2025-07-28

現代の日本

参政党14議席の衝撃…30年停滞が生んだ「日本版トランプ現象」の正体とは?極右政党の躍進で見えた日本人の“情念”=高島康司

参政党14議席の衝撃…30年停滞が生んだ「日本版トランプ現象」の正体とは?極右政党の躍進で見えた日本人の“情念”=高島康司7月20日に行われた参院選で、極右ポピュリスト政党である「参政党」が1議席から14議席へと一気に躍進した。外国人排斥や「日本第一」を掲げる同党の主張は、もはや一部の過激な支持層だけのものではない。背景にあるのは、30年に及ぶ日本社会の停滞によって蓄積された国民の強いフラストレーション、すなわち「情念」である。参政党という噴出口を通じて、長年抑圧されてきた感情がいま爆発しつつある。この現象が何を意味し、どこへ向かうのかを読み解く必要がある。(『 未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ 』高島康司)参政党の躍進が意味するもの7月20日、参議院選挙が実施された。この選挙は、汚職スキャンダル・物価高騰・米国による日本製品への関税引き上げで苦境に立たされている保守与党の「自民党」にとって、試金石となった。自民党と連立与党の公明党からなる与党連合は、参議院での過半数を失った。中道左派の立憲民主党は最大野党の地位を維持したが、今回の選挙の最大の注目点は、極右ポピュリスト政党で...
現代の日本

警察検察はこうして冤罪を創る

警察検察はこうして冤罪を創る霞ヶ関を本拠地とする2つのカルト。ザイム真理教とホウム真理教。ザイム真理教については森永卓郎氏が広く世間にその存在を浸透させた。拙著『財務省と日銀 日本を衰退させたカルトの正体』森永氏への追悼の気持ちを込めてその続編という心境で執筆した。財務省の正体を明らかにしている。日本をダメにした元凶がもう一つある。ホウム真理教。検察を取り仕切る法務省を頂点とするカルト。日本の警察・検察・裁判所制度の前近代性が問題である。日本の警察・検察・裁判所制度、とりわけ刑事司法に三つの重大な問題がある。第一は警察、検察に不当に巨大な裁量権が付与されていること。第二は基本的人権が侵害されていること。第三は裁判所が政治権力の支配下に置かれていること。警察・検察の不当に巨大な裁量権とは「犯罪が存在するのに犯人を無罪放免にする裁量権」と「犯罪が存在しないのに無実の市民を犯罪者に仕立て上げる裁量権」。刑事訴訟法248条が諸悪の根源。第二百四十八条 犯人の性格、年齢及び境遇、犯罪の軽重及び情状並びに犯罪後の情況により訴追を必要としないときは、公訴を提起しないことができる。犯罪が存在しても、検...
日本の文化

歴史教育最前線(0) 歴史教育のあるべき姿 ~ 実証性と共感性を持つ「来歴」の学びを

JOG(1431) 歴史教育最前線(0) 歴史教育のあるべき姿 ~ 実証性と共感性を持つ「来歴」の学びを歴史教育は、実証され、かつ先人への共感をもたらす「来歴」を伝えることで「国家及び社会の形成者」を育てること。■1.昭和53(1978)年頃から大きく左旋回した歴史教育伊勢: 花子ちゃん、今日はまた歴史教育について話そう。最近、読んだ本で、歴史教科書が昭和53(1978)年頃から、大きく変わってしまった、ということが書いてあった。大月短期大学の小山常実教授の『歴史教科書の歴史』のあとがきでは、こう書いている。私なりに読み砕いて、要約するとこうなる。__________ この本を書き終えて、改めて驚いたことがある。昭和53年(1978年)以降の歴史教科書が、急に変わったことだ。 まず、明治政府が定めた「四民平等」、つまり武士・農民・職人・商人の区別をなくすことを「新しい身分制度を作った」と書き、また、天皇については「すべての権力を一人で握った独裁者だった」と描くようになった。 次に、昭和57年(1982年)に起きた教科書問題の後から、日本が外国と戦った戦争をすべて「侵略戦争」と書くように...