森羅万象

現代の日本

支配者が最大の警戒を払った人物

支配者が最大の警戒を払った人物日本政治にはいくつかの分岐点があった。それらの分岐点の決着が異なるものであったなら、その後の歴史は異なるものになった。歴史のIfは意味がないと言われるが過去の検証は重要だ。2006年4月に小沢一郎氏が民主党代表に就任した。前原誠司氏が「偽メール問題」の処理を誤り、民主党が信認を失った局面。「火中の栗」を拾うかたちで小沢一郎氏が民主党代表に就任した。ここから民主党が大躍進した。結果として2009年8月総選挙で民主党政権が樹立された。樹立されたのは鳩山由紀夫内閣で小沢一郎内閣ではなかった。しかし、民主党を基軸とする新政権が総選挙での主権者の選択によって誕生したことは間違いない。本来は小沢一郎内閣が誕生した局面だったが、小沢氏と鳩山氏は連携して政権を樹立したから意味は同じだ。小沢氏が民主党代表に就任した2006年から2011年までに多くの重要な事象があった。このすべてが歴史の転換点を創出した。そして、そのすべてが、ある一つの「大きな意思」によって規定されてきた事実がある。その洞察が重要だ。全体を貫く「大きな意思」をは、小沢-鳩山ラインによる政権を妨害するというも...
現代の日本

子に「学校に行く義務」はない

子に「学校に行く義務」はない3月25日に放送された上田晋也氏がMCを務める日本テレビ番組にタレントのあのちゃんが出演して不登校に関する経験を語った。あのちゃんは「小学校も人間関係がうまくいかなくて、小2から卒業までは不登校で」あったと語り、きっかけが「いじめですね」と語った。さらに、周りの人間のいじめに加担すればいじめに遭わないと考えたが、「それって周りに合わせることで、自分がなくなっちゃうみたいな、そのしんどさが一番勝って、不登校になった」と述べた。さらに、高校では担任教諭にみんながいる前で呼び出され、髪の毛を染めてないのに、「髪染めてるだろ!」と言われ、「染めてない」と言っても否定され、「その態度はなんだ」と怒鳴られ、ここことで、他の生徒が「いじめてもいい」との認識を持ち、いじめられたと告白した。あのちゃんは、当時の教師の対応により「(自分が)別の教室に移動された」ことを明かし、いじめた側を別の教室に移すのではなくでなく、いじめられた自分が移されたことに疑問を感じたと述べた。同じ番組に出演した俳優で2児の母である須藤理彩氏も学校の対応を疑問に感じたエピソードを紹介した。須藤氏の長女...
現代の日本

地域を元気にし、豊かにする小水力発電 熊本県立大学特別教授・島谷幸宏

地域を元気にし、豊かにする小水力発電 熊本県立大学特別教授・島谷幸宏宮崎県・大日止昴小水力発電所 北海道から九州までの地方で、外から乗り込んできた大企業によってメガソーラーや大規模風力発電が建設され、住民たちが土砂災害の危険に直面したり、低周波音の健康被害を被ったりして、各地で反対運動がおこっている。そうしたなかで、地域と共生できる再生可能エネルギーとして小水力発電が注目されている。本紙は、小水力発電の開発と普及に携わってきた熊本県立大学特別教授の島谷幸宏氏にインタビューし、その経験を聞いた。島谷氏は、「流域治水を核とした復興を起点とする持続社会」地域共創拠点プロジェクトリーダーを務めている。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――小水力発電のしくみ 地域の水を地域で使う島谷幸宏氏 私はこの15年間、地域が主体となった小水力発電の開発に携わってきた。小水力発電とは何かというと、天から雨が降ってきて、それが川になり海に至る過程で、川から水を取水して導水し、落差を発生させて発電し、その水は川に環流するというものだ。太陽エネルギーによって水がど...
現代の日本

トランプにすがり「関税は除外して」と哀願か?“植民地的”属国官僚に取り巻かれた石破首相が続ける情けない選択

トランプにすがり「関税は除外して」と哀願か?“植民地的”属国官僚に取り巻かれた石破首相が続ける情けない選択自らを「タリフマン(関税男)」と称し、次々と関税措置を打ち出し続けるトランプ大統領。3月26日には全輸入自動車に25%の追加関税を課すと発表し、日本を含む関係各国が対応に追われる事態となっています。我が国はトランプ政権に対し、どのような姿勢を持って臨むべきなのでしょうか。今回のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』でジャーナリストの高野孟さんが、石破政権が取るべき戦略を考察しています。※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/メルマガ原題:日本は国家としての自尊心を取り戻し、反トランプ関税の国際連帯の先頭に立つべきだ!プロフィール:高野孟(たかの・はじめ)1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE ...
健康

梅干しの効用

梅干しの効用2024年9月に東京でオーソモレキュラー医学会のシンポジウムがあって、そこでサッカー元日本代表の鈴木啓太氏の講演が印象に残った。鈴木氏はこんな話をしていた。「2004年アテネオリンピックのアジア最終予選のときのことです。ドバイに到着して3日後くらいから、一人また一人と下痢に苦しむ選手が増えていき、最終的には代表メンバーの23人中18人が下痢になりました。それも単なる下痢ではありません。猛烈にひどい水下痢です。しかも、もうすぐキックオフ。試合開始の5分前にまでトイレに行列ができていたことなんて、サッカー日本代表の歴史上いまだかつてなかったと思います(笑)冗談半分で「もうオムツつけてプレーするしかない!」とか言ってる奴がいて、笑うしかありませんでした(笑)しかし僕は代表23人のメンバーのうちで、下痢をしなかった5人の一人でした。なぜ下痢をしなかったのか。僕はその理由をはっきりと言えます。それは食後にはいつも温かい緑茶を飲み梅干しを食べていたからです。静岡出身だからというわけでもないのですが、海外遠征にはいつも緑茶を持参します。それと、祖母から代々続く手作りの梅干しも持っていきま...
現代の日本

ドケチ石破首相がひた隠す「内閣官房機密費」と自民党の暗部。血税14億円を毎年使い切る離れ業、私的流用以外に説明つかず

ドケチ石破首相がひた隠す「内閣官房機密費」と自民党の暗部。血税14億円を毎年使い切る離れ業、私的流用以外に説明つかず毎年14億6165万円が予算計上される「内閣官房機密費」。外交交渉や情報収集、要人接待など日本の国益をはかるために使われるはずのこの金を、歴代政権が「ポケットマネー」として飲み食いや選挙対策などに流用してきたことはいまや公然の秘密となっている。なぜこのような不正が見逃され続けるのか?元全国紙社会部記者の新 恭氏が解説する。(メルマガ『国家権力&メディア一刀両断』より)※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:商品券問題で露呈。首相のポケットマネー化した官房機密費ドケチで有名な石破さん、近ごろ気前がいいようで年間14億円もが国庫から支出される内閣官房機密費は本来、国益をはかるための外交交渉や情報収集、要人接待のために領収書なしで使える現ナマだ。それを受け取る官房長官は、官邸内の金庫で管理し、必要に応じて使ったり配ったりする。総理大臣には月に1000万円渡していたと証言した元官房長官もいる。会計検査院の調査がなく、使途の説明を求められない。私的に...
現代の日本

絶望の山から希望の石を切り出す

絶望の山から希望の石を切り出す主権者は国民。国民が正当に選挙された代表者を国会に送り、政治を行う。主権者である国民の意思を反映する政治を行う。建前はこの通り。しかし、実際はそうなっていない。主権者である国民の意思を反映する政党が存在しなければ、主権者は意思を託せない。2009年は良かった。日本政治を刷新しようとする政党が登場した。多くの主権者がこの政党に思いを託した。結果として鳩山由紀夫内閣が誕生した。選挙の投票率は7割に迫った。米国が支配する政治、官僚が支配する政治、大資本が支配する政治を打破しようとした。政治刷新に多くの主権者が賛同した。しかし、鳩山内閣は潰された。日本政治の基本構造を変えられては困る勢力が鳩山内閣を潰した。加担したのは民主党内に潜んでいた守旧勢力だった。だから、本当の意味で政治刷新の道が開けたのはわずか8ヵ月だった。鳩山内閣を潰した守旧勢力を〈悪徳10人衆〉と名付けた。藤井裕久、渡部恒三、仙谷由人、菅直人、岡田克也、野田佳彦、前原誠司、枝野幸男、安住淳、玄葉光一郎、の各氏。鳩山内閣を潰した〈悪徳民主党〉をけん引してきたのが〈悪徳民主党〉だ。2017年に旧民主党=民...
日本の文化

清明とは?2025年はいつからいつまで?中国や沖縄は重要な日 – 二十四節気

清明とは?2025年はいつからいつまで?中国や沖縄は重要な日 - 二十四節気二十四節気の一つである「清明」2025年はいつ頃を指すのか?またその意味・由来についてご紹介します。その他、時候の挨拶や、中国の清明節や沖縄の清明祭についても紹介しています。あわせて読んでみてください。清明とは?二十四節気の一つ清明とは「清浄明潔(せいじょうめいけつ)」という言葉を略したもので、全てのものが明るく清らかで生き生きとしている頃という意味です。読み方は「せいめい」。北風が終わり、春の温かい空気に変わることから、草木が生命力にあふれ、生き物が元気に動き回る時期になります。清明の時期は中国や沖縄で行事が行われます。清明風とは?清明の時期になると、冷たい北風が終わりをつげ、春の温かい空気を運んでくれる風を「清明風」と言います。清明風は南東から吹いてくる風をさします。明らかに風の種類が変わるのでこの機会に名前を覚えておきましょう。また、この季節に降る静かな雨のことを「発火雨(はっかう)」と言い、「桃花の雨(とうかのあめ)」とも呼ばれています。中国の「清明節」中国の「清明節」では、先祖の霊を供養する祝日にあた...
現代の中国

習近平が睨んでいるのは「台湾統一」か 中国の「反外国制裁法実施規定」

習近平が睨んでいるのは「台湾統一」か 中国の「反外国制裁法実施規定」デインズ米上院議員らが訪中 李強首相と会談 写真:代表撮影/ロイター/アフロ トランプ2.0における米中関係が注目を浴びる中、中国は今年3月24日、「反外国制裁法実施規定」を発布した。中国問題グローバル研究所の台湾代表研究員・陳建甫博士(淡江大学中国大陸研究所所長)は「反外国制裁法」が台湾のハイテク産業に与える影響を危惧した論考を発表している。非常に興味深い視点で、本稿は陳博士の論考に刺激を受けて、中国がなぜこの段階で「反外国制裁法実施規定」を発布したのかを考察した。その結果見えてきたのは、「中国製造2025」の完遂は実は「反外国制裁法」実施をも睨んでいたのかもしれないという事実と、何よりも最終的には「台湾統一」を目指して「中国製造2025」を実行し「反外国制裁法実施規定」に至ったのかという、習近平の恐るべき長期的な国家戦略だった。◆陳博士の論考の要点3月26日の陳博士による<China’s Anti-Foreign Sanctions Law: Implications for Taiwan and the Glob...
現代の日本

なぜトヨタは「25%関税」に動じず、駆け込み輸出もしないのか。大荒れの自動車業界を制する次の一手=勝又壽良

なぜトヨタは「25%関税」に動じず、駆け込み輸出もしないのか。大荒れの自動車業界を制する次の一手=勝又壽良米国の自動車市場が、4月3日からの「25%関税」に揺れるなか、多くの海外メーカーが駆け込み輸出に走る一方で、トヨタ自動車は冷静な対応を見せている。過剰在庫を抱えない経営方針に基づき、一時的な混乱に左右されない姿勢を貫くトヨタ。その背景には、強固な財務基盤と戦略的な事業展開がある。さらに、EV市場の変化を見極めながら、自動運転技術の開発にも着実に取り組んでいる。トヨタの未来戦略は、世界の自動車業界にどのような影響を与えるのか。(『勝又壽良の経済時評』勝又壽良)【関連】夢に終わる韓国「半導体超強大国」戦略。日本から盗めなかったシステム半導体に“世界シェア3%”の壁=勝又壽良プロフィール:勝又壽良(かつまた ひさよし)元『週刊東洋経済』編集長。静岡県出身。横浜市立大学商学部卒。経済学博士。1961年4月、東洋経済新報社編集局入社。週刊東洋経済編集長、取締役編集局長、主幹を経て退社。東海大学教養学部教授、教養学部長を歴任して独立。トランプ関税にも動じないトヨタ米国自動車市場は、4月3日から...
現代の日本

大阪万博と豊洲市場への移転にはカジノという共通項

大阪万博と豊洲市場への移転にはカジノという共通項 4月13日から大阪の夢洲で開催される「2025年 日本国際博覧会」は2018年10月11日に開場した豊洲市場と類似点がある。 夢洲は産業廃棄物処理場として利用されていた埋立地のために地盤が軟弱でメタンガスが発生しやすく、昨年3月には建設現場で爆発火災が発生した。 豊洲は東京ガスの豊洲ガス埠頭だった場所で、1950年代から70年代にかけて1日当たり200万立方メートルのガスを供給できる工場があった。ガスの製造過程で排出されたベンジンや重金属などは工場の地中に投棄され、そのまま埋められている。 東京都が豊洲へ市場を移転させると決めたのは2001年のこと。同年7月に東京ガスと基本合意し、12月に正式決定したのだが、創業時のガス製造過程で排出されたベンジンや重金属などは工場の敷地内に放棄され、そのまま封じ込められていた。 こうした歴史があるため豊洲の重金属による汚染は深刻で、東京ガスの調査によるとベンゼンが環境基準の1500倍、ヒ素は49倍、水銀は24倍、六価クロムは14.54倍、鉛は9倍など。2007年に再選された石原慎太郎都知事の指示で実施...
現代の日本

フジテレビ問題結果から検証

フジテレビ問題結果から検証元タレント中居正広氏と女性とのトラブルをめぐる問題で、フジテレビと親会社のフジメディア・ホールディングスは3月31日、第三者委員会の調査報告書を公表した。報告書は、中居氏が女性に対して性暴力を行い、「業務の延長線上」における性暴力だったと認定した。中居氏と女性とのトラブルについて報告書は、中居氏が女性に対して性暴力を行い、女性がPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症したこと、フジテレビにとって、有力取引先による社員に対する人権侵害の強い疑いのある事案で、人権に関する重大な経営リスクとして認識すべき事案だとした。このトラブルに関わる社員Aの位置づけに関して、報告書は中居氏と女性との関係性、両者の権力格差、フジテレビにおけるタレントと社員との会食をめぐる業務実態などから、「業務の延長線上」における性暴力であったと認定した。問題が発生した直後、港浩一社長(当時)らは本事案を「プライベートな男女間のトラブル」と即断したが、誤った認識・評価がフジテレビの本事案への対応を誤る大きな要因になった。フジテレビにおいて、社員、アナウンサーらが、取引先との会合において、性別、年...
現代の欧州

司法の武器化・・・フランスのルペン氏に懲役4年の判決 ルペン氏、政治的判決を非難

フランスのルペン氏に懲役4年の判決このベテラン政治家は、横領容疑で5年間公職に立候補することを禁じられている。フランスの政治家マリーヌ・ル・ペン氏が、2025年3月31日に横領事件の法廷に到着。©  ニコルソン/ゲッティイメージズパリの裁判所は、フランスの右派政治家マリーヌ・ル・ペン氏に対し、EUの資金を同氏の所属政党である国民連合(RN)のために横領した罪で、懲役4年(うち半分は仮釈放なし)の判決を下した。ル・ペン氏は2027年の大統領選への出馬も禁じられた。月曜日の判決は、RNとその幹部数名が欧州議会議員の事務所に充てられるはずの資金を国内の政党組織に流用したとして告発された長期にわたる訴訟の集大成となる。ルペン氏と8人の欧州議会議員は、2004年から2016年の間にこの計画を実行した罪で有罪判決を受けた。検察が請求した5年間の選挙参加禁止は、控訴手続きの有無にかかわらず即時発効する。フランス憲法裁判所は先週、無関係の事件で、このような処罰は基本法の下で合法であるとの判決を下した。続きを読む:ルペン氏、公職への立候補を禁止される報道によると、裁判所はルペン氏に対し、足首にブレスレッ...
現代の日本

令和の百姓一揆!全国12ヵ所で一斉農民デモが始まった‼️火付け役は誰なのか⁉︎

令和の百姓一揆!全国12ヵ所で一斉農民デモが始まった‼️火付け役は誰なのか⁉︎桜が満開に秋誇る東京青山公園、3月30日(日)午後1時ごろから、有志の農家さんたちによる『令和の百姓一揆』に参加する人々が、続々と集まってきました。昨年の夏は「令和の米騒動」。そして2025年春は『令和の百姓一揆』という農家デモがなんと、日本全国12ヶ所同時開催が決定したそうです。3/30(日) ◆東京 青山公園◆静岡 浜松駅北口◆富山 県民会館◆岐阜 各務原市民公園◆奈良 三条本町7◆京都 公式HP確認◆滋賀 農民連事務所◆山口 山口図書館◆福岡 東新町交差点◆大分 九重◆熊本 熊本市下通入口◆沖縄 県このデモは、日本全国の農家さんからなる有志が、トラクターや軽トラなどを動員して、平和的にデモ行進を行う予定だそうです。かなり以前から『令和の百姓一揆実行委員会』という組織が結成されていて、実はそこでクラウドファンディングが行われ、集まった金額が凄いことになっています。今日の時点で、1千8百53万6千円!!!! 1800万円以上もクラファンで集めたデモというのは、あまり聞いたことがありません。大変な金額が寄付で...
現代の日本

【米はあるんじゃないの?】「保管期限過ぎた備蓄米」と「主食用じゃないMA米」を主食に回すと言い出した

【米はあるんじゃないの?】「保管期限過ぎた備蓄米」と「主食用じゃないMA米」を主食に回すと言い出した2025年3月24日 参院農林水産委員会で江藤農林水産大臣が備蓄米は基本的に回転備蓄です。ですから20万トン回転で非食用に出さなければいけませんが、コレを今回止めようと思っています。出る方の20万トンを止める。ですから、買う分20万トン買いませんが、出すのをとめれば、ある程度の水準は保てます。77万トンのミニマムアクセス米のうち、日本人の主食に供することができる量が36万トンありますから、これを活用することを考えれば何とか急場はしのげます。これがずーっと続くとなると、備蓄のあり方そのものに影響を与える。こういう異常な事態は今年限りで終わるように、政策を総動員して対応していきたいと考えております。と、言い出しました。参議院インターネット審議中継参議院インターネット審議中継は、参議院の審議映像をストリーミング方式で配信しております。www.webtv.sangiin.go.jp(47分ぐらいから)何とか急場はしのげますって、あれれ?2月14日の会見では「米は足りている」って、言っていませんで...
現代の日本

企業献金金禁止を潰す主犯

企業献金金禁止を潰す主犯昨年10月の総選挙で主権者は自公を過半数割れに追い込んだ。反自公が結集すれば政権を刷新できる状況が生まれた。しかし、政権刷新の協議は何一つ行われなかった。国民民主が自公にすり寄り、直ちに石破内閣続投の方向が定まった。私たちの前に大きなテーマが浮上している。1.国民生活が窮乏するなかで減税が求められている。2.政治とカネの問題を解決するための政治資金規正法改正が求められている。3.国民皆保険制度根幹の高額療養費制度改悪阻止が求められている。自公政治に対峙するには反自公勢力が連帯することが必要。自公が過半数割れに転落したから反自公が連帯すれば大きな成果を上げられる。主権者国民の期待はこの部分にある。ところが現実はどうか。一部野党が自公にすり寄り大きな変革を妨げている。自公が過半数割れに転落した最大の原因は〈政治とカネ〉。裏金事件が噴出して自民が大惨敗した。政治を〈金儲けの稼業〉にしていることに対して主権者が鉄槌を下した。この主権者の審判を踏まえた対応が必要だ。政治資金規正法21条の2の2項が政党から政治家個人への献金を例外的に認めていた。政党は〈政策活動費〉の名目で...
現代の世界各国

イスラエルの拡大(2)

イスラエルの拡大(2)2025年3月28日   田中 宇この記事は「イスラエルの拡大」の続きです。英国は第一次大戦でオスマントルコを倒す戦いにユダヤ人の協力を得るため、戦争後半の1917年、オスマン帝国の一部だったパレスチナにユダヤ人が国家(イスラエル)を作ることを支持したバルフォア宣言を発表した。この宣言でイスラエルの建国が正当化されたが、パレスチナがどこからどこまでを指すのか、その後の紛糾の種になった。シオニスト(ユダヤ建国運動家)の中の右派・過激派(今のリクードや西岸入植者)は、パレスチナを、旧約聖書に出てくる「約束の地」と同等の「ユーフラテス川からナイル川まで(2つの川にはさまれた土地)」と拡大解釈した。(西岸を併合するイスラエル)この解釈だと、今のイスラエルや西岸ガザだけでなく、シリア、レバノン、ヨルダン、エジプトまでが「パレスチナ」に含まれる。英国はバルフォア宣言の1前半年(1916年)にフランスを誘い、オスマン帝国の地中海岸を英領パレスチナと仏領シリアに分割する「サイクス・ピコ協定」を結び、ユダヤ人に渡すはずの土地の北半分をフランスに与え、建国されるイスラエルの国土を半減...
現代のロシア

プーチン:平和的な手段で解決することに賛成だが、根本的な原因は排除する

プーチン:平和的な手段で解決することに賛成だが、根本的な原因は排除する ウラジミル・プーチン露大統領は3月27日、潜水艦アルハンゲリスクのデッキで演説、その中で彼は問題を平和的な手段で解決することに賛成だが、根本的な原因は排除されなければならないと語った。ウクライナにNATOが存在することを許さないだけでなく、同国を非軍事化、非ナチ化した上で中立の立場の維持、そして領土の「現実」を認めることを要求している。 西側では大統領扱いされているウォロディミル・ゼレンスキーの任期は昨年5月に切れ、新大統領を決める選挙が行われていない。そこでロシア大統領はウォロディミル・ゼレンスキーをウクライナ大統領だとすることはできないとしている。そして「大統領自身が正当でなければほかの全員も正当ではない。」というわけだ。 プーチン大統領は国連主導の暫定政権方式の採用を提案、さらに民主的な選挙を実施し、国民に信頼され、世界的に認められる機能的で正当な政府を設立することを求めた。自由な選挙が実施され、有能で国民に信頼される政府が成立すれば、平和条約について国民と交渉を開始し、世界中で認められ、信頼でき安定した合法...
科学論

石油は無尽蔵

石油は無尽蔵石油や石炭は「化石燃料(fossil fuel)」と言われる。太古の動植物が土の中で長い時間をかけて生成されたものだから、資源として有限で、貴重なものだと。僕らは何となく、そんなイメージを持っている。しかし以下に、これはまったくの嘘なんだという話をします。1972年ローマクラブが「このままではあと30年で石油は枯渇する」と警鐘を鳴らしました。さて、石油はその後どうなったか?枯渇したという話は聞こえてこない。2018年経産省が「石油の可採年数はあと50年」と公表しました。50年後、2068年には石油はどうなっているか?断言するけど、枯渇しません。絶対に。オレオレ詐欺というのがありましたが、それにならっていうと、これは「石油あと〇年詐欺」ですね。「あと30年」といって不安を煽り、さて、約束の30年が過ぎれば、今度は「あと50年」と言い出す。嘘つきの子供の相手をしている気分だ。まともな大人なら付き合いきれないだろう。しかしこれについて、当局はこんな言い訳を用意している。「可採埋蔵量が増える理由は、新たな油田が発見されることと、技術開発の進歩によるものだ。これまでエネルギーを抽出で...
健康

石油、薬、エネルギー

石油、薬、エネルギー1859年にペンシルバニア州で石油が発見され、地元はオイルラッシュに沸きました。しかし当時石油は照明用の灯油として使われるだけで、誰も石油の真の価値に気付いていなかった。加熱された原油が蒸留塔を上がっていくにつれ、冷やされていく。石油の成分によって沸点が違うので、液化する温度も違う。この違いのため、重油、軽油、灯油、ナフサなどに分かれていきます。工業的にはナフサが超重要です。ナフサを加熱して、重さ(分子量)によってキシレン、トルエン、ベンゼン、エチレンなど、成分ごとに分類できます。これら石油の精製過程で得られる化合物は、化学工業の重要な原料で、プラスチック、ナイロン、合成ゴムなどを作るのに不可欠です。やがて、これらの化合物が、医薬品の合成にも活用されるようになりました。最初の大ヒット商品は、アスピリン(アセチルサリチル酸)ですが、その後、石油由来の合成染料の研究から、サルバルサン(梅毒治療薬)、クロロキン(抗マラリア薬)などが生まれました。1940年代以降、ペニシリン(抗生剤)、コルチゾール(副腎皮質ホルモン)、経口避妊薬(エストロゲン/プロゲステロン合剤)などが大...