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世界の支配者になったと勘違いしたシオニストが自滅の道を歩いている

世界の支配者になったと勘違いしたシオニストが自滅の道を歩いている 2003年3月にイラクを先制攻撃した勢力も、2011年春にリビアやシリアをジハード傭兵に侵略させた勢力も、2014年2月にウクライナでネオ・ナチを使ったクーデターを仕掛けた勢力も、そして今、イランを攻撃している勢力も同じである。最前線にいるのはシオニストの一派であるネオコンだが、この勢力が仕掛けた侵略作戦は全て計算間違い。この愚かな集団をここでは「帝国主義者」と呼ぶことにする。 帝国主義者は世界を支配下に置き、富を独占しようと目論む。そのために戦争は不可欠だが、アメリカにもそうした政策を否定する大統領がいた。1963年6月にアメリカン大学の卒業式で「平和の戦略」と呼ばれる演説を行い、ソ連と平和共存する道を歩き始めると宣言したジョン・F・ケネディだ。ケネディは1963年11月22日にテキサス州ダラスで暗殺された。 帝国主義者が世界制覇プロジェクトを始動させる切っ掛けは、本ブログで繰り返し書いてきたように、1991年12月のソ連消滅にほかならない。この瞬間、アメリカが「唯一の超大国」になったと興奮、92年2月にはアメリカ国防...
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イスラエルとイランの戦争で利益を得る者たち。「逮捕に怯える外国スパイ」ネタニヤフと「平和になったら困る」イスラム宗教保守の戦いに終わりはあるのか?

イスラエルとイランの戦争で利益を得る者たち。「逮捕に怯える外国スパイ」ネタニヤフと「平和になったら困る」イスラム宗教保守の戦いに終わりはあるのか?核戦争にすら発展しかねないイスラエルとイランの軍事衝突に対し、国際的な懸念が高まっている。これに関して、「イスラエルのネタニヤフ首相は、軍事衝突をエスカレートさせなければ議会を解散され、下野すれば逮捕されてしまう」一方で、「イランのイスラム保守政権も、イスラエルという敵がいなくなれば改革派の突き上げで国が瓦解してしまう」という構図を指摘するのは米国在住作家の冷泉彰彦氏だ。「平和になったら困る」人間はイスラエルだけでなくイランやハマスにすら存在し、それぞれが自身の延命や保身のために戦争を利用しているという。(メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』より)※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:中東紛争のメカニズムを考える多くの日本人が理解できない、イスラエルとイランが衝突する本当の理由イスラエルのイランに対する攻撃は、その規模が大きく、また全体的に相当な決意を込めた行動という印象を与えました。このために、イランとし...
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イスラエルはパレスチナ抹消を世界が認めるまでイラン攻撃する?

イスラエルはパレスチナ抹消を世界が認めるまでイラン攻撃する?2025年6月16日   田中 宇イスラエルがイランを攻撃し続けている。6月13日に始まった攻撃は当初、イラン軍高官の居宅へのピンポイント攻撃など限定的なものだったが、しだいに石油ガスのインフラや、イラン政府の建物などを攻撃するようになり、攻撃対象を拡大しながら毎日続いている。イランも報復としてイスラエルを攻撃しているが、国威維持のための報復であり、今回の戦争の本質は「イスラエルによるイラン攻撃」だ。イスラエルが攻撃をやめればイランもやめる。イランが攻撃をやめてもイスラエルはやめない。(Israel strikes building belonging to Iran's Foreign Ministry, says deputy foreign minister)昨年から2度起きたイスラエルとイランの戦争はこれまで、イスラエルが口火を切り、双方がひとしきり長距離攻撃し合った後、下火になっていた。今回もそうなると当初私は思った。だが、今回は違うかもしれない。イスラエルはこれから範囲を拡大しながら毎日イランを攻撃する可能性が増し...
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イスラエルによる先制攻撃から立ち直ったイランの報復攻撃でイスラエルは混乱 

イスラエルによる先制攻撃から立ち直ったイランの報復攻撃でイスラエルは混乱 イスラエル軍は6月13日早朝にイランをミサイルとドローンで攻撃したが、その直前、イスラエルとイスラエルを支援する西側諸国の情報機関がイランにサイバー攻撃を仕掛け、イランの防空システムを麻痺させていたという。 その攻撃でイスラエル軍はイラン軍のモハメド・バゲリ参謀総長やイラン革命防衛隊(IRGC)のホセイン・サラミ司令官を含む軍幹部、そして核科学者のモハンマド・メフディ・テランチやフェレイドゥーン・アッバシらを殺した。 こうした要人はドローンで殺されたというが、ワシントン・ポスト紙によると、イスラエルは数カ月かけてドローンの部品を商業貨物として秘密裏にイランへ持ち込み、組み立て、主要地域に配置し、トレーラーに設置された発射装置から攻撃したという。 防空システムが麻痺してからイスラエル軍は戦闘機を侵入させ、イラン国内の目標を空爆、IAEA(国際原子力機関)のラファエル・グロッシ事務局長によると、イスラエルの攻撃で核施設の地上部分が破壊されている。敷地内の地下濃縮施設に損傷の兆候が見られるとされているものの、大きなダメ...
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国際社会の“ウクライナ離れ”で一身に浴びる注目。イスラエルが開始した「存続のための大きな賭け」 

国際社会の“ウクライナ離れ”で一身に浴びる注目。イスラエルが開始した「存続のための大きな賭け」 6月13日、イランの核関連施設への先制攻撃を行ったと発表したイスラエル。関係各国の努力でかろうじて保たれていた世界のバランスはこれから先、どのように変化してゆくのでしょうか。今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』では元国連紛争調停官の島田さんが、中東やウクライナ戦争の今後をさまざまな情報を総合し推測。さらに国際安全保障を巡る各国の思惑を考察・解説しています。※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/メルマガ原題:多極化する世界で取り残される古き欧州と第2次世界大戦の遺産イスラエル‐政治利用される現代紛争とMulti-polarsの国際情勢が作り出す“新しく古い世界”綻びが制御不能の亀裂に悪化し割け切る。政治利用される現代紛争とMulti-polarsの国際情勢が作り出す“新しく古い世界”「もし今、中東エリアにいるのであれば、すぐに退避の準備を始めた方がいい」と数カ国から助言されました。幸運なことに私はその時、東京にいましたが、...
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中東安定のためにイスラエルがイランを空爆

中東安定のためにイスラエルがイランを空爆2025年6月13日   田中 宇6月13日、イスラエルがイランを空爆し始めた。原子力と軍事の施設のほか、イランの軍幹部や原子力・軍事の専門家の居宅などを空爆したようだ。イスラエルは、これから空爆を何日も続けると言っている。軍事関係の人材や施設を爆殺・破壊する空爆を繰り返し、イランの軍事力を削ぐ作戦だろう。イランは核兵器開発しておらず、米欧イスラエルに濡れ衣をかけられているだけだ。イランの核施設は医療用アイソトープ製造など民生用だ。だから核施設でなく原子力施設。イスラエルの空爆の主な標的はイランの軍事資産であり、原子力施設への空爆は象徴だけの濡れ衣劇の一環だ。(歪曲続くイラン核問題)イスラエルは昨年11-12月に、レバノンをピンポイント空爆し続け、強い力を持っていたイラン傘下のシーア派民兵団ヒズボラの幹部の大半を殺し、兵器庫の多くを破壊した。ヒズボラは壊滅し、レバノンは反イスラエルから中立(親米)な国に転換した。今回のイスラエルのイラン攻撃は、あのヒズボラ攻撃と同じ趣旨と思われる。(イランと和解するトランプ)イスラエルは、昨年ヒズボラを壊滅させた...
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トランプへ報告せずにシベリア奇襲。プーチンを激怒させたゼレンスキーが自ら摘んだウクライナ戦争「停戦の芽」

トランプへ報告せずにシベリア奇襲。プーチンを激怒させたゼレンスキーが自ら摘んだウクライナ戦争「停戦の芽」ウクライナ戦争をはじめ、国際社会がどれだけ非難の声を上げようとも終わりを見ない各地の紛争。その根本原因はどこにあるのでしょうか。今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』では元国連紛争調停官の島田さんが、すべての国際紛争の背後にアメリカ、ロシア、中国が必ず存在する事実と、それらの国に共通する行動原理を解説。さらに彼ら新旧超大国の思惑に左右される「世界の今後」を考察しています。※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/メルマガ原題:新旧超大国の意向が左右する国際安全保障の行方-デリケートな安定か終わりなき大戦か?終わりなき大戦のトリガーが引かれるのか。新旧超大国の意向が左右する国際安全保障の行方新旧超大国とは“だれ”を指すのか?それは米・ロ・中の3か国です。欧州各国も、日本も、グローバルサウスを纏めるインドやブラジル、南アも、国際情勢を左右しうる力を十分に持つ存在ではありますが、現状の混乱の国際社会・国際情勢の行方を左右して...
現代の世界各国

非西側の国家指導者たちの方がはるかに立派だという民主政治体制に対する痛烈なカウンターパンチ

非西側の国家指導者たちの方がはるかに立派だという民主政治体制に対する痛烈なカウンターパンチ 居酒屋での砕けた政治談議で、「今の政府は頼りない」「今の政治家は駄目だ」「三世、四世ばかりで力がない」「官僚たちは国民のことなんか何も気にしていない」と口にしたことがある人は多いだろう。政治と宗教とプロ野球の話は喧嘩になったり、後腐れが残ったりするので、表ではしないようにということは教えられるが、気の置けない仲間たちやグループということになると、こういうことを話すことがある。 私もたまに友人たちとこういう話をすることもある。私が本を書いているということもあって、本を読んでもらって、私の本の中身について話すこともある。その中で、「西側諸国(ジ・ウエスト)対それ以外の国々(ザ・レスト)」の対立構造は共感を得ていることが多い。そして、「今の日本政治家は駄目だが、アメリカや先進諸国もよく分からない。けど、君が書いているように、確かに、非西側の国々の指導者たちは独裁的だけど、実力があるように見える」というようなことを言う人がいる。 私はこういった考えは既に広がっていて、政治に対する不信感が日本国内における...
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ロシアとアメリカをウクライナで戦わせ、共倒れを狙う勢力

ロシアとアメリカをウクライナで戦わせ、共倒れを狙う勢力 ウクライナの治安機関SBUは6月1日、ロシアのオレニャ(ムルマンスク)、ベラヤ(イルクーツク)、イバノボ(イバノボ)、ディアギレフ(リャザン)、ウクラインカ(アムール)にある戦略核基地をドローンで攻撃、6月3日にはケルチ橋(クリミア橋)の防護柵を爆破した。いずれも西側諸国、おそらくイギリス、フランス、ドイツ、アメリカの情報機関から支援を受けていただろう。 2度の攻撃に挟まれた6月2日にウクライナのルステム・ウメロフ国防相とロシアのウラジーミル・メジンスキー特使はイスタンブールで会談した。まず2時間半ほど非公式の会談を行い、その後に公式会談を1時間ほど行った。ロシア側はウクライナ側に対し、停戦から30日以内にウクライナ軍をドンバス(ドネツクとルガンスク)、サポリージャ、ヘルソンから完全に撤退させ、軍や準軍事組織の再展開を禁止、クリミア、ドンバス、ノボロシアをロシアの一部として国際的に承認することを要求してきた。 ノボロシアとは、帝政ロシアの時代に由来する歴史用語で、オデッサ、ヘルソン、ミコライフ、ドニプロペトロフスク、ザポリージャ、...
現代のロシア

ウクライナ紛争はNATOの「代理戦争」とトランプ特使

ウクライナ紛争はNATOの「代理戦争」とトランプ特使キース・ケロッグはモスクワの敵対行為の特徴づけに同調した。2020年9月22日、ワシントンD.C.のホワイトハウスにて。 ©  Getty Images / Drew Angererロシアのウラジーミル・プーチン大統領がウクライナ紛争をロシアに対する代理戦争とみなすのは正しい、とドナルド・トランプ米大統領のキース・ケロッグ特使は日曜のフォックスニュースのインタビューで語った。ケロッグ氏は、和平プロセスは最終的には成功すると信じているものの、「エスカレーションの問題」は依然として残っていると述べた。ケロッグ氏は、ドイツのフリードリヒ・メルツ首相が先月、キエフへのタウルス巡航ミサイル供給に前向きな姿勢を示した発言に言及した。ケロッグ氏はロシアのウラジーミル・プーチン大統領の見解に触れ、「彼はこれをNATOによる代理戦争と見なしている。そして率直に言って、ある意味ではそうだ」と述べた。「エスカレーションの問題は依然として残っている」とケロッグ氏は述べた。「メルツ首相は『ウクライナにタウルス・ミサイルシステムを与える』と言っている」ケロッグ氏...
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最後のドローンパレード:ウクライナは既に敗北した戦争をリセットしようとしている

最後のドローンパレード:ウクライナは既に敗北した戦争をリセットしようとしている武器の枯渇、士気の低下、そして戦略的な利益の喪失により、ウクライナは最後の手段としてスペクタクルに頼ることになった。情報アナリスト兼広報担当、Vatforプロジェクトの共同設立者兼編集者であるセルゲイ・ポレタエフによる記事。ロシア軍がウクライナで軍事作戦を展開する中、ツェントル(中央)部隊のロシア兵が、最前線のクラスノアルメイスク地区の陣地からモルニヤ2攻撃偵察無人機の発射準備を進めている。 ©  Sputnik / Sputnik月曜日、ロシアとウクライナの新たな停戦交渉がイスタンブールで開始される。双方とも停戦条件を提示するとみられるが、サプライズを予想する人はほとんどいない。ロシアは長年の要求を根底に据えた詳細な提案を提示する。それは基本的に「イスタンブール22プラス領土」方式である。これは、ウクライナが西側諸国との軍事関係を断念し、モスクワが「反ロシアイデオロギー」と呼ぶものを拒否し、現在の前線を事実上の国境として認めなければならないことを意味する。懐疑論者はこう反論するだろう。戦争が続く限り、交渉は...
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米国でも中国でもトルコでもない。我が日本こそが「ウクライナ戦争の仲介役」として“稀有な存在感”を見せられる理由

米国でも中国でもトルコでもない。我が日本こそが「ウクライナ戦争の仲介役」として“稀有な存在感”を見せられる理由ウクライナ戦争をはじめ、各地で立ち上る戦火に対してあまりにも無力であると言わざるを得ない国際社会。いついかなる場所で核兵器が使われても不思議ではないのが現状ですが、それでも世界はこのまま分断を深めていくのでしょうか。今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』では元国連紛争調停官の島田さんが、現在進行形の国際紛争を解決できる国は日本をおいて他にないとする理由を解説。その上で、「我が国は持てる力を存分に発揮し世界平和に最前線で貢献すべき」との国際交渉人としての考えを記しています。※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/メルマガ原題:奇跡的な立ち位置をキープする日本の役割-未曽有の危機を回避するためにできること「世界戦争前夜」を回避する役割も。奇跡的な立ち位置をキープする日本の力いつ終わるかわからない(いつまでも終わることができない)ロシア・ウクライナ戦争。過激さを増すイスラエルの攻撃と、ガザにおける悲劇の拡大。イスラエ...
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「主戦派」ゼレンスキー大統領をクビにするのが停戦の早道!

「主戦派」ゼレンスキー大統領をクビにするのが停戦の早道!前回の拙稿「これがウクライナ和平の実態だ! ゼレンスキーと西側諸国首脳は「小芝居」を止めよ」では、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が受け入れそうもない、無条件停戦を提案し、拒否すれば、追加制裁するという「北風」戦術の裏側を紹介した。プーチンの停戦拒否を前提に、米国のドナルド・トランプ大統領にも制裁強化やウクライナ支援継続で協力してもらうという筋書きだったことになる。だが、この小芝居は失敗した。トランプはプーチン大統領と電話会談した5月19日までは、この停戦を装いながら実際には戦争を継続しようとするグループ(以下、ゼレンスキーと西側諸国首脳を「小芝居グループ」と呼ぶ)に同調する可能性があった。しかし、会談後、トランプがこのグループから離脱したことが明らかになった。その意味で、停戦・和平をめぐる交渉は、これまでとは別の段階に移行したことになる。トランプ・プーチン電話会談少しだけ、これまでの経緯について説明したい。まず、5月10日に「小芝居グループ」は「30日無条件停戦」を提案したが、プーチンによって直接協議の逆提案を受けて、トラン...
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「米国の圧倒的な優位の時代は終わった」―ヴァンス

「米国の圧倒的な優位の時代は終わった」―ヴァンス米国副大統領は、中国やロシアのようなライバルが今や主要分野でアメリカの力に挑戦していると述べた。2025年5月23日、メリーランド州アナポリスで行われた2025年海軍兵学校の卒業式・委任式で演説するJ・D・ヴァンス米副大統領。 ©  Getty Images / Kayla Bartkowski米国のJ・D・バンス副大統領は金曜日、ロシア、中国、その他の国々との競争が激化し、ワシントンが圧倒的な世界支配を誇った時代は終わったと述べた。メリーランド州アナポリスの海軍兵学校で卒業生たちに演説したヴァンス氏は、冷戦後、米国の指導者たちは「アメリカの優位性」は確実だと考えていたと述べた。「また、いかなる外国もアメリカ合衆国と競争できるとは考えていなかった」と彼は述べた。ヴァンス氏は、冷戦終結後、米国は空、海、宇宙、サイバー空間においてほぼ誰にも脅かされることのない支配権を享受してきたと述べた。副大統領は、世界の情勢が変化していると警告した。「米国が圧倒的な優位に立っていた時代は終わった。今日、中国、ロシア、そしてその他の国々は、周波数帯から低軌道...
現代のロシア

ウクライナ和平交渉、EUの軍事化、そしてキエフ政権の運命:ラブロフ外相の演説から読み取れる重要なポイント

ウクライナ和平交渉、EUの軍事化、そしてキエフ政権の運命:ラブロフ外相の演説から読み取れる重要なポイントロシアの外交官は、EUが和平プロセスを妨害しようとしていると非難しながら、モスクワは和平提案の草案を最終決定していると発言した。ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相が、国民のアイデンティティと民族の自決に関する会議に参加する©  セルゲイ・グネエフ、RIAノーボスチロシア外相は金曜日のいくつかのイベントで、ウクライナ紛争の解決に関する幅広い話題や、このプロセスで米国とEUが果たす役割に関するモスクワの見解について語った。モスクワで開かれた国際会議で演説し、その後の質疑応答で記者団に答えたこの外交トップは、ウクライナのウラジーミル・ゼレンスキー大統領とキエフ「政権」の将来、紛争の仲介における米国の役割、そして敵対行為の長期化に対してEUが負う責任について語った。彼の発言から得られる重要なポイントは以下のとおりです。ウクライナ和平プロセスラブロフ外相は、紛争の根本原因に焦点を当て、現地の現状を認めるのであれば、ロシアは引き続き新たな交渉に応じる用意があると強調した。同氏は、ロシアは現在、潜在的...
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オバマの侵略戦争でシリアとリビアはアル・カイダ、ウクライナではネオ・ナチ

オバマの侵略戦争でシリアとリビアはアル・カイダ、ウクライナではネオ・ナチ バラク・オバマ政権が侵略戦争を始めたリビアとシリアはアル・カイダ系武装集団に制圧された。​このアル・カイダとはCIAの訓練を受けた「ムジャヒディン」の登録リストだということをイギリスの外務大臣を1997年5月から2001年6月まで務めたロビン・クックは05年7月8日付けガーディアン紙で説明している​。そのクックは2005年8月6日、休暇先のスコットランドで散歩中に心臓発作で急死した。 アル・カイダの仕組みを作り上げた人物は、ジミー・カーター政権で国家安全保障補佐官を務めたズビグネフ・ブレジンスキー。戦闘員はサウジアラビアの協力で集められたが、その中心はサラフィ主義者(ワッハーブ派、タクフィール主義者)やムスリム同胞団だった。 カーターは1971年から75年までジョージア州知事を務めたが、その時、カーターに目をつけたのがブラジンスキーとデイビッド・ロックフェラー。ラジンスキーとロックフェラーは日米欧三局委員会をアラン・グリーンスパンやポール・ボルカーらと創設している。ブレジンスキーはオバマの師匠でもある。 2009...
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ケネディ米厚生長官、諸国に「WHO脱退」呼び掛け

ケネディ米厚生長官、諸国に「WHO脱退」呼び掛けスイス・ジュネーブで開催された世界保健機関(WHO)の総会で、ビデオメッセージを寄せる米国のロバート・F・ケネディ・ジュニア厚生長官(2025年5月20日撮影)。(c)World Health Organization (WHO)/AFP【5月21日 AFP】ロバート・F・ケネディ・ジュニア米厚生長官は20日、世界保健機関(WHO)が肥大化し機能不全に陥ったと非難し、代わりに新たな機関を設立するために他国に「われわれに加わることを検討」するよう求めた。ケネディ氏はWHO総会にビデオメッセージを寄せ、WHOが中国、ジェンダーイデオロギー、製薬業界から過度の影響を受けていると述べた。ドナルド・トランプ米大統領は1月の就任後、1年にわたるWHO脱退に向けた手続きを開始した。米国は伝統的にWHOの最大の資金拠出国であった。米国の脱退と2024年および25年の分担金の支払い拒否により、WHOは財政的に苦境に陥っている。ケネディ氏はビデオメッセージの中で、「WHOは官僚主義の肥大や凝り固まった考え方、利益相反、国際的な権力政治に陥っている」と非難。「...
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米露首脳会談の中身は?

米露首脳会談の中身は?2025年5月19日   田中 宇5月16日にトルコのイスタンブールで行われた3年ぶりのロシアとウクライナの停戦交渉会議は、予定通り、中身が薄かった。両国は、千人規模の捕虜交換を決めたが、それだけだった。ウクライナ戦争は、停戦せず今後も続く。(Russian Delegation Satisfied With Ukraine Talks Outcome, Ready to Continue Dialogue)トランプ米大統領は、ウクライナのゼレンスキー大統領を加圧して出席させた。ゼレンスキーは当初、プーチンも来るならイスタンブールに行っても良いと言っていたが、プーチンは来なかった。ロシア側は3年前と同じ下級の代表団だった。プーチンは、下級の代表どうしで交渉して合意できたらゼレンスキーと会っても良いと言っている。ゼレンスキーは領土の譲歩を拒否しているので下級どうしで合意できない。(Russia's Maximalist Demands At Istanbul Peace Talks Revealed)「ゼレンスキーがイスタンブールに行かないならウクライナへの軍事支援...
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表裏あるシリアとの和解

表裏あるシリアとの和解2025年5月18日   田中 宇5月14日、サウジアラビアを訪問中のトランプ米大統領が、シリアのシャラア(暫定)大統領と会った。昨年末にシリアを政権転覆したシャラアは「アルカイダ(聖戦士団)」のシリア支部を作った(元)指導者で、米国からテロリストとみなされて1000万ドルの懸賞金がかかっていた。トランプがシャラアと会ったのは予定外で、意外な行動とされた。しかもトランプはシャラアを「戦士という強い過去を持った、強靭で魅力のある奴だ」と絶賛した。トランプは、テロリストを称賛した。(Trump Meets With Syria's Al-Qaeda Leader-Turned President, Praises His 'Strong Past')トランプは、シリアを乗っ取ったテロ戦士のシャラアに会って絶賛しただけでなく、米政府の対シリア制裁も解除した。トランプは、シャラアに会う前日、サウジに着いてすぐに行った演説で、MbSに頼まれてシリア制裁を解除することにしたと発表している。米軍はシリアに千人ぐらい駐留しているが、それも撤退する方向だ。トランプは、シリアと国交を...
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トランプ関税のせいで世界の79%の国がアメリカより中国に好感 デンマークのシンクタンクが調査

トランプ関税のせいで世界の79%の国がアメリカより中国に好感 デンマークのシンクタンクが調査2025年 中国・中南米カリブ海諸国共同体フォーラムで基調演説をする習近平国家主席(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)トランプ関税が発表されたあとの今年4月9日から23日にかけて、デンマークに根拠地を置くシンクタンク「アライアンス・オブ・デモクラシーズ(Alliance of Democracies=AoD)」(創設者はNATO元理事長)が世界100ヵ国11万1,273人を対象に意識調査を行なった(調査の実施自体はNira Dataに依頼)。そのデータDPI2025が5月12日に発表された。ただし、このリンク先からデータを得るには各自が自分の名前やメールアドレスなどの個人情報を入力しないとならない。そのプロセスを経てデータを入手したところ、世界の79%の国が「アメリカよりも中国に好感を持っている」と回答していることが分かった。DPIとはDemocracy Perception Index(民主認識指標)のことだが、「認識」というのは直訳で、「評価」という言葉を使った方が日本人にはピンとくるかもし...