2024-06-16

現代の世界各国

G7はBRICSに敗北

G7はBRICSに敗北2024年6月13日、イタリアでのG7サミットの家族写真近年の国際システムの隠れた変化の一つは、ワシントンがG7を大西洋横断システムの「台所」として乗っ取ったことだ。2014年3月のウクライナのクーデター後、G8がG7に「縮小」したことは、冷戦後の平和の配当はないだろうという決定的な兆候だった。世界経済を牽引する国々のグループとして構想されたG7は、米国の世界覇権を維持するための大国間の競争の手段になってしまった。ロシアを孤立させること、そして最近では中国も孤立させることが、その主題となった。ロシアを孤立させようとする西側諸国の計画が失敗したことで、G7は迷走し、方向を見失っている。今年のG7サミットの持ち回り開催国であるイタリアは、サミットでAIを重要な課題に据えた。また、ジョルジャ・メローニ首相は、ローマ法王という意外なゲストに招かれ、イタリアのファッショナブルなホテル「ボルゴ・エンヤティア」で開催されるG7のイベントに前例のない形で登場し、潜在的に有害とされる技術である人工知能の規制を訴えた。フランシスコ法王は神学校に入る前は化学者であり、科学的訓練を受けた...
現代の日本

株式の「転売ヤー」が吊り上げた株価や転売益は企業の本質的な価値などではない!

「転売行為が『国富』を増やすわけではない」ということは同じだ。あくまで(市場の)「潤滑油」である。そして、その行為が、企業に「成長資金」を供給するという株式制度本来の目的から逸脱していることは否定できない。株式の「転売ヤー」が吊り上げた株価や転売益は企業の本質的な価値などではない!神様バフェットが重視する企業価値との差を見よ「マスク転売」と「株式転売」まず、2020年3月2日公開「新型コロナ、『マスク売り切れ』騒動だけじゃすまない『日本の大問題』」で触れた「マスク・消毒液売り切れ騒動」を思い出していただきたい。気がつけばそれ以来4年も経過したが、多くの人々の脳裏に強烈な記憶として残っているであろう。by Gettyimagesその際には、「時間に余裕がある高齢者が開店前からドラッグストアなどの前に並び『買占め』を行い、多忙な勤労者が入手困難になる」という批判も聞こえた。もっとも、マスク不足の原因は、根本的には、前記「新型コロナ、『マスク売り切れ」騒動だけじゃすまない『日本の大問題』」2ページ目「もし防護服やマスクが100%輸入製品であったなら…」で述べた、80%にも達する輸入比率の高さ...
現代のロシア

注目される「平和サミット・共同声明」のウクライナ譲歩

一方、「平和サミット」への参加を拒否した中国とブラジルは、ロシアとウクライナ双方が参加する和平協議を支持することで一致していましたが、両国の共同案の概要がわかりました。 その内容は、「①ロシアとウクライナ双方が同意して全ての和平案が公平に議論される和平会議を支持②援助拡大で人道危機を防ぐ③核兵器や生物化学兵器の使用反対-など6項目」(8日付沖縄タイムス=共同)です。「世界を引き裂き、政治や経済の集団をつくることに反対する」との文言も盛り込まれています(同)。注目される「平和サミット・共同声明」のウクライナ譲歩ウクライナのゼレンスキー大統領が呼びかけた「平和サミット」(15、16日、スイス)について先に、ロシアの参加を始めから排除し、「ロシア軍の撤退を」入口にする限り平和協議の場にはならない、と書きました(5日のブログ)。 その後、NHKが11日のニュースで、独自に入手したとして、同サミットの「共同声明」案を報じました。それはきわめて注目されるものです。 NHKによると、「共同声明」はゼレンスキー氏が提唱している「10項目の和平案」のうち、「原発の安全保障」「食料安全保障」「捕虜の解放と...