ノーベル賞の本庶佑教授「科学誌ネイチャー、サイエンスの9割は嘘。教科書も疑うところから始まる」

生命科学

物事の本質を追求している方の言葉は、広く、深いです。
ノーベル賞の本庶佑教授の言葉から科学に対する取り組みの姿勢を紹介します。

政治経済などの社会科学、物理化学などの自然科学共通の重要な認識だと思います。

ノーベル医学生理学賞を受賞することが決まった京都大学の本庶佑(ほんじょたすく)教授(76)について、科学に対する取り組みの姿勢が注目されている。

ノーベル賞の本庶佑教授「科学誌ネイチャー、サイエンスの9割は嘘。教科書も疑うところから始まる」

ノーベル賞を受賞する研究者はこんな考え方をしている。

本庶佑教授は会見にて科学誌を名指しして書かれていることが間違いだらけだと指摘した。これは非常に重みのある言葉だ。

「ネイチャー、サイエンスの9割は嘘で10年経ったら残るのは1割」

また教科書についても鵜呑みにせず、自分で好奇心をもって確認することが大事だと語る。

論文も信じない。まずは疑ってかかるところから全てが始まるのだ。

またNHKのインタビューにおいても同じことを繰り返し語り、このような姿勢で進歩が生まれると話した。

本庶佑「世の中のことって嘘が多いですから。別にフェイクニュースのこと言ってるわけじゃないんですけども…。教科書が全て正しかったら科学の進歩というものはないわけでね。教科書に書いてあることも実は間違っていることが多くて、それを正して前に進んでいく。教科書に書いてあること、人が言っていることを全て信じない。信じたら進歩がないということですから。なぜかと疑っていくことが重要だと思っています」

基礎研究は無駄の中から大きなものが出てくる。

本庶佑教授の言葉は非常にためになる。そもそも研究テーマを決めるにあたって「ノーベル賞を受賞するぐらいのテーマを設定しろ」と言われると頭の中が真っ白になるが、「教科書に書かれていることを疑え」と言われたらいくらでもアイデアが浮かんでくる。

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