東海道新幹線運休続発への対応
東海道新幹線のバイパスを早期に安価な費用で確保するには敦賀-米原延伸に匹敵する他案は存在しない。しかし、国会議員は地元への利益誘導を優先して費用と工期がけた違いに大きい小浜・京都ルートを推進している。巨額の工費はそのカネが周辺企業に落ちることを意味する。これこそ、日本政治の劣化を象徴する事象だ。東海道新幹線の休業連発の事態を踏まえて、北陸新幹線の敦賀-米原延伸を国民本位の視点で早急に確定する必要がある。東海道新幹線運休続発への対応台風10号が襲来して大きな影響が出ている。台風の進路予想は二転三転。太平洋高気圧の活動、偏西風の状況、寒冷渦の作用などの微妙な組み合わせで台風の動きに大きな変化が生じる。当初は日本列島を横断して偏西風に乗り、8月29日には本州から離れるとの予想も示されていた。ところが、太平洋高気圧が後退して、高気圧のヘリの風の流れが台風に影響しなくなる一方、寒冷渦の影響で台風が九州の南方海域に居座る状況が続き、本土への襲来が遅れた。九州に上陸後も速度は遅く、台風がゆっくりと日本列島に沿うかたちでの移動を続けている。台風がもたらす雨は台風から遠く離れた日本列島の太平洋岸地域で強...