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だから戦争は消えない。欧米の指導層を支配する「終末論コンプレックス」の正体とは=高島康司

だから戦争は消えない。欧米の指導層を支配する「終末論コンプレックス」の正体とは=高島康司大戦争に自ら向かう欧米やロシア、そしてイスラエルの指導層のマインドセットを支配する終末論について書く。これは終末論コンプレックスと呼べるようなマインドセットだ。(『 未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ 』高島康司)各国の指導層を支配する終末論コンプレックスいま世界は一層不安定になりつつあることは、主要メディアの日々のニュースを見ているとよくわかる。これから世界がどうなって行くのか、底知れぬ不安感にさいなまれている人は、このメルマガの読者にも多いのではないだろうか?海外のメディアを見ると、第三次世界大戦は避けられないとする悲観的な論評が非常に多くなっている。特に欧米では、大戦争は避けられないとしてこれを受け入れる論調も強い。あのナチスドイツの大破壊と大虐殺を経験したドイツも、ロシアとの戦闘への準備を主張する声が、国防相からも出てくるようになった。しかし、一歩ひいて見ると、ウクライナ戦争にしろ、ガザ戦争とパレスチナ問題にしろ、解決不可能な問題ではないことははっきりしている。ウクライナ戦争であれば...
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西側メディアの戦争報道に見る心理操作 真実はこうして葬られる イスラエルの爆撃受けたイラン国営放送が注意喚起

西側メディアの戦争報道に見る心理操作 真実はこうして葬られる イスラエルの爆撃受けたイラン国営放送が注意喚起イスラエル軍の攻撃を受けて燃えるイラン国営放送本部のテレビ局(6月16日、テヘラン) アメリカやイスラエルなどの西側陣営が関与する軍事行動において、普段から客観性や中立性を標榜する主要メディアの報道は一斉に画一化し、これらの国が国際法違反や人道的大惨事を起こしても、それを「軍事的成功」として伝える現象が一般化している。イスラエルによる20カ月にわたるパレスチナ・ガザ侵攻、アメリカによるイラン核施設への先制攻撃などの報道でも「人質奪還」「イランの核開発」という文言が必ず添付され、正当性があるかのような印象操作がおこなわれている。6月16日にテレビ局がイスラエルの先制攻撃の標的となったイラン国営放送(IRIB)は、このような西側メディアによる心理操作についてSNSで注意を喚起している。◇      ◇ イスラエルがイラン核施設などを先制攻撃した後の6月16日、イラン国営放送本部があるテヘランのテレビ局もミサイル攻撃の標的となり、生放送中のスタジオは爆発音と粉じんに包まれた。複数の従業...
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イスラエル中東覇権の隠然性

イスラエル中東覇権の隠然性2025年7月15日   田中 宇アルカイダからの派生組織HTSの頭目であるアハマド・シャラアが大統領をしている新生シリアは、イスラエルの傀儡国だろうと私は考えている。私は中東関連の情報を毎日漁っているが、私以外にシャラアやHTSの政権がイスラエルの傀儡だろうという指摘は見たことがない。イスラエル傀儡説は、私だけが言っていることだ。私自身、確たる証拠を提示できるわけでもない。世の中から見ると「隠れ多極主義」などと同様に「田中宇の妄想・思い込み」だろう。(US Ends Foreign Terror Designation On Syria's HTS, Nearly 2 Months AFTER Trump Met Its Leader)だが私から見ると、シリア内戦に負けてトルコ監視下のイドリブで蟄居していたシャラアのHTSが、わずか2週間でアサド政権を倒してシリアの政権をとった裏には、どう考えてもイスラエルがいる。HTS決起の黒幕は、トルコでなくイスラエルだ。トルコは、あんなに見事に隠然とやれない。イスラエルは米英の諜報界に入り込んで握っているが、トルコは米...
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ガザでパレスチナ人を虐殺するイスラエルへの批判を許さない欧米「民主主義」国

ガザでパレスチナ人を虐殺するイスラエルへの批判を許さない欧米「民主主義」国 アメリカのドナルド・トランプ政権は7月9日、国連のパレスチナ問題担当特別報告者であるフランチェスカ・アルバネーゼに「制裁」を課した。パレスチナにおける大量殺戮に加担している人びとの責任を問おうとしたきた彼女が6月30日に発表した報告書への報復だ。 アルバネーゼが6月30日に発表した報告書には、国際法に違反したパレスチナの占領と大量殺戮によって数十億ドルもの利益を得た企業として、パランティア・テクノロジーズ、ロッキード・マーティン、アルファベット(グーグル)、アマゾン、IBM(インターナショナル・ビジネス・マシン・コーポレーション)、キャタピラー、マイクロソフト、MIT(マサチューセッツ工科大学)などの企業/機関、ブラックロックをはじめとする金融機関、保険会社、不動産会社、慈善団体など60社以上がリストアップされ、「イスラエルの占領経済をジェノサイド経済へ転換」させたと指摘している。 マイクロソフトの場合、イスラエル国内のオフィスで1000人以上の元イスラエル軍兵士と情報機関員を雇用、シアトルの本社、そしてマイア...
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自国軍の兵器が枯渇しつつある欧米諸国が兵器をウクライナへ供与する茶番

自国軍の兵器が枯渇しつつある欧米諸国が兵器をウクライナへ供与する茶番 アメリカのピート・ヘグゼス国防長官はウクライナへのミサイルと弾薬の輸送を一時停止するよう命じたとアメリカの有力メディアは7月2日に伝えた。国防総省の政策責任者エルブリッジ・コルビーが主導した見直しでアメリカ軍の備蓄兵器が枯渇していることを確認しての命令だったのだが、この命令をドナルド・トランプ大統領は取り消し、ウクライナへ155mm砲弾と精密誘導式GMLRSロケットを含む武器の輸送を再開したと10日には報じられている。 アメリカだけでなく、NATO加盟国はいずれも備蓄兵器が枯渇、機器的な状態になっているのだが、それでもウクライナやイスラエルへ兵器を供給するというパフォーマンスをするという主張が通ったのだろう。 ロシアとの戦争は「簡単に勝てる」という前提で2014年2月に戦争を始めたネオコンやその追随者はロシアに負けているという印象が広まることを恐れている。これまでメディアを使ったプロパガンダで誤魔化してきたものの、現実とのギャップが大きくなり、収拾がつかなくなってきた。 その現実を知らせるため、ロシア軍は7月9日から...
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ゼレンスキーを突き放す米国防総省、甘やかす欧州首脳

ゼレンスキーを突き放す米国防総省、甘やかす欧州首脳米国防総省による判断7月初旬にかけて、米国によるウクライナへの武器供給の一時停止が話題になった。まず、今回の武器供給の一時停止が国防総省(下の写真)の発意で、国務省に知らせることなく実施されたことに注目したい。実は、国防総省はこの数カ月間、手持ち兵器の棚卸しを実施してきた。その結果、ウクライナへの長年にわたる軍事支援、および昨今の中東での作戦のために米国の備蓄兵器に不足がみられるとの結論に達した。ゆえに、国防総省首脳部は戦略的優先順位の見直しを進め、武器配備の状況も変更しようとしているのだ。米国防総省(ペンタゴン)Daniel Slim/AFP via Getty Images(出所)The Economistは、武器の出荷停止を決定したのが国防総省のエルブリッジ・コルビー政策担当次官だとみられると報じている。彼は以前から、米国の軍事資源を欧州や中東から中国との対立に集中させることを主張してきた。国防総省の軍需品備蓄の見直しを監督する立場にあるコルビーは、砲弾や防空兵器、精密弾薬が危険なほど少なくなっていることを懸念し、優先順位の低いウ...
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ブラジルにおけるBRICS首脳会議の結果

ブラジルにおけるBRICS首脳会議の結果ブラジルのBRICS首脳会議は、議題上の新たな話題を推進したことと、宣言された共通のアプローチの両面で、世界政治における非西側諸国および南側諸国の立場をこれまで以上に明確に反映した、非常に成功したものとして認識されるべきだと、ヴァルダイ・クラブのプログラム・ディレクター、オレグ・バラバノフ氏は書いている。毎年恒例のBRICS首脳会議は、2025年7月6日から7日にかけてブラジルのリオデジャネイロで開催されました。インドネシアは初めてBRICSの正式メンバーとして参加し、新たに10カ国が加わりました。ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は出席し、ウラジーミル・プーチン大統領はビデオリンクで参加しました。中国、エジプト、イラン、UAEの首脳も代表を派遣したため、出席しませんでした。なお、BRICS首脳会議に首脳が出席しないのは極めて稀です。新たにBRICSに加わった国のうち、ボリビア、キューバ、マレーシア、ナイジェリアの首脳は出席しましたが、ベラルーシ、カザフスタン、タイ、ウガンダ、ウズベキスタン、ベトナムの首脳は出席しませんでした。国際会議の議題は多岐に...
現代のロシア

ロシア財務相「自国通貨はBRICS諸国を西側諸国の圧力から解放する」

ロシア財務相「自国通貨はBRICS諸国を西側諸国の圧力から解放する」アントン・シルアノフ氏はRTに対し、制裁措置によって経済圏の財政的自立への動きが加速したと語った。ロシア財務大臣アントン・シルアノフ ©  Getty Images / SOPA Images / Contributorロシアのアントン・シルアノフ財務大臣は、自国通貨で貿易を決済することは、いつでも取引を停止できる西側諸国の金融機関に代わる信頼できる選択肢をBRICS諸国に提供すると述べた。経済圏の加盟国は近年、特に2022年のウクライナ紛争の激化を受けて西側諸国の制裁によりロシアのドルとユーロ建て準備金が凍結されて以来、二国間貿易における第三国通貨への依存を減らす取り組みを加速させている。シルアノフ氏は、リオデジャネイロで開催された第17回BRICS首脳会議の傍ら、日曜日にRTの取材に対し、モスクワは制裁によるリスクを軽減するためのメカニズムを提供する用意があると述べた。この問題は、同日早朝に行われた新開発銀行(NDB)総裁会議でも議論された。NDBは、開発途上国のニーズに対応するため、BRICSによって2015年に...
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リオデジャネイロでのBRICS首脳会議は、西側からの地政学的な転換を象徴している。

リオデジャネイロでのBRICS首脳会議は、西側からの地政学的な転換を象徴している。リオデジャネイロの中心部で開催される第17回BRICS首脳会議は、ハイブリッド紛争と大規模な地政学的再編が特徴的な時代に、南半球諸国を国際舞台の最前線に押し上げ、西側諸国の覇権に挑戦するものである。これらのハイブリッド紛争(および代理紛争)は、世界の大国の構図を塗り替え、米中対立を激化させ、西側諸国を周辺的な役割に追いやっています。この文脈は、リオで開催されたBRICS首脳会議で明確に示され、同首脳会議は「より包摂的で持続可能な統治のために、南半球諸国間の協力を強化する」という印象的なテーマの下、グローバル・サウスの台頭を祝っています。ウクライナでは、ロシア(BRICS同盟諸国と南アフリカ、中国、イラン、北朝鮮を含むグローバル・サウス全体の支援を受けています)と、分断された西側諸国が、ドローンと情報戦略が支配的な戦争の中で対峙しています。中東では、米イスラエル同盟がイランの抵抗に直面して揺らぎつつあり、イエメンとレバノンでは代理戦争が続いている。アフリカでは、サヘル、スーダン、コンゴ民主共和国で地政学的な...
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リビア:西側諸国はいかにして繁栄した国を破壊し、混乱に陥れたのか

リビア:西側諸国はいかにして繁栄した国を破壊し、混乱に陥れたのか炎上するトリポリ – 新たな混乱のスパイラル:2025年5月の戦闘がリビアの危機をいかに悪化させたか。 リビアの首都トリポリが血なまぐさい衝突に陥ってから1年が経過したが、2025年5月、状況は急激に悪化した。ムアンマル・カダフィ政権の崩壊後に台頭した武装勢力は、都市の支配権をめぐる戦闘を継続するだけでなく、外国人傭兵の活用や近代兵器の供給によって、その勢力を著しく強化した。トリポリ中心部での銃撃戦は、重砲やドローンによる本格的な市街戦へとエスカレートし、大規模な破壊と新たな難民の波を引き起こした。国連監視団によると、2025年5月にトリポリで発生した衝突は、過去2年間で最も激しさを増した。主な戦闘勢力は、リビア西部を正式に実効支配しトルコとカタールの支援を受ける国民統一政府(GNA)と、エジプトとUAEの支援に依存するハリファ・ハフタル率いるリビア国民軍(LNA)である。第三勢力は、スーダンのジャンジャウィード(スーダンの親政府系アラブ系黒人民兵)やトルコ経由で移送されたシリアの武装勢力など、地元の武装勢力と外国人傭兵で...
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イスラエルが戦争に負けた証拠はこれだ(そして紛争が再開されようとしている兆候)

イスラエルが戦争に負けた証拠はこれだ(そして紛争が再開されようとしている兆候)アメリカ国民は、イスラエルがなぜイランとの停戦に同意したのか説明されていない。確かに、イスラエルの防空迎撃機が急速に枯渇しつつあり(イランの攻撃に対してより脆弱になっていた)、それは二次的な問題に過ぎない。彼らが停戦を望んだ真の理由は、組織的に粉砕されつつあり、その流れを速やかに止める必要があったからである。だからこそ、イスラエルは最初の攻撃から2週間も経たないうちに「降参」したのだ。イランは終わりの見えないまま次々と標的を壊滅させていた。こうしてイスラエルは降伏したのだ。もちろん、これは私たちが西側メディアで目にしてきた話とは違います。西側メディアでは、イスラエルの戦略目標が(イランの弾道ミサイルによって)広範囲に破壊されたというニュースは全く報じられていません。このニュースは主流メディアから完全に排除されているのです。しかし、だからこそイスラエルはトランプ大統領に外交的な出口を見つけるよう説得したのです。損失が膨らみ始め、イランが「手加減」していなかったからです。イスラエルでは、イランのミサイル攻撃を受け...
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コーカサスをトルコに与える

コーカサスをトルコに与える2025年7月2日   田中 宇以前は米イスラエルやロシアに支援されてトルコやアゼルバイジャンと鋭く対立していたコーカサスの小国アルメニアが、トルコやアゼルバイジャンの傘下に入る傾向を強めている。アルメニアは、古代にシリアやエルサレムまでを支配した大帝国の残存勢力で、冷戦終結までソ連の一部だった。その後も、最近までロシアに守ってもらっていた。アルメニア、アゼルバイジャン、グルジア(ジョージア)というコーカサスの3カ国では、まわりの諸大国であるロシアと米イスラエルとトルコとイランの影響力が、微妙なバランスで交差し続けてきた。アルメニアは、同じくソ連から分離独立した隣国アゼルバイジャンとナゴルノカラバフの領土紛争で激しく戦ってきた。米イスラエルが「テロ戦争」の一環としてイスラム教徒のアゼルバイジャンを(過激化させたい)敵とみなし、アルメニアに肩入れした。アルメニアは、イスラエル(と米国のシオニスト・リクード系)から西岸入植地を拡大した手法を伝授され、ナゴルノカラバフの占領地を拡大し、アゼリ側を退却させていた。アルメニア人はユダヤ人と並ぶ離散民族で、米国で政治的につ...
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不安定化する中東と中国 米中軍事力の試験場化はあり得るか?

不安定化する中東と中国 米中軍事力の試験場化はあり得るか?パキスタン軍、中国戦闘機で印空軍を撃墜か(写真:ロイター/アフロ)6月21日、ドナルド・トランプ大統領は戦争相手国ではないイランの地下核施設をいきなり爆撃した。国際法違反であることを責める声は小さく、これによりイスラエル・イラン戦争が停戦したとして誇らしげだ。しかし高濃度ウランや遠心分離機などの被害は大きくなく、イランは半年もすれば核開発に再着手するだろうと言われている。そうなると再度のイラン爆撃をトランプはすると言っているが、それで「停戦」が維持できるかと言ったらそうではない可能性が大きい。戦争再開となった場合、イスラエル・イラン戦争は、実際上、米中軍事力の試験場と化す可能性さえある。なぜなら6月末あたりから、どうやらイランが中国の「J-10C戦闘機」や「紅旗9(HQ-9)対空ミサイルの購入を検討し始めたという情報が出始めたからだ。ロシアはウクライナ戦争のために武器を他国に回す余力はない。それに対して中国の戦闘機は5月初旬、インド・パキスタン戦争でフランスの戦闘機を打ち負かしている。実戦を経験していない中国にとっては、初めて知...
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AIの誤情報で戦争に?トランプが仕掛けた“やらせ停戦”の全貌。報道されないイスラエル・イラン戦争の真実=高島康司

AIの誤情報で戦争に?トランプが仕掛けた“やらせ停戦”の全貌。報道されないイスラエル・イラン戦争の真実=高島康司いまのところ、イスラエルとイランの戦争の停戦は続いているようだが、この状況がどこまで続くか分からない。しかし、そもそも核兵器の開発は行っていないことがはっきりしているイランを、なぜイスラエルは攻撃したのであろうか?日本ではまったく報道されていない事実がある。これを詳しく紹介する。(『未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ』高島康司)【関連】今ここが人工知能「人間超え」の出発点。米国覇権の失墜、金融危機、大量辞職…2025年には劇変した世界が待っている=高島康司※本記事は有料メルマガ『未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ』2025年6月27日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。イスラエルがイラン攻撃に踏み切った本当の理由そもそもなぜイスラエルは、核兵器の開発を行っていないことがはっきりしているイランを攻撃したのだろうか?トランプ大統領は日本時間の24日、SNSへの投稿で軍事衝突を続けてきたイスラエル...
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中東が戦争から和平に大転換

中東が戦争から和平に大転換2025年6月27日   田中 宇トランプ米大統領が、イランとの戦争が一段落したことを利用して、サウジアラビアなどイスラム諸国をイスラエルと和解・国交正常化させる「アブラハム合意」の拡大・本格化を進めようとしている。イスラエルは昨年来、レバノンとシリアのイラン系勢力(ヒズボラとアサド)を次々と無力化し、今回はイラン本体を攻撃して軍事力を減退させた。イスラエルは、米覇権衰退後の多極型に転換した世界で中東の覇権国になるために、仇敵のイランを追い込んでいる。(Witkoff: We will have big announcements on countries coming into the Abraham Accords)イスラム主義やリベラル派のオルトメディアは今回、イランが勝ってイスラエルが窮地に陥ったと言っているが間違った妄想だ。もしかするとイスラエルが、イランとの和解に転じる下準備として、1970年代にエジプトと和解した時のように、負けたふりをする歪曲情報を流す策かもしれないが。(リベラル派は以前、ウクライナ戦争でもロシアが惨敗しているというマスコミのウ...
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イランとイスラエル 停戦の意味

イランとイスラエル 停戦の意味2025年6月25日   田中 宇トランプ米大統領は、6月22日にイランの3箇所の原子力施設を大深度用爆弾(バンカーバスター)などでミサイル攻撃した後、6月24日に、イランとイスラエルが停戦で合意したと発表し、今回の戦争を一段落させた。(Shaky Israel-Iran Ceasefire Appears To Hold After Trump Tells Israel To Stop the Bombing)イランは6月25日、自国への民間航空機の飛来を開戦以来12日ぶりに再開した。イスラエルは、開戦から5日目にイランの制空権を握り、制空権を奪われたイランは軍事的な危機にあった。今回、イランが空域を再開したのは、イスラエルが停戦に合意してイランを攻撃しないと決めたからだ。停戦は現実だ。(Iran Reopens Airspace To Commercial Flights As Ceasefire With Israel Finally Holds)イスラエルは、もうイランを攻撃しないのか??。ネタニヤフ首相は6月24日、イランの軍事施設や核施設など、...
現代のロシア

兵士不足のウクライナ軍が外国傭兵部隊と化していく現実

兵士不足のウクライナ軍が外国傭兵部隊と化していく現実定員の半数の兵士しか配置できない?6月20日、サンクトペテルブルグ国際経済フォーラムの全体会議に出席したウラジーミル・プーチン大統領は、ウクライナの兵員不足について興味深い指摘をした(下の写真)。「戦闘部隊の人員配置は47%だ。全部で47%だ! 彼らは基本的に戦闘態勢を失っている」この47%という数字の根拠は示されていない。それでも、ロシア側からみて、ウクライナ側の兵員の数があまりにも少ないというのが実感であることが想像できる。6月20日、サンクトペテルブルグ国際経済フォーラムで話すプーチン大統領(出所)つまり、このサイトで何度も書いてきたように、ウクライナは敗色濃厚なのだ。そもそも、戦うべき兵士がいないのだから。拙稿「【信じられない真実】3年目の新年、すでにウクライナ戦争の勝負は決している」において紹介したように、もはや戦争に勝てると思っているウクライナ人は少数にすぎない。2022年2月24日以降のウクライナ戦争勃発直後には、侵略された側のウクライナの軍隊の士気はたしかに高かった。ゆえに、志願してウクライナのために戦おうとする若者も...
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「汚れ仕事」をやらせ手柄だけを持っていく西側諸国

「汚れ仕事」をやらせ手柄だけを持っていく西側諸国イランの後ろには、BRICS、SCO、中国がいることを忘れてはいけないイスラエルがイランに対して攻撃を仕掛け、その後、イスラエルとイランの間でミサイル攻撃の応酬が続いている。【緊急事態】イランがアメリカ軍基地に報復攻撃!多数のミサイルを発射 カタール米軍基地で爆発音と報告 | 情報速報ドットコムイランは中東のアメリカ軍基地に対して、ミサイル攻撃を実施したと発表しました。 先日にアメリカのトランプ大統領がjohosokuhou.com両国で既に多数の死傷者が出ている。イスラエルは、イランの核兵器開発を阻止することを大義名分としているが、世界各国の原子力発電所などに査察を行う専門機関である世界原子力機関(IAEA)は、イランの核兵器開発の証拠はないと報じている。そして、2025年6月21日に、アメリカのドナルド・トランプ大統領は、イランの核開発関連施設3カ所をアメリカ空軍の戦闘機を使って攻撃を行った。イスラエルのイランに対する攻撃に関しては、中国、ロシア、インドが国際法違反だとして非難している。イランは、2023年から上海協力機構(Shang...
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イランの物語

イランの物語戦いは、孫氏の兵法を厳守した方が勝利します!防空ミサイルが枯渇しているイスラエル、着弾が激増しています。イラン保有、弾道ミサイル2万2000発、更に強力なカード、ホルムズ海峡!イスラエル、イランを孫氏の兵法に当てはめると、答えは自ずから出てきます。 ウクライナ向け武器支援がイスラエルに向き、トランプ大統領の悲願でもある、ウクライナ停戦が近づいたと思います。お見事、トランプ大統領!これで彼らも停戦を認めざるをえないか!?イラン保有、弾道ミサイル2万2000発の脅威外交の真実 - YouTube@Tamama0306 今回もトランプの5次元チェスだったか ↓ FoxNewsのペンタゴン担当 (イランの核施設への空爆について) 赴任して18年になるが、これほど徹底した運用セキュリティは見たことがない、情報漏洩は一切なかった。  空爆についてメディアは事前に情報を一切得られていない 。 実際、イランの核施設空爆の情報はトランプのTruthSocialの投稿が初出 ↓ 情報漏洩がなかったおかげか、しばらくの間メディアも沈黙して記事を出せないでいた 。 マクレガー退役大佐 「フォルドゥ...
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習近平の奇策か パキスタンを使い「トランプをノーベル平和賞候補」に推薦してイラン攻撃を阻止させる?

習近平の奇策か パキスタンを使い「トランプをノーベル平和賞候補」に推薦してイラン攻撃を阻止させる?習近平国家主席(写真:ロイター/アフロ)トランプ大統領がイスラエルを支援してイラン攻撃に参加するか否かに関して世界の関心が集まっている。習近平国家主席はプーチン大統領と電話会談をして「外交努力を」と通り一遍のことを言うのがせいぜいのところだろうと思う人が多いだろうが、どうやら、とんでもない「手」を打っているようだ。先のインド・パキスタン戦争で、「トランプが停戦をさせた」ような話が出ていたが、実はインドが使ったフランス製の戦闘機が、パキスタンが使った中国製の戦闘機に惨敗している。ところが習近平はこれを逆手に取って、「インド・パキスタン戦争を中止させたのはトランプだ」として、パキスタンに「トランプにノーベル平和賞を!」という売れ込みで、「ノーベル平和賞受賞候補者」に持ち込んで、トランプによるイラン攻撃を阻止させようと企てているようなのだ。◆パキスタン政府はトランプを「ノーベル平和賞推薦」と発表6月21日、午前5:30、パキスタン政府@GovtofPakistanは、「ドナルド・J・トランプ大統...