2025-09-16

現代の日本

宴の裏側に忍び寄る影

宴の裏側に忍び寄る影内外の株価が史上最高値を更新して楽観論が広がっているが大きな落とし穴が控えているかも知れない。米国ではトランプ大統領が求める利下げを実施できる条件がそろい始めた。9月17日にはFOMC(連邦公開市場委員会)が0.25%の利下げを決定する可能性が高い。インフレ率が十分に低下しておらず、FRBは利下げに慎重姿勢を示してきたが、8月1日の米雇用統計発表以降、米国雇用情勢に急激な変化が生じていることが明らかになり、利下げを決定できる条件が整い始めた。金融市場では利下げ実施を見込んで株価上昇が生じている。日本株価は米国株価への連動性を強めており、米国株価上昇に連動して日本株価も史上最高値を更新する動きを示している。饗宴が繰り広げられているが「好事魔多し」である。隠されたリスクを把握することが必要。いくつかの死角がある。2025年も金融市場は激変を続けた。米国大統領にトランプが選出されて1月にトランプ2.0が始動。このトランプが高率関税政策を示して金融市場が震撼した。4月初旬、トランプ大統領が既往の予測を上回る高率関税の発動を宣言。世界の株価が暴落した。NYダウ下落は19%だっ...
現代の日本

不毛さMAX自民総裁選

不毛さMAX自民総裁選総理大臣に誰が就任するのかは極端に言えばどうでもいい。大事なことは新しい政権が何をするかだ。問題は山積している。その問題にどう取り組み、何をどう変えるかだ。大きなテーマが四つある。第一は国民の暮らし。経済の問題。第二は国民の安全。原発や環境の問題だ。第三は外交と安全保障。日本の平和をどのように守るか。第四は政治の浄化。金のために政治に携わる者が多すぎる。政治家もそうだが財政資金に群がる企業や個人も同じ。その浄化が求められている。総理大臣が変わっても政策が変わらないなら意味がない。石破氏が首相に就任して何かを変えるのかと期待されたが何も変えなかった。とりわけ大きな議論になったのは経済問題と政治浄化問題だ。経済問題の核心は財政と金融。私は『財務省と日銀』(ビジネス社)に論点を整理した。ぜひお目通し賜りたい。日本財政に致命的欠陥がある。それは、庶民からお金をむしり取り、それを政府と利権事業者が食い尽くしていること。これでは国民は浮かばれない。財政資金の使い方に問題がある。他方で税収が激増している。取り過ぎだから国民に還元するべきだ。ところが、財政の論議を財務省が歪める。...