2025-01-15

現代の世界各国

トランプ返り咲きで世界が変わる、という演出

トランプ返り咲きで世界が変わる、という演出2025年1月14日   田中 宇1月20日の就任式でドナルド・トランプが米大統領に返り咲くのを機に、世界のいくつもの大きな対立が解決するとか、トランプは返り咲いただけで世界が良くなるんだからすごいぞ、といった演出が進められている。ガザの停戦がその一つだ。私は昨年12月18日に「ガザ停戦、アブラハム合意交渉再開へ」という記事を書いた。トランプの就任式までにハマスが人質の一部を解放してイスラエルと停戦し、見返りにサウジアラビアがイスラエルとの和解(アブラハム合意)に進んでいく、という予測記事だった。(ガザ停戦、アブラハム合意交渉再開へ)その後、エルサレムポストなどは、ハマスとの停戦交渉が頓挫している・・・、少し進んだ・・・、また頓挫だ・・・、みたいな一進一退の記事を出し続けていた。私の予測がまた外れたかな、と思っていたら、1月13日から急に「今週中に話がまとまりそうだ。早ければ24時間以内にも・・・」という話が噴出し始めた。(Hamas claims it made concessions for Gaza ceasefire)(Gaza tru...
現代の日本

まずは時代錯誤的な妄想「アジア版NATO」構想をドブに捨てよ。石破首相が公明党の「アジア版OSCE」に賛同する前にやるべきこと

まずは時代錯誤的な妄想「アジア版NATO」構想をドブに捨てよ。石破首相が公明党の「アジア版OSCE」に賛同する前にやるべきこと石破茂氏が首相就任前から主張している「アジア版NATO」の設立。ところがここに来て首相は、公明党の山口那津男元代表から説明を受けた同党の「アジア版OSCE」なる構想に好意的な姿勢を示したと新聞各紙が伝えています。そんなニュースを取り上げているのはジャーナリストの高野孟さん。高野さんはメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』で今回、この動きを「1つの事件」だとしてそう判断する理由を解説するとともに、首相が公明党の構想に賛同する前段階で「しておかなければならないこと」を指摘しています。※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/メルマガ原題:またまた露呈した軍事オタク首相の政治オンチぶり/公明党の「アジア版OSCE」構想にどうして簡単に賛成するのか?プロフィール:高野孟(たかの・はじめ)1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『...
現代の世界各国

研究:「気候変動」のせいにできる自然災害は一つもない

研究:「気候変動」のせいにできる自然災害は一つもないイタリアの研究者グループは、「気候変動」が自然災害を引き起こしているというグローバリストの主張を否定した。研究者らは、いわゆる「気候災害」が増加していないことを発見した。イタリアの研究者ジャンルカ・アリモンティ氏とルイージ・マリアーニ氏は、1900年から2022年までの気候災害報告の傾向を観察した。彼らは、「気候現象」は増加していないが、グローバリストの企業メディアによってより頻繁に報道されていることを発見した。自然災害の報道が増えるにつれ、それを「気候変動」と誤解を招く形で結びつける報道も増えている。「観察されたパターンは、主に自然災害の報告が次第に改善されたことに起因すると結論付けた」と研究者らは記した。彼らは、これらの調査結果は国連の主張と真っ向から矛盾していると指摘した。特に、国連食糧農業機関(FAO)と国連防災機関(UNDRR)は、気候災害の件数が増加していると主張しています。「上記の結果は、地球温暖化に伴って自然災害やその影響が増加すると予測する2つの国連機関(FAOとUNDRR)による以前の分析とは著しく矛盾している」と...
現代の日本

2025年は「日経平均3000円」と予測…森永卓郎氏に日本経済と株価の行方を聞いた

2025年は「日経平均3000円」と予測…森永卓郎氏に日本経済と株価の行方を聞いた2024年2月22日、東京株式市場は日経平均株価がバブル期の1989年12月につけた史上最高値(3万3957円)を34年2カ月ぶりに更新しました。7月11日には終値で4万2224円まで上昇し、最高値に。一方で、8月5日には1日の下落幅が過去最大の4451円となるなど、株価は異例の状態が続きました。今回は、「25年には日経平均が3000円となる」と予測した経済アナリストの森永卓郎氏に改めて、今年の日本経済と株価の行方を聞いた。(聞き手=児玉一希/投資家)  ◇  ◇  ◇ ――昨年は円安・株高でしたが、改めてその要因とは何だったのでしょうか。 今の状況は「人類史上最大のバブルが世界を覆っている」と見ています。株式市場はほとんどが投機的で、経済実態と関係なく株価が動くのは日常茶飯事です。ただ今回のバブルは前例がない規模で、”経済が非常に順調であると見せかけている”というのが24年の特徴だと思います。 ――実体経済と株価が乖離している事例について教えてください。 こ10年で最初に起きたのはドットコムバブルです。...
日本の文化

葛飾北斎が西欧に与えた衝撃

No.1046 葛飾北斎が西欧に与えた衝撃ゴッホ「こんなに単純な日本人が教えてくれるものこそ、まずは真の宗教ではないだろうか」■1.『北斎とジャポニスム』 東京・上野の国立西洋美術館で開催されている『北斎とジャポニスム HOKUSAIが西欧に与えた衝撃』が大人気のようだ。ホームページの「みどころ」では、モネ、ドガ、セザンヌ、ゴッホ、ゴーガンなど西欧の画家たちと北斎の絵を比べ、彼らがいかに北斎から影響を受けたかが、一目で判るようになっている。 例えばクロード・モネの『陽を浴びるポプラ並木』は、北斎の『冨嶽三十六景 東海道程ヶ谷』の松並木とそっくりだし、ポール・セザンヌの『サント=ヴィクトワール山』は、『冨嶽三十六景 駿州片倉茶園ノ不二』と、手前に樹木を配し、遠くに山を望む構図からして同じである。 しかし、北斎が西洋の画家たちに与えた影響は異国趣味という皮相的なものではない、と西洋美術史の大家、田中英道・東北大学名誉教授は著書『葛飾北斎 本当は何がすごいのか』で指摘している。 この点に深入りする前に、まず北斎の「すごさ」を田中教授の解説から辿ってみよう。■2.『富嶽三十六景 神奈川沖浪裏』...