【演説全文】プーチン大統領 戦勝記念日の演説 何を語った?
2024年5月9日、第2次世界大戦の戦勝記念日にモスクワの赤の広場で行われた、プーチン大統領の演説全文です。このように事実を元に全世界へ意思と姿勢を発信できる国家指導者は現状少ないですが、全ての指導者に、このような意思を持つ事が求められる時代になったように思います。 今日、現代文明は再び重要な転換点を迎えている。 われわれの祖国に対して再び本当の戦争が開始されたが、われわれは国際テロを撃退し、ドンバスの住民も守り、われわれの安全を確保している。 われわれ、ロシアにとって、非友好的であったり敵対的であったりといった人民は、西側にも東側にもいない。この地球上における大多数の人々と同様に、われわれは平和で自由な、安定した未来を望んでいる。 われわれは、優越志向のイデオロギーは本質的に嫌悪すべきものであり、犯罪であり、致命的だと考えている。しかし、世界制覇をねらう欧米のエリートたちは、依然として自分たちは特別だと繰り返し、人々の対立をあおり、社会を分裂させ、流血の衝突やクーデターを引き起こし、憎悪、ルソフォビア(反ロシア感情)、攻撃的なナショナリズムをまき散らし、人間を人間らしくする家庭や伝統...