現代の日本地域を元気にし、豊かにする小水力発電 熊本県立大学特別教授・島谷幸宏
地域を元気にし、豊かにする小水力発電 熊本県立大学特別教授・島谷幸宏宮崎県・大日止昴小水力発電所 北海道から九州までの地方で、外から乗り込んできた大企業によってメガソーラーや大規模風力発電が建設され、住民たちが土砂災害の危険に直面したり、低周波音の健康被害を被ったりして、各地で反対運動がおこっている。そうしたなかで、地域と共生できる再生可能エネルギーとして小水力発電が注目されている。本紙は、小水力発電の開発と普及に携わってきた熊本県立大学特別教授の島谷幸宏氏にインタビューし、その経験を聞いた。島谷氏は、「流域治水を核とした復興を起点とする持続社会」地域共創拠点プロジェクトリーダーを務めている。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――小水力発電のしくみ 地域の水を地域で使う島谷幸宏氏 私はこの15年間、地域が主体となった小水力発電の開発に携わってきた。小水力発電とは何かというと、天から雨が降ってきて、それが川になり海に至る過程で、川から水を取水して導水し、落差を発生させて発電し、その水は川に環流するというものだ。太陽エネルギーによって水がど...
