世界各国

現代の世界各国

気候危機の捏造

非米側は、温暖化問題を潰す気はなく、気候危機を、事実としてでなく政治策略として肯定している。化石燃料制限などの温暖化対策が欧米を自滅させて非米側を優位にするからだ。非米側は化石燃料制限をやらない。すでに中国や印度が宣言している。制限をやるのは欧米だけだ(日韓などはいないふり)。その構図を作るため、UAEのCOP28は有効だった。UAEなど非米諸国は、産油国のUAEで温暖化対策の会議をやり、その議長に地元石油会社の会長アルジャバーを据え、石油業界を代弁する形をとりつつ、温暖化問題の捏造性を暴露し、温暖化対策を推進する欧米側との無限の論争構造を作った。非米側は、COP28での論争に依拠して今後も化石燃料制限をやらない。欧米だけが、化石燃料制限を過激化して自滅していく。それが温暖化問題の隠れた本質になっている。2024年4月30日   田中 宇10年以上前から私にとって国際情勢は「自分の見立て・分析・理性が、世の中の常識・主流分析と正反対・大きく食い違っていても、間違っているのは自分でなく世の中の方である場合が意外と多い」というものになっている。「常識と理性が対立したら、理性の方が正しい」と...
現代の世界各国

世界を主導することなく終わる中国・インドの成長の限界とその内幕「近代」が黄昏れる世界を眺めて

世界のパワーバランスの変化・パラダイムシフト、つまり、欧米諸国、西側からBRICs、グローバルサウス諸国などが台頭する多極化への変化はこのブログで何度も紹介してきました。しかし、一部の国が覇権を握る、或いは、大きな影響力を持つ、と言うような事はありません。あくまで、共存共栄、共生というような多極化した世界になると言うことです。このような状況で重要なのは、以下のような認識だと思います。「経済・生活水準の上昇に支えられた民主主義」という、「近代」は虫食いになって黄昏れているのだ。この中で日本にいる我々はどうしたらいいだろう。右往左往することなく、基本をしっかり押さえよう。「自由」とか「民主主義」とか、米欧がすっかり泥を塗ってしまった言葉は少し横に置いて、「人間らしい生活」を維持することを基本にしよう。「人間らしい」という言葉には、自分、他人の権利の尊重、高い生活水準など、失われつつある「近代」の成果物がつまっている。そして、我欲の追及で限度を知らない人間達には、中庸の美徳、「足るを知る」ことの大切さを説いていこう。世界を主導することなく終わる中国・インドの成長の限界とその内幕「近代」が黄昏...
世界各国の歴史

2万7000年前の巨大建築!?世界最古のピラミッド インドネシア「グヌン・パダン遺跡」

現在、世界最古のピラミッドとされている、インドネシア西ジャワ州にある「グヌン・パダン(Gunung Padang)遺跡」の紹介です。北米や中南米の古代遺跡について、このブログでも何回か紹介していますが、これに匹敵する遺跡が、インドネシアで発見され、研究が進んでいます。米国の政治学者サミュエル・P・ハンティントンが1996年『文明の衝突』と言う本で「世界八大文明」という概念を提示しています。中華文明、ヒンドゥー文明、イスラム文明、日本文明、東方正教会文明、西欧文明、ラテンアメリカ文明、アフリカ文明 の八文明です。近年、このような文明の概念区分に収まらないような文明史観、人類史観、歴史観、が提示され、大きく塗り替えられることになると思います。2万7000年前の巨大建築!?世界最古のピラミッド「グヌン・パダン遺跡」ピラミッドと聞けば、大半の人はエジプトを思い浮かべるでしょう。しかし実は、世界最古のピラミッドが存在するのはエジプトではありません。現在、最も古いピラミッドの筆頭とされるのは、インドネシア西ジャワ州にある「グヌン・パダン(Gunung Padang)遺跡」です。インドネシア国立研究...
現代の世界各国

イスラエル窮地の裏側

イズラエル・ハマス紛争の現状分析の紹介です。イスラエルは窮地に陥っていない、米国覇権崩壊後の多極世界をにらんで強攻策を取っている・・・このような分析もありうると思います。これらのシナリオを見る(鵜呑みにする)と、テルアビブがガザみたいな瓦礫の山の廃墟になっていく構図が浮かび上がる。米国の覇権衰退・中東撤退により、唯一の後ろ盾失うイスラエルは、いずれ弱体化してイランやヒズボラ、ハマスなどイスラム側に勝てなくなり、潰れていく。ガザ戦争が起きなかったとしても、イスラエルは潰れていく運命だった。イスラエルが「あがき」として起こしたガザ戦争は、イスラエルの滅亡を早めてしまった・・・。うんぬん。ネットの情報を読み解くと、そんな感じになる。イスラエルは潰れていく。だが、本当にそうなのか??。イスラエルは今回の行為によって米覇権を潰すことで、世界の多極化や非米化に貢献し、きたるべき多極型世界における自らの地位を確保しようとしているのでないか。イスラエル窮地の裏側4月1日、イスラエル軍が、シリアの首都ダマスカスにあるイラン大使館(の別館)を、戦闘機からのミサイル発射で破壊した。建物内で会議をしていたイラ...
現代のロシア

米国は影響力を失いつつあり、NATOには合意がない。ウクライナ情勢

ウクライナ情勢に関する「タス通信」の記事です。米国は、ウクライナへの支援から手を引きつつあるし、NATOの内部も一枚岩ではなく、ほとんどの国はこの紛争の早期終結を望み、資金や武力の提供を拒んでいる。米国ジャーナリストのタッカーカールソン氏からは「ジョー・バイデン米大統領の政権は、ロシアに対する宣言なき戦争を遂行するために数千億ドルを費やしてきた。」と指摘されている。マージョリー・テイラー・グリーン下院議員(共和党、ジョージア州)は、「米国中央情報局(CIA)はウクライナに駐在し、ロシアとの紛争におけるキエフの行動を指揮している。」「戦争に資金を提供し、その費用を支払い、戦争を継続し、助言し、ウクライナでのこの戦争を指揮するために私たちのCIAを現地に置くことは、常軌を逸している」と述べている。米国は影響力を失いつつあり、NATOには合意がない。ウクライナ情勢ブルームバーグ情報筋によると、米国はウクライナがキエフへの軍事援助の供給を停止したため、製油所を含むロシアのインフラへの攻撃を放棄するようウクライナを説得することはできない。NATOのいくつかの国は、キエフへの武器供給に5年間で10...
現代の世界各国

国際法を無視してイランの領事館を空爆したイスラエルをアメリカは擁護し続ける

4月1日、イスラエル軍が、シリアのダマスカスにあるイラン領事館を空爆した。この攻撃でイランの将校7名が死亡したと伝えられている。イスラエルは、国際法で保護されている外交施設を破壊した攻撃により、国際法を守る意思がないことを自ら示すことになった。また、ガザではイスラエル軍による破壊と殺戮が続いており、すでに3万数千人が殺害されたと言われている。このような状況で国際社会のイスラエルに対する非難が集中し、国際社会の中での孤立を招いている。この攻撃の意図は、イランに対する挑発、反撃を狙っているものだと思われるが、イランは「対抗措置をとる権利を留保しつつ、反撃の種類と攻撃者への処罰を決定する」と慎重な姿勢を示している。直接的な武力での反撃が始まれば、中東戦争や核兵器の使用、そして世界大戦にまで広がる危険性があるが、現段階ではこの可能性は低いと思います。イランやイスラム教国、そしてバックにいるロシアや中国は、政治的にイスラエルと米国、英国を追い詰める方策をとると思います。或いは、ホルムズ海峡、バブ・エル・マンデブ海峡の封鎖、海底ケーブルの切断などでイズラエルや欧米諸国に経済的打撃を与える作戦に出る...
現代の世界各国

世界最高の知性が指摘「いまや世界的な対立は西対東ではなく、西洋対世界である」極端なフェミニズム、道徳的なリベラリズムの強要「西洋は私たちが思っていたほど好かれていない」

フランスの人口統計学者・歴史学者・人類学者であり、世界最高の知性の一人とされるエマニュエル・トッド氏。氏いわく日本人にとって当たり前に感じられる「ロシアは悪者」「ウクライナ人は善人」というウクライナ戦争の構図は、経済的な観点からみると違うという。書籍『人類の終着点 戦争、AI、ヒューマニティの未来』より一部抜粋・再構成し、西洋対世界という構図を説明する。西側諸国から実際の生産手段を奪ったグローバル化――現在の世界情勢について、お聞きしたいと思います。ウクライナでの戦争は依然として続いており、アメリカ、イギリス、EU、日本などの西側諸国は、多額の軍事、財政、人道支援を行っています。しかし、報道を見る限り、戦況は依然として流動的です。あなたは著書の中で多くの国が中立的な立場にとどまることさえせずに、ロシア寄りに傾いていると述べています。また、あなたは世界的な対立を「西側対東側」ではなく、「西洋対世界」であると表現しています。国際秩序に反するロシアの侵略に、怒りを感じている日本人にとっては、非常に驚くべきことでしょう。こうした動きを踏まえて、現在の国際情勢をどのように受け止めていますか。また...
現代の世界各国

「メディアの発表」間の大きなギャップ。真実、大きな嘘、そして国際世論

現代のマスメディアの問題はこのブログでも様々な形で取り上げていますが、改めて海外の記事を紹介します。ジャーナリズムが死につつあると言っても過言ではありません。それは死んでいるのではなく、自殺しているとさえ言えるでしょう。これは悲惨な状況であり、本物のジャーナリストがもはや必要とされていないため、「ニュース」を発行する人々にとって企業と政治の利益が最優先であることが主な原因です。「メディアの発表」間の大きなギャップ。真実、大きな嘘、そして国際世論2014年、米国主導のクーデターによってウクライナ情勢が崩壊して以来、現場の事実の伝え方とその後のドンバス地域での殺害事件の実際の様子との最も明白な違いの一つは、それがどのように報道されたかである。メディア。その結果、メディアが真実として提示するものと世論の間には大きな隔たりが存在します。現在の西側メディアの報道は、少なくともほとんどの西側メディア、特に国内メディアの一部において、真実が窓の外に消え、純粋なプロパガンダがそれに取って代わった時期として解釈される可能性がある。混乱は、平均的な西洋人に提供される情報の大部分が虚偽であるか、特定の議題に...
日本の歴史

台湾が親日な理由は彼らにあった。台湾の発展に尽くした日本人列伝

台湾が親日な理由は彼らにあった。台湾の発展に尽くした日本人列伝かつて日清戦争で勝利をおさめた日本は台湾を50年もの間統治していましたが、日台間には現在まで大きないさかいもなく友好関係を築いています。それは、以前「台湾で最も尊敬される日本人。命がけで東洋一のダムを作った男がいた」という記事でもご紹介した八田與一をはじめとする、統治時代に台湾のために尽くした日本人たちの努力の証であると言えるかもしれません。無料メルマガ『Japan on the Globe-国際派日本人養成講座』では、そんな先人たちの姿が詳しく紹介されています。台湾につくした日本人列伝1999年の台湾大地震では、日本がかなり目立った働きをした。地震発生当日の夜には、日本からの緊急援助隊が一番乗りし、「空港で1秒間も休まずに災害現場に駆けつけた」(地元マスコミ)。規模も合計125人と最大、機材も最新鋭、訓練、規律も最高とあって、地元マスコミに高く評価された。ファイバースコープや生存者の呼吸を電磁波で探知する「シリウス」と呼ばれるハイテク機器、赤外線探知機、さらに大型の切断器具などの最新鋭装備だけでなく、発見された遺体に敬礼を...
世界各国の歴史

台湾で最も尊敬される日本人。命がけで東洋一のダムを作った男がいた

台湾で最も尊敬される日本人。命がけで東洋一のダムを作った男がいたimage by: Wikimedia Commons大正時代、台湾の人々の生活を豊かにしようと奮闘した日本人がいました。無料メルマガ『Japan on the Globe-国際派日本人養成講座』では、台湾に東洋一とも言われるダム建設をした日本人技師「八田與一(はった よいち)」の感動秘話が紹介されています。今も語り継がれる八田氏の人情味溢れる活躍ぶりは、台湾と日本の固い絆、そして日本人としての誇りを再確認させてくれます。戦前の台湾で東洋一のダムを作った日本人台湾南部の古都・台南市から東北にバスで1時間20分ほど行くと、台湾第2の烏山頭ダムに着く。湖畔にはホテルが建ち、満々と水をたたえた湖水にはボートも浮かぶ観光地になっている。このダムを見下ろす北岸に、日本式の墓があり、「八田與一、外代樹之墓」と刻まれている。墓の前には作業着姿で腰を下ろし、片膝を立てた八田の銅像が建っている。墓も銅像も、このダムを造った八田與一を敬愛する地元農民が作ったものだ。1996年、地元の農民たちと日本人が集まって、墓前で50回目の慰霊祭を行った。...
現代のロシア

なぜEUがウクライナ紛争の最大の敗者となり得るのか キエフの無人機は電子戦争に敗北 – NYT

日本のマスコミでも少し報道されて来たようですが、ロシア・ウクライナ紛争はロシアの圧倒的優位、ウクライナの敗戦間近という状況のようです。このような状況で欧州連合(EU)はどのような対応策をとるのでしょうか?マクロン仏大統領のウクライナ駐留NATO軍に関する発言は、どのような意味を持つのでしょうか?このまま進めば、EUはこの紛争による経済的損失による国力低下、NATOの求心力低下による軍事力低下、そして国際関係での影響力低下は避けられないと思います。ロシア大統領選挙前夜、セルゲイ・ラブロフ外相はEU大使を会合に招待したが、大使たちは拒否した。「大使が任命されている国の大臣との会談に来ることを恐れている国々との外交レベルでの関係を想像できますか?どこでそれを見ますか?これが、これらの同盟パートナーのマナーに起こったことです。」「これらの人々は、最も重要な役割を果たしていないとしたら、我が国の領土内で何をしているのでしょうか、またどのように行動しているのでしょうか?」NYT(米国ニューヨーク・タイムズ紙)が下記のような報道をすることは今までありませんでした。そろそろこの紛争も終わりが近づいてい...
現代のロシア

プーチン大統領、ウクライナ駐留米軍に警告 ロシア、ウクライナ紛争への「直接関与」で米国を非難  

ロシア・ウクライナ紛争は、米国とその背後の英国が元凶である、と言う事実をロシア、プーチン大統領は明確に意識しています。この記事のようにロシアは米国・英国の更なる介入に対する警告を度々発信していますが、これには単なる警告だけではなく、明確な意図があると思います。また、先月、エマニュエル・マクロン仏大統領が「キエフ支援に米国主導の軍事ブロックから兵士が派遣される可能性を  「排除できない」」と声明を出していますが、言葉通りではなく、何らかの意図を持ったモノと思われます。「危機を演出し、米国・英国抜きでロシア・ウクライナの和平を実現する」というストーリーが一番濃厚ではないでしょうか?その仲介を中国が担うのか、それとも他の国か・・・タイミングはロシアの大統領選終了直後になる可能性が高いように思います。プーチン大統領、ウクライナ駐留米軍に警告ロシアはいかなる外国軍隊も侵略者とみなし、それに応じて扱うだろうと大統領は述べたロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ロシア・モスクワのクレムリンでロシア・セゴドニャ国際メディアグループのドミトリー・キセリョフ事務局長とのインタビューで語った。©スプートニ...
世界各国の歴史

歴史的・文化的価値は「計り知れない…」パナマの古代文明の遺跡で黄金の副葬品を収めた墓を発見

前回、メキシコのユカタン半島にあるツィバンチェ遺跡の記事をお伝えしました。今回は、中米パナマのコクレ文明のエル・カーニョ遺跡の記事紹介です。同遺跡には、スペイン植民地時代前に栄えたコクレ文明の巨大墓地ネクロポリスがあります。ネクロポリスは紀元700年ごろ建造され、同1000年ごろ放棄されたと言われています。米サウスフロリダ大学によると、コクレ文明は紀元前200年から紀元1550年ごろまで同地に存在していたとされています。中南米や北米には、今から1万年以上前から人類が住み、高度な文明を創造していた国が存在していたのではないでしょうか?おそらく、当時の列強国スペイン等が侵略し植民地化した時にそのほとんどを盗掘、破壊してしまって残っていない、見つからないと言うことのように思います。このような事実を踏まえた上で、人類史の見直しが迫られていると思います。<この墓は地位の高い権力者だった30~40歳の成人男性のものと思われる>(イラストはイメージです) ECE design-Shutterstock中米パナマの古代文明の遺跡で、黄金の副葬品を収めた墓が見つかった。歴史的・文化的価値は「計り知れない...
世界各国の歴史

ベールを脱ぐマヤ

現代の「人類史」を代表する「四大文明史観」が崩れつつあることは既にお伝えしています。今回は「メキシコのユカタン半島にあるツィバンチェ遺跡がLiDARというレーザー技術により、この都市が20平方キロにわたって広がっていたことが示された」という記事の紹介です。マヤ文明だけではなく、北米や中南米の古代文明に関する新たな発見が続いており、今後はアフリカ大陸やアジアでも同様な知見が示されることが期待できます。日本においても縄文文明が見直されており「人類史」全体が見直される時が近いと思います。ベールを脱ぐマヤ最新技術「LiDAR」の登場で謎が解き明かされようとしている2024.02.29メキシコのユカタン半島にあるツィバンチェ遺跡。空から見ただけでは実際の規模がわからないが、LiDARというレーザー技術により、この都市が20平方キロにわたって広がっていたことが示された。(PHOTOGRAPH BY RUBÉN SALGADO ESCUDERO)この記事は雑誌ナショナル ジオグラフィック日本版2024年3月号に掲載された特集です。定期購読者の方のみすべてお読みいただけます。マヤの遺跡は何世紀もの間、...
現代の世界各国

BRICS・・・歴史的な350億ドルの開発契約に署名・2024年の通貨発行に向けて準備・ブロックチェーンベースの新しい暗号決済システムを発表

BRICS加盟国の経済の動き、新通貨準備の動きは激しいですね。世界の中に新しい潮流が間違いなく生まれています。BRICS、歴史的な350億ドルの開発契約に署名2024 年 3 月 1 日出典: securityaffairs.comBRICSの新加盟国であるエジプトとアラブ首長国連邦(UAE)は金曜日、歴史的な350億ドルの都市開発協定に署名した。ブルームバーグの報道によると、エジプトはアラブ首長国連邦(UAE)にラス・エル・ヘクマ市の開発を許可するために350億ドルを拠出することに同意した。エジプトのモスタファ・マドブリー首相は、エジプトと首長国の当局者が出席した記者会見でこの合意を確認した。この契約により、エジプトの近代史上最大の都市開発プロジェクトへの海外直接投資となる。こちらもお読みください:BRICS への加盟待ちリストに 25 か国が載っていますBRICS諸国は、これまで聞いたこともなかった新たなパートナーシップを締結しつつある。同国は来週中に150億ドルの前払い金を受け取り、今後2カ月以内にさらに200億ドルを受け取る予定だ。エジプトの実業家ナギブ・サウィリス氏は、雇用創...
現代の世界各国

世界がインターネット障害に見舞われる 紅海の海底ケーブル切断か?

2024年3月6日、世界的なインターネット障害が発生しました。まだ原因は明らかになっていませんが、海底ケーブルの切断により引き起こされたとみられています。海底ケーブルマップこのマップで世界中に海底ケーブルが張り巡らされている様子がよくわかります。各国の主要都市は、このケーブルによって繋がれることによって経済活動をはじめ全ての情報の交信を行っています。注目すべきは、物流の航路と重なる部分が多く、その重要箇所が同じだということです。現在、イスラエル・ハマス紛争によって、紅海のスエズ運河・バベルマンデブ海峡、ペルシャ湾のホルムズ海峡の武力封鎖の危険性が指摘されています。これらの海峡は物資の運搬の重要な箇所になり、ここを封鎖し、物流を妨害することは戦略的に大きな意味を持ちます。同様に、海底ケーブルの切断も大きな脅威となることが今回の事件によって周知のことになってしまったと思います。前記事でパイプラインや橋の破壊事件を紹介しましたが、海底ケーブルの切断は世界中にもっと大きな影響を与えることは間違いないでしょう。現代社会(世界)は、このようなインフラに支えられており、悪意や敵意を持ってこれを破壊す...
現代のロシア

「ノルド・ストリーム爆破」「クリミア橋攻撃」米・英・独の直接関与が明白に

露国のウクライナ侵攻が始まり半年あまりの時期にこの二つの事件が起こりました。当時は、両事件ともウクライナが関与している、或いは、他の諜報機関が関与していると言う情報が流れていました。しかし、2024年3月になり、米国・英国・独国が直接関与していたことが明確になっています。他国の民間施設や公共施設に対する軍事攻撃は国際法上認められておらず、宣戦布告と同じ意味を持っています。また、紛争そのものにもこれらの国やNATO諸国の軍隊が直接関与している、という情報もあります。主要メディアの報道がなくても、ネットで様々な情報を得られる現代においては、今までのような情報統制、プロパガンダは効力がなく、必ず事実が明らかになります。「ノルド・ストリーム爆破」 2022年9月26日バルト海を経由してロシアとドイツを結ぶ天然ガスのパイプライン「ノルドストリーム」が何者かに爆破された。場所はデンマークの沖合。パイプラインの4か所で爆発が起き、4本あるパイプラインのうち3本が破壊された。「クリミア橋攻撃」 2022年10月8日ロシア連邦領タマン半島とクリミア半島を結ぶ交通の要衝、クリミア大橋の道路橋部分で爆発が発...
現代の世界各国

2024年2月末のBRICSの動き BRICS通貨と加盟国

BRICSは着々と通貨戦略を推し進め、勢力の拡大を図っています。日本の主要メディアでは情報が一切流れていませんが、このパラダイムシフトは不可逆でしょうね。日本は全てが変わってから、世界秩序、パワーバランスの変化を知る事になるのかも。BRICS、ユーロに似た単一通貨を導入へ?2024 年 2 月 26 日出典: ロイター/ジェイソン・リーBRICS同盟は米ドルに代わる代替通貨の開発に取り組んでいる。同加盟国は、米ドルへの依存をやめ、世界貿易において現地通貨を促進するためのいくつかの選択肢を検討している。この同盟はまた、他の発展途上国に対し、米ドルへの依存をやめ、代わりに現地通貨を促進するよう説得している。BRICSが貿易のためにドルを捨てた場合、米国のどれだけのセクターが影響を受けるかについては、ここをお読みください。BRICSが米ドルに対抗するためにユーロに似た単一単位通貨を検討しているとの報道がなされている。こちらもお読みください:インド、BRICS 通貨の研究を開始ロシアのアントン・シルアノフ財務大臣は、BRICS加盟国はユーロに似た共通の会計単位と通貨の可能性を検討していると述べ...
現代のロシア

アラブ研究家・岡真理が語る、ロシアは叩かれ、なぜイスラエルは許されるのか 見捨てられてきたパレスチナ、見過ごされてきたイスラエル、ガザ問題の本質

がれきと化した難民キャンプ(写真:新華社/共同通信イメージズ) パレスチナとイスラエルの戦闘が始まり、すでに3カ月以上が経過した。日本ではすでに報道が下火になってきている上に、ウクライナ戦争と比較すると、なぜこの戦争が起きたのか、全体像が十分に解説されていない印象もある。 ハマースとはどんな組織で、イスラエルとはどんな国なのか。アメリカはどんな態度でこの現実と向き合っているのか。『ガザとは何か パレスチナを知るための緊急講義』(大和書房)を上梓した現代アラブ文学者の岡真理氏に聞いた。(聞き手:長野光、ビデオジャーナリスト)──「2023年10月7日の、ハマース主導のガザのパレスチナ人戦闘員による越境奇襲攻撃に対して、イスラエルによる未曾有のジェノサイド攻撃が始まりました」「日本の主要メディアは、このジェノサイドに加担しています」と本書に書かれています。今、ガザで何が起きているのか。日本のメディアの報じ方にどんな問題があるのでしょうか。岡真理氏(以下、岡):ちょうど本日で、ハマースの奇襲攻撃から始まるパレスチナとイスラエルの戦闘が100日目に入りました(このインタビューは2024年1月1...
現代のロシア

歴史家・人類学者のエマニュエル・トッド氏「西洋の敗北」

仏国の歴史家・人類学者エマニュエル・トッド氏が警告する「西洋の敗北の危機」の記事紹介です。様々な視点からの分析ですが「パワーバランスの変化」「パラダイムシフト」を見通しているのではないでしょうか?西側諸国は「何も見えていない」エマニュエル・トッド「いま私たちは西洋の敗北を目の当たりにしている」フランスで新著『西洋の敗北』(未邦訳)が刊行された歴史家・人類学者のエマニュエル・トッドに仏紙「フィガロ」がインタビューした。トッドは1976年の著書『最後の転落』でソ連崩壊を的確に予見したことで知られる。新著でトッドは「西洋の敗北」を予言し、その証明となる3つの要因を提示する。エマニュエル・トッドが警告する「西洋の敗北の危機」西洋の凋落を証明する「3つの要因」──2023年に弊紙から受けたインタビュー「第三次世界大戦はもう始まっている」が、今回の新著を書くきっかけになったと伺っています。すでに西洋は敗北を喫したとのことですが、まだ戦争は終わっていませんよね。戦争は終わっていません。ただ、ウクライナの勝利もありえるといった類の幻想を抱く西側諸国はなくなりました。この本の執筆中は、それがまだそこまで...