2025-08-16

現代の欧州

苦境に陥った欧州の支配層は言論統制を強化して人びとを操ろうとしている

苦境に陥った欧州の支配層は言論統制を強化して人びとを操ろうとしている ヨーロッパで言論統制が厳しくなり、プロパガンダ機関化が進んでいる。西側を支配している強大な私的権力の意向に反する情報を封印するため、​欧州委員会は2022年9月にEMFA(欧州メディアの自由法)と呼ばれる法律案を採択、24年3月に欧州議会で可決され、25年8月8日から完全に適用されている​が、これも統制を強化するための法律だ。 法律の目的は政治的干渉と監視からの保護、公共サービスメディアへの安定した資金提供の確保、メディア所有権の透明性、そして国営広告の配分を確保することだとされているが、実態は違う。ヨーロッパの支配層が懸念しているのは情報統制のシステムが統制しきれなかった情報が伝えられること。そのためのEMFAであり、EMFAは言論の自由に対する脅威にほかならない。 EMFAには偽情報とされるものへの措置を求める条項が多数含まれ、「公共の利益」にかなう場合、ジャーナリストの逮捕も正当化されていることも批判されている。 言うまでもなく、「公共の利益」が何を意味するかは体制を支配する私的権力が定める。その結果、権力者の...
現代の世界各国

戦争の最終幕:ロシアと米国の協議を破綻させるためのゼレンスキーの危険な策略

戦争の最終幕:ロシアと米国の協議を破綻させるためのゼレンスキーの危険な策略ウクライナの敗北が否定できない状況の中、ゼレンスキー大統領は必死の挑発に訴え、ロシアと米国の和平交渉を阻止するために紛争拡大のリスクを冒している。ウラジミール・ゼレンスキー。 ©ピエール・マルコ・タッカ/ゲッティイメージズウクライナ戦争は、クルスク侵攻の際に一部の人々が考えていたように、もはや瀬戸際で均衡を保っているわけではない。その結果は、見出しを気にしない人なら誰の目にも明らかだ。キエフ軍は疲弊し、士気は低下し、長らく約束されていた「転換点」は実現することなく過ぎ去った。かつては際限のない軍事援助に自信を持っていた西側諸国の当局者でさえ、今では「現実的な期待」について慎重な口調で語っている。戦場では、戦況は不可逆的に変化した。こうした背景から、ロシア国防省の最近の声明を単なるレトリックとして片付けるべきではない。モスクワは、ウクライナ軍が大規模な挑発行為、つまり来たる露米和平交渉を妨害するための攻撃を準備していると主張している。その危険性を理解する者にとって、その論理は不穏なほど明瞭である。キエフ、トランプ・...
現代のロシア

米露対話と日本

米露対話と日本2025年8月14日   田中 宇間もなくアラスカで行われる歴史的な米露首脳会談を妨害するため、ウクライナが自国側を攻撃してロシアのせいにする自作自演の偽旗作戦を計画していると、露政府が指摘している。具体的にどのような偽旗作戦なのか、露政府は言っていない。ウクライナ当局は、欧米の記者団を対露前線のハルキウ(ハリコフ)郊外のチェルニゴフ(チェルニヒウ。Chernigov)に来させている。この地域で偽旗作戦をやって露軍に濡れ衣をかけ、欧米マスコミに露軍の攻撃を喧伝させるつもりかもしれない。英国が偽旗作戦の黒幕だろうとも言われている(あるある)。(Kiev planning false-flag attack ahead of Trump-Putin summit)(UK May Stage False-Flag Stunt After Being Sidelined From Putin-Trump Talks)ウクライナ軍を動かしているのは米英諜報界で、諜報界を牛耳っているのはトランプ(やプーチン)と連動しているリクード系だ。トランプらは、ゼレンスキーを動かして会談妨害的な...