森羅万象

現代の米国

トランプの隠れ多極主義

トランプの隠れ多極主義2025年1月25日   田中 宇ドナルド・トランプの米大統領就任から4日経った。就任と同時に大量の大統領令を発し、就任式やダボス会議で演説した。表明・決定された策のうち、違法移民の取り締まり、リベラル諸策の打ち切り、石油ガス開発再開とパリ条約脱退などは、以前から予測されていた。パナマ運河の奪還、カナダ併合案などの北米主義の発露は、就任前にトランプが表明し始めていた。繰り返しの表明は、トランプが米州主義に本気であることを示している。米州主義は多極化対応の一つだ。(トランプの米州主義)国内減税と輸入品への高関税、インフレ対策などの経済政策も、前から言われていた。これらの経済策は、どのくらい効果があるのか不明だ。高関税は、選択的に課されるだろう。目くらましが多いトランプが、関税策をどう運営するかまだ不明だ。トランプは、米国から世界に対する国際支援を90日間止めて、不要・不正な支援を精査し、取捨選択する策も開始した。継続されているのは、イスラエルとエジプトへの支援だけだ(エジプトが入っているのを、イスラエルの傀儡国だから、とみるべきか、それとも停戦中のガザ支援の拠点国だ...
現代のロシア

トランプ大統領がネオコン流の恫喝戦術を露国に対して使ったなら、事態は泥沼化

トランプ大統領がネオコン流の恫喝戦術を露国に対して使ったなら、事態は泥沼化 ドナルド・トランプ米大統領はウクライナにおける戦闘を終結させようとしていると言われているが、その目的を達成することは難しいと見られている。彼のウクライナ情勢に関する発言は事実との乖離が大きいため、ウラジミル・プーチン露大統領との交渉は難航する可能性が高いからだ。交渉を失敗させるためにCIAが偽情報をトランプに吹き込んでいると疑う人もいる。 トランプはロシア軍の死傷者数を80万人に達し、ロシア経済は弱体化していると主張、そうした前提で「制裁」をちらつかせ、ロシアを屈服させようとしているのだが、ロシア側の死傷者は9万人弱だと反プーチン派の露メディアも推測している。 トランプはロシア軍の死傷者数について、ウクライナ大統領を名乗るウォロディミル・ゼレンスキーの発表した数値をそのまま垂れ流しているようだが、戦況に関する情報はこの数字が間違っていることを示している。「80万人」はウクライナ側の数字だろう。 ロシアはアメリカによる「制裁」で西側の企業が撤退したことで地元企業が活性化、兵器の生産は西側を大きく上回っている。ミサ...
生物学

進化は進歩ではない!?複雑になる生物と単純になる生物……ダーウィンは「進化」をどのようにとらえていたのか?

進化は進歩ではない!?複雑になる生物と単純になる生物……ダーウィンは「進化」をどのようにとらえていたのか?進化=Evolutionは、進歩という意味を含んでいる数人の友人と夕食を食べていたときのことである。少し酔っていた一人が突然、「向上心のない、進化しないやつは、ダメだっ」と、やや大きめの声で言った。彼は大学の先生で、同僚や学生に対する不満が溜まっていたのかもしれない。たしかに、向上心があるのはよいことなので、それがない人はダメな人間だという意見はもっともだろう。私などは、向上心がまったくないわけではないが、あんまりないので耳が痛い。人は努力して、向上していく。進歩していく。そういうときに「進化」という言葉が使われるのを、よく聞くようになった。「進化」という言葉を「進歩」の意味で使うことは、以前からあった。しかし最近、とくに増えたように思う。gettyimagesスポーツ選手が進化する。カメラが進化する。「進化」と言ったほうが、「進歩」とか「改良」とか言うよりカッコよく聞こえる。なかなか「進化」って、いい言葉だ。それなのに学校では、生物の「進化」は「進歩」ではありません、と習う。それ...
現代の中国

中国に甘いトランプ大統領 就任式から見える心情と揺れる弱点

中国に甘いトランプ大統領 就任式から見える心情と揺れる弱点就任式後に大量の大統領令に署名するドナルド・トランプ大統領(写真:ロイター/アフロ) 大統領選挙中、あれだけ強烈に「中国のすべての輸入品に一律60%の関税を課す」と息巻き、当選後は合成麻薬フェンタニルに関して10%の追加関税をかけると主張していたのに、大統領就任後は対中関税の即時実行はしないことになってしまった。 もっとも、就任演説直後では、合成麻薬フェンタニルに関しカナダとメキシコには25%の関税を2月1日から課すと明言しながら中国には言及しなかったのに、翌日の1月21日(日本時間22日)になると、この10%に関しては「検討する」と変わった。   親中のイーロン・マスクの影響が強すぎ、国務長官に指名されているマルコ・ルビオ上院議員など閣内反中強硬派からの反論があったからかもしれない。 本当は「習近平愛」を抱いていて、イーロン・マスクと共鳴するトランプ大統領の対中心情と、対国民へのアピールとして反中強硬派で固めた人事配置には矛盾がある。そのバランスをうまく取れるのだろうか? 習近平側としてはイーロン・マスクが要職に就いている限り...
生物学

ダーウィンの『種の起源』はいかに受け入れられたのか?19世紀の英国では「科学者」と「聖職者」とが対立していたという誤解!

ダーウィンの『種の起源』はいかに受け入れられたのか?19世紀の英国では「科学者」と「聖職者」とが対立していたという誤解!科学者と聖職者は対立してきた、は本当か?欧米でも日本でも、科学とキリスト教は対立してきた、というイメージが強い。そして、ダーウィンが生きていた19世紀のイギリスは、両者が対立していた典型的な時代とされることも多い。しかし、そういうイメージは本当に正しいのだろうか。たとえば、「地質学的な証拠はノアの洪水が起きたことを示している」とか、「すべての生物は神の創造物であって進化などしない」とかいった考えは、19世紀のイギリスではありふれたものだった。しかし、これらの主張を攻撃したのは科学者で、擁護したのがイングランド国教会の聖職者だった、というイメージは正しくない。実際には、これらの主張を攻撃したのも擁護したのも、イングランド国教会の聖職者だったのである。ダーウィンにも影響を与えたペイリーの『自然神学』ウィリアム・ペイリー(1743‐1805)は、イギリスのノーサンプトンシャーで生まれた。父親が校長をしていたグラマースクールで学んだ後、ケンブリッジ大学のクライスツカレッジに入...
現代の米国

コロナウイルス「人工実験」研究者、「反トランプ」米軍制服組トップ、「闇資金疑惑」の親族5人…バイデンが恩赦でフタをした「重大疑惑」の数々!

コロナウイルス「人工実験」研究者、「反トランプ」米軍制服組トップ、「闇資金疑惑」の親族5人…バイデンが恩赦でフタをした「重大疑惑」の数々!バイデン最終日の大盤振る舞いトランプ大統領が就任し、就任直後から数多くの大統領令に次々と署名し、今までの民主党政権の動きと完全に決別する様々な動きを見せている。by Gettyimagesここに多くの注目が集まるのは当然で、予想通りとはいえ、次々に発せられる大統領令に触れると、アメリカ、ひいては世界が大きく変わっていくことが実感される。イーロン・マスクはトランプの大統領就任パレードで壇上に上がってすっかり興奮した面持ちで、「これはただの勝利ではなかった。これは人類文明の岐路となる出来事だった」と語った。なお、主流派メディアはマスクが胸を叩いて手を伸ばす仕草を交えて、この選挙結果を生み出した国民に感謝の気持ちを示したことに、「ナチス的な敬礼を行った」と否定的な報道を行った。こういう悪意ある印象操作が今なお通用すると思っているところが、実に残念だ。ところで、トランプの新政策の発表に注目が集まる中で、見落とされがちな重大なことが、実は退任するバイデン大統領...
欧州の歴史

米英の長期戦略が世界を核戦争の瀬戸際まで追い詰めている

米英の長期戦略が世界を核戦争の瀬戸際まで追い詰めている ウクライナやパレスチナは戦乱で建造物だけでなく社会そのものが崩壊、東アジアもきな臭くなっている。いずれの地域でも中心的な役割をは対しているのはアングル・サクソン系国のアメリカとイギリスだ。 米英を含むヨーロッパは近代と呼ばれている時代を築いた。そうしたことを可能にした富の相当部分は16世紀以降、ラテン・アメリカから盗み出されている。 例えば、1545年に発見されたボリビアのポトシ銀山では18世紀までに少なくとも15万トンが運び出されたとされ、スペインが3世紀の間に南アメリカ全体で産出した銀の量は世界全体の80%に達したと言われている。全採掘量の約3分の1は「私的」にラプラタ川を経由してブエノスアイレスへ運ばれ、そこからポルトガルへ向かう船へ積み込まれた。 スペインも同じように略奪していたが、それらの国が財宝を運ぶ船を海賊に襲わせて富を築いたのがエリザベス1世時代のイギリスだ。中でも悪名高い海賊がジョン・ホーキンス、フランシス・ドレイク、ウォルター・ローリーである。 ホーキンスの場合、西アフリカでポルトガル船を襲って金や象牙などを盗...
現代の日本

中室牧子氏奇怪論評の深層

中室牧子氏奇怪論評の深層フジテレビ親会社であるフジメディアホールディングス社が1月23日に臨時取締役会を開き、中居氏と女性アナウンサーの問題に関して日弁連のガイドラインに基づく第三者委員会を立ち上げることを決定した。併せて1月27日月曜日にオープンなかたちでテレビカメラを入れて記者会見をやり直すことを決めたと公表した。テレビ局の会見に「テレビを入れない」、「動画を撮らない」というのはウケ狙いだったのか。「テレビ局」を「紙芝居局」に転じる布石だったのか。拙劣対応を示す間にフジテレビの存続が危うくなる状況が加速している。海外大株主から厳しい指摘がなされ、スポンサー撤退が加速するなかで、ようやく事態の深刻さに気が付いたのか。「紙芝居会見」が強行された主因はフジメディアホールディングス社取締役相談役日枝久氏の意向だと週刊文春が伝えている。週刊文春はフジ幹部の声として「当初、港社長は『会見はやりたくない』と拒否していたが、最後は周囲に説得されて渋々応じた。一部の取締役から『会見はオープンにしないと批判を浴びる』という意見が出たものの、フジの天皇と言われる日枝久相談役に忖度した政治部出身の石原正人...
生物学

「人間以外は同種間の殺し合いをしない」という誤解!群れで暮らす生物における「自然淘汰と進化」のはたらきを考えてみると

「人間以外は同種間の殺し合いをしない」という誤解!群れで暮らす生物における「自然淘汰と進化」のはたらきを考えてみると同種の個体を殺すのは人間だけ!?「同種の個体を殺すのは人間だけである。人間以外の動物は、たとえ同種の個体同士で争いになっても、相手を殺すまで闘うことはない。残忍に思えるオオカミも、敵わないと思って相手が服従のポーズを取れば、そこで闘いは終わる。こういう行動は、種を存続させるために進化したものである」gettyimages私が学生だったころの話だが、動物の行動についてこのように教わった。もちろん、これは正しくない。同種の個体同士で殺し合いをする動物はたくさんいる。たとえば、サルの仲間ではハヌマンラングールやチンパンジーなど、その他の哺乳類ではライオンやイルカなど、鳥の仲間ではカモメやレンカクなど、昆虫ではタガメやミツバチなどで、同種の個体を殺す行動が観察されている。オオカミの群れとよそ者のオオカミまた、オオカミといえば、人類学者であるパット・シップマン(1949‐)が、アメリカのイエローストーン国立公園で目撃した例が忘れられない(*1)。8頭のオオカミの群れが、死んだバイソ...
現代の米国

トランプ政権の行手に暗雲

トランプ政権の行手に暗雲 イスラエルとハマスが合意した42日間の停戦協定は1月19日に発効したが、ハマスの幹部によると、イスラエルはガザ上空に偵察ドローンを継続的に飛ばし、非武装の住民に対して発砲するなど協定違反が発生している。ガザでは停戦が発表されてから24時間以内に122人の遺体が病院へ運ばれたという。 この協定が締結される際、ドナルド・トランプが中東特使に指名したスティーブン・ウィトコフが中心的な役割を果たし、トランプ政権に期待する声もあがったが、早くも行手に暗雲が垂れ込めている。 イスラエルの退役軍人で構成され、占領地での実態を告発する支援をしている団体「ブレイキング・ザ・サイレンス」によると、ヨルダン川西岸の都市ジェニンではイスラエル軍による大規模な軍事作戦が展開され、空爆とインフラの破壊で「ガザ化」されつつあると警告している。 また、トランプはウクライナでの戦闘をすぐに終えさせると言っていたが、最近は100日という数字を示している。ウラジミル・プーチンがトランプの提案を拒否した場合、ロシアに対するさらなる「制裁」とウクライナへの軍事援助で圧力をかけるという。リンドン・ジョン...
現代の米国

国内の収容所化に反対できないトランプ政権の実態

国内の収容所化に反対できないトランプ政権の実態 アメリカで2008年に導入されたFISA(外国情報監視法)第702条によって、ハイテク企業は電話、テキスト・メッセージ、メールなどの通信記録をFBI(連邦捜査局)、CIA(中央情報局)、NSA(国家安全保障局)などアメリカの情報機関へ引き渡さなければならなくなった。人びとの通信内容を監視することを許すわけで、民主主義とは相容れない憲法に違反した法律だ。 この『1984』を想起させる法律に反対していたトゥルシー・ギャバード元下院議員をドナルド・トランプは国家情報長官に指名した。そこでFISAを廃止させるのではないかと期待する人がいたようだが、ここにきて彼女は問題の法律を支持すると述べている。こうした発言は議会の承認を得るためには良いのかもしれないが、これまでギャバードを支援していた人に対する裏切りだとも考えられている。既存の支配システムを前にして、彼女は屈服せざるをえなかった。 アメリカでは2001年9月11日にニューヨークの世界貿易センターとバージニア州アーリントンの国防総省本部庁舎(ペンタゴン)が攻撃された後、国内では監視体制が強化され...
現代の日本

フジ後手対応が致命傷になる

フジ後手対応が致命傷になるフジテレビは消滅の危機に直面している。吉本興業の対応の拙劣さ。ジャニーズ事務所の対応の拙劣さ。これを凌駕する拙劣さだろう。テレビ局の会見でテレビカメラをシャットアウトするなら、今後のフジテレビ放送は動画なしにするのがよいだろう。「テレビ局」から「紙芝居局」に業種を変更するべきだろう。「まつもtoなかい」について番組終了のタイミングを見定めていたと弁解したが、すべての対応は昨年12月に女性セブンが第1報を報じてからだったのではないか。この第1報が報じられても対応は鈍かった。フジテレビはそのまま中居氏が出演する番組の放送を続けてきたのではないか。フジテレビ大株主であるダルトンインベストメンツが激しい怒りの意思を表明して、ようやく対応を始めたというのが実態だ。問題の2023年6月の会合自体は中居氏が呼び掛けたものであったのかも知れないが、中居氏と女性職員との接点が作り出される過程でフジテレビ職員の関与が一切なかったのかどうか。ここが焦点である。問題を捕捉したのはフジテレビ職員が女性に対する気遣いから声をかけたことによるとの「美談」が語られたが、これも事実と異なるので...
現代の米国

有色人種を露軍と戦わせたくなかったとウクライナへの軍事支援に賛成した前議員

有色人種を露軍と戦わせたくなかったとウクライナへの軍事支援に賛成した前議員 アメリカの​コリ・ブッシュ前下院議員はジャーナリストのマイケル・トレーシーに対し、彼女や民主党の議員がウクライナへの軍事支援に賛成したのは、ウクライナが敗北してアメリカの「黒人と褐色人種」がロシア軍と戦わなければならなくなると恐れたからだと語っている​。資金の相当部分が兵器の代金としてアメリカの軍事産業へ還流し、ロビー団体等を通じて議員の懐へも流れ込んでくると見られているが、彼女はその点に触れなかったようだ。 ウクライナが降伏することをドナルド・トランプ大統領も望んでいないはず。アメリカでの報道によると、朝鮮戦争のような、平和条約を締結しない戦闘の凍結という形をアメリカ側は望んでいるというが、すでに何度も欧米諸国の政府に騙されているロシア政府がその案を呑むとは思えない。 朝鮮戦争は1950年6月から53年7月まで続いたとされている。1949年に中国で国民党の敗北が決定的になった時点でコミュニストの指導者が揃ったところで砲撃により暗殺、偽装帰順させていた部隊を一斉蜂起させる計画を立てていたが、これは事前に発覚して...
生命科学

異形のハエ「シュモクバエ」の眼柄はなぜ長くなったのか?「グッピー」のきれいな色はなんのため?性淘汰と自然淘汰の違い、わかりますか?

異形のハエ「シュモクバエ」の眼柄はなぜ長くなったのか?「グッピー」のきれいな色はなんのため?性淘汰と自然淘汰の違い、わかりますか?飛べるのが不思議!? 世にもシュールなハエ生物は環境に適応するように進化する、と一般には考えられている。ある環境において、その生物が生存できる可能性を高めるように進化していくというわけだ。しかし、じつは、生きていくために不便な特徴が進化することは、そう珍しいことではない。シュモクバエは、おもにアフリカやアジアの熱帯に生息するハエである。多くの種がいるが、その一部は左右の眼が非常に離れており、かなりシュールな印象を受ける。頭部から、眼柄(がんぺい)と呼ばれる棒のような構造が左右に伸びており、その先端に眼がついているのだ。Rob Knell眼柄はオスにもメスにもあるが、とくにオスの眼柄は長く、片側だけで体長を上回ることさえある。ちなみに、鐘などを打ち鳴らすための道具を撞木(しゅもく)という。これはT字型をしており、シュモクバエの名前はここからきている。シュモクバエの眼柄は非常に長いので、飛んだり歩いたりするときに邪魔になるだろう。これは生きていくために不便な特徴...
現代の日本

トランプ叩き続ける偏向メディア

トランプ叩き続ける偏向メディアトランプ2.0が始動した。奇異であるのはメディアがトランプ批判を繰り広げていること。類似するのは2009年9月発足の鳩山由紀夫内閣。トランプ1.0のときも同じだった。トランプ1.0は2016年11月の大統領選でトランプが勝利して発足が決まった。同じ年の6月23日。英国はEU離脱=ブレグジットの是非を問う国民投票を実施してブレグジットを決めた。英国の主権者がブレグジットを選択したとき、主要メディアは金融大波乱が生じると喧伝した。2016年の大統領選でトランプが勝利すればNYダウと米ドルは暴落すると喧伝した。私は2016年11月に公刊した『反グローバリズム旋風で世界はこうなる』(ビジネス社)で内外株価暴騰を予測した。同書の副題は「~日経平均2万3000円、NYダウ2万ドル時代へ!」現実は予測通りのものになった。英国の主権者がブレグジットを選択することも、仮に選択しても金融波乱は起こらないことも予言した。現実はその通りになった。2016年11月大統領選でトランプが勝利した。このときも、主要メディアはトランプに対する批判を展開した。2020年大統領選は接戦だった。...
現代の米国

トランプ氏、バイデン政権時代のソーシャルメディア「検閲」を批判

トランプ氏、バイデン政権時代のソーシャルメディア「検閲」を批判米国大統領は前任者が「偽情報」と戦うという名目で法律を乱用したと非難した。ドナルド・トランプ次期大統領は2025年1月19日、ワシントンDCで行われた勝利集会で演説した。©  スコット・オルソン/ゲッティイメージズドナルド・トランプ米大統領は、誤情報対策を名目に政府当局者が言論の自由を侵害することを禁止する大統領令に署名した。トランプ大統領の大統領令は、前任者のジョー・バイデン氏が「オンラインプラットフォーム上での米国人の言論を検閲」し、ソーシャルメディア企業に「連邦政府が承認していない言論を抑制、プラットフォームから排除、あるいは抑圧」するよう圧力をかけたと非難している。2020年、ツイッターとフェイスブックは、ハンター・バイデン氏のラップトップに関するニューヨーク・ポストのスクープを抑制した。イーロン・マスク氏は、FBIとツイッターの密接な関係を明らかにした。米当局は偽情報を拡散していると主張するアカウントを検閲するよう何度も要求し、ツイッターはそれに応じた。フェイスブックのオーナー、マーク・ザッカーバーグ氏も今月初め、...
現代の米国

性別は2つだけ、火星に国旗、そして戦争はもうない:トランプ大統領就任演説の要点

性別は2つだけ、火星に国旗、そして戦争はもうない:トランプ大統領就任演説の要点新たに就任した米国大統領は、新任期の優先事項を概説した。ドナルド・トランプ大統領は、2025年1月20日、ワシントンDCの米国議会議事堂ロタンダで宣誓し、就任演説を行った。 © ゲッティイメージズ/ プール/プールドナルド・トランプ氏は月曜日、第47代アメリカ合衆国大統領に就任宣誓した。連続しない任期で選出された大統領は史上2人目だ。就任演説でトランプ氏は、エネルギー自立や移民改革から、世界中の戦争の終結や火星の植民地化に至るまでの問題に触れ、いかにしてアメリカの「黄金時代」を築くつもりかを概説した。彼のスピーチの重要なポイントは次のとおりです。「アメリカの黄金時代」「アメリカの黄金時代は今始まる」とトランプ大統領は宣言し、米国は「間もなくかつてないほど偉大で、強く、そしてはるかに優れた国になるだろう」と付け加えた。トランプ大統領は過去4年間を「過激で腐敗した体制」によるアメリカ国民への一連の「裏切り」と表現し、就任式の日を「解放記念日」と宣言した。「この瞬間から、アメリカの衰退は終わった」とトランプ大統領は...
現代の日本

フジ女子アナ“上納接待”疑惑「諸悪の根源」は天皇こと日枝久氏か…ホリエモンは「出てこい!」と訴え、OBも「膿を全部出すべき」

フジ女子アナ“上納接待”疑惑「諸悪の根源」は天皇こと日枝久氏か…ホリエモンは「出てこい!」と訴え、OBも「膿を全部出すべき」フジテレビ取締役相談役の日枝久氏(C)日刊ゲンダイ元SMAP中居正広(52)が起こしたフジテレビ勤務の女性とのトラブルに、同社の編成幹部社員の関与があったと報じられた問題を受け、CMスポンサーの撤退が相次いでいる。 日本生命保険にトヨタ自動車に続いて、セブン&アイ・ホールディングス、花王、NTT東日本など50社以上がCM出稿を差し止める事態に発展。スポンサーありきの民放放送であるフジテレビは存亡の機を迎えている。そんなフジテレビについて「諸悪の根源」として取締役相談役の日枝久氏(87)の責任問題が社内外から叫ばれている。 日枝氏は「フジテレビの天皇」とも呼ばれ、1988年にフジサンケイグループ初代議長鹿内信隆氏の長男春雄氏の死去後、社長さらに会長になり、フジテレビのトップの座に君臨してきた。2017年に相談役に退いた後も院政を敷いているとされ、株主総会で「日枝やめろ!」と怒号が飛び交ったこともあるという。タレント中居正広の女性トラブルで、幹部社員による「上納」が背...
科学論

「虹」はなんで「虹色」に見えるの? 「波の屈折」を徹底解説!

「虹」はなんで「虹色」に見えるの? 「波の屈折」を徹底解説!大人なら知っておきたいそのメカニズム大好評! ブルーバックス『いやでも物理が面白くなる〈新版〉』(著・志村史夫)に惜しくも収録されなかった「波」についてお届けする短期集中連載!第3回、最終回の今回は「波の屈折」についてご紹介! 「虹」と「夜汽車の音」のヒミツの鍵を握る「屈折」現象とは? 今回は特別に書籍版『いやでも物理が面白くなる〈新版〉』に掲載されている内容もちょい見せしちゃいます!【過去の連載】第1回:身近で体感!「波」を知りたければ「野球場」と「釣り堀」に行こう!第2回:一番「きれいな音色」の楽器は何? 「音波」の正体に迫る!「虹」、ボーっと見てませんか?雨上がりの後、太陽が空の一部で輝くと、美しい半円状のスペクトル、すなわち「虹」が現れることがある。大きな滝の前面に見える虹も美しい(私は、昔見たナイアガラの滝の前面の虹をいまでもはっきりと憶えている)。また、夏の日、庭にホースで水をまいているときなどにも小さな虹を見ることがある。ナイアガラの滝にできた虹 Photo by gettyimages虹は、どのようにしてできる...
現代のロシア

ウクライナとシリアで失敗した戦闘の凍結をロシア政府は今後、行わないだろう

ウクライナとシリアで失敗した戦闘の凍結をロシア政府は今後、行わないだろう COVID-19騒動で世界が疲弊する中、ウクライナ、シリア、パレスチナで戦闘が続いてきた。ウクライナではロシアとアメリカ/NATOが衝突してロシアの勝利が決定的であり、シリアではアメリカ/NATOが操る傭兵集団がバシャール・アル・アサド政権を倒し、パレスチナでは米英が支援するイスラエルがパレスチナを破壊し、住民を虐殺している。 こうした中、イランのマスード・ペゼシュキアン大統領とロシアのウラジミール・プーチン大統領は包括的戦略パートナーシップ協定にモスクワで署名した。INSTC(南北輸送回廊)の構築、貿易、エネルギー、技術、インフラなどを含む様々な分野での協力を強化することを目指す一方、相互防衛を誓約した。一方の国が攻撃を受けた場合、もう一方の国はいかなる形でも攻撃者を支援しないとされている。ウクライナ ウクライナの戦乱が始まったのは2014年2月のクーデターからだ。ロシアを制圧するプロジェクトの一環として、中立政策を掲げる体制をネオ・ナチによって倒したところから始まるのだが、計画通りに進んだとは言い難い。軍や治...