2025-05-01

現代の米国

WHで現実を直視する勢力とネオコンが抱いている幻影にしがみつく勢力が対立

WHで現実を直視する勢力とネオコンが抱いている幻影にしがみつく勢力が対立 チャーリー・カーク・ショーに出演したJDバンス副大統領はホストのカークに対し、戦争の長期化がウクライナを勝利に導き、ロシアを崩壊させるという有力メディアの主張を否定した。そうしたメディアの中には、現在の状況が数年続けばロシアは崩壊し、ウクライナは領土を取り戻し、すべてが戦争前の状態に戻るという考えが広まっているが、それは現実と乖離しているとしている。これは事実だ。戦争がこれから数年続けば何百万人が命を落とし、核戦争へとエスカレートする恐れがあるともバンスは語っている。 それに対し、ドナルド・トランプ大統領のウクライナ担当特使を務めているキース・ケロッグ退役中将はロシア経済が脆弱だと認識、アメリカの「制裁」に屈すると考え、またウクライナでの戦闘は膠着状態にあり、ロシア軍は継続が困難なほど多くの死傷者を出していると信じているようだ。そこでロシア政府はアメリカが要求する停戦条件を簡単に呑むとケロッグは考え、大統領を説得した。 ケロッグの判断は間違っていたのだが、ウラジミル・プーチン露大統領と長時間にわたる会談を3度行っ...
現代の世界各国

【停戦案をスッパ抜く!】米国はクリミア放棄を通告、どうするゼレンスキー?

【停戦案をスッパ抜く!】米国はクリミア放棄を通告、どうするゼレンスキー?ウクライナ戦争の停戦・和平をめぐって大詰めを迎えている。ロイター通信は、4月25日、戦争終結のための提案を記した2つの文書を報道した。米国が17日、パリでの会合で、スティーブ・ウィトコフ特別代表が提示した枠組みおよび23日、外相級から格下げされたロンドンでの会談の後、ウクライナと欧州諸国の代表が米国に手渡した回答案である。ここでは、この二つの案を紹介しながら、戦争継続か、停戦合意を受け入れるかの土壇場に置かれた、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領の現状について分析する。ウラジーミル・プーチンを描いたカーニバルのプラットフォーム(デュッセルドルフ、2024年2月12日)。 写真:Christopher Neundorf / EPA(出所)米国はクリミア半島のロシア支配を承認米国案では、恒久的停戦が前提とされており、ウクライナの安全保障として、(1)ウクライナは北大西洋条約機構(NATO)への加盟をめざさない、(2)ウクライナは欧州連合(EU)加盟をめざす可能性がある――という項目があり、安全保障の保証国と...
現代の日本

〈しょぼい減税〉案オンパレード

〈しょぼい減税〉案オンパレード4月26日の土曜日からゴールデンウィークが始まったというが、優雅な大型連休とは程遠い。なかには4月26日(土)から5月6日(火)までの11連休という人もいるが、アンケート調査では全体の7%。100人中7人しかいない。最多は4連休の30%。暦通りに5月3日(土)から5月6日(火)の4連休があるだけ。4月27日の週は火曜日の29日が祝日なだけで普通の週と変わらない。連休の過ごし方も自宅で過ごす   35%外食       32%ショッピング   22%近場の日帰り旅行 18%ドライブ     14%映画       10%といったところ(株式会社ぐるなび調査)。「予算を抑えてできる範囲で楽しみたい」が56%。海外旅行に出かける人は50万人強と見込まれており、全人口の0.4%にとどまる。外国人の訪日は激増して年初から最速で1000万人を突破している。日本円暴落で海外に行っても食事すら満足にできない状態にある。日本国内でも豪華な食事をしているのは外国人に限られている。日本経済の停滞は深刻。しかも、分配の変化が加速してきた。中間層が消滅して圧倒的多数が下流に押し流さ...
科学論

宇宙の運命を握る「ナゾの物質」ダークマター…最新研究から浮かび上がった「意外な正体」

宇宙の運命を握る「ナゾの物質」ダークマター…最新研究から浮かび上がった「意外な正体」宇宙の運命を握るもの本記事では、宇宙には見える物質のエネルギーより、ダークマター(暗黒物質)がその5倍近く多く存在し、その強力な重力により物質を引き寄せて、これまで多くの銀河がつくられてきたことを解説します。ダークマターが、銀河同士すらも引き寄せて、より大きな天体である銀河団や超銀河団をつくるなど、これまでに観測されている宇宙の大規模構造をつくってきたのです。その一方、引力ではなく斥力をもつダークエネルギー(暗黒エネルギー)の量が徐々に増えてきて、ダークマターの3倍近くほどのエネルギーをもつに至り、現在の宇宙を加速膨張させ続けていることを紹介します。つまり、ダークエネルギーこそが、将来の宇宙の運命を握る、極めて重要な役割を担っているのです。物質という言葉が意味するものは、さまざまな背景により、その定義が異なってきます。しかし、これまでの章で述べられてきたように、素粒子物理学では物質とは、主にクォークでつくられた陽子や中性子のような核子を指します。もしくは、その材料であるクォークやレプトンなどの素粒子を指...
日本の文化

八十八夜とは?2025年はいつ?茶摘みとお茶について

八十八夜とは?2025年はいつ?茶摘みとお茶について毎年ゴールデンウィーク(GW)を迎えた5月初旬、雑節の八十八夜になります。「夏も近づく八十八夜〜♪」というフレーズだけ覚えている方も多いと思います。今回は八十八夜の意味や2025年はいつ頃なのか?、又、茶摘みとお茶についてもご紹介します。八十八夜とは?「八十八夜の別れ霜」と言われるように、この時期になると、霜が出る寒い日がなくなり、気候が丁度温かく落ち着いてきます。霜がおりなくなるので、農家では本格的に農作業の準備がスタートします。農作物の種まきや、「夏も近づく八十八夜」と歌われるように茶摘みが、少しずつ見られるようになる時期になります。茶摘みの目安にされています。八十八という字を組み合わせると「米」という字になることもあり、農業にとって縁起の良い人されています。「八」という感じは末広がりでもあり縁起が良いので、豊作祈願の行事や夏の準備を始める吉日とされています。文部省唱歌「茶摘み」歌詞夏も近づく八十八夜野にも山にも若葉が茂るあれに見えるは茶摘みじゃないかあかねだすきに菅の笠八十八夜2025年はいつ?立春から数えて丁度88日目を八十八...