2025-04-07

現代の世界各国

ウクライナをめぐる米露の交渉を妨害し、両国を軍事衝突へと導く欧米の好戦派

ウクライナをめぐる米露の交渉を妨害し、両国を軍事衝突へと導く欧米の好戦派 ウクライナを舞台としたNATO諸国とロシアとの戦闘はロシアの勝利が確定的である。この事実を西側の支配勢力も否定できず、メディアによる宣伝で隠せなくなっている。そこで敗北の責任をウクライナ軍に押し付けようとしはじめたが、実際はNATOの将軍たちがウクライナ軍に押し付けた無理な作戦でウクライナは壊滅的な状態になっているのだ。 そうした状況の中、アメリカのドナルド・トランプ大統領はロシアのウラジミル・プーチン大統領とウクライナを舞台とした戦闘を終わらせようと話し合いを続けているが、戦況が自分たちにとって有利なロシアは急いでいない。それだけでなくロシアは西側から何度も煮湯を飲まされてきた。ロシア側が西側に求めているのは停戦でなく降伏だろう。 1991年12月にソ連が消滅する直前、同年8月にウクライナ議会は民意に問うことなくソ連からの独立を宣言したのだが、この年の3月にソ連全土で実施された国民投票で、ウクライナは71%がソ連残留に賛成している。ソ連時代に政治的な思惑からウクライナへロシアから割譲された東部や南部の住民はウク...
現代の日本

その影響は?効果は? 米トランプ相互関税でにわかに浮上した消費税減税という選択肢(日刊ゲンダイ)

その影響は?効果は? 米トランプ相互関税でにわかに浮上した消費税減税という選択肢(日刊ゲンダイ)※2025年4月5日 日刊ゲンダイ1面※紙面抜粋その影響は?効果は? 米トランプ相互関税でにわかに浮上した消費税減税という選択肢 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し慌てて与野党党首会議(C)共同通信社 選挙前の一時的なバラマキではなく、今こそ、悪魔の税制の功罪を検証する必要。防衛費、法人税に切り込めるのか、社会保障を削らずにすむのか。石破じゃできないだろうが、怪しい連立にも国民の警戒感。  ◇  ◇  ◇ 衝撃と波紋はとどまるところを知らない。トランプ米大統領が2日、怒涛のような「相互関税」を発表したことで各国が動揺。貿易戦争激化による景気悪化懸念から、世界同時株安の様相となっている。 米国へのすべての輸出品に「24%」という想像を絶する厳しい関税を課されることになった日本では、4日も株価が急落。日経平均は一時、前日比1400円超の下落となり、8カ月ぶりに3万4000円を割り込んだ。終値は955円35銭安の3万3780円58銭と年初来安値を更新。1週間の終値下げ幅は3339円に達し、SMBC日興...
日本人の世界観

脳外科医が解明した日本精神の育て方 ~ 篠浦伸禎『脳から見た日本精神』から

No.1415 脳外科医が解明した日本精神の育て方 ~ 篠浦伸禎『脳から見た日本精神』から日本精神を発現する脳の各部位が明らかになってきている。その育て方は?■1.ブラジルや台湾で称賛される「日本精神」伊勢: 最近、脳外科医の篠浦伸禎(のぶさだ)先生という方が書かれた『脳から見た日本精神』という本を面白く読んだ。花子: 「日本精神」て、日本人の伝統的精神という意味ですか?伊勢: そう、これは台湾で日本統治時代に使われ始めた言葉で、台湾の人々が、日本人の教師や警察官などから教わった考え方や行動の仕方らしい。公を大切にし、清廉潔白で真面目に任務に取り組み、人々にも優しく親切、という生き方だね。戦後、日本統治が終わって、その後に来た蒋介石政権が、彼らが官憲として、賄賂をとったり、人々を搾取したりして、それとの対比もあるようだね。花子: 台湾の人々が私たちの先人の生き方を日本精神と呼んで、称賛してくれているのは、とても嬉しいことですね。国際派日本人養成講座でも、台湾のために尽くした先人や、それに応えて台湾の発展に貢献した台湾の人々が何人も紹介されていますね。__________テーマ・マガジン...