に関して最近示された解説は、忘れ去られた古代宗教の呪文のように聞こえた。国有セクターで進められている改革で注目すべきものはなく、江沢民時代に大ナタが振るわれた困難を伴う改革とはまるで比べものにならない。習近平政権は内向き姿勢を強め、自給自足をスローガンに掲げており、外国人を信頼すべき相手ではなく潜在的なスパイとみなしている。 中国経済は崩壊しつつあるのか。答えはノーであり、今後も崩壊することはないだろう。将来待ち受けるのはじわじわと続く衰退であり、数が減る一方の経済データからそれが垣間見える。今後は(国がそれを認めれば、の話であるが)中国の優秀な人材の海外流出が増え、彼らの資産も一緒に流出する。今後30年間の経済見通しはさほど悲観的なものではないが、政治を変えずして経済を変えることはできないだろう。 中国経済で今何が起きているのか ? China Belt and Road Forum ヘッドライン 政治家やビジネスパーソンが世界経済を理解する上で、中国経済の健全性を正確に把握することは不可欠である。中国の経済活動が世界市場のあらゆる側...
プラズマ宇宙論

プラズマ宇宙論-5 技術概要 II

プラズマ宇宙論-5 技術概要 II チャールズ・ブルース博士 FIEE、FIP、FRAS チャールズ・ブルース博士は高電圧電気工学の専門家であり、王立天文学会の会員でした。1940 年代に彼は、今日に至るまで主流の天文学では無視されている注目すべき提案を行いました。彼の提案は電気力学パラダイムを支持するものです。 ブルースは、宇宙ジェット、太陽フレア、磁場、宇宙の高温を電気放電現象として特定しました。 「そして、たとえ電場を単なるもう一つの仮定とみなしたとしても、それは、私の見解では、他のすべての仮定を不要にする唯一の仮定であるという大きな利点がある。」CE R ブルース、宇宙の電場、ペンギンサイエンス、1968 年 ブルース氏はまた、上の見出し画像に描かれている美しい双極惑星状星雲を電気現象であると特定しました。 エレクトリック・スカイ、ドン・スコット ドン・スコットは電気工学の退職教授であり、長年にわたり天文学と宇宙論に興味を持っています。 彼の著書「The Electric Sky」には、アマチュアにも専門家にも理解できる理にかなった科学が含まれています。2006 年後半に出版さ...
プラズマ宇宙論

プラズマ宇宙論-4 技術概要 I

プラズマ宇宙論-4 技術概要 I 以下の専門用語の紹介は、プラズマ物理学への適切な洞察を提供するはずです。多くの疑問が残っているにもかかわらず、根底にある単純さが魅力的に見え、従来の宇宙観とはまったく異なる図像が浮かび上がり始めています。 太陽風 地球の磁場は、保護用の繭のような働きをします。この磁場の上と周囲には、太陽から放出される希薄だが持続的なプラズマ (陽子、電子、その他のイオン) の流れである太陽風が流れています。このプラズマの流れは、関連する電磁場とともに、地球自身の磁場を歪ませ、昼側では圧縮し、夜側では引き伸ばします。その結果生じる磁場は磁気圏と呼ばれます。 太陽はほぼ同量のイオンと電子を放出していると考えられているため、主流の学派では太陽風は電気的に中性であると考えられています。これは誤りです。実際には太陽風は巨大な双極性電流であり、主流が宇宙の電気を認めないことから、太陽風や太陽放射という用語が生まれました。 さらに、プラズマは太陽系内の広範囲にわたる磁力線と反応し、導電性流体が磁場を流れると、ダイナモが生成され、電流を流すために必要な電気エネルギーが相対運動から得ら...
現代の日本

征服という意のノーサイド

選挙を通じて創設された内閣であっても憲法の前には従順でなければならない。これが立憲主義の考え方。権力の暴走を防ぐために憲法が存在する。 大きな策謀が動いている。策謀とは何か。策謀は日本の政治体制を対米隷属の二大勢力体制に移行させること。現在の自公に類似した第二自公を創設して、自公と第二自公の二大勢力体制を構築する。 これがCIAの目標である。 米国の共和、民主二大政党制に類似した体制を日本に構築する。これに成功すれば米国植民地日本を永久に保持できる。 これがCIAのミッションである。 その一環として野田佳彦氏が起用されている。 征服という意のノーサイド 立憲民主党が新しい党首を選出したが期待感はまったく広がっていない。 野田佳彦氏は9月23日に新党首に選出された直後のあいさつで「ノーサイド」を宣言したが、「ノーサイド」の意味を理解していないように見える。 野田氏の理解では「ノーサイド」は「征服」。 自分が勝利したのだから自分が立憲民主党を征服した。 自分の一存ですべてを決められると勘違いしているようだ。 安倍元首相は選挙で選ばれた政権は憲法も変えられるとの考えを示して憲法改正手続きを踏...
現代の世界各国

今週、私たちの時代における最も重要な決定がなされるだろう 元CIAアナリスト、国防総省がブリンケン国防長官からウクライナ政策を奪おうとしていると主張

米国政府(国務省、財務省、国土安全保障省、司法省)がシオニストユダヤ人の手に渡っているため、米国民を代弁できるのは国防総省だけだ。これまでのところ、国防総省はロシアへのミサイル発射を承認していない。 我々は核による終末に非常に近づいています。そしてシオニストが我々を戦争と破滅へと導く一方で、無関心が支配しています。 今週、私たちの時代における最も重要な決定がなされるだろう 今週、私たちの時代における最も重要な決定がなされるだろう ポール・クレイグ・ロバーツ 米国政府(国務省、財務省、国土安全保障省、司法省)がシオニストユダヤ人の手に渡っているため、米国民を代弁できるのは国防総省だけだ。これまでのところ、国防総省はロシアへのミサイル発射を承認していない。 ゼレンスキー氏は任期満了後も再選されずに大統領職にとどまったことで「民主主義」の信憑性が打ち砕かれ、今週ワシントンを訪れ、ホワイトハウスにロシアへのミサイル攻撃を嘆願する予定だ。 国防総省は会議に出席するだろうか?もしそうなら、士官階級は覚醒主義によって粛清され、消耗しきっており、断固たる態度を取ることができないのだろうか? プーチン大...
現代のロシア

これって窃盗では? EUが勝手に「ロシア資産」からウクライナ援助を始める

どうにもやりきれないのは、欧米諸国や日本が「大嘘」をついている点だ。ウクライナ戦争が当初の「自衛戦争」から、米国やその他北大西洋条約機構(NATO)加盟国の「代理戦争」に変質してしまった事実をまったく無視しているのだ。 ウクライナは自衛戦争としての緒戦に勝利したのに、米英に促されてウクライナ戦争を継続した。その時点で、ウクライナ戦争は代理戦争となり、消耗戦にロシアを巻き込んで弱体化させるための戦争となったのだ。 そうであるならば、ウクライナ戦争に伴う損害賠償のすべてを帰そうとする日欧米の主張はおかしい。なぜなら戦争継続はウクライナの国民の生命・財産を毀損し、国土を破壊しつづけ、その結果として復興にかかるコストを猛烈に膨らませてきたからだ。 この見方に異論を感じる人は、自衛戦争、人實解放戦争としてはじまった「ガザ戦争」がいつの間にか、イスラエルによるパレスチナ全域およびレバノンへの「侵略戦争」と化している現実を思い浮かべてほしい。それにもかかわらず、昨年10月7日のパレスチナ人による奇襲がすべての出発点だから、全責任はパレスチナにあるというのはおかしいだろう。まったく同じ論理がウクライナ...
現代の中国

習近平はなぜ「反日教育」強化を選んでしまったのか? その結果が突き付ける現実を直視すべき

黒文字で書いてある「われわれは先輩たちに代わって(日本人を)許す資格を持っていない 歴史を忘れるな 革命烈士の先輩たちに敬礼」の意味は深刻だ。日中戦争のとき重慶は数年にわたって日本軍によって絨毯爆撃をされているので、その恨みは子々孫々にまで伝わっていくことだろう。これは消えない。  したがって、「反日教育」を強化すれば、このようなことが激しくいたるところで起きるのが中国の実態なのである。  見たくない現実だというのは理解できるが、日本がこの現実を直視しなければ日本国民の犠牲者は増えるばかりだ。日本国民を真に守るためには現実を認識することが第一歩である。自民党総裁候補者たちが「遺憾」や「毅然と」などと言っても、中国の現状を知らなければ具体的な日本の政策は打てないはずだ。その自民党議員たちに筆者としては意見を言っているつもりである。  安易に「反中だ」とか「親中だ」とかいったレッテル貼りをする前に真実を直視する勇気を持っていただきたいと願う。それ以外に日本国民を守る方法はないのだから。 習近平はなぜ「反日教育」強化を選んでしまったのか? その結果が突き付ける現実を直視すべき 出典:捜狐網、...
現代の世界各国

ウクライナ停戦機運の強まり

欧米日のマスコミは、欧州の市民がとんでもないナチスな極右を支持していると喧伝するが、マスコミ自体が超愚策の喧伝屋で大うそつきだ。マスコミを含むエリートは超愚策を拡大し続けたのだから、選挙で負けるのは当然だ(マスコミも早く潰れるべき)。エリートは対米従属やWEF大リセットなどに縛られ、超愚策をやめられない。右派は、縛りの枠外にいるので民意を汲み取って愚策反対の政策を掲げ、政治優勢を得ている。民主主義が機能している。欧州は、米国のような大規模な選挙不正をしておらず、まともだ(ドイツ地方選で少し不正があったが、あの程度が限界なのだろう)。米国のように、バレずに不正をやれるなら、もっと早くやっていたはずで、マクロンの窮地もなかっただろう。 仏独の支配層は、自分たちが不利になる中で、ようやくウクライナでの敗北を認め、停戦や対露和解を望むようになった。だが、視野を広げて俯瞰すると、ウクライナ停戦や対露和解は、少なくとも当面、実現しそうもない。独仏は、安全保障に関して対米従属であり、独仏を支配する米国(諜報界=深奥国家・DS)は、停戦や対露和解を進める気がなく、ウクライナもしくはその他の地域での対露...
日本の歴史

『言論統制:情報官・鈴木庫三と教育の国防国家』 著・佐藤卓己

敗戦後の様子をあらわす証言もある。  「(編集者の無節操として)戦争の末期には軍の報道部に入りびたり、帰還兵の作家に書かせては巨利を博し、戦い終わると同時に帰還作家を戦犯扱いにして上田広や火野葦平には寄りつかず、小島政二郎の色情文学や暴露小説のたぐいで再び巨利をうかがう」  「高圧的な戦争美術論を終始展開していた評論家までが、“問題は必要以上に軍と協力し戦争を鼓吹した陸軍美術協会の幹部にある”と提唱する。占領軍の戦争犯罪者追及のお先棒を担いで、新たな“新生日本”のデモクラシーの鬼たちが跋扈(ばっこ)して狂った季節を現出させている」  時流に乗り権力のチンドン屋となって、みずからを欺き他も欺く流れは、戦時中だけでなく、敗戦後から現在まで続いている。著者が提起している問題は、現在を生きる文化人・知識人、あらゆる表現者にとって他人事ではない。今の世界を見る目は曇っていないか、真実を追求する姿勢は確かなものかを問うものだ。 『言論統制:情報官・鈴木庫三と教育の国防国家』 著・佐藤卓己  1950年に刊行された石川達三の小説『風にそよぐ葦』は、戦時中の軍部による言論弾圧に抗したインテリ群像を描い...