野田佳彦代表に不信任決議を

現代の日本
野田佳彦代表に不信任決議を - 植草一秀の『知られざる真実』
立憲民主党の野田佳彦氏は1月22日の会見で次のように発言した。「減税を口にした方が、それは選挙はいいでしょう。野党も連携しやすい。だが、それでいいのか。未来世代から搾取する政治はもうやめるべきだという強い決意でやっていきたい。財政に責任を持つことが、政権交代を主張する立場としては責任ある態度ではないか。『財源なくして政策なし』という姿勢は堅持しつつ、予算審議に臨んでいけたらよい。」この人物は自分の正体を隠さなくなった。野田佳彦氏の最大の罪は国民との約束を踏みにじったこと。2009年8月30日の衆院総選挙で野田氏は消費税増税を全面否定した。消費税増税阻止の先頭に立ったと言ってよい。その証拠が残されている。「野田佳彦のシロアリ演説」2...

野田佳彦代表に不信任決議を

立憲民主党の野田佳彦氏は1月22日の会見で次のように発言した。

「減税を口にした方が、それは選挙はいいでしょう。

野党も連携しやすい。

だが、それでいいのか。

未来世代から搾取する政治はもうやめるべきだという強い決意でやっていきたい。

財政に責任を持つことが、政権交代を主張する立場としては責任ある態度ではないか。

『財源なくして政策なし』という姿勢は堅持しつつ、予算審議に臨んでいけたらよい。」

この人物は自分の正体を隠さなくなった。

野田佳彦氏の最大の罪は国民との約束を踏みにじったこと。

2009年8月30日の衆院総選挙で野田氏は消費税増税を全面否定した。

消費税増税阻止の先頭に立ったと言ってよい。

その証拠が残されている。

「野田佳彦のシロアリ演説」
https://x.gd/DETC5

2009年8月15日の街頭演説だ。

「公務員の天下り根絶なくして消費税増税は許されない」ことを訴えた。

私の主張を全面的に取り入れたものでもある。

「マニフェスト、ルールがあるんです。

書いてあったことは四年間何にもやらないで、書いてないことは平気でやる。

それは、マニフェストを語る資格はないというふうに、ぜひ、みなさん、思っていただきたいと思います。」

「消費税5%分の皆さんの税金に、天下り法人がぶら下がっている。

シロアリがたかっているんです。

それなのに、シロアリを退治しないで、今度は消費税引き上げるんですか?

鳩山さんが四年間消費税を引き上げないと言ったのは、そこなんです。

シロアリを退治して、天下り法人をなくして、天下りをなくす。

そこから始めなければ、消費税を引き上げる話はおかしいんです。」

消費税増税を強く否定した人物が2012年8月、シロアリを1匹も退治しないまま、消費税率を10%に引き上げる大増税法制定を強行した。

これ以上の背徳政治=悪徳政治はない。

2012年12月、野田佳彦氏は衆院総選挙を挙行して民主党を破壊した。

年内選挙を強行したのは消費税増税に反対して離党した「正義の勢力」である小沢新党=未来の党に巨額の政党交付金が交付されるのを阻止するためだった

野田氏は自爆解散で安倍自民に大政奉還した。

安倍内閣は消費税大増税法に従い、2014年4月と2019年10月に二度の消費税増税を強行。

消費税率は10%になった。

野田佳彦氏は減税政策について、

「未来世代から搾取する政治はもうやめるべきだという強い決意でやっていきたい」

と述べる。

自分のことばに酔っているようだが「巧言令色鮮し仁」。

消費税が一体何に使われてきたのか。

事実を直視することが必要不可欠だ。

消費税が導入された1989年度から2023年度までに消費税で吸い上げられた金額は509兆円。

同じ期間に法人の税負担は319兆円、個人の所得税・住民税負担は286兆円減った。

個人の税負担減の大半は富裕層の負担減だ。

つまり、消費税の税収は社会保障拡充にも財政再建にも1円も使われず、大半が大企業と富裕層の減税に回された。

巨大な負担を押し付けられたのはつつましく暮らす一般庶民である。

つつましく暮らす一般庶民からの搾取を強行したのが野田佳彦氏。

きれいごとで自分の罪状を覆い隠すのは、もうやめるべきだ。

野田佳彦氏は財務省の走狗に成り下がったままだ。

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました