2023-09-07

現代の日本

小水力発電 ~「和の国」のエネルギー

小水力発電 ~「和の国」のエネルギー小水力発電こそ、日本列島の自然と調和したエネルギー。■1.ダムを増やさずに水力発電量を2,3倍にできる「ダムを増やすことなく、水力発電量を二倍、三倍に増やすことが可能」「純国産でまったく温室効果ガスを発生しない電力が、毎年、金額に直して二兆円から三兆円分も増加する」と指摘するのは、建設省(現・国土交通省)で長らくダム・河川事業を担当してきた竹村公太郎氏。その経歴だけでなく、提案の内容も素人にも判りやすいだけに説得力がある。 氏が提案する、水力発電量を2、3倍にする方策は次の3つである。1) 現在のダム湖の水位は半分ほどに抑えられている。これをフルに貯めれば、発電能力が上がる。2) 現在のダムの嵩上げをする。100mのダムを10m嵩上げすると、発電能力はほぼ倍増する。3) 砂防ダムなど、発電に利用されていない非常に多くのダムがある。これに小電力発電の施設を設置する。 以下、項目毎に見ていこう。■2.60年前に決められていた水位の制限 水力発電ではダム湖の水が多いほど、発電量が増える。水位が上がることで落下する水の勢いが増し、電力は大きくなる。また水量が...