日本

日本の歴史

阿部正弘 ~ 平和的開国のリーダー

No.1394 阿部正弘 ~ 平和的開国のリーダー■■ Japan On the Globe(1394)■■ 国際派日本人養成講座 ■■人物探訪: 阿部正弘 ~ 平和的開国のリーダー阿部正弘率いる幕末の幕閣は、高い外交能力を駆使して、平和的な開国を成し遂げた。■1.「幕府の高い外交能力は特筆されるべき」__________黒船来航と日本開国について、日本には今なお次のような理解が広く存在している。(1)無能な幕府が、(2)強大なアメリカの軍事的圧力に屈し、(3)極端な不平等条約を結んだとする説である。・・・ しかし、日本側の記録にとどまらず、日米双方の資料を丹念に読み、さらに英米競争の資料や中国情報、オランダ情報などを総合的に読むと、幕府無能無策説・アメリカ軍事圧力説・極端な不平等条約説という三段論法は、歴史の実像と大きくかけ離れていることが分かる。 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ こう語るのは、加藤祐三・横浜市立大学名誉教授の『幕末外交と開国』です。加藤教授は「歴史の実像」をこう表現しています。__________ 日米和親条約は一門の大砲も火を噴かず、平和的な交渉によって結ばれた。これが最重要...
現代の日本

森永卓郎氏が警鐘を鳴らす「世界恐慌の前触れ」 老後資金を失う人が続出する未来

森永卓郎氏が警鐘を鳴らす「世界恐慌の前触れ」 老後資金を失う人が続出する未来半導体バブルの崩壊、そこから連鎖して起こる株価の暴落、円高の進行による日本の窮地。このままでは破産者や、老後資金を失う人が続出する......。森永卓郎氏がこのように予測する理由とは?『THE21』2024年11月号で、詳しく話を聞いた。※本稿は、『THE21』2024年11月号特集「これから10年の生き方・働き方」より、内容を一部抜粋・再編集したものです。日本では100年ごとに構造転換が起きている私はまもなく100年に1度の構造転換が起こると予測しています。それがどれくらいのインパクトかを理解するために、日本で100年前に起こった変化を振り返ってみましょう。当時は第一次世界大戦が終結して戦争特需が消え、スペイン風邪の流行も重なって日本経済が大不況に陥った時期。順風満帆な時は誰も現状を変えようとしませんが、追い詰められると人間も社会もガラリと変わります。この時に起こったのは和洋折衷というトレンド変化でした。教科書には明治維新によって西洋化が進んだと書かれていますが、それはエリート層や富裕層に限った話で、庶民は大...
現代の日本

政権交代阻止する国民民主

政権交代阻止する国民民主衆院総選挙で与党は過半数割れに追い込まれたが野党が結束しないため、政権を維持することになる公算が高い。国民民主党は103万円の壁を引き上げることを掲げて自民党と協力する姿勢を示している。しかし、主権者が選挙で示した意思は与党を政権から引きずり下ろすことであっと解釈できる。その民意を踏まえれば野党が連帯して政権を刷新することを検討する余地があった。しかし、野党が共闘して新政権を樹立する場合、主役に位置することになるのは立憲民主党。国民民主は議席を28に増やしたが148の立憲民主には遠く及ばない。野党による政権を樹立する場合、立憲民主が中核に位置することになるのは避けられず、国民民主にとってはおもしろくないということ。自公と協力して自公政権を支える姿勢を示せば、自公は国民民主の意向を無視することはできず、国民民主だけが主権者の注目を集めることになる。このことから野党による連帯ではなく、自公へのすり寄りの姿勢を示しているものと理解できる。国民の負担を軽減する施策として103万円の壁撤廃が掲げられているが、この施策の最大の欠陥は年収103万円以下の国民が恩恵を受けないこ...
現代の日本

今回の総選挙で安倍派清和会の勢力が削られたことが改めて報じられる:石破茂首相は賭けに勝ったという見方もできる

今回の総選挙で安倍派清和会の勢力が削られたことが改めて報じられる:石破茂首相は賭けに勝ったという見方もできる古村治彦です。※2024年10月29日に佐藤優先生との対談『世界覇権国 交代劇の真相 インテリジェンス、宗教、政治学で読む』(←この部分をクリックするとアマゾンのページに飛びます)が発売になります。予約受付中です。よろしくお願いいたします。 今回の総選挙では自公が215議席と過半数割れとなり、その後、追加公認や自民会派入りをしても、まだ過半数に届かない状況になり、自公連立政権は国民民主党との政策協議を通じて、閣外協力を取り付けることで、政権を維持することになる。国民民主党の玉木雄一郎代表は「対決よりも解決」「自民党のアクセル役に」と述べてきたことから、実質的な事項の補完勢力であって、その役割を果たしていることになる。 各党がそれぞれに政策協議を行っている様子がメディアで報道されているが、これまでの安倍派清和会一強時代の傲岸不遜、傲慢な形に比べれば素晴らしいことだ。「決める政治」などともてはやされて拙速な決定が尊ばれているが、デモクラシーはそのような拙速なものではない。アメリカの大...
日本の歴史

日本の「土地」には「神や霊や念」がやどっている…「日本の古典」を読むと、強くそう思える理由

日本の「土地」には「神や霊や念」がやどっている…「日本の古典」を読むと、強くそう思える理由「和歌」と聞くと、どことなく自分と縁遠い存在だと感じてしまう人もいるかもしれません。しかし、和歌はミュージカルにおける歌のような存在。何度か読み、うたってみて、和歌を「体に染み込ませ」ていくと、それまで無味乾燥だと感じていた古典文学が、彩り豊かなキラキラとした世界に変わりうる……能楽師の安田登氏はそんなふうに言います。安田氏の新著『「うた」で読む日本のすごい古典』から、そんな「和歌のマジック」についてご紹介していきます(第12回)。この記事は、『「日本の古典」と「西洋の古典」の大きなちがい…じつは「地名」の扱い方に、こんなに差があった』より続きます。前の記事では、日本の能では、登場人物(ワキ)が各地を漂泊する様子を、その地名を読み込みながら描いた「道行」という表現があることなどを見ました。西洋の古典にも似たような表現が見られますが、そこでは「地名」は比較的シンプルに、それほどの工夫をともなわうに扱われるのでした。しかし、日本の古典では……。和歌と枕との深い関係俊基卿の道行にも表れる「逢坂」は、地名...
現代の日本

給料が上がり、高齢者もみんな働く社会に…じつは激変していた日本経済「人手不足の実態」

給料が上がり、高齢者もみんな働く社会に…じつは激変していた日本経済「人手不足の実態」この国にはとにかく人が足りない!個人と企業はどう生きるか?人口減少経済は一体どこへ向かうのか?なぜ給料は上がり始めたのか、経済低迷の意外な主因、人件費高騰がインフレを引き起こす、人手不足の最先端をゆく地方の実態、医療・介護が最大の産業になる日、労働参加率は主要国で最高水準に、「失われた30年」からの大転換……発売即3刷が決まった話題書『ほんとうの日本経済 データが示す「これから起こること」』では、豊富なデータと取材から激変する日本経済の「大変化」と「未来」を読み解く――。〈中長期的な視座で経済のデータを確認していくと、労働者をとりまく労働環境や企業の経営行動の構造は近年確かに変わってきている。たとえば、この十数年で労働者の行動は大きく変容した。近年、女性や高齢者の就業率は急速に上昇し、女性も高齢者も働くことは当たり前になっている。また、長時間労働は激減しており、多くの人がこれまでよりも短い労働時間で働くようになった。賃金はといえば、確かに年収水準でみれば大きく上がってはいない。あるいは、この2~3年の単...
現代の日本

かつて世界を席巻した日本が「衰退途上国」と揶揄されるようになった原因

かつて世界を席巻した日本が「衰退途上国」と揶揄されるようになった原因衆議院選挙が終わり、その結果が多く報じられる中で、意外に知られていないのが「女性の当選者が過去最多」という事実です。今回のメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』では、健康社会学者の河合薫さんが、日本をここまで衰退させた理由について、この「女性の地位向上」を後退させてきた我が国の責任であると厳しく断じています。日本が衰退する理由衆議院選挙が終わりました。投票率は53.85%。政権交代が起きた2009年は69.28%と7割近かっただけに物足りないとしかいいようがありません。しかし一方で、投票率が低いと組織力のある与党に有利に働くとされる中での与党過半数割れですから、多くの人たちが「変化」を求めているのでしょう。今回、NHKで開票結果をずっと見ていたのですが、「女性の当選者、結構多い!」というのが率直な印象です。衆院選に立候補した人のうち女性は過去最高の23.4 %。立憲は候補者のうち22.4%が女性でもっとも多く、当選した女性議員も、もっとも多い30人でした。目標の3割には届かなったものの、立憲は21年に国会...
現代の日本

なぜ日本「劣化」止まらぬ?東証インサイダー疑惑、行政の情報隠蔽、司法の捏造ほか先進国とは言えないレベルに=原彰宏

なぜ日本「劣化」止まらぬ?東証インサイダー疑惑、行政の情報隠蔽、司法の捏造ほか先進国とは言えないレベルに=原彰宏日本の国家機能「劣化」が浮き彫りになっています。東京証券取引所のインサイダー取引疑惑、行政の杜撰な記録管理、そして司法の捏造問題など、経済・行政・司法の各分野での信頼低下が加速。このままでは日本の民主主義と法治国家としての信頼が地に落ちてしまいます。(『らぽーる・マガジン』原彰宏)【関連】牛を殺せば助成金…。政府に振り回される酪農家たち。過去最悪レベルの「牛乳ショック」で毎日生乳廃棄へ=原彰宏※本記事は、『らぽーる・マガジン』 2024年10月28日号の一部抜粋です。ご興味を持たれた方はこの機会に今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。日本の国家機能「劣化」がよくわかる2つの出来事「日本」という国家機能が大劣化しています。東京証券取引所の職員が業務で把握した未公開の情報を親族に伝え、インサイダー取引に関わった疑いがあるとして、証券取引等監視委員会から強制調査を受けていたことが分かりました。東京証券取引所の20代の男性職員が、今年、株式公開買い付け(TOB)の上場企業の未公開情報を...
現代の日本

旧安倍派が「最大勢力」から屈辱の「党内第5位」に転落…!総選挙で惨敗した石破総理「本当の狙い」

旧安倍派が「最大勢力」から屈辱の「党内第5位」に転落…!総選挙で惨敗した石破総理「本当の狙い」早期解散総選挙を発案したのは実は誰か今回は10月27日に投開票された総選挙結果を分析してみたいが、その前に多くの人が考えているのとは明らかに異なる私の前提を話しておきたい。報道においては、石破総理は早期に解散するつもりはなかったが、森山幹事長などに押し切られる形で解散総選挙に踏み切ったとされ、そのことを信じている人が多いのではないかと思う。しかしながら、私の見立てはこれがそもそも違っていたのではないかというものだ。石破総理は自民党を勝利させるために今回奮闘したのではなく、自民党の保守派にダメージを与えることを最優先し、その結果として自民党が敗北しても全く構わないという考えのもとで選挙戦を戦ったのだと、私は考えている。by Gettyimages「ルールを守る自民党、国民を信じ、逃げることなく正面から語る自民党を作っていく」と公約して総裁選挙で勝利しながら、それを完全に裏切る行動に自ら出るということは、普通の考えでは導けない話だ。敵を作らない人格者として知られる森山幹事長が、石破総理が総裁選挙で...
現代の日本

2024年コメ生産、需要上回る 在庫も回復、品薄への懸念緩和へ

2024年コメ生産、需要上回る 在庫も回復、品薄への懸念緩和へ 農林水産省は30日、コメの需給見通しを公表した。2024年の主食用米の生産量が683万トンとなり、来年6月まで1年間の需要量の674万トンを上回る。民間在庫量も回復の見込み。猛暑に見舞われた23年産の流通量の低下を踏まえ、農家が作付けを増やすなど需給バランスの調整が進んだとみられる。今夏、全国のスーパーなどで相次いだコメの品薄への懸念は緩和されそうだ。 【写真】都内のスーパーに並ぶ新米 過去最大62%高 農水省は需要に応じた生産を農家に促している。直近は麺類やパンと比べて価格上昇が遅かったことや、インバウンド(訪日客)の急増で一時的に需要が伸びたが、長期的な減少傾向は変わらないとした。  25年の生産量は横ばいの683万トンとなる見通し。25年7月から1年間の需要量は11万トン減って663万トンと予測した。  民間在庫量は今年6月末に153万トンで過去最低だったが、25年6月末には162万トンに戻るという。26年6月末にはさらに20万トン増える。
現代の日本

夫婦別姓派が隠したい不都合な真実

No.1393 夫婦別姓派が隠したい不都合な真実世界には夫婦同姓が許されない国、姓のない国など、姓の文化伝統は実に多様なのに、、、■1.あちこちに夫婦別姓派が隠したい不都合な真実が、、、『夫婦別姓─家族と多様性の各国事情』という本で、姓に関する各国事情を現地で暮らしている日本人が詳しく報告していると知って、早速読んでみました。その内容は以下にご紹介しますが、この本の趣旨は、あとがきの次の一節に明らかにされています。__________(JOG注: 夫婦同姓の)最後の一国となってしまったからには、各国の経験や好例から学ばない手はない。 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ こういう編集者も、各国で暮らす各章の執筆者たちも、夫婦別姓推進派なのですが、弊誌の偏見と独断に満ちた観察眼から見ると、「各国の経験や好例」のあちこちに、夫婦別姓派が隠したい不都合な真実が見え隠れしています。そのいくつかをご紹介しましょう。■2.世論は選択的夫婦別姓に賛成していない まず、単純明快な事実把握の間違いから。この本では、次のような指摘が出てきます。__________各種世論調査では、今や6割以上の人たちが選択的夫婦別姓の導入...
現代の中国

自公惨敗により日本短命内閣(回転ドア)が続けば中国には有利

自公惨敗により日本短命内閣(回転ドア)が続けば中国には有利2024年 衆議院選挙 投開票日から一夜 石破首相が会見(写真:代表撮影/ロイター/アフロ) 自民党が惨敗し、自公連携が過半数を割った。これに関して中国は強い関心を示し、日本メディアや米メディアの転載を主としながら、一斉に報道している。   その中から見えてくるのは「日本に回転ドアのように短命内閣が続けば中国に有利」という視点だ。◆中共中央宣伝部の管轄下にある中央テレビ局CCTVの速報 中央テレビ局CCTV端末は、28日の午前零時から朝7時にかけて、連続3本も速報で衆院選に関するニュースを報道した。 まず10月28日午前零時に<日本の連立与党 衆議院選挙で過半数を獲得できず>という見出しで、27日の日本の衆院選の最新の開票状況を速報した。立憲民主党など野党側が得票を伸ばし、自公連立が過半数を取れなかったことが明確になったとし、石破茂氏が10月1日に首相に就任したばかりなのに戦後最速の衆議院解散を9日に表明した結果だと結んでいる。 同日午前4時になるとCCTV端末は再び衆院選の最終結果が出たと報道した。概略は以下の通り。 ●自民1...
健康

治験である「COVID-19ワクチン」接種の結果追跡に便利なマイナ保険証

治験である「COVID-19ワクチン」接種の結果追跡に便利なマイナ保険証 日本では現行の健康保険証制度が今年12月2日に終了し、日本に住む人びとを監視するために導入されたマイナンバーカードと一体化させた「マイナ保険証」へ移行させる。 このシステムはさまざまな個人情報、例えば学歴、銀行口座の内容、ATMの利用記録、クレジット・カードのデータ、航空券の購入記録、映画や舞台のチケット購入歴、住宅ローンの支払い内容、電子メールに関する記録、インターネットでアクセスしたサイトに関する記録、図書館の利用状況、そして勿論投薬記録などが一括管理される可能性がある。こうした情報管理をアメリカではDARPA(国防高等研究計画局)などが遅くとも1970年代から開発してきた。(William D. Hartung, “Prophets Of War”, Nation Books, 2011) ACLU(アメリカ市民自由連合)によると、フロリダ州を拠点とするシーズント社はスーパー・コンピュータを使い、膨大な量のデータを分析して「潜在的テロリスト」を見つけ出そうとしていた。どのような傾向の本を買い、借りるのか、ど...
現代の日本

泉房穂氏「日本のテレビ局は腐っている」とSNSに吐露…裏金自民とTV局は“握っている”のか

泉房穂氏「日本のテレビ局は腐っている」とSNSに吐露…裏金自民とTV局は“握っている”のか裏金自民党以上に腐臭を漂わせているのはTV局だったのか? 前明石市長で、弁護士の泉房穂氏(61)がX(旧ツイッター)で放つ「泉砲」がSNS上で話題となっている。 国会議員、地方首長の経験もある泉氏は歯に衣着せぬ物言いで知られ、派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件が発覚した自民党に対してもワイドショー番組などでメッタ切り。「裏金議員は全員辞職が当然」などと真っ当な指摘をする数少ないコメンテーターとして人気を集めていたのだが、「裏金選挙」の投開票日が近づくと同時にメディア露出は減少。すると泉氏は10月26日夜から27日にかけて、Xで立て続けにこう投稿したのだ。《【お詫び】今回の総選挙に関して、特定の政党や候補者の応援はしないとのスタンスを選択した。「応援したら、選挙期間中のみならず、今後すべての出演はなしにします」との圧力に屈したというのが正直なところだ。まだ干されるわけにはいかないとの思いだが、期待を裏切り、申し訳なく思っている・・》《誤解は望まないので補足説明。事務所(ホリプロ)は誠実に対応して...
現代の日本

特別国会首班指名に向け大攻防

特別国会首班指名に向け大攻防10月27日に実施された衆院総選挙で自公の与党は大敗し、過半数を割り込んだ。政党別獲得議席数は以下の通り。自民   191公明    24与党計  215立民   148維新    38国民    28れいわ    9共産     8参政     3保守     3社民     1野党計  238無所属   12衆議院過半数は233。無所属当選者は自民の公認を得られず無所属で立候補して当選した者 4名野党系無所属の「有志の会」当選者 4名野党系無所属で当選した者 2名自民系無所属で当選した者 2名となっている。憲法54条の規定により総選挙から30日以内に特別国会を召集しなければならない。特別国会が召集されると内閣は総辞職する。そのうえで総理大臣指名選挙が衆参両院で行われる。1回目投票で議員の過半数を得た議員が内閣総理大臣に指名される。衆参が異なる指名を議決したときは両院協議会が開催されるが、最終的には衆議院の議決が国会の議決とされる。1回目投票で議員の過半数を得る議員がいない場合は、上位2者による決選投票が行われ、多数を得た者を当選人とする。得票数が同じとき...
現代の日本

国家観なき日本の政治家は「対中カード」なし 日本人学校児童殺害やスパイ容疑逮捕は遺憾砲では救えない

国家観なき日本の政治家は「対中カード」なし 日本人学校児童殺害やスパイ容疑逮捕は遺憾砲では救えない国会議事堂(写真:つのだよしお/アフロ) 深圳にある日本人学校児童が殺害されたり、中国に滞在中の日本人がスパイ容疑で逮捕されたりしたときに、日本政府はただ「甚だ遺憾だ」という遺憾砲を発するか、「毅然とした姿勢で!」といった精神論を発するだけで、実効のある手段を取ったことがない。それは中国に対する「カード(切り札)」を持っていないからだ。 なぜカードを持てないかというと、敗戦後、GHQ(General Headquarters、連合国軍最高司令官総司令部)により徹底した贖罪意識を植え付けられ、ひたすらアメリカの顔色を窺(うかが)うことに明け暮れる一方、中国に対しても「悪いのは日本でございます」という姿勢を取ってきたからだ。その結果、日本国はどうあるべきかという理念のような独立国家としての「国家観」を持つことができず、政治家は選挙で自分が当選するか否かだけにしか関心を持たないという、劣化した民主主義選挙だけが蔓延している。◆「国家観」より「自分が当選できるか否か」だけが最大の関心事 自民党は、...
現代の日本

福井女子中学生殺害事件再審決定

福井女子中学生殺害事件再審決定袴田事件で殺人の罪に問われ死刑が確定した袴田巌氏は47年7ヵ月の期間にわたり確定死刑囚等として勾留された。その袴田氏に再審無罪が言い渡され、無罪が確定した。裁判所は捜査当局の証拠の捏造を認定した。有罪認定の決め手とされた味噌製造工場の味噌タンクから発見されたとされる5着の衣類が捜査当局による捏造と認定された。一審判決で証拠採用された1通の自白調書も捏造と認定された。5点の衣類の共布とされた証拠物も捏造と認定された。警察は証拠を捏造して無実の袴田氏を殺人犯人に仕立て上げたと裁判所は認定した。10月23日には、38年前に福井市で女子中学生が殺害された事件で殺人の罪で服役した前川彰司氏について、名古屋高等裁判所金沢支部が再審(裁判のやり直し)を認める決定を示した。この事件では13年前にも再審を認める決定が出された。しかし、検察の異議申し立てを受けて再審開始が取り消された。前川氏の名誉回復に向けて検察の対応が焦点になる。再審開始を認めた名古屋高等裁判所金沢支部は、有罪の証拠とされた目撃証言について、新たに検察から開示された証拠などを踏まえ「捜査に行き詰まった捜査機...
現代の日本

石破新首相が大功績上げる可能性

石破新首相が大功績上げる可能性日米の重要選挙が最終局面を迎えている。米国大統領選は州ごとに配分された選挙人を各州の勝利者が総取りして獲得選挙人数を競う方式。選挙人総数は538人。過半数の270人の選挙人を獲得した候補者が次期大統領に選出される。全米に50の州が存在するが共和党が強い州と民主党が強い州が存在する。現時点でハリス候補が225、トランプ候補が219の選挙人を確保する公算が高い状況。残る95の選挙人の獲得が勝敗を分ける焦点になる。選挙ごとに勝敗が入れ替わる傾向が強いのが「激戦州」で「スイングステイト」と呼ばれる。ミシガン、ウィスコンシン、ペンシルベニア、ネバダ、ジョージア、アリゾナ、ノースカロライナの7州が「激戦7州」として知られている。2016年選挙ではトランプが7州の5州で2020年選挙ではバイデンが7州の5州で勝利して大統領に選出された。“Real Clear Politics”が各種調査を集計して情勢を随時更新、公表している。10月22日時点の公表数値では激戦7州のすべてでトランプがリードしている。本年夏にバイデンが出馬辞退し、ハリスが民主党候補に指名された。その後に実...
日本の文化

霜降とは?2024年はいつからいつまで?読み方や時候の挨拶について – 二十四節気

霜降とは?2024年はいつからいつまで?読み方や時候の挨拶について - 二十四節気二十四節気の一つ「霜降」というのがあります。文字を見ると「霜(しも)が下りる頃」だとイメージできます。寒くなる季節であることがわかります。霜降の本当の意味や読み方、2024年はいつからいつまでのことでしょうか?詳しく紹介します。霜降とは?読み方は?霜降とは、寒露の次の二十四節気です。読み方は「そうこう」。寒露の次に霜降となるので、露が凍って霜になると覚えましょう。霜は、冷たい空気によって大気中の水分が結晶化し、草木の表面や地面が白くなる現象のことを言います。地表の温度が0度以下になると霜が降りやすくなります。山里に霜が降りるそんな時期が「霜降」です。朝晩の冷え込みが一層厳しくなり、朝昼との寒暖の差ができ、紅葉が鮮やかになっていきます。霜と言えば霜柱を思い浮かべる方もいるかと思いますが、霜降の「霜」とはまた別の意味になります。霜降2024年はいつからいつまで?2024年霜降はいつから?2024年10月23日(水)から2024年霜降はいつまで?2024年11月6日(水)まで(立冬の前日まで)霜降の太陽黄経21...
日本の歴史

泰平日本と強圧的な黒船艦隊の開国談判

No.1392 泰平日本と強圧的な黒船艦隊の開国談判250年の泰平を過ごした江戸日本は、黒船艦隊の強圧的談判によって、ようやく開国した。■1.堀の流暢なオランダ語に驚いた異国士官 嘉永6(1853)年6月3日(旧暦)、鉄製の巨大な黒船の下に小舟を寄せると、与力の中島三郎助は見下ろしている士官らしい異国人に、梯子(はしご)を下ろすよう手真似しました。しかし、士官たちは見下ろしているだけで、何もしません。これまで多くの異国船が来航していますが、日本側の役人の乗船要求を無視した例はなく、中島は表情をこわばらせました。 中島はオランダ通詞の堀達之助に、何か言葉をかけるように命じました。この船は前年に長崎のオランダ商館から報告のあったアメリカ船隊に違いありません。 堀はオランダ語の会話と文章の翻訳には精通していますが、英語は一応読解はできても、会話はカタコトしかできませんでした。しかし、長崎で習い覚えた数少ない英会話を反芻し、士官たちに向かって「私ハオランダ語ヲ話スコトガデキル」と、英語で言いました。 日本に来る異国船は、外国語はオランダ語しか通用しない事を知っていて、オランダ語の通訳を乗せてい...