日本

現代の日本

悪意か無能か。アメリカから資金援助を受けた組織の「中国サゲ情報」を垂れ流す日本メディアに問われる存在意義

悪意か無能か。アメリカから資金援助を受けた組織の「中国サゲ情報」を垂れ流す日本メディアに問われる存在意義大統領に返り咲いたトランプ氏が設置し、イーロン・マスク氏が率いる政府効率化省(DOGE)。そんなDOGEがさっそく打ち出した政府機関であるUSAID(アメリカ国際開発局)の事業見直しは、日本国内でも大きく報じられました。今回のメルマガ『富坂聰の「目からうろこの中国解説」』では著者の富坂聰さんが、USAIDの大幅な事業縮小騒動で期せずして明らかになったアメリカの対中工作の実態を詳しく紹介。その上で、米国の資金援助を受けた組織が発信する情報を垂れ流してきた日本メディアに対しては、極めて厳しい目を向けています。※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:カネをもらって反中工作の研究所 トランプ2.0で価値を問われる日本メディアアメリカが現した馬脚。「トランプ2.0」で価値を問われる日本メディア第2次トランプ政権(トランプ2.0)に世界が振り回されている。ホワイトハウスが矢継ぎ早に繰り出す関税や対外政策の波に、関係国は木の葉のように揺れ続けている。ウクライナを容赦...
日本の文化

春分の日とは?春分は2025年はいつからいつまで?お彼岸のお墓参りと食べ物について – 二十四節気

春分の日とは?春分は2025年はいつからいつまで?お彼岸のお墓参りと食べ物について - 二十四節気春分の日は国民の祝日にもなっているので記憶にはあるけど、実際はどういう意味なのか、何をする日なのか知らないという方もいるかと思います。春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」として定められています。春分は二十四節気の一つ。参考:国民の祝日に関する法律(内閣府)今回は春分の日の意味や2025年の春分はいつからいつまでなのか?、その周辺にある行事・お彼岸について、お供え物である牡丹餅とお萩の違いについてもあわせて紹介します。春分の日とは?春分の日とは、太陽が真東から昇り真西に沈む日で、昼と夜の長さがほぼ同じになる日のことです。秋分の日も同じ。英語では「Spring Equinox Day」。Equinox(イクイノックス)とは、昼と夜の長さが同じと言う意味で使います。春分の最初の日のことを「春分の日」と呼びます。春分の日をはさんだ7日間が「春のお彼岸」の期間にあたります。春分の日は丁度お彼岸の中日にあたるので、お墓参りをしてご先祖様を供養する習慣があります。スポンサーリンク2025年の春...
現代の日本

日本、7人に1人が貧困に。米国型経営を真似て格差拡大、経済長期低迷へ

日本、7人に1人が貧困に。米国型経営を真似て格差拡大、経済長期低迷へ=斎藤満日本経済の長期停滞が続いています。少子高齢化に加え、西側経済の衰退やアジアの成長についていけないことも要因です。米国に追従する姿勢が、格差拡大や学力低下を招き、企業・市場優先の政策が円安を通じて経済の弱体化を加速させました。そろそろ損切、リセットの時です。(『マンさんの経済あらかると』斎藤満)【関連】「貯蓄から投資へ」の残酷さ。政府は国民を切り捨てる意図で投資を奨めている=鈴木傾城※有料メルマガ『マンさんの経済あらかると』2025年3月17日号の一部抜粋です。ご興味を持たれた方はこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。プロフィール:斎藤満(さいとうみつる)1951年、東京生まれ。グローバル・エコノミスト。一橋大学卒業後、三和銀行に入行。資金為替部時代にニューヨークへ赴任、シニアエコノミストとしてワシントンの動き、とくにFRBの金融政策を探る。その後、三和銀行資金為替部チーフエコノミスト、三和証券調査部長、UFJつばさ証券投資調査部長・チーフエコノミスト、東海東京証券チーフエコノミストを経...
現代の日本

企業献金禁止に反対する党

企業献金禁止に反対する党昨年10月31日の総選挙で自民党が大敗した原因は〈政治とカネ〉問題にあった。日本政治の中心問題。1970年代にロッキード事件が表面化。田中角栄首相への贈賄が立件された。1980年代末にはリクルート事件が表面化。竹下登首相を中心に多数の国会議員にリクルート社の未公開株が不正に譲渡されたことが発覚し、その一部が事件化された。その後、1993年に政治改革をめぐり自民党が分裂。総選挙の結果として野党8会派による連立政権が樹立された。自民党は1955年の結党以来、初めて下野した。この過程で衆院総選挙に小選挙区制が導入され、企業団体献金を廃止することを前提に政党交付金制度が創設された。その後、連立政権から社会党が離脱。自民党は社会党、新党さきがけと連携して政権を樹立して与党に返り咲いた。その自民党が再び下野したのが2009年。鳩山民主党は企業団体献金全面禁止を公約に盛り込もうとした。しかし、結果として公約化は見送られた。岡田克也氏が強く反対して公約化は闇に葬られた。2010年の政変で鳩山内閣が総辞職し、守旧勢力傀儡の菅直人内閣、野田佳彦内閣が創設された。野田内閣は公約違反の...
現代の中国

「米国の500倍の生産力を持つ中国の造船業」PartⅡ 中国の造船力はなぜ成長したのか?海軍力に影響

「米国の500倍の生産力を持つ中国の造船業」PartⅡ 中国の造船力はなぜ成長したのか?海軍力に影響(写真:ロイター/アフロ)  3月13日のコラム<「米国の500倍の生産力を持つ中国の造船業」PartⅠ 米国はなぜ負けたのか、関税で中国を倒せるのか>で、「それなら中国の造船業はなぜ成長したのか」に関してはPartⅡあるいはそれ以降に書くつもりだとお約束したので、早速このPartⅡで考察したいと思う。 カギは「造船業と鉄鋼業の戦略的連携」だ。 中国の国家戦略は世界のどの国も実行していない中国国内での連携政策を着々と実行している。トランプ2.0が鉄鋼・アルミニウムに関して世界各国に25%の関税をかけても、世界シェアのトップを占めている中国の製造業の背骨は揺るぎそうにない。 中国の造船力の優位性は、アメリカの海軍力の相対的劣化をもたらし、日本の防衛予算に対するアメリカからの要求にもつながっていくので、本稿に書いた事実を日本人は真正面から受け止めていただきたい。◆「造船業と鉄鋼業の連携」が決定打! アメリカの造船業が衰退した最大の原因は、レーガン政権時代に「政府補助金制度を撤廃したこと」だと...
現代の日本

「この国はもうダメだと思った」 ~ 川口マーン恵美『移民 難民 ドイツからの警鐘』

No.1412 「この国はもうダメだと思った」 ~ 川口マーン恵美『移民 難民 ドイツからの警鐘』EU全体が移民受入厳格化に舵を切っているのに、もっとも問題の大きいドイツは言論弾圧をしてまで政策転換を渋っている。■1.「この国はもうダメだと思った」伊勢: 花子ちゃん、この間はフランスを中心に移民難民問題を論じたけど、つい最近、ドイツの状況を克明にレポートした本が出た。川口マーン恵美さんの『移民 難民 ドイツからの警鐘』という本だけどね。40年ほどもドイツに在住している方だから、ドイツの変化をよく見抜かれていると思う。__________JOG(1408) 移民難民問題が社会を壊す ~ 西尾幹二『「労働鎖国」のすすめ』再読 欧州社会の底辺で新たな奴隷階級にされた移民難民の2世、3世が、各地で暴動を起こしている。 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄花子: 「警鐘」というからには、移民難民問題がずいぶんひどいことになっているという事ですか?伊勢: 「ひどい」という程度ではなく、昨年末に起きた事件で「この国はもうダメだと思った」とまで書いている。花子: いったいどんな事件だったんですか?伊勢: 2024年12...
日本の歴史

東京大空襲から80年:「火だるまの子ども」 次世代に伝える東京大空襲の体験 東京都江東区・築山実(当時16歳)

東京大空襲から80年:「火だるまの子ども」 次世代に伝える東京大空襲の体験 東京都江東区・築山実(当時16歳)(2025年3月7日付掲載)米軍による空襲で焼き尽くされた東京下町。両国から深川方面をのぞむ(1945年3月) 第二次世界大戦末期の1945年3月10日、米軍による無差別爆撃で一夜にして10万人が焼き殺された東京大空襲から80年を迎える。もはや日本の敗戦が決定的だった当時、マリアナ諸島を出撃して東京上空に侵入した米軍B29、352機は、人々が寝静まった午前零時すぎから東京下町を中心に油脂焼夷弾約38万発(約2000㌧)を投下した。住宅密集地を囲むように爆撃され逃げ場を塞がれた人々は、強風に煽られて広がる大火災に呑まれ、約3時間のあいだに家屋焼失27万戸、死者10万人に及ぶ大惨事となった。その後も8月まで続いた東京全域への空襲では、判明しているだけで死傷者・行方不明者は25万670人、罹災者は304万4197人(東京都調査資料)にのぼる。世界史においてもっとも無惨な大量殺戮であるにもかかわらず、戦後日本では犠牲者への補償も、国家事業として慰霊碑の建立すらされていない。この記憶の抹...
現代の中国

「中国から撤退しろ」という声が叫ばれる今、その振り子が“いつか逆に向く”と思うワケ

「中国から撤退しろ」という声が叫ばれる今、その振り子が“いつか逆に向く”と思うワケ反中国の風が吹く今、メルマガ『j-fashion journal』の著者でファッションビジネスコンサルタントの坂口昌章さんは、あえて中国ビジネスについて考える好機だと述べています。トランプ大統領の対中ディールはどのような未来をもたらすのか、中国との新たなビジネスモデルについて準備を今から進めることが重要だとし、今やっておくべきことを紹介しています。今だからこそ、中国ビジネスについて考える今日のテーマは、中国ビジネスです。現在は反中国の風が吹いています。しかし、振り子はいつかは逆方向に動くのです。反中国に振り切った今だからこそ、次の中国ビジネスを考える好機だと思います。1.反中国のトレンドが示す現実近年、中国を取り巻く国際的な環境は急速に変化しています。中国不動産バブルの崩壊や日本企業の撤退、さらには米国による中国孤立化政策などが相まって、リアルでもネット上でも反中国の動きが加速しています。このような状況は、単なる一時的な現象ではなく、世界的な潮流として定着しつつあります。こうした動きの背景には、単なる政治...
現代の日本

日米安保に不満のトランプが知らない、日本側の“見えないコスト”。私たちは本当に「守られるだけ」なのか?=斎藤満

日米安保に不満のトランプが知らない、日本側の“見えないコスト”。私たちは本当に「守られるだけ」なのか?=斎藤満米国のトランプ大統領は6日、日米安保条約について「片務性」を指摘。その前の4日には、国防総省ナンバー3のコルビー氏が、日本に防衛費をGDPの3%に引き上げるよう求める発言をしています。関税問題に続いて今度は日米安保への不満を述べ、日本に相応の負担を求める意向を示しました。トランプ大統領はさらに「日本は米軍に守ってもらう間に、経済的発展を実現し、ついには米国に巨大な貿易黒字を出すようになっている」として、貿易不均衡の背景に、この日米安保の片務性を結び付けようとしている節も見られます。(『マンさんの経済あらかると』斎藤満)【関連】「貯蓄から投資へ」の残酷さ。政府は国民を切り捨てる意図で投資を奨めている=鈴木傾城※有料メルマガ『マンさんの経済あらかると』2025年3月11日号の一部抜粋です。ご興味を持たれた方はこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。プロフィール:斎藤満(さいとうみつる)1951年、東京生まれ。グローバル・エコノミスト。一橋大学卒業後、三和銀行...
現代の日本

トランプの「日米安保は不公平だ」に日本が慌てる「情けない理由」わが国の保守もリベラルも、本当そういうとこだぞ

トランプの「日米安保は不公平だ」に日本が慌てる「情けない理由」わが国の保守もリベラルも、本当そういうとこだぞトランプ米大統領が日米安保の「不公平」を叫びはじめた。防衛面で在日米軍に強く依存するわが国はどう対応すべきか?短期的には「静観」が最善手とみるのは米国在住作家の冷泉彰彦氏。ただし中長期的に、トランプの気まぐれに狼狽する情けない状況から日本が脱するためには、国内の「保守」「リベラル」「ノンポリ」勢力それぞれが抱える矛盾の解消が欠かせないとしている。(メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』より)※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:日米安保と国是の本質を考えるトランプの「日本は米国を防衛する義務がない」にどう対応すべきか?ある程度は予想されていたこととはいえ、トランプ大統領が「日米安保は不公平」ということを言い出した、その衝撃は小さくはありません。「われわれは日本を守らなければならないが、日本はわれわれを守らない」「いかなる状況下でも日本は米国を守る必要がない」と指摘した上で日米安保は「興味深いディール(取引)」だ、つまりアメリカ不利、日本有利の不公...
現代の日本

【腐敗権力とべったり】「財務省解体デモ」などを痛烈非難してきたホリエモン、自身のロケット企業に政府から80億円もの莫大な補助金!(26年春には累計140億円を交付予定)

【腐敗権力とべったり】「財務省解体デモ」などを痛烈非難してきたホリエモン、自身のロケット企業に政府から80億円もの莫大な補助金!(26年春には累計140億円を交付予定)どんなにゅーす?・「ホリエモン」こと堀江貴文氏が、市民らによる「財務省解体デモ」を「意味がない」などと痛烈に非難している中、堀江氏自身が取締役を務めているロケット会社(インターステラテクノロジズ)に約80億円もの補助金が支給されていたことが判明した。・2026年春には累計140億円もの莫大な補助金が交付予定と伝えられている中、ネット上で怒りの声が噴出している。インターステラのロケット開発に追加支援 累計80億円にロケット開発のインターステラテクノロジズ(IST、北海道大樹町)は、文部科学省のスタートアップなどを支援する事業で、追加の採択を受けたと発表した。2026年3月末までに、新たに14億4000万円の交付を受ける。これまでの交付額と合わせると、累計で80億7000万円になる。~省略~今後の審査に通過した場合、26年春には累計で最大140億円の支援を受けることになる。【日経新聞 2025.2.25.】出典:インターステ...
現代の日本

東電旧経営陣に無罪判決。最高裁「巨大津波は予見できなかった」が大ウソであるこれだけの証拠

東電旧経営陣に無罪判決。最高裁「巨大津波は予見できなかった」が大ウソであるこれだけの証拠発生から14年を経た現在も、多くの人々に避難生活を強い続けている福島第一原発事故。しかしその責任の所在は、未だ明らかにされていないのが現状です。今回の『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、「巨大津波は予見できなかった」として事故当時の東京電力のトップに最高裁が下した判決の異常さを糾弾。その上で、「誰も責任を取らない国」になれ果てた日本を強く批判しています。※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:誰も責任を取らない国東電の旧経営陣も全員無罪。誰も責任を取らない国ニッポン昨日3月11日は、日本で暮らしているあたしたちにとって、決して忘れることのできない日、最悪の天災である東日本大震災と最悪の人災である福島第1原発事故が発生した日でした。そして、昨日で発生から14年となりました。しかし、この日を目前に控えた3月5日、福島第1原発事故を巡って東京電力の旧経営陣が業務上過失致死傷罪で強制起訴されていた上告審で、最高裁第2小法廷は「巨大津波は予見できなかった」として...
現代の日本

東日本大震災から14年が経って気づく、私の日常から消えてしまっていた「二文字」

東日本大震災から14年が経って気づく、私の日常から消えてしまっていた「二文字」1万5,000人以上の命を奪い、遺された人々の生活にも甚大な被害をもたらした東日本大震災。あのとき、そして14年の歳月が過ぎた今、私たちは被災地に対して何を思い、何をすることができたでしょうか。今回のメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』では健康社会学者の河合さんが、震災から半年後にボランティアのため被災地を訪れたことを振り返りながら、自身が感じた「うしろめたさ」の理由と、自分の日常から「漢字ふた文字」のことが消えていたことに気づいた思いを綴っています。プロフィール:河合薫(かわい・かおる)健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。東日本大震災から14年目のうしろめたさ東日本大...
現代の日本

リニアと北陸新幹線を考える

リニアと北陸新幹線を考える厚労省発表の人口動態調査速報によると2024年の日本の出生数は72.1万人、死亡数は161.9万人だった。出生数から死亡数を引くと89.8万人。90万人も人口が減った。メディアは出生数の減少だけを報じるが驚異的なのは死亡数。コロナパンデミックが広がった2020年の死亡数は前年比0.8万人減少して137.3万人だった。コロナパンデミックの2020年は死亡数が減ったが、2021年から死亡数が激増した。何があったか。最大の相違はワクチンを打ち始めたこと。ワクチン接種に連動して日本の死亡数が激増した。2024年の死亡数は2020年比で約25万人も多い。1年あたりの死亡数が25万人も増えたのは戦時を除いて過去100年間で初めてのこと。異常な死亡数激増が観察されている。死亡数は2021年から激増したが2024年に至っても減少に転じていない。激増したまま推移している。客観的な状況から判断すると死亡数激増の理由はワクチン接種にあると考えられる。振り返れば、ワクチン接種が始まる前から、一部の良質な専門家がワクチン接種の危険性を訴えていた。ワクチン接種後に体調を崩した人も多い。い...
日本の歴史

80年前の3月に東京を焼夷弾で焼き尽くしたルメイはソ連への核攻撃を目指した

80年前の3月に東京を焼夷弾で焼き尽くしたルメイはソ連への核攻撃を目指した 今から80年前の3月9日から10日にかけてアメリカ軍はB-29爆撃機から大量の焼夷弾を東京の下町、深川、城東、浅草などへ投下、地上は火の海になり、7万5000人から20万人の非戦闘員が殺された。逃げ場を失い、川の中へ入った人も少なくないが、小さい川では水が沸騰していたと言われている。その際、劫火に覆われた地上から1500メートルほど上空を飛行する爆撃機の乗員には、人間の肉が焼ける匂いが届いていたという。この爆撃を指揮したカーチス・ルメイ准将(当時)は大阪や名古屋を含む日本の諸都市を同じように空爆、大量殺戮を繰り広げた。(Daniel Ellsberg, “The Doomsday Machine,” Bloomsbury, 2017) 第2次世界大戦後の1948年にルメイはSAC(戦略空軍総司令部)の司令官になり、朝鮮戦争が勃発した50年6月から53年7月に休戦するまで朝鮮半島で大規模な無差別空爆を展開した。その攻撃で朝鮮半島に住んでいた人の20%を殺したとルメイ本人も認めている。大戦中、アメリカ軍が日本へ投下...
現代の日本

国民が決断する原発全廃

国民が決断する原発全廃東日本大震災・フクシマ原発事故から14年が経過。東北地方沿岸での巨大地震発生と大津波襲来は警告されていた。本年2月末から3月にかけて岩手県で発生した大規模火災。岩手県大船渡市綾里は深刻な火災被害に見舞われた。この綾里にもう一つの記録が残されている。1896年(明治29年)6月15日に三陸沖を震源とするM8.2~8.5の大地震が発生した。明治三陸地震である。この地震で大津波が発生し、綾里では津波の遡及高が38.2メートルに達した。死者は2万2000人に達したが、そのうち約1万8000人が岩手県の死者だった。古くは平安時代前期の貞観11年5月26日(西暦869年7月9日)に陸奥国東方沖海底を震源とする大地震と大津波が発生している。産業技術総合研究所(産総研)の海溝型地震履歴研究グループは陸域の調査によって宮城県から福島県の海岸付近の平野に広く貞観地震に伴う津波堆積物が分布することを明らかにした。その結果に基づき貞観地震を発生させた断層モデルをシミュレーションで構築。三陸沖で幅100km、長さ200kmの断層が破壊したと推定した。これらの調査結果として産総研研究グループ...
現代の日本

腕まくりする国土交通省

腕まくりする国土交通省 米ロが停戦協議を進めているウクライナを巡って、何を張り切っているのか、国土交通省が大手ゼネコンや機械メーカーなどインフラ分野の事業を手がける日本企業100社余りを集めて、ウクライナの復興に向けて現地の橋や道路の修復に協力するよう呼びかけたことが報じられた。今後10年間で70兆円のインフラ需要があるとかで、日本政府をして日本企業の担当者を現地に派遣したり、復興事業に参画しやすい環境整備を進めるのだという。まだ停戦も確定していないのに、またゼレンスキーとトランプは口論しているような状態なのに、我が国土交通省ときたらよその国のインフラの心配をしてひどく前のめりではないか。しかし、どうだろうか。能登地震から1年余りが経過し、国内では被災地すらまともに復旧できないのにまるで裏腹である。方や被災者の生活再建もままならないというのに、それを置き去りにしていったいなにがウクライナ支援か――国際貢献か――である。 能登現地に大手ゼネコンや機械メーカー100社が身を乗り出すなら、その技術力でもって復旧・復興は一気に進むはずである。ウクライナの広大な国土と比較してもはるかに局所的であ...
日本の技術

ゆっくりと進化を続ける日本企業 ~ ウリケ・シェーデ『シン・日本の経営』を読む

No.1411 ゆっくりと進化を続ける日本企業 ~ ウリケ・シェーデ『シン・日本の経営』を読む「失われた30年」は失われていなかった。多くの日本企業はゆっくりと着実に新しい時代に適応し、進化を続けていた。■1.ゆっくりと着実に体質改善して、蘇りつつある日本企業伊勢: 花子ちゃんは「失われた30年」という言葉を聞いたことがあるだろう?花子: ええ、うちの父がいつも言っています。確か1990年代初頭から、現在まで続いている30年もの日本経済の停滞ということですね。 父はちょうど2000年に大学を卒業したんですけど、その頃はバブル崩壊後の就職超氷河期でどこにも就職できず、やむなく近くの蕎麦屋さんでアルバイトを始めたそうです。幸い、一生懸命に働いたんで、ご主人からも気に入られて、暖簾(のれん)分けして貰って、今の蕎麦屋をやっています。伊勢: お父さんはちょうど卒業時期が超氷河期にぶつかって不運だったけど、頑張って自分の店を持てたんだね。でも、それもできない多くの人々が、大学は出たけれど、派遣社員やアルバイトで安定した仕事につけないという悲惨な状況が続いた。 こういうことから、私のメルマガ「国際...
現代の日本

高額療養費改悪凍結に騙されるな

高額療養費改悪凍結に騙されるな石破首相が高額療養費制度改悪凍結を表明した。衆院予算審議終盤で凍結を表明すれば立民の手柄になる。これを避けた。参院に審議が移り、石破首相が高額療養費制度改悪凍結を訴える団体幹部と面会。これを受けて凍結を表明した。石破首相がポイントを上げたとの演出が施された。2025年度の制度改悪は見送られた。しかし、重大な点を見落としてはならない。今秋までに議論の結論を示すとしたこと。制度改悪が消滅したのではない。今夏に参院選があるから、参院選前は制度改悪を引き下げておくということに過ぎない。石破内閣が存続するなら参院選後に改悪が決定される可能性が高い。したがって、高額療養費制度を参院選争点にする必要がある。制度改悪の是非を問う選挙。各政党は公約を明示する必要がある。〈制度改変を行わない〉のか〈制度改変を行う〉のか。〈制度改変を行う〉ことは国民の命綱を切るということ。テレビ朝日「報道ステーション」の大越健介氏は最悪のMC。「野党は財源を明示すべき」と主張。財務省の御用聞きでしかない。直近4年間で国税収入は12.6兆円も増加。1年間の税収が12.6兆円も増加したのだ。1回限...
日本の技術

日本電産・永守重信の新「日本的経営」

JOG(308)日本電産・永守重信の新「日本的経営」「雇用創出こそ企業の最大の社会的貢献である」■1.目標は「従業員100万人」■ 私は企業の最大の貢献は雇用だと思っています。世界でもっともたくさんの従業員を抱えるということを日本電産グループの誇りにしたいですし、それは、ある程度健全収益が上がらないとできません。私の目標は、売上高10兆円で従業員100万人です。 こう語るのは日本電産の永守重信・社長。売上高や利益を会社の目標として掲げるのが普通だが、従業員数を目標とする経営者は珍しい。それも100万人とは、並大抵の数字ではない。 「世界最大のウォルマートでも30万人ぐらいですよ」との質問には、こう答える。 例えば、メーカーの工場がアフリカにたくさんあるでしょう。先日テレビで見ましたが、七十歳で、ウガンダの工場で、40年間縫製会社をやっている人がいる。そういう工場では、苦労している従業員をたくさん雇っている。働き手を亡くして子どもを抱えた母親だとか、内戦で親が死んでしまったまだ若い娘さんとか、そういう人を採用しているわけです。あれはいいなと思います。■2.わずか一年での企業再建■ これが...