2025-02

現代の世界各国

諜報界の世界支配を終わらせる

諜報界の世界支配を終わらせる2025年2月9日   田中 宇この記事は「CIAやUSAIDを潰すトランプ」(田中宇プラス)の続きです。トランプ米大統領が、米英諜報界(DS)による世界支配を終わらせようとしている。トランプは、CIAの全員に退職を勧奨し、発展途上諸国に「支援」のふりをして政権転覆など内政干渉してきたUSAIDをいったん潰した。次は、トランプ傘下のイーロン・マスク(DOGE)が国防総省に対して不正捜査を開始する。国防総省の最重要機能は、兵器を使う戦闘よりも、敵(や味方)に対する情報分析と人的な策動、つまり諜報だ。米国の兵器開発がやたらに高額なのは、資金の一部(大半?)が諜報活動に横流しされているからだ。国防総省を調査すると、いろんな不正が出てくる。(DOGE to audit Pentagon)米諜報界の本質は大英帝国(世界覇権)だ。第二次大戦中に英国が米国に諜報機関の創設を勧め、英諜報界が米国にCIAなど諜報界を作って以来、英国(在米傀儡=英国系)が米諜報界を牛耳ってきた。米国は、対独参戦と引き換えに英国から世界覇権(大英帝国)を継承したが、戦後の米覇権を運営したのは英傀...
現代の世界各国

もはや敗色濃厚!それでも兵力増員を図るゼレンスキーの愚

もはや敗色濃厚!それでも兵力増員を図るゼレンスキーの愚一旅団でウクライナ兵1700人が欠勤1月16日になって、親バイデン派として知られた英誌『The Economist』でさえ、フランスで訓練を受けたウクライナの第155旅団について、「旅団の約3分の1に当たる1700人が無断欠勤し(一部は元の部隊に戻った)、50人がフランスで脱走した」と報じた。「第155旅団の費用は約9億ユーロ(約1400億円)にのぼると言われる」とも記述されている。ウクライナの『キーウ・インディペンデント』は、ウクライナ地上軍司令官のミハイル・ドラパツィイが1月6日の記者会見で、フランス軍の訓練を受けた第155旅団が「高い離職率や組織力の低さなど、重大な課題を抱えていることを認めた」と報じた。1月23日には、「第155旅団の元司令官も拘束され、その翌日から裁判がはじまった」という情報も報じられた。Photo by gettyimages1月27日、『The Economist』はついに「停戦話のなかで、ウクライナの前線は崩れつつある」という記事を公表した。1月2日の拙稿で、ネツク州のポクロフスク近郊にあるコークス用...
現代の米国

米政権の対外援助凍結によってCIAの情報操作が混乱

米政権の対外援助凍結によってCIAの情報操作が混乱 アメリカのドナルド・トランプ大統領は対外援助のほぼ全面的な凍結を命令、DOGE(政府効率化省)を率いるイーロン・マスクはUSAID(米国国際開発庁)を閉鎖する意向だと表明した。その影響が「独立」を掲げるメディア、つまりアメリカ支配層の意向に沿う情報を流してきたメディアに及んでいるようだ。 そうした「独立系メディア」を支援してきた「国境なき記者団」によると、援助が凍結されたことで今年の「独立系メディアと情報の自由な流れ」に充てられる予定だった2億6800万ドルが凍結されたという。 そうした「独立系メディア」で「濾過」した偽情報を西側の有力メディアは事実として垂れ流してきた。これは確信犯だろう。USAIDを経由して資金はアメリカのメディアへも流れたとされている。そのひとつがポリティコ。このメディアがUSAIDから受け取った金額は820万ドルに達すると指摘されている。ちなみに、ポリティコを「左翼メディア」だとする人もいるが、それは勿論、間違いだ。あえて言うなら体制派。 USAIDは1961年11月、ジョン・F・ケネディ大統領の時代に民間の対...
現代の世界各国

マスク氏、OpenAIの買収を提案

マスク氏、OpenAIの買収を提案©  AP / マイケル・ドワイヤーイーロン・マスク氏と投資家連合は、人工知能企業であるオープンAIを974億ドルで買収する入札を行い、この企業を人類の利益のために技術を開発するという本来の使命に戻したいと主張している。この提案は月曜日にOpenAIの取締役会に提示されたとウォール・ストリート・ジャーナルが最初に報じた。マスク氏の提案は、OpenAIの営利モデルへの移行に対抗することを目的としている。マスク氏の弁護士マーク・トベロフ氏の声明によると、マスク氏は「オープンAIがかつてのようなオープンソースで安全重視の善意の力に戻る時が来た」と述べた。OpenAIのCEOサム・アルトマン氏はこの提案を却下し、代わりにマスク氏のソーシャルメディアプラットフォームXを97億4000万ドルで買収することを嘲笑的に提案した。これに対し、マスク氏はアルトマン氏を「詐欺師」と呼び、「詐欺師アルトマン」と呼んだ。マスク氏は2015年にOpenAIの共同設立に携わり、約4,500万ドルを投資したが、2018年にアルトマン氏との戦略的な意見の相違により取締役を退いた。それ以...
生命科学

私たちは先祖のほとんどからDNAを受け継いでいない!?過去をたどっていくとすべての人の「共通祖先」にがあらわれる理由

私たちは先祖のほとんどからDNAを受け継いでいない!?過去をたどっていくとすべての人の「共通祖先」にがあらわれる理由源氏の子孫か?平氏の子孫か?最近はあまり聞かなくなったが、私が子供のころは、源氏や平氏の子孫だという年配の人がときどきいた。「うちは源氏側だからね」みたいなことを言うわけだ。数百年のときを越えて源氏や平氏の血脈が受け継がれているなら、それはたしかに魅力的な話である。「源平合戦図屛風」(伝狩野元信)それから中学生ぐらいになって、すこしは遺伝の仕組みがわかってくると、そういう話がアホらしく思えてくる。かりに本当に源氏の子孫だったとしても、源氏の血脈はだんだんと薄まっていくから、もうその年配の人にはほとんど受け継がれていないだろう。昔になればなるほど、その血脈はすでに薄まっていると、私は考えたわけだ。でも、よく考えてみると、そう単純な話ではなさそうだ。遺伝子の「組換え」とそのメカニズム私たちのDNAはおよそ60億もの塩基対を含んでおり、すべてのDNAを1本につなげると約2メートルになる。しかし、実際には細胞の中で46本に分かれている。この46本は、タンパク質などと結合して染色体...
現代の米国

ウィキリークスがインターニュースを暴露:世界的な影響力の背後にある米国国際開発庁の資金によるメディア組織

ウィキリークスがインターニュースを暴露:世界的な影響力の背後にある米国国際開発庁の資金によるメディア組織悪名高い米国の諜報機関が、世界中のメディア活動に深く関与している非営利団体インターニュース・ネットワークに約5億ドルを流用していたことがウィキリークスによって明らかにされた。2023 年だけでも、IN は 4,291 のメディアと連携し、7 億 7,800 万人に届けられた 4,799 時間の放送を制作し、9,000 人を超えるジャーナリストをトレーニングしました。30 か国以上で事業を展開しており、米国、ロンドン、パリに主要オフィスを構え、キエフ、バンコク、ナイロビに地域本部を置いています。しかし、ストーリーはそれだけではありません。1982年に設立されたインターニュースは、メディア各社が財政的に持続可能となり、「信頼できる情報」を推進できるよう支援することを主張しており、この使命は米国政府からの多額の資金援助を受けて遂行されている。2023年までに、同組織は約4,300のメディアと提携し、何千人ものジャーナリストを訓練し、同時にソーシャルメディアの検閲の取り組みを支援した。USA...
現代の米国

ソロスとCIA: 本当のWikipedia編集者

ソロスとCIA: 本当のWikipedia編集者Wikipedia は中立の仮面を脱ぎ捨て、リベラルなプロパガンダ機関と化した。これは Wikipedia の共同創設者ラリー・サンガー氏や Wikipedia 自身も認めている事実である。ソロスの影響ウィキペディアは初期の頃はおおむね中立的だったが、2006年までに「左翼プロパガンダ」へと傾き始めたとサンガー氏は言う。2007年、ジョージ・ソロスのネットワークと強いつながりを持つメディア学者イーサン・ザッカーマンがウィキメディア財団の理事会に加わった。ソロス氏のオープン・ソサエティ財団(OSF)の上級マネージャー、メリッサ・ハーゲマン氏は2015年に理事会に加わった。2018年、ウィキペディアをホストするウィキメディアは、ソロスからの200万ドルの寄付を公に称賛した。左翼偏向ウィキメディア基金は、アマゾン、グーグル、アルカディア、ソロスからの資金提供を受けて1 億ドルを保有しています。マスク財団は、唯一の非リベラル派の主要な寄付者です。この基金は、ブラック・ライブズ・マターのような左翼団体への支援で知られるタイズ財団によって運営されてい...
生命科学

まさか…工場の煤煙で起こった自然選択。人類が「史上初めて目にした進化」という驚愕の事実と、まったく予想外だった「否定論者の素性」

まさか…工場の煤煙で起こった自然選択。人類が「史上初めて目にした進化」という驚愕の事実と、まったく予想外だった「否定論者の素性」工業暗化は嘘なのか嘘か本当か、疑問に思う話がある。そういう話のなかで、進化に関するものとしては、オオシモフリエダシャクという蛾の工業暗化の話が有名である。オオシモフリエダシャク。「シャク」の名が示すようように、本種を含むシャクガ科のガの幼虫は、いわゆる「シャクトリムシ」の名で知られる photo by gettyimages工業暗化というのは、工場から出る煤煙のために樹木の幹が汚れて黒くなり、それにともなって、その付近で暮らす蛾の色も黒く変化する現象である。蛾が黒くなった理由は、保護色で説明される。蛾が黒く汚れた樹木に止まっているときは、黒い個体のほうが鳥に見つかりにくく、捕食されにくい。そのため、同じ種のなかに黒い個体と白い個体がいた場合、自然淘汰によって黒い個体が選択されて増えていくというわけだ。これは、多くの教科書にも掲載されている有名な話だが、こんな話は嘘だ、あるいはでっち上げだという意見もあるのである。マンチェスターにおける産業革命中世には貴族の荘園...
現代の日本

腹立たしいので、まずこの記事「 農林中金の4〜12月期、最終赤字1.4兆円 外債13兆円売却 」

腹立たしいので、まずこの記事「 農林中金の4〜12月期、最終赤字1.4兆円 外債13兆円売却 」副島隆彦です。今日は、2025年2月8日(土)です。私は、急いで書く。トランプ動乱(=トランプ革命)の 断行で、まず首都ワシントンの 230万人の連邦政府の全職員(その半分弱の 100万人が上級職。うち10万人がキャリア。うち 政治任命 political appointee ポリティカル・アポインティ の 高官 が 1万人 )のほぼ全員に、退職勧奨(実質、首切り)が出された。このイーロン・マスク戦略の発動で、デープステイトの下部組織であるワシントンの帝国の寄生虫(パラサイト)たちと、その奥さんたちが、今、失業して、泣き叫んでいる。たくさん記事になっているが、日本人には、実感で伝わっていない。このワシントンの官僚たちの大量の首切りの嵐については、最後の方に、記事を貼り付ける。次に。金(きん)の価格 が、毎日、暴騰(ぼうとう)を続けていること。今は、何と、1オウンス(31.1グラム)= 2,870ドルになっている。2,600ドル、2,700ドル台をあっさりと突破して、もうすぐ2,900ドルだ。...
現代の米国

USAIDかソロス援助か?米国の税金がいかにして世界的な混乱を引き起こしているか

USAIDかソロス援助か?米国の税金がいかにして世界的な混乱を引き起こしているかソロスの広大なNGOネットワークは、2000年以来、世界中で急進的なリベラル運動に200億ドル以上を費やしてきた。米国納税者の数千万、あるいは数十億ドルものお金がUSAIDを通じて流入したのではないかと、観測筋は疑っている。ソロスとつながりのあるイースト・ウエスト・マネジメント研究所は、ジョージア、ウガンダ、アルバニア、セルビアの外交に影響を与えるために米国国際開発庁から2億6000万ドル以上を受け取った。ソロス氏が支援するウクライナの反汚職対策センターは、 2014年に米国国際開発庁(USAID)の助成金を受け始めた。同年、米国が支援するユーロマイダンのクーデターにより、ネオナチの支援を受けたヴィクトル・ヤヌコビッチ大統領が追放された。USAIDから同センターに100万ドル以上が支払われている。2024年8月、バングラデシュのシェイク・ハシナ首相に対するクーデターが、USAID、IRI、ソロスと関係のあるグループによって扇動されたとされている。彼女の後継者であるムハマド・ユヌスは、クリントンとソロスの同盟...
現代の日本

忍び寄る大政翼賛政治の軍靴

忍び寄る大政翼賛政治の軍靴政界再編の足音が忍び寄っていると言われるが日本政治の今後に期待を寄せることができるのか。昨年10月総選挙で自公は過半数を割り込んだ。衆院過半数233に対して自公の獲得議席は215.過半数より18議席も少なかった。自民裏金議員が4名当選し、大分県と鹿児島県選出の自民系議員2名が自民入りして221議席を確保。それでも12議席足りない。非自公が結束すれば政権交代を実現できた。この道を模索するべきだったが、選挙後に自公政権持続は直ちに決まった。国民民主党がいち早く自公にすり寄ったためだ。自公は維新、国民、立民のいずれかと組めば衆議院過半数を確保する。維新、国民、立民は「隠れ自公」の性格を強め、この三勢力のすべてが政権与党入りを狙っている。こうなると買い手市場になる。自民党は実は選り取り見取りになる。維新、国民、立民のすべてが自民に秋波を送り、連立政権参画の意向をほのめかす。維新、国民、立民の側が自民に接近する姿勢を示す。これでは政治刷新の気運が盛り上がらないのは当然だ。自公が衆院過半数を割り込んだにもかかわらず、自民内で石破降ろしは本格化していない。背景に自民内の勢力...
現代の日本

野田佳彦代表に不信任決議を

野田佳彦代表に不信任決議を立憲民主党の野田佳彦氏は1月22日の会見で次のように発言した。「減税を口にした方が、それは選挙はいいでしょう。野党も連携しやすい。だが、それでいいのか。未来世代から搾取する政治はもうやめるべきだという強い決意でやっていきたい。財政に責任を持つことが、政権交代を主張する立場としては責任ある態度ではないか。『財源なくして政策なし』という姿勢は堅持しつつ、予算審議に臨んでいけたらよい。」この人物は自分の正体を隠さなくなった。野田佳彦氏の最大の罪は国民との約束を踏みにじったこと。2009年8月30日の衆院総選挙で野田氏は消費税増税を全面否定した。消費税増税阻止の先頭に立ったと言ってよい。その証拠が残されている。「野田佳彦のシロアリ演説」2009年8月15日の街頭演説だ。「公務員の天下り根絶なくして消費税増税は許されない」ことを訴えた。私の主張を全面的に取り入れたものでもある。「マニフェスト、ルールがあるんです。書いてあったことは四年間何にもやらないで、書いてないことは平気でやる。それは、マニフェストを語る資格はないというふうに、ぜひ、みなさん、思っていただきたいと思い...
現代の米国

トランプは実現不可能な計画を意図的に打ち出しているのか?

トランプは実現不可能な計画を意図的に打ち出しているのか? ドナルド・トランプ米大統領はウクライナでもパレスチナでも実現が困難な計画を口にしている。キエフ政権の敗北が決定的なウクライナでは現実とかけ離れた前提で停戦を呼びかけ、パレスチナでも非現実的な話をしているのだ。 ウクライナの戦闘をロシア政府が話し合いで凍結するとは思えず、また​約200万人と言われるパレスチナ人をヨルダンやエジプトへ移住させた後、ガザをアメリカが所有するという案​をイスラム世界が受け入れるとも思えない。実際、​エジプト、ヨルダン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、カタール、パレスチナ自治政府、アラブ連盟はガザとヨルダン川西岸からパレスチナ人を移住させるいかなる計画も拒否するとする共同声明を発表​している。 大統領へ正確な情報が届いていないように見えるのだが、​元CIA分析官のラリー・ジョンソン​のように、そうではないと推測する人もいる。実現不可能な計画は計画でなく、カモフラージュの御伽噺だということなのだろう。 ホワイトハウスのカロリン・リービット報道官はガザの状況を破壊現場と表現、そうした悲惨な場所で暮らすべきだ...
現代のロシア

ウクライナの敗北による欧米の疲弊を緩和させようとトランプ米大統領は必死

ウクライナの敗北による欧米の疲弊を緩和させようとトランプ米大統領は必死 ウクライナを舞台とする戦争でアメリカをはじめとする西側諸国はロシアに敗北しつつある。2020年12月から23年1月にかけてウクライナ大統領府の顧問を務めていたオレクシー・アレストビッチもウクライナが戦争に負けていることを認めた。 ところで、この戦争は遅くとも2004年11月から05年1月にかけての「オレンジ革命」から始まっている。ビクトル・ヤヌコビッチの大統領就任を阻止するためにジョージ・W・ブッシュ政権が仕掛けたのだ。その結果、西側の金融資本に操られていた新自由主義者のビクトル・ユシチェンコが大統領に据えられた。 ユシチェンコの新自由主義的な政策は富を外国の巨大資本や国内の一部に集中させ、国民の大半を貧困化させた。そこで2010年の大統領選挙では欧米への従属を拒否、中立を掲げるヤヌコビッチが大統領に選ばれている。 しかし、ブッシュの後任大統領であるバラク・オバマの政権はそうした政策を容認できず、2013年11月から14年2月にかけてネオ・ナチを使ったクーデターを実行、ヤヌコビッチを排除した。 しかし、ヤヌコビッチ...
現代の世界各国

イタリアの冬季大会まで1年、深刻な五輪離れ…初の日本人候補がいるIOC次期会長選も無関心、もう五輪はいらない?

イタリアの冬季大会まで1年、深刻な五輪離れ…初の日本人候補がいるIOC次期会長選も無関心、もう五輪はいらない?「ぼったくり男爵」と揶揄されたIOCのトーマス・バッハ会長(写真:ロイター/アフロ) イタリア北部のミラノ・コルティナダンペッツォで開催される2026年冬季五輪の開幕(来年2月6日)まで残り1年を切った。五輪関係を巡っては、国際オリンピック委員会(IOC)の次の会長を決める選挙も3月下旬に行われる。 現会長は、新型コロナウイルス禍の東京五輪・パラリンピックで経費負担を東京側へ押しつけ、強行開催のイメージを強めたIOCの象徴として、海外メディアから「ぼったくり男爵」と揶揄されたトーマス・バッハ会長(独)。日本でも悪評を買ったバッハ氏の任期満了に伴う後任選びとなる今回は7人が立候補している。 この中には、国際体操連盟(FIG)会長を務め、日本人として初めて立候補した65歳の渡辺守成氏も含まれるが、日本国内での関心はどうにも高まらない。 コロナ渦に開催ありきで東京大会を推し進めたIOCの傲慢な姿勢やその後の「カネと利権」をめぐる不祥事で「五輪離れ」が加速。札幌市は2030年冬季五輪の...
現代の日本

「ものづくり日本」はウソである…養老孟司「職人気質の日本人がナマケモノな欧米人に技術力で勝てない理由」

「ものづくり日本」はウソである…養老孟司「職人気質の日本人がナマケモノな欧米人に技術力で勝てない理由」日本人にはどのような特性があるのか。解剖学者の養老孟司さんと作曲家の久石譲さんとの対談を収録した『脳は耳で感動する』(実業之日本社)より、一部を紹介する――。【写真】戦争末期、日本はどうやって“パイロットの適性”を調べたか■技術者がホンネを言いづらい環境になっている 【養老】日本人の変化としてもう一つ感じるのは、技術者がホンネを言いづらい環境になっているのではないかということですね。 それを感じたのは10年ほど前、横浜市に建設されたマンションを支える杭が、本来よりも短かかったために、固い地盤に届いていないことがわかったという報道があったんです。つまり耐震性が保証されていなかった。完成したのは2007年なんですが、施工業者は、杭が設計通りにちゃんと地盤に届いているかを確認する義務があるんですが、それをやっていなかった。原因は施工のときに、納期を急いだためだったという話になっていましたが、現場で仕事をする人の立場から考えると、確認作業などに時間がかかって納期がやや遅れぎみになるというのなら...
現代の米国

地下水の枯渇が迫っている米国の農業は風前の灯で、新たな穀倉地帯が必要

地下水の枯渇が迫っている米国の農業は風前の灯で、新たな穀倉地帯が必要 1月7日から31日にかけての山火事でロサンゼルスは大きな被害を受けた。1月31日の時点で29名が死亡、20万人以上が避難を余儀なくされたという。 その原因として旱魃に強風が重なったからだとされているのだが、その背景にはロサンゼルスの水事情がある。この地域は昔から水不足が深刻で、地下水に頼ってきた。農業の中心地帯では利用可能な地下水が2030年代になくなると推測されている。 アメリカはエネルギー資源と同様、農作物も世界支配の道具として利用してきた。エネルギー資源や農作物をアメリカに依存させることで世界の国々をコントロールしようということだ。さまざまな国で伝統的な食糧生産システムを破壊したのもそのためである。日本の農業も破壊されてきた。 アメリカの食糧生産はグレートプレーンズ(大平原)の地下にあるオガララ帯水層に支えられてきたのだが、その水位が低下している。しかもシェール・ガスやシェール・オイルの開発に伴う水汚染も深刻だ。この帯水層は2050年から70年の間に枯渇する可能性があるとも言われている。アメリカに食糧を依存する...
現代の米国

トランプが暴露した「リベラルデモクラシー」という名のウクライナ支援の無駄使い

トランプが暴露した「リベラルデモクラシー」という名のウクライナ支援の無駄使い対外開発援助の90日間停止命令トランプ大統領は、この大統領令の冒頭部分で、「米国の対外援助業界と官僚機構は、米国の利益に沿うものではなく、多くの場合、米国の価値観とは正反対である」と指摘し、これを改める姿勢を明確にしている。別言すれば、リベラルデモクラシーを世界中に広げれば、世界がより安定し、米国の安全保障に資するという、これまでの米国の外交戦略が米国の利益に必ずしもならないから、これを修正すると言っているのである。そして、トランプは「力による平和」を実現しようとしている(詳しくは、『フォーリン・アフェアーズ』に掲載されたロバート・C・オブライエンの論文「力による平和の復活」を参照)。そのうえで、米国大統領の外交政策と完全に一致しない方法で、米国の対外援助がこれ以上支出されることはないという政策のために、「プログラムの効率性と米国の外交政策との整合性を評価するため、米国の対外開発援助を90日間一時停止する」よう命じている。具体的には、国務長官に就任したマルコ・ルビオまたは彼の指名する人物が行政管理予算局(OMB...
現代の日本

老朽化するインフラ

老朽化するインフラ 埼玉県八潮市の道路陥没事故は、改めてインフラ整備の大切さを考えさせるものとなった。橋やトンネル、道路、河川、上下水道やガスの配管、都市の地下に走っている雨水管等々、見えるものや地中に埋められて見えないものも含めて、この維持管理がいかに大切かを突きつけている。いわゆる箱物に傾斜しがちな自治体も多いなかで、こうした目立たないインフラのメンテナンスや更新こそが重要性を増しており、今回のように大規模陥没して人命まで奪われてからでは遅い。 都市開発がたけなわとなった高度成長の時期に整備したものといっても、それからゆうに50年近くを迎えており、当然劣化が進んでいる。国土交通省の調べでは、2030年までに50年をこえる社会資本の割合は、橋(73万橋)で55%、トンネル(1万2000)で35%、水道管(総延長74万㎞)で21%、下水道管(総延長49万㎞)で16%になるという。地球一周がおよそ4万㎞といわれているので、水道管や下水道管の総延長を考えると、いかに細かく全国津々浦々に張り巡らされているかがわかる。水道管だけで地球の19周分、下水道管で12周分にもなるのだから、車1~2台乗...
日本の文化

針供養の意味や仕方、いつ行われるのか?有名な寺社について

毎年2月8日に行われるのが一般的ですが、神社やその地方によっては12月8日に行われるところもあるそうです。これは2月8日と12月8日を「事八日」と言い、ことを始めたり納めたりする大事な日とされてきました。針供養を通して、道具というものに感謝する日です。大切に使ってきた伝統をとして残して行きたい風習です。針供養の意味や仕方、いつ行われるのか?有名な寺社について針供養という言葉は知っていても、いつどのように供養すればよいのか知らない方も多いと思います。針供養の意味や仕方、いつ行われるのか?また針供養で有名な寺社を紹介します。針供養の意味と仕方針供養とは、古くなった針や折れ曲がった針、錆びてしまった針などを神社に納めて供養し、裁縫の上達を願う日のことを言います。供養の仕方は、役目を終えた針をこんにゃくや豆腐に刺して拝むというものです。ちょっと変わってるでしょう。これは硬いものばかり刺して疲れた針を、こんにゃくなどの柔らかい物に刺して休ませ、供養する意味があります。針供養はいつ行われるの?毎年2月8日に行われるのが一般的ですが、神社やその地方によっては12月8日に行われるところもあるそうです。...