日本の文化

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「懐かしい未来」を開く里山資本主義

懐古趣味ではなく、現実の「懐かしい未来」が日本には実在します。美しい自然と豊かな伝統に恵まれた我が国には、すぐ手の届くところに、「懐かしい未来」が待っている。意識や価値観を変えるだけで実現しそうです。里山の資源を有効活用すると「懐かしい未来」が見えてくる。「懐かしい未来」を開く里山資本主義■1.裏山の木の枝でご飯を炊く楽しさ 広島県の北部、中国山地の庄原(しょうばら)市に住む和田芳治(よしはる)さん(70歳)は毎朝の御飯を小さな「エコストーブ」で炊いている。 ガソリンスタンドからタダで貰ってきた石油缶に、ホームセンターで数千円ほどで買ってきた管を煙突がわりに付けて、手作りしたものだ。裏山から集めた木の枝を数本くべて炊くと、御飯はピカピカ光って旨い。 訪ねてきた客に食べさせたら、「しもうた」と思わず、漏らした。「つい先日、7万円やら8万円出して、電気釜を買ったのに、あれとは全然違う、こっちの方が旨い」と悔しがっていた。__________ 毎回できが違うかもしれないと思って気を遣うこと、いろんな木をくべることも含め、不便だといわれるかもしれません。でも、それが楽しいんですね。結果、おいし...
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国土が育てた日本人

日本人は数千年のムラ社会の経験で、世界でも断トツのチームワークを得意としている。東日本大震災で世界に感銘を与えた互いへの思いやりは、このチームワークが発揮されたものである。日本のように、細かな平野が分散的・孤立的に存在しているのであれば、強大な権力は必要なかったし、また生まれもしなかった。これは日本人の強健への拒否や忌避という性癖にもつながっているし、逆にいえば中国人は強権好きということなのかもしれない。日本列島が育てた世界断トツのチームワーク。しかしグローバル社会ではムラ意識からくる不適合も。国土が育てた日本人■1.チームワークの得意な日本人 アメリカに住む友人のAさんが一時帰国して、面白い話を聞かしてくれた。最近、日本人とアメリカ人合同のゴルフ大会に参加して日本人のチームワークの凄さを改めて感じた、というのだ。 大会は「ベスト・ボール」というルールで、4人でそれぞれボールを打ち、その4つからベスト・ポジションを選んで、そこからまた4人がそれぞれ打つ。こうして各ホールで4人のうちのベスト・スコアだけをつけて、最良のスコアの組が優勝するという団体戦である。 Aさんの組はたまたま日本人4...
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日本女性の矜持 ~『女子の武士道』から

「おなごは大地のようなもの」その国民の元気、気風のいかんは、またおのおのその母の感化によるものとすれば、母としての婦人は、実に国家の元気、気風を自分の双肩に担って立つものと申さねばなるまいと思います。「おなごは大黒柱を支える大地」日本女性の矜持 ~『女子の武士道』から■1.「おなごは大地のようなもの」「おなごは大地のようなもの」。明治22(1889)年生まれのセツは父親からそう聞かされて育った。幕末の会津戦争の際、セツの父親はまだ幼児で、そのまた父と二人の兄は北上してくる新政府軍を迎え撃つために出立した。__________その際の、母じゃの見事なことよ。どっしり構えて笑顔さえ浮かべておった。そんなことがあってから、わしはおなごというのは大地のようなものだと思うようになった。大黒柱というが、しっかりした良い大地であらねば立っていられるわけがあるまい。一家の大黒柱を受けとめて、その大黒柱を堂々たらしめんのは、おなごにかかっておる。それをよう憶えておくのであるぞ。大地とならんために学び、おのれを鍛錬するのだ。 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ そう父から聞いたセツは、喜びを抱いた。__________ ...
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新幹線清掃員のプライド

掃除という誰にでもできそうな簡単な作業の中にも、リスペクトとプライドを見出し、そこから知恵やアイデアを出させる。そこに日本人の深い職業観がある。今や世界がそれを学び始めている。「私はこの会社に入るとき、プライドを捨てました。でも、この会社に入って、新しいプライドを得たんです」新幹線清掃員のプライド■1.「彼らの文化と教育。ブラボー!」 サッカー・ワールドカップで、日本チームは初戦コートジボワール戦で惜しくも逆転負けを喫したが、試合後、日本のサポーターが世界を驚かせた。 応援するチームが負けると、サポーターが怒りをあらわにしてイスを蹴ったり、物を投げたりする事が少なくない中で、日本サポーターたちは自ら持参したビニール袋を広げて、ゴミ拾いを始めたのだった。 アメリカのあるテレビ放送局が自社サイトで、2枚の写真と共に「その作業は徹底されていて、負けたチームのサポーターなのにもかかわらず非常に上品な行動だ」と報じた。この写真がネット上に数多くアップされ、コメント欄に英語やスペイン語などで次のような書き込みがあった。「彼らの文化と教育。ブラボー!」「日本は最高だ!」「彼らはとても礼儀正しい。私た...
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生きる力を引き出す授業(下)~ 国語を通じて生徒は「共に生きる力」を伸ばしていく

国語力があるのとないのとでは、他の教科の理解力が大きく違ってきますからねえ。数学でも物理でも、深く踏み込んで、テーマの真髄に近づいていこうとする、前に進もうとする力こそが“学ぶ力の背骨”であり国語力だと思います。社会に出て『自分はこんな人間だ』とか、『ここでこんなことをしたいんだ』と表現する力も国語ですから。国語力は“生きる力”と置き換えてもいい。どんなに時代や環境が変わっても、背骨がしっかりしていれば、やっていけるんです。だから、まず中学に入学したら、何を差し置いても、生徒には国語を好きになってほしかったんです。「国語はすべての教科の基本です。『学ぶ力の背骨』なんです」生きる力を引き出す授業(下)~ 国語を通じて生徒は「共に生きる力」を伸ばしていく■1.「たつみ」とはどの方向ですか? 1冊の薄い文庫本を中学の3年間で読み上げる、という聞いたこともない国語の授業のやり方に、初めは「大丈夫なんやろうか?」と顔を見合わせていた生徒たちも、2週間もするとその心配が杞憂であることに気がついた。「丑(うし)」というたった一文字から、十干十二支という古代中国の話に飛び、それが年号に使われると「甲子...
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生きる力を引き出す授業(上) ~ 伝説の国語教師・橋本武

すぐに役立つことは、すぐに役立たなくなります。そういうことを私は教えようとは思っていません。なんでもいい、少しでも興味をもったことから気持ちを起こしていって、どんどん自分で掘り下げて欲しい。私の授業では、君たちがそのヒントをみつけてくれればいい。そうやって自分で見つけたことは、君たちの一生の財産になります。そのことは、いつかわかりますから、、、「一緒に『銀の匙』を読んだ生徒がねえ、還暦過ぎても、みんな前を向いて歩いている。それが何よりも嬉しい。」生きる力を引き出す授業(上) ~ 伝説の国語教師・橋本武■1.「平常の力さえ出せれば、東大なんてへっちゃらだ」「伝説の国語教師」と呼ばれている人がいる。神戸の灘校で50年間も国語を教え、各界で活躍する多くの教え子たちが「橋本先生の国語授業があったからこそ、ここまで出来た」と感謝する。橋本先生がどのような授業をしたのかを見ていく前に、授業の成果を見てみよう。 灘中・灘高では一つの学年を各教科一人の先生が、卒業まで6年間担当する。昭和43(1968)年、橋本先生が独自の国語教育を始めて3回り目に担当した約200人の卒業生のうち、112人が現役で東大...
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季節の変化と二十四節気

今日、2023年9月23日は、秋分の日です。 朝夕は涼しくなり、季節の変化を感じる候になりました。 四季のある日本の自然の趣に感謝しながら、「季節の変化」と「二十四節気」について考えてみます。季節はなぜ変化するのか? 昼と夜の変化がなければ1日という概念が必要ないように、季節に変化がなければ1年という概念は必要ないでしょう。 では、なぜ季節は変化するのでしょうか?距離の変化?太陽に近づくと夏、遠ざかると冬、ではありません。極端な楕円軌道の天体なら、距離の変化で季節が起こることもありますが、地球の軌道はほぼ円形で、距離はそれほど大きく変化しません。むしろ、太陽から最も遠く離れるのは7月上旬ごろ(北半球では夏) です。極端な楕円軌道が原因なら、北半球と南半球は同じ季節になることでしょう。地球の公転と自転地球の公転運動と自転運動地球は1年かけて、太陽の周りを回っています (公転)。地球自身も1日1回、回転しています (自転)。自転軸の向きは、地球の公転面 (黄道面) に対して垂直ではなく、約23.4°傾いています。この状態で地球が太陽の周りを公転すると、以下の状況が順に繰り返されます。北極側...
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大和心で日本女性が輝いた ~「全世界に感銘を与える作品」を生み出した平安時代

大和心で日本女性が輝いた ~「全世界に感銘を与える作品」を生み出した平安時代 なぜ、世界最古の長編小説『源氏物語』が、日本女性によって書かれたのか?■1.女性議員の比率を上げたら、、、 この3月頃、あれだけテレビや新聞を騒がせた立憲民主党の小西弘之議員の高市早苗・経済安全保障担当相に対する「放送法解釈変更疑惑」の問題は、どこに行ったのでしょう。誰が書いたのかも分からない、本人にも回覧されていない「行政文書」で追求するという筋の悪いシナリオで攻撃する小西議員と、ぶれない答弁をする高市大臣の力量の差は傍目にも歴然としていました。 現在の国会議員の女性比率は衆議院が約10%、参議院が23%で、世界の193カ国中166位と低い水準にあるそうです。そこで政府は2030年までに国会議員の女性比率を35%にするという目標を掲げているので、それが実現して、高市大臣のような女性議員が増えて、小西議員のような男性議員が減ったら、国会議員のレベルも大幅に向上するでしょう。 しかし、そううまくいくとも限りません。たとえば、逆に蓮舫、辻元清美、福島瑞穂各氏のような女性議員ばかり増えたら、民主党政権の悪夢再来とな...
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「三方よし」が経済発展を導く

「三方よし」が経済発展を導く「三方よし」で各地に進出した近江商人が、江戸時代の全国経済を築いた。■1.大飢饉の中での普請 江戸後期の天保の大飢饉(1833 -1839] )の最中、琵琶湖東岸、現在の彦根市に隣接する豊郷(とよさと)町で住宅の改築と寺院仏堂の修理工事を始めた商人がいました。今で言えば、コロナ禍で企業倒産と失業者も増える中で、家を改築するようなものです。 起工を知った彦根藩は飢饉に苦しむ人々を無視した傍若無人の振舞いとして、役人を派遣して咎めようとしました。しかし、役人が現地に行ってみると、工事の従事者には賃金を与え、家族にまで雑炊を振る舞っていたのです。 飢饉で人々が困っている時に、単に施しをするのではなく、仕事を作ってその対価として工賃を支払うというやり方には、相手の立場への思いやりが籠もっていました。工事をしたのは、地元の近江商人・7代目藤野四郎兵衛。派遣された役人は四郎兵衛の義挙を嘆賞し、地元民もこの一時を「藤野の飢饉普請」と呼んで、後世まで語り伝えました。■2.「サクラやカエデ?」 こうした義挙は、近江商人の歴史には事欠きません。現在の東近江市に寛政元(1789)...
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白露

2023年の白露は、9月8日から9月22日です。白露は二十四節気のひとつ。二十四節気は季節の移り変わりを知るためのもので、約15日間ごとに24に分けられています。白露は毎年9月7日頃~9月22日頃にあたりますが、日付が固定されているわけではありません。二十四節気は1年を太陽の動きに合わせて24等分して決められるので、1日程度前後することがあるからです。なお、白露といっても、白露(二十四節気の第15)から秋分(二十四節気の第16)までの期間をさす場合と、「今日は白露です」のように白露に入る日をさす場合があります。少しずつ秋めいてくる時期。空気中の水蒸気が冷えて露となり、白く見えてくる。朝晩の温度差が大きくなって露を結ぶ様子を「白露(はくろ)」という。現代の暦で9月8日ごろを指す。残暑の中にも秋の気配を感じる。9月は和風月名で、「長月(ながつき)」と呼ぶ。夏至が過ぎて、9月になると急に夜が長く感じられることから「夜長月」となり、変化して「長月」と呼ぶようになった。重陽の節句(9月9日)五節句の一つで「菊の節句」とも言われ、長寿を祈る日。中国の陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)では奇数は「陽...
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正倉院 ~ 世界最古の国際美術館

正倉院 ~ 世界最古の国際美術館「全アジアのもっとも美しい時代の姿が、正倉院に保存されている」。この奇跡はどのように実現されたのか?■1.テヘランで見つけた正倉院所蔵品とそっくりの水差し「これを初めて見たときには思わずハッとした」と早稲田大学でシルクロード史を研究されていた長澤和俊・名誉教授は言う。昭和41(1966)年春にテヘラン考古博物館を訪れた時のことである。そこで見つけたガラス製の水さしは、正倉院所蔵のものとそっくりだった。__________鳥の嘴(クチバシ)をかたどった口、流れるような曲線を示す胴体や把手(トッテ)、とくに注ぎやすいように親指をかける突起など、驚くほど似ている。 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ただし、正倉院のものは大切に保存されてきただけに透明な美しさに溢れているが、こちらの方は出土品のようで、表面が銀化したり、汚れたりしている。__________ 少なくともこれを見た瞬間には、あの正倉院の水さしはおそらくぺルシアからはるばる伝来したものと直感したのである。 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄■2.「世界最古の国際美術館」 この水差しは、正倉院宝物の二つの特徴をよく表している。第一...
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和食が救う高齢化社会

和食が救う高齢化社会和食がもたらす、自然と調和した食べ方、生き方が、高齢化社会を救う。■1.和食を堪能するフランス人 先日、所用あってパリに数週間滞在したが、この地での日本食の人気は凄まじい。ある観光サイトで見ると、パリにある約1万5千軒のレストランのうち、「和食」のカテゴリーに入っているのが760軒ほど。パリのレストランの20軒に1軒は和食だと考えると、その人気ぶりが窺える。 世界のどこでも日本食は大人気だが、パリでの特徴は、一定レベル以上の店では、中国人や韓国人のやっている「エセ日本食レストラン」などはなく、日本人のシェフたちが腕を振るって、本物の日本料理を出しているという点である。そしてどうもフランス人客には、その味が分かるようなのだ。 ある店で、小さな高野豆腐が出てきて、これは西洋人には受けないだろうと思っていたら、一緒に食事をしていたフランス人が感に堪えないような表情をして、「うむ、これはおいしい」などと唸る。そんな玄人好みの日本料理を、周囲のフランス人客たちも味わっている。 食文化は民族毎に違うと言われるが、フランス人が本物の日本料理を味わっている様子を見ると、本当においし...
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日本人の忘れもの ~ 思いやりの行き交う国

思いやりに満ちた世界が、つい数十年前までは日本のどこにでもあった。日本人の忘れもの ~ 思いやりの行き交う国■1.定期券を拾ってくれた車掌さん 清水優子さん(51歳、東京都、主婦)は、小学1年の頃、当時東京都内を走っていた都電で通学していた。夏の初めの頃、のんびりと走る都電の窓から外を眺めていて、手に持っていた定期入れをうっかり落としてしまった。定期入れはひらひらと後方に飛んでいった。__________ 悲しくなって、しくしくと泣き出した私に、セーラー服のお姉さんが声をかけてくれた。理由を話すと、すぐに車掌さんに言ってくれ、電車は停車。車掌さんは来た道を走って戻り、定期入れを拾ってきてくれた。 その間、乗客は口々に優しい声をかけてくれ、車掌さんが戻ると拍手がおこった。急ぐ方もいたでしょうに。恥ずかしくて、嬉しくて、申し訳なくて、私はただ泣いていたのだけど・・・。 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ こんな心温まる、思いやりに満ちた世界が、つい数十年前までは日本のどこにでもあったのだ。「探そう! ニッポン人の忘れもの」という呼びかけに賞金も賞品も出ないのに、2640もの作文が寄せられ、その一部が本にな...
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元始、女性は実に太陽であった

「元始、女性は実に太陽であった。真正の人であった。今、女性は月である。他に寄って生き、他の光によって輝く病人のような蒼白い顔の月である。私共は隠されて仕舞った我が太陽を今や取戻さねばならぬ。」元始、女性は実に太陽であった「元始女性は太陽であった」・・・この言葉は、女性解放運動の先駆者として知られる作家、平塚らいてう(一八八六・明治十九年~一九七一・昭和四十六年)が、雑誌『青鞜』の出発にあたって、創刊号(一九一一・明治四十四年九月発行)に寄せた発刊の辞の題名です。以下に巻頭の辞としてはかなり長い全文を掲載します。作者の意図をどのように読み解くかは、その時代背景を含めて考える必要がありますが、読者に委ねられているようにも思います。ただ、この文章には、現在の薄っぺらい、自身の権利を主張するだけの「男女同権論」や「フェミニズム」には無い、深さや広さを感じます。全ての存在、生命は独立して存在しているのではなく、お互いが密接に絡み合い共存しているのが事実です。人類の男女も同じで、陰と陽、凹と凸に例えられるように、上下関係や主従関係はない、お互いの存在が不可分であり、不可欠である、一体となって存在し...
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古来、日本には、歌で病を治す方法があった!「相手を想い、祈りを込めて歌うこと」

🔵相手を想い、祈りを込めて歌うこと古来、縄文の時代より、日本には歌を歌うことで病を治す方法があったといいます。その歌の名は、【天地(あわ)の歌。】「あ」ではじまり、「わ」で終わるこの歌は、縄文時代から受け継がれたものです。書籍や文献では言葉が乱れ、心が乱れたことを心配した「イサナギ」と「イサナミ」が農業とともに歌い広めていったとあります。しかし、その、古事記や日本書紀自体が書き換えられた可能性もあるので、「誰が」広めていったかは定かではないですが、当時、「あ」を「あ」と発音するのだと、歌い広めていった人物達がいたことは確かだろうと思います。国を統合するには、言葉を統合すること。そこに注目した人物がいたのだと思います。(参考のサイトには、当時の文字があり、口のカタチが文字になっています。)「あ」は、空を。「い」は、風を。「う」は、火を。「え」は、水を。「お」は、大地を。🔵日本語は、宇宙の五大要素を内に秘めた言葉だと言われます。 まさしく、自然を観念化する中で進化してきた民族なのです。 音は力であり、言霊は生きる力です。 人の身体は背中が表です。その表である背中に向かって、天地のうたを歌っ...
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人間はなぜ自然に癒やされるのか?

人間はなぜ自然に癒やされるのか?人類はこれまでの進化の過程で99.9%の時間を自然のなかで過ごしてきた。都市生活にはまだ適応していない。■1.東京から地方に10万人近くが脱出 コロナ禍でリモートワークが普及しつつあり、週に2、3回の通勤なら、オフィスから遠くとも、自然の豊かなところに転居しようという人が増えているようです。 昨・令和3年には31道県で人口の流入がありました。人口比率で最も流入の多かった茨木県は0.33%と、一昨年の-0.15%の流出から流入に反転しました。以下、山梨県、島根県、福井県と続きます。一方、東京都は一昨年の0.1%の流入から、昨年は-0.7%の流出に転じました。10万人近くが、東京都から地方に脱出したのです。 地方なら自然が豊かだから、というのがその一つの理由かと思います。また休暇で海や山に行ってリフレッシュできるというのは、誰でも経験のあることでしょう。人はなぜ自然に癒やされるのか? その理由が心理学・生理学的にも解明されつつあります。今回はその一端を覗(のぞ)いてみましょう。■2.自然のなかでストレスが減る理由 自然が人間に及ぼす影響に関する研究では、日本...
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日本は「亜細亜の図書館」だった

◎≪ WEB 熱線 ≫― アジアの街角から ―亜細亜の図書館 ――――――――――――――――――― hideおじさんーーー今回の主役は人間ではない。主役は私たちの「日本」である。「亜細亜の図書館」かつて日本がこう呼ばれていたことをご存知だろうか。インドのノーベル経済学賞を受賞したアマーティア・センはこう言っている。┌--------日本は、まだ経済の足腰もしっかりしていない頃から教育に力を入れ、諸外国の文献をせっせと翻訳し、20世紀の入り口での出版物の量は米国の2倍に達していた。└--------日清日露戦争後には、アジア各地の留学生が大挙して日本に渡ってきた。アジアの独立、近代化の中で、ひときわ光を放つ人物の多くが日本で学んでいる。私たちが学校の歴史で学ぶアジアの人物で、日本と無関係な者はほとんどいない。特に中国においては、孫文しかり、蒋介石しかり、文化面では魯迅など教科書で習う中国人の全てが日本の恩恵に与っているといっても過言ではない。アジアの近代化運動も、日本が本拠地であったこともある。多くのアジア人が日本で学び、祖国の発展の夢を描いていた。日本はまだまだ貧しいながらも、彼らを...
健康

頭脳知(口呼吸)と身体知(鼻呼吸)

頭脳知(口呼吸)と身体知(鼻呼吸)▼頭脳知優位の社会 現代社会は「情報を制すものが世界を制す」と言われるほどの情報 戦争に突入しており、頭脳重視、知識重視がこの世界の優位を誇っ ている。しかし、この頭脳から得た知識というのは、まったくの完 全な認識ではないということを我々はよく心得ておく必要がある。 特に情報戦争と言われるだけあって、そこには我欲にかられた幾重 ものフィルターがかけられ、真実は闇深く隠遁されてしまっている。 また、知識には錯覚、思い込み、勘違い等の個々人の認識のずれが あり、時の経過とともに不透明になってゆく記憶というものの中で 、完全な認識はできない。我々が唯一明確に信用できるものと言え ば、自らの足で実際に出向き、自らの目で実際に確かめ、触れ、 それを実感、体感することのみだけでしかなく、唯一の真実はそこ にしかない。 更に、頭脳には善悪の選択肢はなく、とりあえずは全ての情報を取 り込んでしまうという危うさが潜んでいるようだ。一旦頭脳へ取り 込まれた情報の善悪の判断というのは、それまでの個人の経験知と 知識だけという大変おぼつかないものであり、頭脳知だけで生きよ う...
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「お陰様」と「おもてなし」

「お陰様」と「おもてなし」そこから生まれる清き明るい心持ちが幸福への近道であることを、我々のご先祖様たちは知っていた。■1.「これを見て貰う以上に、言うべき言葉はない」 オリンピックやサッカー・ワールドカップと並んで、世界三大スポーツ・イベントとされるラグビー・ワールドカップが始まった。国内各地で各国選手を迎える歓迎ぶりが、世界で反響を呼んでいる。 日本代表との壮行試合に41-7で勝利した南アフリカ代表は、次なるキャンプ地、鹿児島市へ。公開練習に約5000人も観客が詰めかけ、メディア関係者のMatt Pearce氏はその光景をピッチから撮影し、ツイッターでこう発信した。__________ 鹿児島での公開練習で大変な群衆。熱く、惜しみない歓迎が続く。天気と同じくらい熱い!(拙訳) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ウェールズ代表がキャンプする北九州の商店街ではチーム旗が飾られ、「ウェールズ代表を応援しよう」と書いた幟(のぼり)が立てられた。小倉城天守閣はチームカラーの赤でライトアップされて、選手からも「ファンタスティック」などの感激コメントが寄せられた。9月16日のミクニワールドスタジアム北九州での...
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なぜ日本は「希望の星」なのか?

世界の日本への期待は、私達日本人の想像以上に大きい今日は、大東亜戦争の敗戦の日です。この敗戦以降、学校教育はもちろん、日常のマスコミ報道や情報によって、自虐史観のプロパガンダをすり込まれしまっていますが、事実としての歴史を学び、日本人の特質や能力を生かすことで、本物の社会貢献、世界への貢献ができるのではないでしょうか?敗戦の日に考えるべきは、事実を元にした、日本の可能性ではないでしょうか?以下にこのような視点で記述された書籍、記事を紹介します。『日本が嫌いな日本人へ』気鋭の女性韓国人評論家が、米国、韓国などと比較しつつ、精神面から日本の再生を提言している。著者は、日本がアメリカスタンダードに追随するのではなく、日本独自の文化、伝統、技術を振り返り、その中から「脱亜超欧」のビジョンを獲得していくことが重要であるといっています。自信喪失状態にある日本人に対して、自国をもっと愛し、元気とやる気を出し、かつての自信に漲った国に生まれ変われという叱咤激励ともいえる文章が随所に見られます。例えば、◎「1億中間層社会」は日本の素晴らしい長所◎欧米ジャーナリストの「欧米中心主義」をわらう◎コンサルティ...