森羅万象

現代の世界各国

西側メディアの偽報道が押し付けるイメージが世界を破滅へ向かわせる

西側メディアの偽報道が押し付けるイメージが世界を破滅へ向かわせる シリアの戦乱は2011年3月から始まった。​その翌年の6月、メルキト・ギリシャ典礼カトリック教会のフィリップ・トゥルニョル・クロス大主教は現地を調査、ローマ教皇庁のフィデス通信に対し、「誰もが真実を語れば、シリアの平和は守られる。紛争の1年後、現地の現実は、西側メディアの偽情報が押し付けるイメージとはかけ離れている」と報告している​。西側有力メディアの情報操作を批判したのだ。 クロス大主教も反シリア政府軍の戦闘員はサラフ主義者(ワッハーブ派、タクフィール主義者)とムスリム同胞団であり、出身国はリビア、レバノン、ペルシャ湾岸諸国、アフガニスタン、トルコなどだと指摘、イスラム教徒とキリスト教徒の間に伝統的に存在した友愛関係を破壊しようとしているとも語っている。 こうした戦闘集団は事実上の傭兵で、雇い主はアメリカ、サイクス・ピコ協定コンビのイギリスやフランス、トルコやカタールといったムスリム同胞団と関係の深い国など。こうした構図は現在のシリアでも基本的に変化していない。 現地の住民を含め、現実を知っている人びとは西側の有力メデ...
日本の歴史

日本軍が真珠湾を攻撃してから12月7日で83年

日本軍が真珠湾を攻撃してから12月7日で83年 マレーで戦端を開いた直後、1941年12月7日午前8時(現地時間)に日本軍はハワイの真珠湾にあるアメリカ太平洋艦隊の基地を攻撃した。その時点でアメリカ側は日本側の機密情報を入手していた。ドイツの外交官ハンス・トムセンは日本の外務省が使っていた暗号機B型(パープル)の暗号をアメリカが解読しているとヨアヒム・フォン・リッベントロップ独外相へ報告、その情報は日本側へ伝えられていたが、日本の外務省はそれを使い続けている。 真珠湾攻撃の半年前、1941年6月22日に300万人以上のドイツ軍はソ連に向かって進撃を開始した。バルバロッサ作戦だ。西部戦線に残ったドイツ軍は約90万人にすぎない。ドイツ軍の首脳は西部方面を防衛するために東へ向かう部隊に匹敵する数の将兵を配備するべきだと主張したが、ヒトラーに退けられたという。(David M. Glantz, The Soviet-German War 1941-1945,” Strom Thurmond Institute of Government and Public Affairs, Clemson ...
現代の日本

理念が歪んでいる日本財政

理念が歪んでいる日本財政日本財政の本当の問題は財政資金の配分にある。血税の使い方がおかしいのだ。「財政規律」という言葉が使われるが、使い方が間違っている。政府や与党が「財政規律」を口にするとき、主張の帰結は「増税」が「歳出削減」だ。「歳出削減」で真っ先に来るのが社会保障支出。社会保障支出を削るか社会保険料負担引き上げが提案される。財政運営を徹底的に切り詰めて実行しているなら理解もできる。しかし、現実は違う。一番わかりやすい例を示そう。国の財政支出を包括的に知ることができるのは「一般会計・特別会計歳出純計」国の歳出全体像を知ることができる。2024年度の数値を示す。全体は259兆円。大きいのは社会保障支出102兆円と国債費89兆円。国と地方を合わせた社会保障給付は138兆円で80兆円は保険料収入で賄う。公費負担は55兆円で国が38兆円、地方が17兆円。国の社会保障支出102兆円のうち公費で賄っているのが38兆円、保険料が65兆円だ。国債費が大きいのは満期が到来した国債の償還費が計上されているため。償還財源の大半は借り換え国債発行で賄っている。これ以外の支出では地方交付税交付金が22兆円、...
現代の日本

青山学院大学教授・福井義高氏の12月5日産経新聞正論欄「情報とは誰かの意見である」(下記要旨)

青山学院大学教授・福井義高氏の12月5日産経新聞正論欄「情報とは誰かの意見である」(下記要旨)(要旨)規制を求める声は大きくなっているが、SNSの負の側面はSNS特有のモノではない。むしろ、既存メディアには一定の信頼があったため、朝日新聞の慰安婦報道などその負の影響はSNSとはけた違いに大きかった。人間社会において、意図的に悪意ある噂を流して、自分に有利に事を運ぼうとするのは普遍的で人間の性に根差した行動といえる。本当の情報と誤った情報を一体どう見分けるのか?例えば既存メディアは人為説を陰謀論と断罪し、フェイスブックなども人為説の投稿を削除していたが、人為説の検閲を中止し、世界で最も権威ある医学誌の22年9月の報告で、コロナ人為説の可能性を明記した。研究所流出説は陰謀論に基づく偽情報から考慮に値する科学仮説に「昇格」したのである。医学者ジョン・ヨアニディス教授が論文「なぜほとんどの発表された研究成果は誤りなのか」で示したように、第一線の研究者が提出し、別の研究者がチェックしたはずの学術論文でさえ、ほとんどが誤った情報だったのだ。問題は情報伝達手段の相違ではなく、既存メディアが取り上げる...
健康

健康に絶大なマグネシウム効果!様々な活用法♪

健康に絶大なマグネシウム効果!様々な活用法♪マグネシウムが健康や美容に良いの?摂り過ぎたら豆腐みたいに内臓が固まるんじゃないの?って説がありますがそんなことは一切ありません。逆にマグシウムは超重要ミネラルでたくさん摂らないければいけないことがわかってきました。健康寿命は、自分自身の習慣ってことを心得ましょう年齢より老けて見えるとか、何か体調異変が起これば、何か良いものを探す前にまず良くない習慣をしっかり反省してみることが大切です。小麦(グルテンなどリーキーガット成分が元凶)、砂糖、添加物加工食品、植物油、乳製品、薬の常飲などは病気の種のようなものですので極力摂らないようにしましょう。これら毒性の強い食べ物を日頃摂ると、腸に穴が開いたり汚れたり、肝臓や腎蔵機能が悪くなり免疫力が低下してあらゆる病気にかかりやすくなります。コロナやマイコプラズマ肺炎など流行しているようですが、日頃の習慣で自己免疫力を上げておくことが大切です。〇ンや病気はミネラル群不足、そしてマグネシウムが大幅に欠落した人が罹患しやすいことが判ってきました。●ェルパウダー(非公開記事記載)、モリンガ、立石野菜スープ、純ココア...
現代の米国

次期トランプ政権に向けた大統領権限の再考

次期トランプ政権に向けた大統領権限の再考2021年1月6日に非合法なバイデン政権が権力の座に就いて以来、米国は事実上の非常事態、つまり憲法違反の危機に陥っている。現在、共和党員の少なくとも7割は2020年の大統領選挙の結果は非合法(極左勢力が連邦政府内で、選出されていない官僚と過激な同情心を持つならず者の地方検事や裁判官と連携して実行した陰謀の産物)だと考えているが、2021年1月6日、ワシントンの体制側はジョー・バイデンを自らの支持候補として団結した。ジョー・バイデンの選挙結果の認証は、民主党の決断力と共和党の無関心が組み合わさった共同事業と理解できるだろう。つまり、政治体制の2つの勢力が、意図的ではないにしても精神的に力を合わせ、自分たちの権威に対する実存的脅威とみなされる共通の敵を倒そうとしたのである。8000万票を優に超える同胞票を獲得したとされるバイデン氏は、歴代大統領の中で最多の票数を記録したが、ギャラップ社が1930年代後半に初めて有権者の投票調査を開始して以来、最悪の支持率に苦しんでいる。バイデン氏の悲惨な世論調査(および同様に悲惨な記録)と、社会がバイデン氏の獲得票数...
現代の中国

中国半導体最前線PartⅠ アメリカが対中制裁を強化する中、中国半導体輸出額は今年20.6兆円を突破

中国半導体最前線PartⅠ アメリカが対中制裁を強化する中、中国半導体輸出額は今年20.6兆円を突破中国半導体メーカーの一つSMIC(写真:ロイター/アフロ) アメリカは中国が絶対にアメリカの半導体技術を越えないように、あらゆる手段で対中制裁を強化してきた。しかし対中制裁をすればするほど、中国は自力更生を強化し、遂に中国半導体の輸出額は年間1兆元(約20.6兆円)を超えるに至っている。 中国は、少しでも技術革新があるとアメリカがそこを狙って対中制裁をかけてくるのを知っているので、2017年辺りから、最前線の技術成果を外に漏らさないようにしてきた。したがって中国半導体最前線の実態を突き止めるのは至難の業だが、このたび輸出額に関して中国共産党の機関紙「人民日報」が発表したので、それを突破口に筆者独自の視点から、シリーズで実態に迫ることとした。 今回は、その第一報として「中国半導体輸出額の推移、中国半導体輸出の種類」を中心に分析する。◆アメリカが対中半導体制裁をしている間に、中国の半導体輸出額は20.6兆円を突破 今年12月5日、中国共産党の機関紙「人民日報」が<米国がチップ制裁を強化してい...
現代の世界各国

中国メディア、韓国非常戒厳「ソウルの冬」の背景に「傾国の美女」ー愛する女のためなら

中国メディア、韓国非常戒厳「ソウルの冬」の背景に「傾国の美女」ー愛する女のためなら韓国大統領、非常戒厳を宣言し解除(写真:ロイター/アフロ) 中国の官製メディアは6時間で終わった韓国非常戒厳を「茶番劇」と片付けたが、中国政府の通信社「新華網」の第一報の見出しを「ソウルの冬」と銘打ったために、中国のネットでは韓国映画『ソウルの春』を連想し、監視に対する警戒がすっかり緩くなってリラックスムードとなり、韓国版「傾国の美女」に関心を示す「本音」の情報が飛び交っている。 中国のネットでは、この非常戒厳は尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が、愛妻・金建希(キム・ゴンヒ)夫人(以下、キム夫人)が数々の疑惑により検挙されようとしているので、それを阻止するために起こしたものだという結論で賑わっているのだ。 さすが、玄宗皇帝を破滅に追いやった「傾国の美女」楊貴妃物語がある国らしい考察ではないか。◆新華網: 「ソウルの冬:尹錫悦の6時間非常戒厳茶番劇」 12月3日夜10時過ぎ、筆者のスマホの着信音が鳴った。何かと見れば韓国で非常戒厳が布かれたという中国の中央テレビ局CCTVのニュース速報。日本の報道よりも速い...
現代の日本

真の「ネット選挙元年」になった2024年

真の「ネット選挙元年」になった2024年「石丸現象」「玉木現象」そして「斎藤現象」。2024年の日本では従来の選挙常識では説明のつかない投票行動が相次いだ。これは何を意味するのか。報道ベンチャー企業であるJX通信の米重克洋社長が解析する。「メディアシフト」下の地殻変動2024年は後に、真の「ネット選挙元年」になったと振り返られるだろう。今年は間違いなく選挙史に残る、重要なターニングポイントだった。日本でネットを活用した選挙運動が解禁されたのは2013年のことだ。この年以降、選挙期間中にWebサイトを更新することや、SNSを使った投票の呼びかけなどが認められるようになったため、2013年をネット選挙の「元年」と呼んでもおかしくはない。だが、ネットが実態を伴って選挙情勢に大きな影響を及ぼすまでになるのには時間がかかった。2019年の参院選ではネット選挙の「成功事例」として、自民党の山田太郎参議院議員(全国比例)が53万票を獲得したことや、「NHKから国民を守る党」(当時)が初めて議席を獲得したことが注目された。これらは確かにネットの効果的な活用結果だが、最大数%のニッチな層の有権者の支持を...
健康

「土踏まずがある人」と「偏平足の人」では、どちらが進化しているのか…あまりに「誤解されすぎている考え」から導き出す「本当の答え」

「土踏まずがある人」と「偏平足の人」では、どちらが進化しているのか…あまりに「誤解されすぎている考え」から導き出す「本当の答え」土踏まずがない横綱「土俵の鬼」と呼ばれた横綱がいた。1958年に横綱に昇進し、栃錦とともに栃若時代を築き上げた二代若乃花である(初代若乃花(あるいは若ノ花)とされることが多いが、師匠である大ノ海も若ノ花の四股名を使っていたことがあるので、正しくは二代である)。この若乃花は、自分には土踏まずがない、と言っていた。土踏まずがない足のことを偏平足というが、どうやら若乃花は偏平足だったらしい。土踏まずがなかった初期の人類土踏まずというのは、脚の裏にある凹んだ部分のことで、かかとと親指の付け根を結ぶ骨が上向きにアーチ状の構造をしているために形成される。足は地面に着地するときに衝撃を受けるが、その衝撃を吸収するクッションの役割を果たすので、歩くときに便利な構造である。土踏まずが見えるよう、左内側から写した右足のレントゲン写真 photo by gettyimages人類の進化において、チンパンジーに至る系統と私たちに至る系統が分かれたのは、およそ700万年前のことと推定さ...
現代の米国

アメリカを戦争に駆り立てるのは誰か?迫る第三次世界大戦…背後に「ネオコン」の暗躍も

アメリカを戦争に駆り立てるのは誰か?迫る第三次世界大戦…背後に「ネオコン」の暗躍も=高島康司まさにいま、欧米は第三次世界大戦とも呼べるような大戦争に向かって、夢遊病者のように突き進んでいる状況だ。なぜか日本ではまったく報道されない、この状況を詳しく伝える。(『未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ』高島康司)【関連】今ここが人工知能「人間超え」の出発点。米国覇権の失墜、金融危機、大量辞職…2025年には劇変した世界が待っている=高島康司※本記事は有料メルマガ『未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ』2024年12月6日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。夢遊病者のように大戦争に突き進む世界いま欧米は、それこそ夢遊病者のように大戦争に突き進んでいるかのような状況だ。いま世界のあらゆる地域でたがが外れてしまったのように、不安定になっている。シリアでは、隣国レバノンの停戦合意の直後からイスラム原理主義の武装テロ組織が攻勢を強めている。先月30日までに北部の主要都市アレッポの大部分を制圧し、さらに中部の要衝ハマの周辺...
現代の世界各国

ウクライナも中東も戦乱の原因を作っている勢力は同じ 

ウクライナも中東も戦乱の原因を作っている勢力は同じ シリアで軍事作戦を開始、アレッポやハマを攻撃しているハヤト・タハリール・アル・シャム(HTS)はかつてアル・ヌスラ戦線と呼ばれていた武装組織。シリアで活動を始める前にはAQI(イラクのアル・カイダ)」と呼ばれていた。​故ロビン・クック元英外相は2005年7月、アル・カイダはCIAの訓練を受けた「ムジャヒディン」の登録リストだと説明している​が、これは事実である。 アメリカはベトナム戦争で自国軍を投入して敗北、1973年1月に調印されたパリ和平協定で停戦になるが、アメリカは大きな痛手を被った。それを反省したのか、アフガニスタンでは傭兵を使う。 パキスタンのベナジル・ブット首相の特別補佐官を務めていたナシルラー・ババールが1989年に語ったところによると、アメリカは73年からアフガニスタンの反体制派へ資金援助しはじめている。その時に目をつけられたのがクルブディン・ヘクマチアルだが、その選定はパキスタンの情報機関ISIのアドバイスに基づくとされている。ヘクマチアルはカブール大学で学んだ後、ムスリム青年団のリーダーになったが、この組織はCIA...
現代の世界各国

韓国戒厳令の裏読み

韓国戒厳令の裏読み2024年12月5日   田中 宇韓国の尹錫悦大統領は、12月3日夜に戒厳令(非常戒厳)を発布したが、6時間後の4日未明には議会に覆され、撤回に追い込まれた。韓国の政界は、野党の「共に民主党」が議会(国会)の過半数を握り、尹は以前から何度も弾劾決議案を出され、ぎりぎりの政局運営を続けてきた(野党の議席が、弾劾可決に必要な3分の2に達しておらず否決)。最近は、尹が出した政府予算案を野党が大幅に減額した。しだいに追い込まれている尹は、一発逆転を狙って戒厳令を打ち出したが、惨敗した。(South Korea’s Unsuccessful Self-Coup Could Complicate America’s “Pivot (Back) To Asia”)今回の戒厳令に対しては、与党の「国民の力」の内部からも批判の声が強まっている。韓国が服従する米国も、アジア安保の重鎮であるカート・キャンベル国務副長官が4日、尹の行動を非難する発言をしている。尹は、米政府に(正式ルートで)相談・通告せずに戒厳令を発し、失敗した。尹の信頼は大幅に落ちた。与党内で尹の弾劾に賛成する議員が増え、...
現代の日本

日本にお金がないのはウソ!?「国政でも減税できる」理由を日本保守党・河村たかし氏が語る!選挙ドットコムちゃんねるまとめ

日本にお金がないのはウソ!?「国政でも減税できる」理由を日本保守党・河村たかし氏が語る!選挙ドットコムちゃんねるまとめYouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。2024年12月4日に公開された動画のテーマは「河村たかし流『減税政策』」日本保守党の河村たかし共同代表が、名古屋市での減税政策の結果を踏まえながら、国政での減税政策のあり方を熱く語りました。日本に金がないという前提でいるからダメ?減税の効果は仁徳天皇の治世からも明らか?ぜひご一読ください。【このトピックのポイント】「日本にカネがない」のはウソ?なぜ「給付」でなく「減税」なのか名古屋市の減税、効果が表れるまで何年かかった?「金がない」前提を作りたいのは誰か国政でも減税に関する話題が始まっています。今国会でいうと「103万円の壁」の問題については「いいじゃないですか」とコメントする河村氏。河村たかし氏「税率下げてもらったほうが。消費税を下げるのが、もっとはっきりしているけれどね」河村氏は、日本に金がないという前提でいるからいけない、と語り始めます。河村氏は、「バランスシート不況」の言...
生命科学

もしも「地球外生命」が見つかったら…原始地球で繰り広げられた「生命誕生のシナリオ」は、どう塗り替えられるのか

もしも「地球外生命」が見つかったら…原始地球で繰り広げられた「生命誕生のシナリオ」は、どう塗り替えられるのか地球の化学進化のヒントとなるタイタンの大気組成地球での生命誕生の痕跡は、現在の地球上にはまったく残っていません。そのため、化学進化の過程を議論するためには、実験室内で模擬実験をしたり、計算シミュレーションをしたりする方法が主流になっていますが、天体という大きなスケール、長い時間で実際にどのようなことが起きるかを知るには、それらでは不十分な点が多々あります。そこで、他の天体に注目するわけです。自然界でどのような化学進化が起きうるのかを考える手がかりとして、最も有力視されている天体はタイタンです。大気中の窒素とメタンから、さまざまなエネルギーによって、どこでどのような有機物ができるのかをカッシーニ計画で調べたところ、高度950km以上の高層大気で、波長が短い紫外線により、高分子量の複雑な有機物(カール・セーガンがいう「ソーリン」)が生成していることがわかりました。また、もう少し下方(高度数百km)でも、土星の磁気圏の電子によるプラズマ放電でソーリンが生成していて、これがタイタン上空で...
現代の米国

トランプVSディープ・ステイト

トランプVSディープ・ステイト11月5日の米国大統領選でトランプが勝利。事前のメディア情報とは真逆のトランプが圧勝だった。共和党は上院、下院両院で過半数議席を確保、トリプルレッドを達成した。トランプとハリスの戦いはディープ・ステイと反ディープ・ステイとの戦いの側面を有した。ディープ・ステイトとは米国を支配する巨大資本のこと。軍事・金融・多国籍の巨大資本が米国を支配する。巨大資本は弱肉強食の米国の流儀を世界に埋め込み、世界の一極支配を目論む。One World構想=New World Order構想である。ディープ・ステイトの牙城となっているのがWorld Economic Forum。世界支配の方策が提示されてきた。米国大統領にはディープ・ステイト支配下の人物が就任する。米国大統領に就任するためには共和・民主両党の大統領候補に就かねばならない。そのための最大の必要条件は資金。莫大な資金がなければ両党の指名候補になれない。この過程で大統領候補はディープ・ステイトの支配下に入る。この例外がトランプだった。トランプは自己資金力で共和党指名候補の地位を勝ち取り、本選で勝利し、大統領に就任した。...
現代の日本

公選法違反&個人情報漏洩の二事件

公選法違反&個人情報漏洩の二事件12月3日に「斎藤知事に嘘八百と斬られた折田社長」「買収罪と別の兵庫県某重大問題」の記事を公開した。兵庫県知事に斎藤元彦氏が再選されたが、事態は収束していない。二つの重大問題がある。第一は斎藤氏に対する公選法違反疑惑。神戸学院大学の上脇博之教授と元東京地検検事の郷原信郎弁護士が12月2日、斎藤氏と「陣営から広報戦略を任された」とするPR会社社長に対する告発状を兵庫県警と神戸地検に送付し、事態は新たな局面を迎えた。PR会社merchu社の折田楓社長は企業として齋藤氏陣営のSNS運営を斎藤氏本人から任されたとnoteに記述。斎藤氏サイドはmerchu社と契約書を交わさずに業務を委託。金銭を支払ったことを表明している。斎藤氏サイドは折田氏サイドのSNS運営については折田氏ならびにmeruchu社社員のボランティア活動であると主張しているが、折田氏はnoteにボランティア活動であることを明確に否定する記述を示している。折田氏は「特定の団体・個人やものを支援する意図もなく、株式会社merchuの社長として社会に貢献できるよう日々全力で走り続けたいと思っています。」...
現代の日本

まずは直近3年11兆円増税を解消

まずは直近3年11兆円増税を解消減税の提案が示されると、すぐに財源を確保しろとの主張が浮かび上がる。歳入が不足するなら国債を発行すればよい。財政が経済に与えるマクロでの影響は財政収支尻によって決定される。7兆円減税を実施して国債で財源を調達するなら7兆円の財政刺激効果が発現される。他方、7兆円減税を実施して歳出削減と増税でその財源を確保する場合、マクロベースでの財政刺激効果はゼロになる。したがって、国民生活を支えるために減税論議を提示する際に、その財源を歳出削減や増税で賄うという発想自体がナンセンスである。1996年度と2023年度の一般会計税収を比較してみる(単位:兆円)。1996年度 2023年度一般会計税収  52.1   72.1所得税     19.0   22.1法人税     14.5   15.9消費税      6.1   23.1増減は以下の通り(単位:兆円)。税収+20.0 所得税+3.1 法人税+1.4 消費税+17.0消費税だけが突出して拡大した。消費税はいまや最大の税収費目。2020年度の一般会計税収は60.8兆円。20年度から23年度への3年間に一般会計税...
現代の日本

なぜ「日本人の命を人質」にマイナ保険証強制か? 「官公庁の末端入力作業は中国人」と知りながら

なぜ「日本人の命を人質」にマイナ保険証強制か? 「官公庁の末端入力作業は中国人」と知りながらマイナ保険証の事前宣伝(写真:吉原秀樹/アフロ) 12月2日から、遂にマイナ保険証制度が始まり、紙ベースの健康保険証の新規発行は二度とされないことが決まった。日本でマイナンバーカード取得が進まないことから、日本人の命に係わる健康保険証を「人質」にして、「さあ、困るだろう!わかったか!これでもマイナンバーカードを取得しないと抵抗できるか?」と日本人を脅迫する姿勢に入ったとしか思えない。 コロナが蔓延していた時に、各地方の保健所はFAXという前時代的な手段でしか交信ができなかったために、どれだけの混乱を招いたことか、もう忘れたのだろうか。日本のデジタル化の恐ろしいばかりの遅れが世界に知れわたり恥をかいたばかりだ。 デジタルのインフラが全くできていないこの日本で、なぜマイナンバーカードだけを急ぐのか。おまけになぜ健康保険証と紐づけた「マイナ保険証」などという、想定できない制度を、国民のことを考えずに、政府の都合だけで断行するのか? あのデジタル国家・中国でさえ、身分証カードと保険証カードは別々にしてい...
生命科学

じつは、ここ20年ほどで「海のある天体」は、次々と見つかっている…「地球外生命の発見」が、一気に現実味を増した「衝撃的な発見」

じつは、ここ20年ほどで「海のある天体」は、次々と見つかっている…「地球外生命の発見」が、一気に現実味を増した「衝撃的な発見」タイタンの謎に迫る「カッシーニ・ホイヘンス計画」前回の記事でご紹介したボイジャーによる探査の結果、土星の惑星「タイタン」の表面には、「液体のメタンの海があって、その海の中では、水の代わりにメタンを使うような生物が存在しているのではないか」という疑問と期待がふくらんでいきました。タイタンは生命が存在しうる「ハビタブル世界」なのか?この謎の解明を目的として、NASAと欧州宇宙機関(ESA)、さらにイタリア宇宙機関(ASI)がスクラムを組んだのが「カッシーニ・ホイヘンス計画」です。1997年、NASAが製造した探査機「カッシーニ」が打ち上げられ、2004年に土星系に到達すると、タイタン着陸用にESAが製造した「ホイヘンス」が切り離されました。翌年1月、ホイヘンスはタイタンの大気を調べながら降下し、無事に着陸しました。着陸したホイヘンスのイメージ・イラスト illustration by gettyimagesベールを脱いだ「タイタンの素顔」こうしてそれまで「もや」で見...