森羅万象

現代のロシア

カールソン、ロシアのラブロフ外相に独占インタビュー

カールソン、ロシアのラブロフ外相に独占インタビュー~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「宮崎正弘の国際情勢解題」      令和六年(2024年)12月6日(金曜日)参         通巻第8536号~第8538号 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ カールソン、ロシアのラブロフ外相に独占インタビュー ラブロフ露外相はタッカー・カールソンの独占インタビューに応じ、次のように語った。カールソン(以下「C」)ラブロフ外相、ありがとうございます。米国とロシアは現在戦争状態にあると思われますか? ラブロフ(以下「L」)そうは言いません。いずれにせよ、これは我々が望んでいることではありません。我々は、もちろんすべての隣国と正常な関係を築きたいのですが、一般的にはすべての国と、特に米国のような偉大な国とはそうしたいのです。プーチン大統領は、アメリカ国民、アメリカの歴史、世界におけるアメリカの功績に対する尊敬の念を繰り返し表明しており、ロシアと米国が宇宙のために協力できない理由は見当たりません。 C:しかし、米国はあなたが...
現代の米国

ハンターに対する「完全かつ無条件の恩赦」にはCIAの秘密工作を隠蔽する目的も

ハンターに対する「完全かつ無条件の恩赦」にはCIAの秘密工作を隠蔽する目的も 退任の期日が迫っているジョー・バイデン米大統領は12月2日、息子のハンター・バイデンに対する「完全かつ無条件の恩赦」を発表した。バイデン政権はハンターを恩赦しないとしていたが、嘘だったわけである。 今年6月に銃器の取得と所持をめぐる行為でハンターは有罪判決を受け、9月には連邦脱税容疑で有罪を認め、今月、判決が言い渡される予定だった。恩赦の対象は2014年1月1日から24年12月1日までの期間に犯した、または犯した可能性がある、あるいは関与した可能性のある犯罪全てであり、未知の犯罪も含む。 ハンターがウクライナで暗躍してきたことは知られている。ウクライナではアメリカ国防総省が生物兵器の研究開発をしていたほか、マネーロンダリングも行われていた疑いが持たれ、人身売買や臓器売買が行われているとも言われている。​ニューヨーク・ポスト紙は2020年10月14日、ブッシュ親子と天然ガス会社ブリスマ・ホールディングス(本社はキプロス)の関係に疑惑があるとも報じていた​。 バラク・オバマ政権は2014年2月、ウクライナのビクト...
現代の米国

バイデン大統領の「ドラ息子恩赦」で米国は非法治国家と化した

バイデン大統領の「ドラ息子恩赦」で米国は非法治国家と化した「法の支配」の脆弱性バイデン大統領が次男の恩赦に署名今年6月にイタリアで開催されたG7サミットのコミュニケには、「我々は、民主主義の原則と自由な社会、普遍的人権、社会の進歩、多国間主義と法の支配の尊重に対する共通の信念を再確認する」とある。しかし、G7の最有力国アメリカは「法の支配」(rule of law)をまったく無視する国家であることが明らかになった。ジョー・バイデン大統領は12月1日、声明を出し、自らの次男ハンターの恩赦に署名したのである(下の写真を参照)。米国では、Executive Clemency、すなわち行政長官による恩赦という制度がある。犯罪で有罪判決を受けたか、有罪判決を受ける可能性のある個人に対し、恩赦、減刑、猶予を与える大統領と知事の一般的な権限を指す。バイデン大統領は、Executive Grant of Clemencyを発出し、米憲法第二章第二条第一項に定められた「大統領は、弾劾の場合を除き、合衆国に対する犯罪について、刑の執行停止または恩赦をする権限を有する」という権限に基づいて、ハンターに対して...
生命科学

「水」の痕跡があった…! 「大気」が似ていた…! 今も地球からもっとも遠くを飛ぶボイジャーが、地球を沸かせた「衝撃的発見」

「水」の痕跡があった…! 「大気」が似ていた…! 今も地球からもっとも遠くを飛ぶボイジャーが、地球を沸かせた「衝撃的発見」ミッション「液体ノ水ヲ探索セヨ」NASAの標語にも「Follow the Water!」とあるように、地球外生命を探査するとき、まず考慮されるのが液体の水の存在です。現在の地球は、表面の約70%を液体の水に覆われています。水は宇宙ではありふれた物質ですが、その表面に水が液体として存在する天体は珍しく、太陽系においては、いまでは地球のみです。内側の“隣人”、金星は太陽に近く、表面温度が水の沸点を超えていますし、外側の火星の表面では、わずかに残っている水はほぼ氷の状態です。このため、宇宙での生命の存在を考えるときは、天体の表面で液体の水が存在できることが最重要と考えられるようになりました。なお、水が惑星表面に液体で存在できる範囲は「ハビタブルゾーン」とよばれています。この考えでいきますと、木星や土星はハビタブルゾーンの外側ということになります。1977年、NASAは2機の惑星探査機を打ち上げました。「ボイジャー1号」と「ボイジャー2号」です。1979年に2機は相次いで、...
日本の文化

二十四節気「大雪」とは?2024年はいつからいつまで?冬将軍について

二十四節気「大雪」とは?2024年はいつからいつまで?冬将軍について二十四節気「大雪」が12月上旬にあります。本当に寒い季節に入っていきます。11月下旬に「小雪」があり、そして「大雪」と続きます。大雪の読み方は「たいせつ」。その意味や2024年はいつからいつまでを指すのか?この時期に使われる「冬将軍」の意味とは?、時効の挨拶「大雪の候」、七十二候などをご紹介します。大雪とは?二十四節気「大雪」とは名前の如く、雪がたくさん降る地域が増え、本格的な冬の始まるという意味です。日照時間が益々少なくなります。冬型の気圧配置が続くため、風は冷たくなり、熊やカエルが冬眠に入るのもこの時期です。南天の実が赤く色づき始めるのも丁度このころになります。スポンサーリンク2024年大雪はいつからいつまで?2024年大雪はいつから?2024年12月7日(土)から2024年大雪はいつまで?2024年12月20日(金)まで(冬至の前日まで)大雪の太陽黄経255度例年12月7日頃から12月21日頃が「大雪(たいせつ)」にあたります。2024年の大雪は、2024年12月7日(土)から。次の二十四節気「冬至」の前日までが...
現代の欧州

フランス議会、マクロン首相に不信任決議

フランス議会、マクロン首相に不信任決議ミシェル・バルニエは1962年以来、不信任投票で敗北した最初の首相である。フランスのミシェル・バルニエ首相が不信任決議案の討論会で演説 ©  Getty Imagesフランスのミシェル・バルニエ首相は、左派と右派の議員が結束して首相の解任に動いたため、議会での不信任決議に敗れた。不信任決議には国民議会で288票が必要だ。水曜日夜の動議は331票を獲得し、左派の新人民戦線(NPF)と右派の国民連合(RN)が団結してエマニュエル・マクロン大統領が押し付けた少数派内閣に反対した。「勝利だとは思っていない」とRNのマリーヌ・ル・ペン氏は投票後TF1に語った。「我々はフランス国民を守るために選択したのだ」「軽々しくやったことではない」とルペン氏は付け加えた。「他に解決策はなかった」フランスで数千人が新政府に抗議(写真、動画)NPF最大政党の党首ジャン=リュック・メランション氏は、この結果は「避けられない」と述べ、マクロン大統領の辞任を求めた。「たとえ3カ月ごとにバルニエ氏を招いたとしても、マクロン氏は3年は続かないだろう」と同氏はXで語った。しかし、同氏は辞...
現代の欧州

ショルツ氏、ウクライナへのドイツ軍派遣を否定

ショルツ氏、ウクライナへのドイツ軍派遣を否定ドイツ首相は、戦闘が終わる前にこのアイデアについて推測するのは「不適切」だと述べた。オーラフ・ショルツ首相が2024年12月4日、ドイツ・ベルリンの連邦議会で国会議員の質問に答える。©  ゲッティイメージズ/ミシェル・タントゥッシ/ドイツのオラフ・ショルツ首相は、ウクライナへのドイツ軍派遣は「論外」であり、和平交渉が始まらないままその提案について推測するのは「不適切」だと述べた。ショルツ氏は水曜日、ドイツのアンナレーナ・ベアボック外相が今週初めに行った発言についてドイツ議会で演説した際にこの発言をした。ベアボック氏は火曜日のNATOトップ外交官会議の傍らで、ドイツはウクライナに平和維持軍を派遣する案に前向きであると示唆した。「ドイツ側は将来、平和に役立つあらゆることを支持する」と彼女は述べ、同国の兵士は「真の停戦が達成された場合にのみ派遣される可能性がある」と付け加えた。この発言により、このような展開が具体的にどのように具体化されるのか幅広い憶測が飛び交ったが、ショルツ氏はベアボック氏の発言からいかなる結論も引き出す​​ことに対して警告し、同...
現代の世界各国

米国政府に操られてきた韓国大統領が戒厳令を宣言したが、議会の決議で撤回

米国政府に操られてきた韓国大統領が戒厳令を宣言したが、議会の決議で撤回 ​韓国の尹錫悦大統領は12月3日にソウルの大統領室庁舎で緊急談話を発表、朝鮮に追従する「従北勢力を撲滅し、自由憲政秩序を守るため非常戒厳を宣布する」と宣言​、朴安洙陸軍参謀総長を戒厳司令官に任命。その戒厳司令官は国会、地方議会、政党の活動、そして政治的結社、集会、デモなど一切の政治活動を禁じ、すべてのメディアと出版は戒厳司令部によって統制されると発表している。 しかし、この戒厳令宣言に反対する人びとが抗議活動を開始、宣言から数時間後に議会は議員300人のうち190名が出席して戒厳令を撤回させる動議を全会一致で可決した。その際、体当たりで議場へ入ろうとした兵士を阻止した人もいたという。 その議決を受けて議会の禹元植議長は戒厳令宣言の無効を宣言、与党「国民の力」の韓東勲代表も「戒厳令に基づき軍と警察が公権力を行使することは違法」と発言している。禹議長が撤退を要請した後、軍と警察のメンバーが議会の敷地から立ち去る様子が見られた。 尹錫悦大統領は検事時代の2016年、大統領だった朴槿恵を巻き込む崔順実スキャンダルの捜査を指...
現代の世界各国

韓国のクーデター未遂事件:一体何だったのか?

韓国のクーデター未遂事件:一体何だったのか?短期間続いた戒厳令は複雑な内部権力闘争の結果であり、大統領の失脚につながる可能性が高い。2024年12月4日、韓国ソウルで韓国軍が国会議事堂への侵入を試みる。©  Chung Sung-Jun/Getty Images尹錫悦(ユン・ソクヨル)韓国大統領が短期間で戒厳令を発令し、宣言からわずか5時間半で解除されたことで頂点に達した政治危機は、突如として起こったわけではない。野党は自らの主張を素早く広めているが、状況はより複雑であり、より綿密な分析が必要であることは間違いない。状況の文脈この問題は2022年の韓国大統領選挙に遡る。当時、当時の韓国大統領文在寅との対立後、保守派に鞍替えした元検察総長の尹錫悦(ユン・ソクヨル)氏は(それ以前に保守派大統領2人を起訴していたにもかかわらず)、韓国史上前例のない僅差の0.73%で大統領選挙に勝利した。野党の民主党が国会の議席の半分強だが3分の2に満たない特別多数派を握っていたため、尹氏は当初から困難に直面していた。この力関係により、韓国の民主党は大統領の提案を阻止しながら自らの政策を推進することができ、そ...
生命科学

これは、本当に生物だったのか…あまりに小さすぎる「火星の芋虫」が起こした「地球外生命への期待」

これは、本当に生物だったのか…あまりに小さすぎる「火星の芋虫」が起こした「地球外生命への期待」火星探査のみならず、地球外生命研究にも影響1976年のヴァイキング1号、2号が採取した火星土壌から生命が存在する証拠となるものが発見されなかったことから、火星探査も下火になっていましたが、1996年8月7日、その後の火星探査のみならず、地球外生命研究の方向をも一変させる発表が、NASAのダニエル・ゴールディン長官によって行われました。日本でも多くの新聞やテレビがトップニュースとして報じましたので、ご記憶の方もいらっしゃると思います。それは米国の研究チームが「ALH84001」とよばれる隕石中に、生命の痕跡を発見した、というものでした。1984年に南極のアランヒルズで発見されたその隕石は、内部に閉じこめられていたガスの分析から、火星から飛来したものであることがわかっていました。その中に生命の痕跡があったということは、火星に生命が存在していたということになります。火星由来の隕石「ALH84001」 photo by NASA火星の「芋虫」から始まったアストロバイオロジーこの火星隕石を観察したのは、...
現代の日本

斎藤知事に嘘八百と斬られた折田社長

斎藤知事に嘘八百と斬られた折田社長兵庫県知事をめぐる問題が混迷を深めている。兵庫県のPR企業である株式会社merchuが斎藤元彦候補の選挙活動に関与した問題で刑事告発がなされた。告発したのは元東京地検検事の郷原信郎弁護士と神戸学院大学の上脇博之教授。12月2日に会見し、告発状を神戸地検と兵庫県警に送付したことを明らかにした。問題は斎藤氏の選挙運動に関与した株式会社merchu代表取締役である折田楓氏が11月20日に、「兵庫県知事選挙における戦略的広報:「#さいとう元知事がんばれ」を「#さいとう元彦知事がんばれ」に」とタイトルをつけた記事をnoteで公表したことが端緒。斎藤元彦氏の選挙運動におけるSNS対応等を折田氏が主体的に運用し、斎藤氏サイドが金銭での対価を支払っていれば公選法の買収罪に該当することになる。折田氏は記事で「とある日、株式会社merchuのオフィスに現れたのは、斎藤元彦さん。それがが全ての始まりでした。」と記述。齋藤氏との関係について、「兵庫県庁での複数の会議に広報PRの有識者として出席しているため、元々斎藤さんとは面識がありました」と説明した。さらに、merchu社内...
現代の世界各国

グルジアでマイダン2が勃発!!  グルジア、第二のウクライナとなるか

【RusNews】グルジアでマイダン2が勃発‼️ グルジアで遂にマイダンVer.2が勃発…どのようにして起きたのか、どう対処すべきかなどお伝えします!グルジア、第二のウクライナとなるか旧ソ連のグルジア(ジョージア)では親欧米派の若者らが「平和な」抗議活動を行い、EU加盟交渉の開始を要求している。与党「グルジアの夢」のコバヒゼ党首はウクライナで起きたクーデターの再発を防ぐとしているが、「平和に」抗議活動を行うグループは議事堂に火を放つなどして、混乱を引き起こしている。治安維持部隊は放水車などでデモ隊の侵入を防ごうとしている。その後、機動隊が出動し、議会制圧を目指す過激派を拘束している。ただし、過激派は火炎瓶などを投げつけるなどして、事態はエスカレートしている。ズラビシビリ大統領は親欧米派を支持しており、国内の分断は限界に達している。コバヒゼ首相はグルジアのEU加盟交渉開始を2028年末まで議題にしないとしたほか、EUからの補助金受け取りも拒否すると表明し、親欧米派の間で激しい反発を集めている。また、11月に実施された議会選では与党が過半数を占めたが、野党は不正があったとして選挙のやり直し...
生命科学

地球以外に存在するのか…「地球外生命」への大きすぎた期待と、じつに意外だった「ヴァイキング探査の結果」

地球以外に存在するのか…「地球外生命」への大きすぎた期待と、じつに意外だった「ヴァイキング探査の結果」生物学者と天文学者地球以外に生命を宿す星はあるのだろうか?これは生命の起源と並ぶ、未解決の大きな謎です。しかし、この二つの謎は、一つの謎の二つの面といってもいいでしょう。生命が簡単にできるものならば、地球以外でも生命ができる星はいくらでもあるでしょう。しかし、生命の誕生が難しいものならば、たとえば、以前の記事で紹介したフレッド・ホイルらの考え*が正しければ、宇宙でもそうそう奇跡は起きないでしょうから、地球外生命の可能性は低いことになります。フレッド・ホイル photo by David Levenson / gettyimages科学者の中でも、生命の起源の細かい議論を別とすれば、生物学者は、「生命のような複雑ですばらしいものが、地球以外でそう簡単にできるわけはない」と考える人が多く、一方で天文学者は、「地球は特別な惑星ではない、これほど広い宇宙で地球以外に生命がいないわけがない」と考える人が多いといわれてきました。2000年頃からはアストロバイオロジーに参入する生物学者も増えてきて、...
現代の欧州

終わりゆくEUやユーロ

終わりゆくEUやユーロ2024年12月2日   田中 宇政権崩壊したドイツ政界で、支持と議席を増やしている右派政党(マスコミ権威筋リベラル派から見ると「極右」)のAfD(ドイツのための選択肢)が11月末、ドイツがEUやユーロ、温暖化対策パリ協定から離脱し、対露制裁をやめてロシアから石油ガス資源類などの輸入を再開することなどを掲げた新公約を発表した。1月の党大会で正式決定し、来年2月の連邦議会選挙の公約にする。AfDは、これまでの公約でもEUを批判していたが、離脱を掲げたのは初めてだ。欧州最大の経済大国で、EUやユーロの中心であるドイツが離脱すると、EUもユーロも崩壊してしまう。(on{}Germany's far-right AfD to campaign to leave EU, euro and Paris deal)(Germany's far-right AfD vows to part ways with EU, Paris deal, euro)AfDは、ドイツが通貨としてユーロを使い続けることは、ドイツが(借金体質の南欧諸国を含む)EUを救済し続ける不合理なことなので、ユ...
生命科学

なんと、原始の大気に陽子線をあてたら「がらくた分子」ができた…! じつは、これこそが「生命のはじまり」かも、という「驚きの仮説」

なんと、原始の大気に陽子線をあてたら「がらくた分子」ができた…! じつは、これこそが「生命のはじまり」かも、という「驚きの仮説」放射線によってできる「がらくた分子」原始大気や宇宙空間などで、放射線の影響によりアミノ酸前駆体が生成することを述べてきました。では、こうしてできるアミノ酸前駆体とは、どのようなものなのでしょうか。もし、ミラーや欧米の多くの研究者が考えるように、アミノ酸がストレッカー合成*でできるならば、その前駆体はアミノアセトニトリルという比較的単純な分子(図2 ‒ 5)のはずです。しかし、加速器実験による生成物を加水分解する前に分析したところ、アミノアセトニトリルは少量しか存在せず、加水分解後に生じるアミノ酸のごく一部しか説明できないことがわかりました。では、ここでのアミノ酸前駆体とは、おもにどのような分子なのでしょうか。*ストレッカー合成:アルデヒド(またはケトン)とアンモニア、シアン化水素との反応により、アミノ酸を合成する反応。詳しくは、『生命と非生命のあいだ』第2章、もしくは記事〈残念ながら、原始地球の大気に「メタンありき」は、思い込みだった…衝撃的だった「ミラーの実...
現代の中国

フェンタニル理由にトランプ氏対中一律関税70%に ダメージはアメリカに跳ね返るか?

フェンタニル理由にトランプ氏対中一律関税70%に ダメージはアメリカに跳ね返るか?ドナルド・トランプ次期大統領(写真:ロイター/アフロ) トランプ次期大統領(以下、トランプ)は11月25日、中国がフェンタニルをメキシコやカナダに輸出して、アメリカにおけるフェンタニル患者を激増させているとして、大統領就任初日に中国に10%、メキシコとカナダに25%の追加関税を課すと投稿した(中国の場合は「60%+10%=70%」になる)。 これに対しカナダのトルドー首相は11月29日に訪米してトランプと会食し、メキシコのシェインバウム大統領は11月26日の記者会見で、米国のトランプ宛てに書簡を送付することを明らかにした。中国は商務部が11月28日の定例記者会見で「一方的な関税引き上げに対する中国の立場は一貫している。アメリカはWTOの規則を遵守すべきで、中国と協力して中米経済貿易関係の安定的かつ持続可能な発展を共同で推進すべだ」と述べている。 中国とアメリカにおけるフェンタニルの実態と、中国に対する一律関税の影響および中国に高関税をかけた時のアメリカが受けるダメージについても考察する。◆フェンタニルに関...
現代の米国

BRICS諸国を標的とした100%関税の脅しはアメリカにとって大失敗となるだろう。その理由はこうだ

BRICS諸国を標的とした100%関税の脅しはアメリカにとって大失敗となるだろう。その理由はこうだドナルド・トランプ氏は、BRICS諸国が独自の通貨単位を創設しようとしたり、「強力なドルに代わる他の通貨」を支持したりすれば、100%の輸入関税を課すと脅した。これは実際どのようになるのだろうか?そして、次期大統領が脅しを実行した場合、誰がより大きな損失を被ることになるのだろうか?スプートニクは著名な英国の経済学者に尋ねた。「BRICS諸国がドルから離れようとしているのに、我々が傍観しているという考えは終わった」とドナルド・トランプ氏は土曜日、来月の大統領就任後に米国の世界経済の優位性を再び確立する計画を概説したソーシャルメディアの投稿で述べた。「これらの国々は、新たなBRICS通貨を創設せず、また強力な米ドルに代わる他の通貨を支持しないという約束を求めている。さもなければ、100%の関税に直面し、素晴らしい米国経済への販売に別れを告げることになるだろう。彼らは別の『バカ』を探せばいいのだ!BRICSが国際貿易で米ドルに取って代わる可能性はまったくなく、それを試みる国はアメリカに別れを告げ...
現代の日本

財務省の嘘と医療マネー

財務省の嘘と医療マネー12月2日(月)午後8時『ニコニコ生放送 長尾和宏チャンネル』に出演させていただく。テーマは「財務省の嘘と医療マネー」番組案内の告知文に以下のように記述されている。「今年も残すところあと1カ月。今年を象徴する新語・流行語大賞候補として、「新NISA」「インバウンド」「ホワイト案件」「裏金問題」等々が流行語大賞候補として挙がっている。大賞の発表は、12月5日に発表とのことだが、意図的に挙げられていない新語・流行語がひとつあることに気が付きました。なんだと思いますか? 「はて?」そう、「ザイム真理教」である。もともとはネットから派生した言葉らしいが、ジャーナリストの森永卓郎さんのベストセラー驀進中の本のタイトルでもある。なぜこの言葉をあえて流行語から外しているのだろう?これ以上は流行らせたくないという国の思惑が見え隠れするように思う。」流行語大賞は順当に選択されるなら「裏金」あるいは「裏金議員」だが、流行語大賞事業に公的資金が投下されているなら選考は歪められる。「ザイム真理教」も当然ノミネートされるべきだが、何らかの力が加わっている。こんな色のついた「流行語大賞」など...
現代の世界各国

シリコンバレーは大変動期

シリコンバレーは大変動期~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「宮崎正弘の国際情勢解題」      令和六年(2024年)12月2日(月曜日)         通巻第8532号  <前日発行>~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ トランプは金正恩と四回目の首脳会談を行うだろう  イラン指導者との首脳会談の可能性はないのか?*********************************** 『何をしでかるか分からない』『予測不能の大統領』 カナダのトルードー首相は高関税をトランプは本気でかけるのではないかと懼れてフロリダへ飛んだ。トランプの別荘は、レイムダックのホワイトハウスではなく、事実上アメリカ政治を動かす策源地になった。 メディアもバイデンより大統領就任前のトランプの動向を大きく報道している。 トランプはイランとの核合意を白紙に戻すだろうが、金正恩と四回目の首脳会談と同様に、そのことは「想定内」である。英誌『エコノミスト』は、それよりトランプは敵対するテヘランの指導者と直接面談する蓋然性があると予測している...
生命科学

なんと、この「地球の生命」が持つアミノ酸は「特別な比率」だった…地球に飛来した「マーチソン隕石」が、生命科学者に投じた衝撃の波紋

なんと、この「地球の生命」が持つアミノ酸は「特別な比率」だった…地球に飛来した「マーチソン隕石」が、生命科学者に投じた衝撃の波紋マーチソン隕石に含まれていた多様なアミノ酸1969年9月にオーストラリア・ビクトリア州に飛来したマーチソン隕石が、その後のアストロバイオロジーに非常に重要なインパクトを与えた、と書かれていました。小林憲正氏(以下、小林):マーチソン隕石が飛来した1969年は、惑星科学にとって「奇跡の年」でした。その分野で、大きな進展が複数あった年として知られています。1969年7月20日、アポロ11号が史上初めて人類による月面着陸を成功させました。アポロ11号とマーチソン隕石の関係性については、後ほど説明します。隕石の中には、最大3質量%程度の有機物を含むものもあれば、ほとんど含まないものもあります。マーチソン隕石は、有機物をふんだんに含む隕石でした。加えて、多くの種類のアミノ酸も含む、非常に珍しいタイプの隕石だったのです。もちろんマーチソン隕石以前にも、地球に飛来した隕石からアミノ酸が検出されたことはありました。しかし、再検証すると、検出されたアミノ酸は人の指紋やほこりに由...