
世界を主導することなく終わる中国・インドの成長の限界とその内幕「近代」が黄昏れる世界を眺めて
世界のパワーバランスの変化・パラダイムシフト、つまり、欧米諸国、西側からBRICs、グローバルサウス諸国などが台頭する多極化への変化はこのブログで何度も紹介してきました。しかし、一部の国が覇権を握る、或いは、大きな影響力を持つ、と言うような事はありません。あくまで、共存共栄、共生というような多極化した世界になると言うことです。このような状況で重要なのは、以下のような認識だと思います。「経済・生活水準の上昇に支えられた民主主義」という、「近代」は虫食いになって黄昏れているのだ。この中で日本にいる我々はどうしたらいいだろう。右往左往することなく、基本をしっかり押さえよう。「自由」とか「民主主義」とか、米欧がすっかり泥を塗ってしまった言葉は少し横に置いて、「人間らしい生活」を維持することを基本にしよう。「人間らしい」という言葉には、自分、他人の権利の尊重、高い生活水準など、失われつつある「近代」の成果物がつまっている。そして、我欲の追及で限度を知らない人間達には、中庸の美徳、「足るを知る」ことの大切さを説いていこう。世界を主導することなく終わる中国・インドの成長の限界とその内幕「近代」が黄昏...