体内微生物、ミトコンドリアとの共生
前回の記事で「私達の体内には、身体を構成するもの全てに細菌類(もう少し正確には微生物)が大量に同居しています。」とお伝えしました。
ミトコンドリアは、人体の細胞60兆個一つ一つに寄生し、大きくは、酸素をエネルギーに変換するという仕事をしています。
このミトコンドリアとの共生と私達の健康やアンチエイジングに関わる大事なお話を紹介します。
健康やアンチエイジングの根源は、ミトコンドリアの活性でした
健康の全ては、ミトコンドリア
健康や、美(アンチエイジング)の管理において・・・
あれが良い、これはいけない、といった情報や方法が無数にあり、何を基準にそうなるのか分かりませんでしたが。。。
結局何をしているのかといいますと、全て、、、ミトコンドリアを喜ばせ、ミトコンドリアが嫌いなことを排除することが、それだったのです。。
なるほど、これまで書いてきた健康ノウハウは、バッチリ当てはまります。
どんな方法でもかまいません。
病気の人も、若々しくありたい人もミトコンドリアを喜ばせましょう。。。
ミトコンドリアは、人間の体に寄生してる生き物
中学生のとき?に習ったミトコンドリア。
実は、ミトコンドリアは、人間の身体に寄生している生き物なのです。
ミトコンドリアが寄生してくれたおかげで、私達人間は、海から陸上でいきられるようになったそうです。
それは、人体の細胞60兆個一つ一つに寄生し、大きくは、酸素をエネルギーに変換するという仕事をしています。
36度少々の体温も、ミトコンドリアが作っています。
そして、その過程で出来る老廃物を、尿、汗、二酸化炭素として排出するまで、ミトコンドリアがやっているのです。
ミトコンドリアが作り出すエネルギー、ATPとは、実際に人間の体内で活動するエネルギーです。
食べたものが直接体内を回る事はありませんからね。
このATPの不足が、細胞間の正常な活動が鈍り、いわゆる病気へと進むのです。
つまり、ミトコンドリアさえ、元気にしておけば、いつまでも若々しく、病気にもならないのです。
ミトコンドリアがいなければ、人間は、即死です。
ミトコンドリアが喜ぶこと
●ミトコンドリアは酸素が大好き
酸素をエネルギーにかえて活動しているので、酸素不足が苦手。ウォーキングなどの有酸素運動がおすすめ
●ミトコンドリアは太陽が大好き
日光浴をするとミトコンドリアは活性化する。なので日焼け、たまには適度な日光浴を!
●ミトコンドリアはカルシウム、ナトリウムイオン、
マグネシウムイオンなどのミネラルが大好き
そしてこれらが多く含まれる「骨」から数々の栄養を受けて、またさらに骨を排出して丈夫にしています。
冷たくないミネラルウォーターをはじめ、煮干、桜海老、ひじきなどでカルシウムを補給!
●ビタミン、補酵素なども大好き!
たっぷりの野菜やその季節の日本の果物など。
ミトコンドリアが嫌いな事
●冷たい食べ物
冷たい食べ物を食べると腸の温度がいっきに下がります。
すると雑菌や細菌が腸扁桃から白血球に取り込まれてしまい、ATP(アデノシン三リン酸)を作り出すために重要なピルビン酸を奪う。
アイスクリームは砂糖まで入っているので、ミトコンドリアには厳しい食べ物です。
●口呼吸
口呼吸すると、ろ過されずに直で雑菌が入ってくる。
好気性の菌は、酸素が大好きなので、ミトコンドリアが必要な酸素をどんどん横取りする。
就寝中の口呼吸の人の改善策として、マスクを口だけに被せ、鼻を出すと自然と鼻呼吸に成りやすくなります。
●睡眠不足
ミトコンドリアの再生が悪くなり、機能が低下する。
●その他、体を冷やす事すべて
エアコン、薄着など、、もちろん喫煙も大嫌い!
体温を作り出しているのは、ミトコンドリアなので36,5度以下の体温の人はミトコンドリアの機能がかなり落ちていると見ていいでしょう。
肩や首、腰などがこっている人も要注意。
「こり」とは細胞内のミトコンドリアが機能不全になっている状態です。
顔がこっている人が多い!
これはアンチエイジングにとっても大問題。
顔の血行が悪く、筋肉に疲労物質がたまったまま代謝されていないという事です。
「こり」があると、顔が大きく見えますからね。
特に口の横の咬筋が左右非対称にこっている人が多く、顔が歪んで見えます。
これは顎関節症の原因にもなりますので、物を噛む時は左右対称に噛みましょう。
フェイササイズで顔をよく動かしましょう!
ところで、ミトコンドリアについて余談ですが、その人のDNAとは別にミトコンドリアDNAという物があり、そのDNAは母親の卵子からだけ子どもに伝わるそうです。
なんと、ミトコンドリアには父親のDNAがいらないのです!
なので、そのDNAから人類の祖先がわかるという事で、ずーっとたどって行くと一人のアフリカの女性に行き着いたそうです。
その人をミトコンドリア・イブと呼びます。
ミトコンドリアを増やす食材
にんにく、ニラ・・・・・・ アリシン
トマト・・・・・・・・・・・ リコピン
いか、たこ・・・・・・・・タウリン
発酵食品 納豆、味噌、醤油・・・・微生物や酵素
魚 ・・・・・・・・・・・・オメガ3系油
酢 ・・・・・・・・・・・・・・・クエン酸
にんにくは万能型ビタミンB1が豊富で乳酸、糖質の代謝に欠かせない
トマトは乳酸、糖質の代謝を促進する
リコピンはクエン酸が豊富でミトコンドリアを活性
いか、たこはタンパク質のタウリンが豊富でミトコンドリアを増やすのに必要な食材。
現代人は精製炭水化物を食べすぎています。
代謝をするのに必要な栄養素が足りなくなってミトコンドリアがだんだん弱くなってきます。
弱いミトコンドリアは悪者の活性酸素をたくさん作ります。
元気になってもらわないといけません。
ミトコンドリアが弱ってくると活性酸素が増え糖化や炎症を起こし
いろんな場所で病気になってきます。
病気ということはアンチエイジングを通り越してしまっています。
ミトコンドリアが元気でたくさんあれば肌のくすみがなくなり、肌に艶が出て、張りが出てきます。
高価なフェイスクリームでたとえ美肌になろうと、ごまかしに過ぎません。
より若く元気でいることができます。
ミトコンドリアが元気になると代謝が高くなって太りにくくなり、
空腹時をつくることも大事です。
ミトコンドリアを増産できます。
また、ダイエットにもなります。
これらミトコンドリアが喜ぶこと全てに共通して、マイナス電子が作られます。
ミトコンドリアが最終的に何を求めていたのかというと、マイナス電子です。
一方、薬や抗がん剤、化学添加物は、ミトコンドリアが大嫌いなプラス電子を発します。
人間にとって毒物、異物とは、プラス電子を発するものです。
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