2025-05-08

現代の日本

なぜ備蓄米放出でも高いまま?問われる自民党の農政…守りたいのは国民生活か農協か

なぜ備蓄米放出でも高いまま?問われる自民党の農政…守りたいのは国民生活か農協か=斎藤満政府自民党の農政に批判の声が強まっています。きっかけは江藤農水大臣の認識でした。彼が自動車業界はつぶれても農協は守る、との認識を示したことで反発を強めています。政府が備蓄米を放出してもコメ価格は下がるどころか上昇を続け、多くの地域で安価な備蓄米にありつけない不満も政府にぶつけられています。(『 マンさんの経済あらかると 』斎藤満)批判が集まる江藤大臣の認識政府が備蓄米を放出しても、コメ価格は一向に下がりません。4月の東京都区部の「うるち米」(コシヒカリを除く)価格は前年比93%の上昇で、直近のスーパーでのコメ価格は5キロ4,220円で前年の2倍となっています。政府が備蓄米を放出しても、ほとんどこれが流通せず、農水省は「精米、流通に時間がかかるため」と説明、いずれ多く出回るとしていますが、現実はそうなっていません。コメがそもそも少ないことがネックになっていますが、政府は「減反はしていない」と言います。しかし、現実には水田をコメ以外のほかの作物に転換するよう指導し、転作補助金まで出してコメの生産を絞ってい...
生命科学

「人類は海辺で進化した?」アクア説の「意外に反論が難しい主張」と、提唱者がつらぬいた「科学者としての姿勢」

「人類は海辺で進化した?」アクア説の「意外に反論が難しい主張」と、提唱者がつらぬいた「科学者としての姿勢」人類は水中で進化したのか…「アクア説」の主張を、近年発見された化石から検証して見えてきた真実と、提唱した生物学者の科学者としての姿勢を見ていきます。アクア説の真実と、我々に伝えること photo by gettyiages人類の起源についての仮説「アクア説」人類の起源を説明する仮説の一つに、アクア説(水生類人猿説)というものがある。これは、「人類の祖先は水生生活を送るようになったので、他の類人猿とは異なる特徴を獲得して人類になった」という説である。『裸のサル』などの著者として知られるイギリスの動物学者、デズモンド・モリス(1928~)や、やはりイギリスの動物学者でナレーターとしても有名なデイビッド・アッテンボロー(1926~)などの影響力のある人々が、この説を紹介したことで、アクア説は社会に広く知られるようになった。少し前の話だが、日本でも某明治大学教授がベストセラーとなった著書で紹介したりしたため、日本にもアクア説の支持者は一定数いるようだ。このアクア説を支持する科学者は、現在で...