2024-11-11

現代のロシア

「新しい世界秩序、時代錯誤なNATO、そして勇敢なトランプ」:ヴァルダイフォーラムでのプーチン大統領の演説のハイライト

「新しい世界秩序、時代錯誤なNATO、そして勇敢なトランプ」:ヴァルダイフォーラムでのプーチン大統領の演説のハイライト共和党候補が米国選挙に勝利した翌日、ロシア大統領はさまざまな国際問題に関するモスクワの立場を説明した。ロシアのプーチン大統領が2024年11月7日、ヴァルダイフォーラムで演説する©  Sputnik / Vyacheslav Prokofyevプーチン大統領は「勇敢な」トランプ氏を祝福し、彼と交渉する意欲を表明プーチン大統領は、ドナルド・トランプ氏のセンセーショナルな米国大統領選挙勝利に触れ、トランプ氏を暗殺未遂や法的訴訟にも関わらず粘り強さを見せた「勇敢な」政治家と呼んだ。プーチン大統領は、次期米国大統領と「話し合う用意がある」と述べた。続きを読む:プーチン大統領、勇敢なトランプ氏を祝福「我々は彼を有能な指導者と見ている」とプーチン大統領は述べ、トランプ氏が「不公平な監視」の下で政治キャリアを続けていることを称賛した。また、トランプ氏の外交政策は米ロ関係をリセットするチャンスになるかもしれないと付け加えたが、今後の対話で取り組む可能性のある具体的な議題については言及し...
現代の日本

『基礎研究者:真理を探究する生き方』 著・大隅良典、永田和宏

『基礎研究者:真理を探究する生き方』 著・大隅良典、永田和宏 著者の一人である大隈良典氏は、「オートファジーの仕組みの解明」によって2016年、ノーベル生理学・医学賞を受賞した。大隈氏は「私がオートファジー(タンパク質の分解現象)を研究してきたのは、何かの役に立てようという明確な目標があって進めてきたのではない。純粋に目の前に見える細胞内の、ものの分解の仕組みやその意味を解明したいと思ってやってきた」とのべている。その基礎研究は新しい研究分野を拓くためにおおいに貢献し、がんや生活習慣病、アルツハイマーやパーキンソン病などの創薬研究も進められるようになった。 大隈氏は、「役に立つ」という発想から離れ、知的好奇心に導かれて追求するのが基礎科学だと強調する。「宇宙の果てはどうなっているか」「物資の根源はなにか」「原子の構造はどこまで分けられるのか」「生命はどうやって連続性を保っているのか」といった問いに対する答えは、直ちに企業のもうけにつながるものではない。しかしそれに対する答えが、知の体系として人類に貢献するし、何十年か後には応用科学に結実する。 同じく著者の永田和宏氏は、コラーゲンが皮膚...
現代の日本

「手取りを増やす」は無理?政治家のために使われる税金…「取りやすい人から取る」政策を改める必要=斎藤満

「手取りを増やす」は無理?政治家のために使われる税金…「取りやすい人から取る」政策を改める必要=斎藤満先の衆議院選挙で自公が過半数割れとなったことから、28議席を獲得した国民民主党がにわかに政策運営のキャスティングボードを握るようになりました。実際、石破政権は国民民主党幹部と会談を行い、首班指名や政策面での協力を求めたといいます。その見返りに国民民主党が主張した「手取りを増やす」政策を一部取り入れる「ニンジン」をぶら下げています。報道によれば、所得課税「103万円の壁」の引き上げや、ガソリン価格でのトリガー条項の凍結解除などを検討している模様で、財務省がそれに伴う税収の減少を試算、どこまで譲れるかの検討をしているといいます。国民や労働者には聞こえが良い対策も、要は税負担を減らせ、といっているだけで、減税論と変わりません。消費税引き下げより「実感」の伴う「手取り」増を訴えたにすぎません。(『マンさんの経済あらかると』斎藤満)【関連】「貯蓄から投資へ」の残酷さ。政府は国民を切り捨てる意図で投資を奨めている=鈴木傾城※有料メルマガ『マンさんの経済あらかると』2024年11月8日号の一部抜粋で...