2025-08-04

現代の世界各国

英国系潰し策としてのガザ虐殺

英国系潰し策としてのガザ虐殺2025年8月2日   田中 宇イスラエルによるガザ虐殺は、世界の中心だった英国系の諸国(英国と、傀儡である独仏加や米リベラル派など)の諜報力(国際政治力の強さ)の源泉となってきたユダヤ人ネットワークを、英国系から離反させ、英国系を弱体化するための(隠れ多極主義的な)策略でないかと、最近思うようになった。ガザ戦争の目的の中心は、イスラエルが、英国から背負わされたパレスチナ問題を力づくで抹消することだ。しかしそれだけでなく、イスラエルがガザ市民を餓死に追い込むなど意図的にひどい人道犯罪を続けるのは、英国系の諸国がイスラエル敵視を強めざるを得ないようにして、英国系の覇権(諜報力)の源泉であるユダヤ人との結束を破壊し、英国系を弱体化・自滅させる策だと考えられる。英国系は人道主義(敵性諸国に人権無視のレッテルを貼って潰す策)を覇権戦略の一つにしてきた。それだけに英国系は、ガザ虐殺が長引くほど、イスラエルを非難・制裁して縁切りせねばならない。英欧米のユダヤ人はもともとリベラル(人道主義)だ。しかし近年はリベラルが全体主義化し、二者択一になると、ユダヤ人はイスラエルを選...
現代の米国

米国経済変調始動の兆候

米国経済変調始動の兆候米国の雇用統計に異変が生じた。8月2日に発表された7月雇用統計で雇用者増加数が7.3万人と発表された。市場予想は10.8万人の増加。市場予想を下回ったことが〈異変〉ではない。今回統計数値の発表と同時に6月分、5月分数値が大幅に改定された。5月の雇用者増加数は14.4万人が1.9万人に下方修正。6月の雇用者増加数は14.7万人から1.4万人に下方修正された。米国経済では毎月の雇用者数が15~20万人増加するのが標準。経済が巡航速度で航行を続けている場合には雇用者数が月間5~20万人増加する。ところが、今回の7月統計発表と5月、6月分の改定で、直近3ヵ月の雇用者増加数が合計で10.6万人になった。月刊5~20万人増加するのが基準だとすると米国経済に急ブレーキがかかった可能性がある。7月30日のFOMC(連邦公開市場委員会)でFRBは金利の据え置きを決めた。トランプ大統領は利下げを強く求めているがFRBのパウエル議長は利下げ実施に対して慎重な姿勢を維持している。理由は米国経済指標が米国経済の拡大を示唆している一方で、米国消費者物価上昇率が下げ止まりから若干の上昇傾向を示...
現代の日本

実は日本の勝利?トランプ「利益の90%は米国」発言の真相。対米5500億ドル投資を足がかりに米製造業支配へ=勝又壽良

実は日本の勝利?トランプ「利益の90%は米国」発言の真相。対米5500億ドル投資を足がかりに米製造業支配へ=勝又壽良日本政府と企業が主導する対米5500億ドルの巨額投資が、米国の製造業再建を支える柱となる見通しである。トランプ前大統領が「誰も可能だとは思っていなかった」と語ったこの枠組みは、半導体や鉄鋼、自動車、AIなど9業種にわたり、米経済の「心臓部」への進出を意味する。一方で、トランプ氏が「利益の90%は米国が受け取る」と発言したことが、日本国内に波紋を広げた。今回の投資は何を意味し、日本は何を狙い、どのようなリスクを抱えるのか。日米経済の新たな関係と投資交渉の舞台裏を読み解く。(『 勝又壽良の経済時評 』勝又壽良)関税15%+対米5,500億ドル投資で決着日米関税交渉が妥結した。対日関税25%が、自動車を含めて15%へ引下げられる一方、新たに対米投資5,500億ドルを実施する。関税引下げ条件として、大型対米投資が目玉になった。この提案は、日本側が行なったものである。「関税より投資」が、米国の貿易収支改善に寄与すると主張し続けた結果だ。日米のサプライチェーン強化に資し、日米経済安全...