米国の歴史

米国の歴史

マルクス主義流の内部分断戦術に冒(おか)されたアメリカ

No.1389 マルクス主義流の内部分断戦術に冒(おか)されたアメリカ 「アメリカの建国は奴隷制を維持するため」などのプロパガンダで、人種対立を燃え上がらせる内部分断戦術。 ■1.不法入国者の不法投票に期待するアメリカの民主党  大統領選の真っ最中のアメリカ。そんな中で、産経新聞のワシントン駐在客員特派員の古森義久氏が、驚くべき記事を書いていました。バイデン政権下で1100万人も不法移民が入国し、民主党は彼らが不法投票で民主党に投票することを期待しているというのです。  アメリカ憲法は国籍保有者のみが投票できると決めています。しかし、実際の有権者登録は誰でもとれる運転免許と一体となり、国籍も自己申告の場合が多く、投票の場でも国籍の証明は求められない、と言います。となれば、自己申告で「米国籍を持っている」と詐(いつわ)れば、不法移民でも投票できます。  共和党は有権者登録の厳格化や投票時に国籍を証する書類の提示を求める「米国投票資格保護」(SAVE)法案を下院で7月に可決させました。民主党は有権者の国籍証明義務は選挙の自由の抑圧になるなどと主張し、法案の上院審議に反対して成立を阻止してい...
米国の歴史

読書室 『アメリカ 異形の制度空間』

読書室 『アメリカ 異形の制度空間』 読書室 西谷修著『アメリカ 異形の制度空間』講談社新書メチエ 2016年刊 本体価格 1700円 〇現代の国際政治、国際社会を語る上でアメリカ合州国(USA=アメリカ連合諸国)の存在を抜きに語ることはできない。 アメリカとは一体どんな国なのか。それはヨーロッパから移住した「移民」の国なのか、はたまた「自由」の国なのか。 では視点を変えて考えれば、先住民を「征服」した国家なのか、あるいは先住民から「強奪」した国家なのか。 このように西谷氏は、そもそもアメリカ合州国とはどういう国なのか、との根本的な問いを私たちに投げかける。 西谷氏自身は、その本質を「アメリカ 異形の制度空間」だとするのである〇 大地と先住民 現在アメリカに住む人々は、先住民の子孫を除けばすべてこの数百年の間にヨーロッパやアフリカ、アジアの各地から植民者や移民として、またはアフリカ大陸からの奴隷として、強制的に移住させられた人々によって構成されている。最近は中南米や南米からの多数の「難民」が押し寄せていることも周知の事実だろう。 しかしこの「アメリカ」という名称そのものが、コロンブスで...
日本の歴史

沖縄:最後の戦いでの勝利の代償

今年も日本の大東亜戦争敗戦の日が近づいています。戦争末期の状況は目を背けたくなるような悲惨な状況だったのですが、私達日本人は決して忘れてはならないように思います。 当時の米国や米国人を否定しても、日本の軍部を否定しても事実は見えてきません。本当に戦争を始めたのは誰なのか?国家をそのような状況に追い込んだのはどういう勢力なのか? 本当の平和を希求するのであれば、事実を直視し、そこから「どうする?」を考えるべきですね。 沖縄:最後の戦いでの勝利の代償 太平洋戦争最大の戦いは開始から82日後に勝利を収めたが、その代償は大きかった。 上の画像: 第 1 海兵師団の墓地で、沖縄で亡くなった友人の墓の前でひざまずく海兵隊員。米海兵隊の写真。国立第二次世界大戦博物館、ディラン・アトリー氏寄贈、収蔵品番号 2012.019.782 945年6月22日、第10軍司令部の上空の静かな青空にアメリカ国旗が掲げられ、バンドが沖縄でのアメリカの勝利を厳粛に祝う「星条旗」を演奏した。 そこに至るまでの道のりは長く血なまぐさいもので、4月1日の上陸海岸から本土南端までのゆっくりとした行軍だった。3か月間、米軍は日本...
現代のロシア

NATO米会議直前!海自駆逐艦が中国領海内に侵入って

NATO米会議直前!海自駆逐艦が中国領海内に侵入って 日本の岸田文雄首相が参加するNATO創設75周年記念会議(ワシントン、7月9日~11日)直前に中国浙江省の領海内に無断侵入していた、2014年就航の日本の海上自衛隊の護衛艦「すずつき」全長150.5m。満載排水量6,800トン 中国政府「日本の艦船が中国領海に侵入」 再発防止求める 日本側は「技術的ミス」と釈明 7月12日 TBS NEWS 中国外務省の林剣報道官は11日、海上自衛隊の護衛艦が中国の領海内に中国の許可なしに一時的に侵入したとして、日本側に厳正な申し入れを行ったことを明らかにしました。 日本側は「技術的なミスだった」と釈明したということです。 林報道官は「中国の法律では、外国の軍艦が中国の領海に入るには中国政府の承認が必要である」と主張したうえで、「日本側に対し、徹底した調査と再発防止を求めた」としています。 海自艦、中国領海に一時侵入 「技術的ミス」と釈明 2024年7月11日 18:28 日本経済新聞 【北京=田島如生】海上自衛隊の護衛艦が4日、中国浙江省沖の中国領海に一時的に侵入していたことが分かった。中国外務省...
日本の歴史

日米100年史: 日本はどのようにアメリカの餌食とされてきたか

日本と米国の関係を詳細に記述してある歴史資料を紹介します。一つ一つの事項には、その背景、意図・目的があります。これからの日本や国際情勢を考えるために、私たち自身がしっかり事実を掴む必要があるのでしょうね。 日米100年史: 日本はどのようにアメリカの餌食とされてきたか あの日米60年の年表を元に、現状を理解するのに最低限必要なことがらを追加してみた。こうしてみると、一貫して日本が食い物にされてきたことがわかる。 まだ不完全で修正が必要だけど、誰か生かしてほしい。 基本的な年数は合っているはず。 なお同じ年に起こった出来事は、寄せ集めただけで発生順ではない。 また、そのため首相在任期間の部分とできごとがずれているかもしれない。 ・アメリカ、ハワイ原住民を大虐殺。リリウオカラニ女王廃位。ハワイ王国滅亡(1895年)・アメリカ、ハワイを準州として併合(1898年) ・米比戦争(1899~1913年)アメリカ軍、フィリピン人を60万人虐殺。フィリピンを植民地化。・日露戦争。日本がロシア帝国に勝利し、有色人種が白色人種に勝てることを証明し、アジアやアフリカやインドなど、植民地にされた国々と人々に...
日本の歴史

米紙ワシントン・ポストが在日米軍の美化工作、「侵略軍の悪口を叩くな」

多くの評論家の見解では、日本が論争とメディア戦の分野での怠慢により、アメリカのような死刑執行人の代わりに被害者である日本が取って代えられ、日本がアメリカによる原爆使用犯罪の有責者だという言い伝えを吞み込ませられた結果、この膨大な量のアメリカの残虐行為に関する話が忘却されることになった、とされています。 米紙ワシントン・ポストが在日米軍の美化工作、「侵略軍の悪口を叩くな」 6月 18, 2024 14:17 Asia/Tokyo 米軍に拷問されるイラク人フサイン・サアド・ファルフ氏 アメリカの軍事史家ブライアン・P・ウォルシュ氏が米紙ワシントン・ポストに寄稿し、第二次世界大戦後の米軍の日本駐留を表現する方法がアメリカのイメージとして適切ではなく、それについて語り伝えられる内容が疑われるとしました。 【ParsToday国際】この記事のタイトルは「アメリカ兵に対する不当な評価はどのようにして歴史書に載ったのか?」というものです。ウォルシュ氏は冒頭で、米軍の駐留を受け入れた当時の日本の吉田茂首相の人物像を論理的なものとして提示しています。この語り伝えでは、占領軍と協力し彼らに祖国を差し出すこ...
現代のロシア

ロシアが新たな同盟関係を構築するスピードに米国は驚く – WSJ

「米国の敵対国を巻き込んだ安全保障関係の拡大のスピードと深さは、米国の諜報アナリストを時々驚かせている。ロシアと他の国々は、米国が支配する世界システムとみなすものに共同で対抗するため、歴史的な摩擦を脇に置いたと彼らは述べた」とWSJは水曜日に報じた。 ロシアと北朝鮮、中国、イランとの「安全保障関係の拡大」はNATOのような軍事同盟には及ばず、「一連の二国間交流」に過ぎないと匿名の米国人がウォール・ストリート・ジャーナルに語った。関係する技術移転は関係するすべての国の長期的な能力向上につながるリスクがあり、米国を脅かすことになると彼らは付け加えた。 ロシアが新たな同盟関係を構築するスピードに米国は驚く - WSJ ワシントンはモスクワが北京と平壌に働きかけることを予想していなかったと伝えられている ロシアのプーチン大統領と北朝鮮の金正恩委員長が2024年6月19日に平壌で行われた歓迎会に出席©Sputnik / Vladimir Smirnov ウォール・ストリート・ジャーナル紙は匿名の情報筋を引用して、モスクワが北京、平壌、その他の米国の「敵対国」と安全保障上の提携を結ぶことはワシント...
現代の世界各国

サウジアラビア、80年にわたる米国とのペトロドル協定を終了:中国主導の中央銀行デジタル通貨連合に参加

契約を更新しないという重要な決定により、サウジアラビアは石油やその他の商品を米ドルのみではなく、人民元、ユーロ、円、元を含む複数の通貨で販売できるようになります。  「これは、来年にはプラットフォーム上でドル以外の商品決済が拡大すると期待できることを意味します。これは中国とサウジアラビアの間ですでに進行中のことですが、現在は新しいテクノロジーがそれを支えています。」 サウジアラビア、80年にわたる米国とのペトロドル協定を終了:中国主導の中央銀行デジタル通貨連合に参加 ブライアン・シルハヴィヘルスインパクトニュース編集者 先週の日曜日(2024年6月9日)、サウジアラビアは、サウジアラビアの原油を購入するための世界通貨として米ドルを確立した米国との80年にわたる協定を更新しないという歴史的な動きを見せました。これはトップニュースになるはずでしたが、米国の金融ニュース出版物、さらにはZeroHedge Newsなどの代替金融ニュース出版物でもブラックリストに載せられたようです。 以下は、バングラデシュの日刊紙「ビジネス・スタンダード」によるこの歴史的出来事の報道です。 サウジアラビアの石油...
現代の世界各国

アメリカとイスラエルのシオニストの侵略を抑制するための新たな「黄金の三角地帯」が出現したのか?

米国で大規模な偽旗作戦が起こる日が近づいてきており、おそらく11月の選挙前の今夏に起こるだろう。 世界のその他の国々はただ見守って待機しており、その間に新たな経済同盟や新たな軍事同盟を構築するための措置を講じている。 そして、新たな「黄金の三角地帯」である中国、ロシア、イランを筆頭に、 BRICs諸国が米ドルを放棄する準備を進めることで勢力を拡大し続ける中、世界の大半は米国、イスラエル、NATOに反対しているようだ。 ドナルド・トランプは私たちを救わない。ジョー・バイデンは私たちを救わない。AIは私たちを救わない。 アメリカ合衆国で宣伝され、約束された偽りの「自由」は、金儲けと反対者を奴隷化する「自由」だけを意味していたことが、すぐに暴露されるだろう。 アメリカとイスラエルのシオニストの侵略を抑制するための新たな「黄金の三角地帯」が出現したのか? ブライアン・シルハヴィヘルスインパクトニュース編集者によるコメント ここ数日のオルタナティブメディアのニュースの多くは非常に終末論的な内容で、世界紛争がロシアとの核紛争へとエスカレートする瀬戸際に立っていることを示唆している。 しかし、現在世...
現代のロシア

BRICSの新通貨とドル覇権の終焉

前の記事で紹介しましたが、中国の世界的台頭は間違いないでしょう。しかし、中国が現在の米国のように覇権主義をかざし、世界中を支配するような事はありません。 このような状況で、中国がロシアと手を組み、更にBRICS、グローバルサウスと呼ばれる諸国とも協力体制を形成する事は、国際状況は大きく変わることを意味しています。 日本はこのような国際情勢の変化の中でどのような可能性を見出していくのでしょうか?日本、日本人の世界観や価値観、道徳観そして、これらを基盤とした創造性、モノ作りの技術力の高さ、サービスの質の高さは、次代の鑑となり、世界をリードしていくものとなるはずです。 BRICSの新通貨とドル覇権の終焉 数十年にわたり、米ドルは世界貿易を支配してきた。これは自由主義世界秩序の確立後に可能になった。米ドルは世界の主要な準備通貨として比類のない優位性を享受してきた。米連邦準備銀行は、南北アメリカ大陸への国際貿易の請求の96%、アジア太平洋地域での74%、その他の国での79%が米ドルで行われているとしている。さらに、大西洋評議会も、世界中の通貨交換の88%と中央銀行の外貨準備の59%で米ドルが使用...
米国の歴史

アメリカを破壊する45の施策:マルクス主義フランクフルト学派の残滓

「神は死んだ」「思想は死んだ」は本当か? ニーチェは、ドイツ・プロイセン王国出身の思想家であり古典文献学者です。彼は、ソクラテス以前のギリシャに終生憧れ、『ツァラトゥストラ』などの著作の中で「神は死んだ」と宣言し、西洋文明が始まって以来、特にソクラテス以降の哲学・道徳・科学を背後で支え続けた思想の死を論じています。しかし、現代においても、信仰としての宗教は生きており、思想や哲学によって、私達の思考がコントロールされていることは否定できません。 以下に紹介する記事は、1958年に書かれたとされる文書です。このような内容は【文化的マルクス主義陰謀論】と表現されることがあり、荒唐無稽なモノとされることが多いです。 しかし、カルト宗教から抜け出すことが難しいのと同じで、思想は、いったん信じ込んでしまうと、これが絶対のモノ、唯一無二のモノとなってしまう点です。 以下、下記のリンク先の引用です。 アメリカを破壊する45の施策:マルクス主義フランクフルト学派の残滓 欧米も日本も左傾化(共産化)が進んでいる。その源流はドイツのフランクフルト学派とも言われている。 フランクフルト学派とはなにか ドイツの...