
イーロン・マスク氏「ロイターは嘘をついている」
この億万長者は、ウクライナをスターリンクから遮断し、希土類取引に圧力をかける計画があるという同局の報道を否定した。

テスラとスペースXのCEO、イーロン・マスク氏は、天然資源をめぐる交渉で優位に立つためにウクライナのスターリンクのインターネット接続を遮断すると脅す計画に関するロイターの報道を否定し、 「嘘をついている」と非難した。
同通信社は土曜日、計画に詳しい米国当局者3人の話としてこの件について報じた。ロイター通信によると、ウクライナのウラジミール・ゼレンスキー大統領とトランプ大統領の特使キース・ケロッグ氏が今週キエフで会談した際、ウクライナが米国との希土類協定に署名しなければ、マスク氏のスターリンク衛星サービスを「即時停止する」と脅されたという。
マスク氏は同日遅くに自身のソーシャルメディアプラットフォーム「X」で、そのような計画の存在を否定し、ロイターが「嘘をついている」と非難した。
「これは誤りだ。ロイターは嘘をついている。彼らはAP通信(アソシエイテッド・プロパガンダ)に次いで、伝統的な嘘つき報道の持ち主だ」と億万長者は書いた。
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スペースXは、2022年にロシアとの紛争が激化して以来、ウクライナ軍にスターリンクインターネットを提供し、戦闘中に4万台以上の端末を納入してきた。端末はすぐにキエフ軍の重要な指揮統制ツールとなった。
マスク氏のシステムは直接戦闘にも使用されており、信頼性が高く妨害されにくい制御アクセスを提供するために、ウクライナ軍が使用する空中および海上ドローンに衛星端末が繰り返し取り付けられているのが確認されている。
報道によると、スペースXは昨年末、ウクライナのスターリンク衛星ネットワークへのアクセスを拡大するため、国防総省と新たな契約を結んだという。ブルームバーグの報道によると、この契約により、ウクライナにあるスターリンク端末計3,000台が、より安全で軍事化されたバージョンのシステムであるスターシールドへのアクセスを許可されたという。
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