2025-09-27

現代の日本

JICAの「ホームタウン」事業撤退で損なわれる国益…排外主義的なデマ拡散で苦情殺到の異常事態

JICAの「ホームタウン」事業撤退で損なわれる国益…排外主義的なデマ拡散で苦情殺到の異常事態 デマに屈してしまったということか……。国際協力機構(JICA)が25日都内で会見を開き、アフリカとの交流推進を目的とした「ホームタウン」事業の撤回を表明した。 JICAは先月、アフリカ開発会議(TICAD)に合わせた会合で、国内4市をアフリカ諸国のホームタウンに認定。山形県長井市がタンザニア、千葉県木更津市がナイジェリア、新潟県三条市がガーナ、愛媛県今治市がモザンビークのホームタウンになった。 この事業は国際交流の一環で、あくまでインターン受け入れなどを想定したもの。しかし、ナイジェリア政府が「日本が特別なビザ(査証)制度を創設する」と誤った内容の声明を発表。これを機に、SNS上で<移民を定住させる制度だ>との誤情報が猛拡散し、排外主義的なデマも飛び交う事態に発展した。■「悪しき前例になりかねない」 認定された4市には「移民増加で治安が悪化する」との抗議が殺到。そのひとつ、木更津市役所によると、先月25日から9月24日までに、電話で約9000件、メールで約4000件の問い合わせがあった。各自治...
現代の米国

アメリカ経済は“破裂寸前のバブル状態”なのか?危険水域にある「クレジットカード貸出残高」と「不動産価格の崩壊」という2つの大問題

アメリカ経済は“破裂寸前のバブル状態”なのか?危険水域にある「クレジットカード貸出残高」と「不動産価格の崩壊」という2つの大問題深刻な政治的分断を抱えながらも、好調を維持するアメリカの株価。その一方で、経済のバブル化を懸念する声が聞かれるのもまた事実です。果たして米国経済は今、どのような状況に置かれているのでしょうか。今回のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』では作家で米国在住の冷泉彰彦さんが、その「現在地」をさまざまな側面から分析・解説。さらに「今後の政局の軸」についても考察しています。※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:米国経済の現在地を確認する新卒世代がさらされている「就職氷河期」。米国経済の現在地を確認する日本もアメリカも政治の分断と不安定化が進行している中で、社会の方向性を決定づけるものは経済であると思います。そして、経済も極めて不安定化しています。政治に関しては左右のポピュリズムが全体を流動化させているという点で、類似点、あるいはアメリカから日本への影響が指摘できると思いますが、経済に関しては全く構造が異なります。その中で、今回はアメリ...