2024-11

現代のロシア

トランプがマスクをイランの国連大使と会談させ、イランとの開戦計画を阻止か

トランプがマスクをイランの国連大使と会談させ、イランとの開戦計画を阻止か ドナルド・トランプ次期米大統領はロバート・ケネディ・ジュニアを保健福祉長官(HHS)に任命、タルシ・ガッバード元下院議員を国家情報長官候補に指名、イーロン・マスクをニューヨークへ派遣してイランのアミール・サイード・イラバニ国連大使と会談させたという。 HHSを構成する部局の中にはCOVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)騒動で中心的な役割を果たしたCDC(疾病管理予防センター)やFDA(食品医薬品局)も含まれている。アメリカを支配している人たちは医療システムを支配の道具として利用、COVID-19騒動の背後に国防総省が存在しているので、HHSは重要な省だと言える。 国家情報長官は情報機関を統括する重要な役職だが、それだけに情報部門を支配しているネオコンがガッバードをすんなり受け入れることはないと見られている。 トランプは前回、国家安全保障補佐官にマイケル・フリン元DIA(国防情報局)局長を選んだのだが、この人物が局長だった当時のDIAは、バラク・オバマ政権が中東で進めていたアル・カイダ系武装集団への支援...
現代の米国

アメリカ社会の矛盾を反映した大統領選 トランプ返り咲きが示すこと 剥がれた「リベラル」の欺瞞 行き詰まる新自由主義

アメリカ社会の矛盾を反映した大統領選 トランプ返り咲きが示すこと 剥がれた「リベラル」の欺瞞 行き詰まる新自由主義卒業式から退場し、パレスチナでの虐殺とアメリカ政府のイスラエルへの軍需援助に抗議するジョージ・ワシントン大学の学生(5月)パレスチナやレバノンでの虐殺支援に抗議し、「トランプもハリスも出て行け」と書いた横断幕を掲げるデモ(2日、ミシガン州ディアボーン) アメリカ大統領選で民主党が大敗し、トランプが返り咲いた。日本では「もしトラ(もしもトランプが再選したら…)」程度にしか報じられておらず、米国内で何が争われ、どのような国内世論が反映した結果なのかについて何も伝えられていない。米大統領選の結果とそこにあらわれた米国世論をどう見るかについて記者座談会で論議した。戦争狂いの民主党の自滅 両候補とも得票減ドナルド・トランプ A アメリカ大統領選は、トランプ前大統領の4年ぶりの返り咲きという形で終わった。日本のメディアは、いつもの通り民主党寄りの米メディアの受け売りで、直前まで「史上まれに見る大接戦」「支持率ではハリスがリード」などと報じていたが、蓋を開けたらトランプの圧勝だった。 大...
現代の世界各国

中東全体解決の進展

中東全体解決の進展2024年11月17日   田中 宇これは「中東全体解決の試み」の続きです。3日前に書いた、イスラエルとヒズボラ(レバノン)の停戦を軸にした中東全体解決の試みが、さらに進展している。ロシアとイランが、停戦や和解の交渉の中に招き入れられている。イスラエルは(米国でなく)ロシアが停戦仲裁役の中心になるのが良いと考え始めている。イスラエルは、イラン、シリア、ヒズボラのイラン系3勢力を譲歩させて、停戦や安定化(冷たい和平体制の構築)を実現したい。米国はイラン・シリア・ヒズボラのすべてを敵視してきたので交渉や対話のパイプがない。対照的に、ロシアは3勢力のすべてと仲良くしてきたので、簡単に交渉の仲裁役になれる。(Israel looks to strike deal with Russia to crush Hezbollah and bring peace to Lebanon)(At War in Ukraine, Putin Emerges as Potential Peace Broker in Middle East)米国は、ウクライナ戦争などでロシアを敵視している。米...
生命科学

これは「物質から生命が生まれる瞬間」かもしれない…地球生命に絶対必要なアミノ酸が、なんと「わずか数日」でできてしまった「衝撃の実験」

これは「物質から生命が生まれる瞬間」かもしれない…地球生命に絶対必要なアミノ酸が、なんと「わずか数日」でできてしまった「衝撃の実験」「地球最初の生命はRNAワールドから生まれた」圧倒的人気を誇るこのシナリオには、困った問題があります。生命が存在しない原始の地球でRNAの材料が正しくつながり「完成品」となる確率は、かぎりなくゼロに近いのです。ならば、生命はなぜできたのでしょうか?この難題を「神の仕業」とせず合理的に考えるために、著者が提唱するのが「生命起源」のセカンド・オピニオン。そのスリリングな解釈をわかりやすくまとめたのが、アストロバイオロジーの第一人者として知られる小林憲正氏の『生命と非生命のあいだ』です。本書刊行を記念して、その読みどころを、数回にわたってご紹介しています。前回、生命に必要な分子として、タンパク質(アミノ酸)をあげましたが、いったい、どうやって原始地球で生まれたのでしょうか。その謎を切り拓いた画期的な実験をご紹介します。*本記事は、『生命と非生命のあいだ 地球で「奇跡」は起きたのか』(ブルーバックス)を再構成・再編集したものです。生物学の革新時代「1953年」DN...
日本の歴史

世界史に遺る「明治の奇跡」の原動力

No.1396 世界史に遺る「明治の奇跡」の原動力10年たらずで幕藩体制を中央集権国家に変革し、民主化革命、自由化革命、人材登用革命を成し遂げた明治の先人たちの苦闘。■1.海外からも高く評価されている明治維新 日本は、1854年の開国からわずか60余年で国際連盟の常任理事国になり、世界の指導的大国にのしあがりました。それもアジア、アフリカのほとんどの地域が欧米列強の植民地となり、人種差別に苦しんでいた時代に、有色人種で最初の近代国家を築き上げました。この世界史に遺る「明治日本の奇跡」は、歴史教育でももっと取り上げるべき、と考えます。 この点は、日本の多くの偏向した歴史学者が認めたがらないのですが、海外の学者の方が正当に評価しています。北岡伸一・東京大学名誉教授は次のように述べています。__________ アメリカを中心として主に一九六〇年代に登場した近代化論者と言われた人々、たとえばエドウィン・ライシャワーやマリウス・ジャンセンは、このような明治維新のプラスの側面を強調した。また、経済学者からは、ケネス・ボールディング(Kenneth E. Boulding, 1910-1993)の...
現代の日本

新時代情報戦争と兵庫知事選

新時代情報戦争と兵庫知事選10月27日の衆院総選挙、11月7日の米国大統領選、11月17日の兵庫県知事選が実施された。衆院総選挙では国民民主党が議席を4倍増させた。米大統領選ではトランプ前大統領が圧勝。兵家県知事選では斎藤前知事が勝利した。また、7月7日には東京都知事選があり、石丸伸二氏が第2位の票を得た。四つの選挙に三つの共通点を見出すことができる。第一は既存メディアの影響力低下。第二はSNS等の新規インターネットメディアの影響力拡大。第三は低年齢層の選挙への影響力拡大。日本の選挙の最大特徴は投票率の低さ。主権者の5割が参政権を放棄してきた。自治体首長選挙では投票率が3割台も珍しくない。眠れる主権者が大量に存在する。眠れる主権者の投票を取り込むことができれば選挙結果が激変する。この点に目を付けた陣営が得票を大幅に伸ばした。インターネットメディアの特徴は情報流布の幅の広さ。マスメディアが否定的に取り扱う情報も拡散できる。同時に、政治に関心を持たなかった有権者がインターネット上の情報に引き寄せられて選挙に新規参入する現象が広がり始めた。これを誘導する戦術を採用した陣営が得票を大幅に伸ばし...
生命科学

まさか…生命と非生命が「区別できない」とは…! それでも地球型生命に2つの「絶対必要な分子」があった

まさか…生命と非生命が「区別できない」とは…! それでも地球型生命に2つの「絶対必要な分子」があった「地球最初の生命はRNAワールドから生まれた」圧倒的人気を誇るこのシナリオには、困った問題があります。生命が存在しない原始の地球でRNAの材料が正しくつながり「完成品」となる確率は、かぎりなくゼロに近いのです。ならば、生命はなぜできたのでしょうか?この難題を「神の仕業」とせず合理的に考えるために、著者が提唱するのが「生命起源」のセカンド・オピニオン。そのスリリングな解釈をわかりやすくまとめたのが、アストロバイオロジーの第一人者として知られる小林憲正氏の『生命と非生命のあいだ』です。本書からの読みどころを、数回にわたってご紹介しています。これまでの記事で「生命はどこから生まれたか」という議論の変遷を見てきましたが、今回は「生命はどう定義されようとしてきたのか、そしてどう定義できるかを考察してみます。*本記事は、『生命と非生命のあいだ 地球で「奇跡」は起きたのか』(ブルーバックス)を再構成・再編集したものです。生命を定義することの難しさ生命を定義しようとする試みは、多くの研究者によってなされ...
現代の米国

ハリス支持者の半数が国外移住希望?トランプ勝利後に起きている混乱と抗議運動

ハリス支持者の半数が国外移住希望?トランプ勝利後に起きている混乱と抗議運動=高島康司トランプが地滑り的に勝利してからも、日本では米国内で起こっていることは伝えられていない。共和党が上下両院を制し「レッドウェーブ」とも呼べる政権基盤を確立する一方で、民主党支持者の間ではパニックと怒りが広がり、抗議活動や移住希望者の増加といった混乱が見られる。これを詳しく紹介する。(『未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ』高島康司)【関連】今ここが人工知能「人間超え」の出発点。米国覇権の失墜、金融危機、大量辞職…2025年には劇変した世界が待っている=高島康司※本記事は有料メルマガ『未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ』2024年11月15日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。トランプ勝利後、アメリカで何が起きているのかトランプの地滑り勝利後のアメリカ国内の状況について解説したい。大統領選挙の最終結果が出た。選挙人獲得数は、ハリス226人、トランプ312人と歴史的にもまれな大差でトランプが勝利した。また、有権者の総得票数でも...
日本の歴史

『従属の代償:日米軍事一体化の真実』 著・布施祐仁

『従属の代償:日米軍事一体化の真実』 著・布施祐仁 外交・安全保障を専門とするジャーナリストの著者は、この本のなかで「自衛隊と米軍との急速な一体化」に警鐘を鳴らす。一体化とは、自衛隊が米軍の下請軍隊として米軍指揮下により強力に組み込まれ、米軍の身代わりとしてより危険な任務を背負わされることである。自衛隊員にとってはたまったものではない。 南西諸島に陸上自衛隊の地対艦ミサイル部隊を配備する動きが進んでいる。奄美大島、宮古島、石垣島に続き、今年3月には沖縄本島の勝連半島にある陸上自衛隊勝連分屯地にも配備された。 この地対艦ミサイル部隊をめぐっては、2021年末に報道された「台湾有事を想定した日米共同作戦計画の原案」(米軍と自衛隊が策定)の中に次の内容があった。「米海兵隊が南西諸島の島々に臨時の軍事拠点を設け、米海軍の空母機動部隊が台湾周辺海域に展開できるよう、地対艦ミサイルで中国艦艇の排除に当たる」。計画は南西諸島が中国軍の攻撃を受けることを前提にしている。 そしてこの地対艦ミサイルの射程は200㌔だが、それを1000㌔に延ばした「能力向上型」ミサイルの配備を2025年から開始するとの発表...
健康

現行の健康保険証を残せ マイナカードの強制普及 医療機関で命にかかわるトラブル続出

現行の健康保険証を残せ マイナカードの強制普及 医療機関で命にかかわるトラブル続出 医療機関の窓口に置かれているマイナンバーカードのリーダー(山口県内) 現行の保険証が廃止(新規発行停止)される12月2日まで残り1カ月を切っている。国民のだれもが必要な健康保険証を廃止することでマイナンバーカードの利用率を高めることを狙ったはずだったが、実力が追いつかずトラブルが続出しており、9月のマイナ保険証の利用率はわずか13・87%にとどまっている。批判世論の高まりのなかで、マイナ保険証を持たない人に発行する「資格確認書」の有効期限も当初の1年から5年に延長されており、マイナ保険証をつくらず資格確認書を待つ判断も広がっている。国民の根強い抵抗によって「健康保険証のデザイン切り替え」のような結末になりそうな雰囲気でもある。医療機関側の準備もまったく整っていない。であれば、現行の保険証を残す方が経費も事務負担もなく済むわけで、「保険証を残せ」の声はますます強まっている。 もともとマイナンバー制度は、国民総背番号制が反発を受けて何度も頓挫するなかで、看板をかけかえてスタートしたものだ。しかし、国民の警戒...
生命科学

地球上で生命ができる確率は「かぎりなくゼロ」なのに、なぜか生命は存在する「謎」…「神頼み」にしない説明は可能か

地球上で生命ができる確率は「かぎりなくゼロ」なのに、なぜか生命は存在する「謎」…「神頼み」にしない説明は可能か「地球最初の生命はRNAワールドから生まれた」圧倒的人気を誇るこのシナリオには、困った問題があります。生命が存在しない原始の地球でRNAの材料が正しくつながり「完成品」となる確率は、かぎりなくゼロに近いのです。ならば、生命はなぜできたのでしょうか?この難題を「神の仕業」とせず合理的に考えるために、著者が提唱するのが「生命起源」のセカンド・オピニオン。そのスリリングな解釈をわかりやすくまとめたのが、アストロバイオロジーの第一人者として知られる小林憲正氏の『生命と非生命のあいだ』です。本書刊行を記念して、その読みどころを、数回にわたってご紹介しています。*本記事は、『生命と非生命のあいだ 地球で「奇跡」は起きたのか』(ブルーバックス)を再構成・再編集したものです。がらくたからジャンボジェットができる確率一般に、天文学者や物理学者の多くは、宇宙の広大さや、地球がありふれた惑星であることから、生命を宿す星は宇宙にいくらでもある、つまり、生命の誕生は宇宙での必然だと考えてきました。一方、...
健康

「あきたこまちR」全面切替が持つ問題点 秋田県立大学名誉教授・谷口吉光

「あきたこまちR」全面切替が持つ問題点 秋田県立大学名誉教授・谷口吉光稲刈りをする農家 秋田県は2025年から県産米の7割以上を占める「あきたこまち」の種子生産をやめ、「あきたこまちR」に全量転換することを決定・発表している。「あきたこまちR」とは、カドミウムを吸収しないよう重イオンビーム放射線を使用し遺伝子を破壊してつくられた「コシヒカリ環1号」との交配種で、カドミウムの低吸収性を持つ。国や県は「味はあきたこまちと同等」「突然変異が生じる仕組みは(自然界と)同じ」「カドミウム低減対策は必要」などとして推進する姿勢だが、遺伝子の改変とかかわった食品としての安全性の問題、流通のさいの表示問題、生産者・消費者の権利などさまざまな問題が指摘されており、これまでも多くの生産者団体や消費者団体が緊急要請に加え、集会や署名名活動をおこなっている【本紙既報】。なお、現在は秋田県だけであるが、低カドミウム米は今後全国で展開されていく計画で、どの地域も他人事ではない。今回、あきたこまちRの全面切替問題について、秋田県立大学名誉教授の谷口吉光氏に依頼し、この問題について寄稿してもらった。○        ...
現代の日本

自公利権政治ビジネスモデル

自公利権政治ビジネスモデル日本の政治刷新を国民民主に託すことは間違い。国民民主は衆院総選挙で議席を増やしたが28議席に過ぎない。自民191立民148に遠く及ばない。維新38よりも少ない。32議席から24議席に減らした公明と肩を並べただけ。自民は自民系無所属と裏金無所属の6名が自民会派に所属したため、会派規模は197である。自公は215だが会派入りした無所属議員を含めて221になった。だが、衆議院過半数233に届かない。野党は238で野党系無所属6を加えれば244。野党が結束すれば政権交代を実現できた。しかし、国民民主が政権交代を阻止した。国民民主が自公にすり寄り、政権交代が実現しなかった。衆議院の内閣総理大臣指名選挙の決選投票は石破茂氏と野田佳彦氏との間で行われた。結果は石破茂氏221票、野田佳彦氏160票、無効票84だった。野田氏に投票したのは立民148、共産8、社民1、野党系無所属の松原仁氏と中村勇太氏に加え、一回目投票で吉良州司氏に投票した「有志の会」福島伸享氏であると見られる。無効票が84票もあった。このことについて国民民主の玉木雄一郎氏が「84票の無効票が出たことは野党第1党...
現代の世界各国

ネオ・ナチ体制を恐れて避難したドンバスの住民が帰還し始めたとの情報

親衛隊に占領されていた地域から脱出した住民はウスマノバと同じように親衛隊の残虐な行為を非難、ウクライナ軍の兵士も親衛隊を批判している。こうした証言を西側の有力メディアは隠していた。 こうした虐殺の後もクーデター軍はドンバスの住宅街を攻撃、約8年間に住民1万4000人が殺したと言われている。 クーデター軍を恐れて多くのウクライナ人がロシアへ避難、その中にも勿論子どももいたのだが、ICC(国際刑事裁判所)は子どもをウクライナから「強制移住」させたとしてロシアのウラジミル・プーチン大統領と子どもの権利オンブズマンであるマリア・リボバ-ベロバに対する逮捕令状を発行している。ネオ・ナチ体制を恐れて避難したドンバスの住民が帰還し始めたとの情報 アゾフ海に面したマリウポリは戦略上、重要な港湾都市だ。2014年2月にバラク・オバマ政権がネオ・ナチを使ったクーデターでキエフを制圧した後、ネオ・ナチ政権は戦車部隊をマリウポリに突入させて建造物を破壊、住民を殺傷している。その様子を撮影した映像を住民が世界に発信していた。 その後、マリウポリはクーデター軍に占領され、少なからぬ住民がロシアなどへ避難し、残った...
生命科学

だってそれ、結局「神様のやったこと」にしてないか…? 量子力学で「高名な物理学者」の言葉に噛みついた「生化学者のこだわり」

だってそれ、結局「神様のやったこと」にしてないか…? 量子力学で「高名な物理学者」の言葉に噛みついた「生化学者のこだわり」「地球最初の生命はRNAワールドから生まれた」圧倒的人気を誇るこのシナリオには、困った問題があります。生命が存在しない原始の地球でRNAの材料が正しくつながり「完成品」となる確率は、かぎりなくゼロに近いのです。ならば、生命はなぜできたのでしょうか?この難題を「神の仕業」とせず合理的に考えるために、著者が提唱するのが「生命起源」のセカンド・オピニオン。そのスリリングな解釈をわかりやすくまとめたのが、アストロバイオロジーの第一人者として知られる小林憲正氏の『生命と非生命のあいだ』です。本書からの読みどころを、数回にわたってご紹介しています。ダーウィンの進化論がきっかけになって始まった「生命の起源」に対する探究は、地球外に起源を求めた「パンスペルミア説」が登場しました。さらに、「遺伝のしくみ」が徐々に明らかになるにしたがって、大きく変容する生命の起源をめぐる議論を追っていきます。*本記事は、『生命と非生命のあいだ 地球で「奇跡」は起きたのか』(ブルーバックス)を再構成・再...
日本人の世界観

非日常な雰囲気に価値を感じる欧米人、高い技術そのものに価値を見出す日本人。ラグジュアリーと匠の違いはココだ!

非日常な雰囲気に価値を感じる欧米人、高い技術そのものに価値を見出す日本人。ラグジュアリーと匠の違いはココだ!皆さん、こんにちは。私にはパリ在住の友人がいて、彼からブランドについて学んできました。一緒に日本企業のブランディングの手伝いをしたこともあります。その中で感じたのは、日本人と欧米人ではブランドの概念が異なることです。今日はそんなお話です。(坂口昌章氏のメルマガ『j-fashion journal』2024年9月14日号より)ラグジュアリーと匠の関係1.ラグジュアリーブランドは非日常西欧のラグジュアリーブランドは、単に高級ブランドというわけではない。西欧の上流階級のリゾートライフに根ざした非日常のブランドである。例えば、どんなに金持ちでもビジネスシーンでは時間がないので、昼食をサンドイッチで済ませることはある。ビジネスの時間はオンタイムであり、合理性を重視する。しかし、長期休暇のリゾート地となると話は別だ。お気に入りのワインがなければ、ホテルをキャンセルすることも辞さない。徹底的に我がままで贅沢になる。日本で高級ホテルというと、帝国ホテルのような利便性とサービスに優れた高級なビジネ...
現代の世界各国

私たちをインターネットにつなぐ海底ケーブルが切断されたら、世界経済は崩壊するのでしょうか?

私たちをインターネットにつなぐ海底ケーブルが切断されたら、世界経済は崩壊するのでしょうか?米国は、ロシアが世界中のインターネット トラフィックを運ぶ海底ケーブルを切断する準備をしていると非難しており、ロシアは西側諸国がまったく同じことをする準備をしていると非難しています。これらの海底ケーブルは、文字通り大陸から大陸まで伸びている場合があり、警備は不可能です。つまり、非常に脆弱なターゲットであり、誰かが攻撃を決断するのはおそらく時間の問題です。もちろん、世界的超大国をインターネットに接続する海底ケーブルが攻撃された場合、その超大国は敵国をインターネットに接続する重要な海底ケーブルの切断を開始する可能性があります。言うまでもなく、このようなシナリオは急速に終末的な状況に変わる可能性があります。CNNによると、米国当局は「主要な海底ケーブル周辺でロシア軍の活動が活発化している」と警告しているという…米国は、主要な海底ケーブル周辺でのロシア軍の活動が活発化していることを察知しており、ロシアが世界の通信インフラの重要な部分を無力化することを目的とした破壊工作を実行する可能性が高まっていると考えて...
現代の世界各国

日本はなぜトランプ圧勝の予測を誤ったのか? 日本を誤導する者の正体

日本はなぜトランプ圧勝の予測を誤ったのか? 日本を誤導する者の正体11月6日、勝利宣言をするドナルド・トランプ前大統領(写真:ロイター/アフロ) 日本のメディアや米国問題研究者の多くは、「ハリスに有利」という米メディアの支持率ばかりを見て、「トランプ圧勝」の予測をする人は、(個別的例外を除けば)ほぼいなかった。 なぜ日本メディアは「ハリス旋風」に目を奪われ、客観的な予測ができなかったのか。 米メディアのほとんどは民主党寄りであるという決定的な欠陥があることに、多くの日本人が気が付いていないからだ。トランプ前大統領が第一次トランプ政権「トランプ1.0」で盛んに「フェイクニュース」と言っていたのは正しく、民主党傘下にある米メディアは「民主党に有利なこと」しか報道しない。 中国のネットではオバマ政権が誕生する2012年辺りから、米メディアの偏向に関する考察が目立ち始めていた。主として民主党に根を張るネオコンの傘下で「第二のCIA」と呼ばれるNED(全米民主主義基金)が暗躍し、香港デモをけしかけたり、台湾独立を煽ったりしているからだろう。 11月10日のコラム<トランプ2.0 イーロン・マスク...
現代の日本

不倫暴露選挙後先送りの理由

不倫暴露選挙後先送りの理由国民民主党の倫理規則。第2条(倫理規範)1.本党に所属する党員は、次の各号に該当する行為・言動(以下「倫理規範に反する行為・言動」という)を行ってはならない。一、汚職、選挙違反及び政治資金規正法令違反並びに刑事事犯等、政治倫理に反し、または党の品位を汚す行為2022年6月、18歳の女子学生に飲酒させたとして「パパ活」疑惑が報じられ、自民党を離党した衆院議員(当時)の吉川赳氏について、玉木雄一郎氏は次のように述べた。「自身が説明責任を果たし、議員辞職するかを判断すべきだ」「国会議員の出処進退の話なので、ご自身が判断する問題だと思います。ただ、それまで属していた自民党や岸田派ということもあってね、国民のみなさんがどう判断されるのかだと思います。」YouTubeチャンネル・ReHacQ(リハック)の高橋弘樹プロデューサーが10月30日の生配信番組出演を玉木氏がドタキャンしたことを明らかにした。高橋氏はXで「10/30に玉木さんがワインバーに行っていた夜…この日はReHacQで玉木さん・石丸さんで生配信する予定の日でした」と説明。「少し前になって『多忙につき、リスケし...
現代の日本

壁提案の目的は消費税減税潰し

壁提案の目的は消費税減税潰し国民民主の欺瞞を指摘したきたが、その国民民主バブルが崩壊した。国民民主を異常に持ち上げる報道に最も熱心なのがフジサンケイグループ。自公が野党に転落する危機。玉木雄一郎代表のスキャンダルも、フジサンケイグループが懸命に抑え込もうとしている。典型的な記事がこちら「国民・玉木代表の「続投を了承」不倫スキャンダル発覚も「玉木さんを中心にもう一度頑張ろう」両院議員総会でのお詫び」芸能人のスキャンダルでは大騒ぎになるが、これと対照的。これが玉木雄一郎ではなく山本太郎なら、フジサンケイグループが総力を挙げて叩きまくるだろう。「103万円の壁」の本質は「消費税減税隠し」である。玉木氏は「103万円の壁」について憲法第25条=生存権=命の問題だと述べる。所得税制度では一定水準の収入までは課税義務が発生しないようにしている。これが基礎控除の考え方。これはこれでよい。しかし、現行税制で最大の歪みが生じているのは「103万円の壁」ではない。生存権との関係で言えば、給与収入が年間103万円以下の階層が深刻な問題に直面している。年収が10億円でも、年収が100万円でも、消費税率がまった...