従業員を大御宝にすれば企業は繁栄する ~ 永崎孝文『日本人の心に生きる聖徳太子の「十七条憲法」』
聖徳太子の唱えた「和」とは、単に「仲良くせよ」というだけではなく、個々の人間の多様な才能、適性、考えを生かして、それらを統合した共同体としての知恵と力を生み出す組織原理なのです。 聖徳太子の十七条憲法は民を大御宝とするための貴族官僚たちの心構えを説いた内容ですが、それを職場に適用したら、従業員を「大御宝」として、その安寧を実現し、企業全体の繁栄に導く方針を次のようにまとめられるでしょう。__________・すべての従業員が、組織の一員として、生かされていることに感謝し、・それぞれの自分の居場所を守って、互いに支えあう、充実した職業人生を歩み、・その「仕合わせ」によって繁栄する組織を築く ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 聖徳太子の十七条憲法は、こういう組織を築く具体的な道を説いているのです。 No.1386 従業員を大御宝にすれば企業は繁栄する ~ 永崎孝文『日本人の心に生きる聖徳太子の「十七条憲法」』 十七条憲法は、従業員が志をもって互いに支え合う、強い組織の作り方を具体的に説いている。 ■1.「聞いていない」「記憶がない」「部下に任せていた」 __________ 職場の組織風土を貶めるこ...