健康石油、薬、エネルギー
石油、薬、エネルギー1859年にペンシルバニア州で石油が発見され、地元はオイルラッシュに沸きました。しかし当時石油は照明用の灯油として使われるだけで、誰も石油の真の価値に気付いていなかった。加熱された原油が蒸留塔を上がっていくにつれ、冷やされていく。石油の成分によって沸点が違うので、液化する温度も違う。この違いのため、重油、軽油、灯油、ナフサなどに分かれていきます。工業的にはナフサが超重要です。ナフサを加熱して、重さ(分子量)によってキシレン、トルエン、ベンゼン、エチレンなど、成分ごとに分類できます。これら石油の精製過程で得られる化合物は、化学工業の重要な原料で、プラスチック、ナイロン、合成ゴムなどを作るのに不可欠です。やがて、これらの化合物が、医薬品の合成にも活用されるようになりました。最初の大ヒット商品は、アスピリン(アセチルサリチル酸)ですが、その後、石油由来の合成染料の研究から、サルバルサン(梅毒治療薬)、クロロキン(抗マラリア薬)などが生まれました。1940年代以降、ペニシリン(抗生剤)、コルチゾール(副腎皮質ホルモン)、経口避妊薬(エストロゲン/プロゲステロン合剤)などが大...
