2025-06-06

現代の米国

トランプは行き当たりばったりではない

トランプは行き当たりばったりではない 古村治彦です。※2025年3月25日に最新刊『トランプの電撃作戦』(秀和システム)が発売になりました。是非手に取ってお読みください。よろしくお願いいたします。『トランプの電撃作戦』←青い部分をクリックするとアマゾンのページに行きます。 第2次ドナルド・トランプ政権は様々な施策を行っているが、トランプ関税を発表した後に、それから後退する姿勢を見せるなどしたために、行き当たりばったりのように見えている。しかし、下記論稿の著者トーマス・キャロサーズによると、実際には相互に関連する4つの主要なプロジェクトを通じて、比較的まとまりのあるヴィジョンを追求しているということだ。第一のプロジェクトは、アメリカ社会の社会文化的変革だ。トランプ政権は「保守」を法と秩序や伝統的な社会価値観を重視する一方で、反エリート主義を強調している。さらに、移民政策や多様性を排除する試みを通じて、長年の進歩主義的な施策を覆そうとしている。具体的には、銃規制や中絶の制限、教育省の縮小などを通じて、これまで社会政策の変更を進めている。第二のプロジェクトとして、アメリカ経済の再構築だ。トラ...
現代の日本

憲法審査会という砂上の楼閣

憲法審査会という砂上の楼閣米騒動のどさくさに紛れて怪しい動きが観察されている。衆議院の憲法審査会に関する動き。自民党の高市早苗議員が5月8日の衆院憲法審査会で、同党の船田元・与党筆頭幹事に不満を表明したと報じられた。同記事は、高市氏が、船田氏が憲法改正原案を作成する条文起草委員会の早期設置に慎重な姿勢を示したとして「かなり落胆している」と強調したと伝えた。船田氏は高市氏に先立って、起草委設置に関し「改憲については各項目の議論がまだ十分に煮詰まっていない。やや慎重に考えざるを得ない」と説明したが、憲法審査会終了後に記者団に対して、「15日の憲法審幹事懇談会で起草委設置を提案したい」と述べたと同記事が伝えた。5月15日の衆議院憲法審査会に先立って開かれた幹事懇談会では、自民党の船田元・与党筆頭幹事が憲法改正の条文案を作成する起草委員会の設置を提案した。これに対して立憲民主党の武正公一・野党筆頭幹事は「あり得ない」と反対。この後、船田氏は記者団に「場合によっては(改憲に前向きな)5会派での起草協議会を憲法審とは別の場所で作ることで対応せざるを得ない」と述べたと報じられた。その後、5月29日の...
現代の日本

ツイッター社への投稿削除要請件数は日本政府が最多、ユーザーの情報提供も依頼

ツイッター社への投稿削除要請件数は日本政府が最多、ユーザーの情報提供も依頼© Sputnik / Рамиль Ситдиковツイッター社は2022年前半の半年間で様々な政府から投稿の削除要請を5万3000件以上も受け取った。その中で要請件数が最も多かったのは日本、韓国、トルコ、インドとなっている。ツイッター社の発表で明らかになった。報道によると、そのほかにインド、米国、フランス、日本、ドイツはユーザーの情報について会社側に提供を呼びかけていたという。該当期間において85カ国がそうした要請を行い、その件数は1万6000件に達するとのこと。また、会社側はこの期間において660万件の投稿を削除するようユーザーに命じたが、これは2021年後半と比べて29%増加している。イーロン・マスク氏がツイッター社を買収したのは2022年10月となっている。