日本

日本の歴史

学校が教えない『明治日本の奇跡』の秘密 ~ 開国後60余年で国際連盟常任理事国にのし上がった要因は?

JOG(1451) 学校が教えない『明治日本の奇跡』の秘密 ~ 開国後60余年で国際連盟常任理事国にのし上がった要因は?明治日本が世界史に刻む奇跡を為しとげた成功要因を、現在の歴史教育では説明できない。■1.学校が教えない「明治日本の奇跡」 12月7日に発売された拙著新刊『世界史に刻んだ明治日本の奇跡 ~開国から60余年で国際連盟理事国へ』は、次の疑問に答えるための本です。__________ 日本が開国した 19世紀半ばは、西洋列強による植民地支配と人種差別が地球を覆っていた時代でした。・・・ その(荒海への)船出の結果、我が国は黒船来航からわずか3分の 2世紀後には、日清、日露、第一次大戦という大波を凌いで、国際連盟の理事国となりました。極東に閉ざされていた島国が、世界の指導的大国の一つにのしあがったのです。しかも、史上初の有色人種による近代国家として。 なぜ、我が先人たちは、こんな奇跡を実現できたのでしょうか ?これこそ、近代日本が成し遂げた世界史に刻まれた奇跡の物語でした。 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 現在の歴史教育では、この「明治日本の奇跡」が実現できた要因を教えてはくれません。いえ...
日本の技術

これから「日本株式会社」は大復活する。米中貿易戦争で浮上した技術立国ニッポンの新たな勝機

これから「日本株式会社」は大復活する。米中貿易戦争で浮上した技術立国ニッポンの新たな勝機米中貿易戦争の激化により、グローバルサプライチェーンの構造が大きく揺らいでいます。トランプ政権の関税強化、バイデン政権の対中デカップリング政策、そして中国によるレアメタル輸出規制——この米中対立の狭間で、日本企業は新たな岐路に立たされています。しかし、これは危機であると同時に、「技術立国日本」を再定義する絶好の機会でもあります。半導体、EV、AI、航空機といった先端分野で技術自立を進める日本企業は、単なる「下請け」から脱却し、グローバル経済の主役に返り咲こうとしています。メルマガ『j-fashion journal』では著者の坂口昌章さんが、「日本株式会社」復活の背景と、米中二択を拒否して第三の道を歩み始めた日本の戦略を詳しく解説しています。グローバル経済における日本企業の立ち位置グローバル経済の進展は、企業の役割分担を劇的に変化させた。最終製品を組み立てるメーカーや市場を支配する小売企業が利益の中心となり、素材や部品の調達は外部依存が合理的とされてきた。こうした構造の中で、米国や中国の巨大企業が市...
現代の日本

3分の1が「単身世帯」の衝撃。高齢独り暮らしの急増が生む新ビジネスと社会的リスク=斎藤満

3分の1が「単身世帯」の衝撃。高齢独り暮らしの急増が生む新ビジネスと社会的リスク=斎藤満家族の形態が大きく変わっています。戦後長らく続いた3世代同居の大家族型から核家族化が進み、最近では1人世帯が全体の3分の1強を占めるようになりました。未婚の若者が増えているほか、配偶者との死別、熟年離婚の増加もあって高齢者の独り暮らしも増えています。これが消費生活の形を変え、独り暮らしのリスクから社会のニーズを変えています。その中で新しいビジネスも生まれています。(『マンさんの経済あらかると』斎藤満)【関連】金価格また最高値更新…今が買い?トランプ関税と世界の混乱が追い風に=斎藤満※有料メルマガ『マンさんの経済あらかると』2025年12月12日号の一部抜粋です。ご興味を持たれた方はこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。プロフィール:斎藤満(さいとうみつる)1951年、東京生まれ。グローバル・エコノミスト。一橋大学卒業後、三和銀行に入行。資金為替部時代にニューヨークへ赴任、シニアエコノミストとしてワシントンの動き、とくにFRBの金融政策を探る。その後、三和銀行資金為替部チーフ...
現代の日本

「票も取れるし数字も稼げる」が本音。参政党の躍進で「外国人問題」を煽る政治家と大手メディア、大半の日本人は「排外的」になどなっていない

「票も取れるし数字も稼げる」が本音。参政党の躍進で「外国人問題」を煽る政治家と大手メディア、大半の日本人は「排外的」になどなっていないネット上のみならず、大手メディアまでをも巻き込んで加熱の度合いを上げ続ける「外国人問題」をめぐる言説。世界各国で広がりを見せる「排外主義」は、我が国にも定着してしまうのでしょうか。今回のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』では作家で米国在住の冷泉彰彦さんが、世間を賑わせる「外国人問題」の実態を詳細に検証。その上で、本質を外した議論が拡大する理由を考察するとともに、日本社会がいま本当に向き合うべき課題を提起しています。※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/メルマガ原題:外国人問題とは何かを考える国家の知性が崩壊寸前。「外国人問題」とは何かを考える今年7月の参院選で参政党が集票に成功して以来、日本のメディアは「タガが外れた」かのように「外国人問題」を煽り始めました。まるで、排外主義が全国を掩っているようですが、具体的な現象としては次の2つがあるだけとも言えます。「排外的なことを言うと集票できると思っている政治家が増えた」「排外的...
現代の日本

SNSで“つながりすぎる時代”の罠。あなたを蝕む「エコーチェンバー」による偏りを防ぐ“5つの習慣”

SNSで“つながりすぎる時代”の罠。あなたを蝕む「エコーチェンバー」による偏りを防ぐ“5つの習慣”私たちは毎日、SNSや動画配信サービスを通じて、無限に広がる情報の海に触れています。一見すると多様な世界とつながっているように見えますが、実は「自分が見たい情報」だけが選び取られ、同じような意見ばかりが流れてくる。その現象を「エコーチェンバー」といいます。Google、マッキンゼー、リクルート、楽天の執行役員などを経て、現在はIT批評家として活躍する尾原和啓さんは、自身のメルマガ『尾原のアフターデジタル時代の成長論』において、エコーチェンバーのリスクと対処法について紹介しています。つながりすぎる時代の副作用「エコーチェンバー」と、その対処法教会や密閉された部屋の中に入ると、自分の声が反響して、いろんなところから戻ってくることがありませんか? 教会のように、音が反響する閉じられた空間を「エコーチェンバー(残響室)」といいます。つながりすぎる時代には、その副作用で、だれもがいつの間にか陥ってしまう「エコーチェンバー」という現象があります。どうすれば自分のいきすぎた行動を防げるのか? 自分が偏り...
現代の日本

悪用厳禁!現役探偵が伝授する「情報を引き出す」2段階ステップが使える!

悪用厳禁!現役探偵が伝授する「情報を引き出す」2段階ステップが使える!誰かから情報を引き出したいのに、「話してくれない」「本音が出てこない」と感じたことはありませんか?実はこれ、話し方や質問の仕方を少し変えるだけで、驚くほど結果が変わるのだそう。現役探偵の後藤啓佑さんは、自身のメルマガ『探偵の視点』実際に現場で使っている聞き込みの基礎技術をもとにした日常のコミュニケーションにも役立つテクニックを紹介しています。情報を引き出す“二段階のステップ”今回は「探偵スキルシリーズ」として、聞き込みのテクニックを共有したいと思います。この技術は調査の現場だけでなく、日常生活やビジネスでもそのまま応用できる万能スキルです。ぜひ自分の周りでも使ってみてください。そもそも探偵の聞き込みとは、こちらの身分を明かさずに必要な情報を収集する行為です。例えば、人探しの依頼で、「この人を探しています。知っていますか?」とストレートに聞くと、当然ながら相手は警戒し、ほぼ確実に情報は得られません。現代は監視社会で、見知らぬ相手への警戒心は昔より強い。昔のように、菓子折りを持っていけば話せる!という時代ではないんです。...
現代の日本

政府の指導すら無視。重大事態いじめ20年以上隠ぺいも「解決済み」のウソで文科省を混乱させた神戸市教委の異常体質

政府の指導すら無視。重大事態いじめ20年以上隠ぺいも「解決済み」のウソで文科省を混乱させた神戸市教委の異常体質2005年に発生した、もはや「犯罪行為」とも言うべき重大事態いじめを隠蔽し続けてきた神戸市教育委員会。その組織的な不正の実態は、いまなお同市の教育行政に深刻な影を落としています。今回のメルマガ『伝説の探偵』では、現役探偵で「いじめSOS 特定非営利活動法人ユース・ガーディアン」の代表も務める阿部泰尚(あべ・ひろたか)さんが、20年にも及ぶ隠ぺい工作の全容をあらためて紹介。その上で、第三者委員会の調査すら無力化しようとする「無敵の組織」化した教育委員会の問題点を指摘するとともに、再発防止策の欠如がもたらす危険性を問題視しています。※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:神戸18年いじめ隠ぺい事件は更新されて今何年?「隠ぺい記録」更新中。重大事態いじめを20年間隠し続ける神戸市教委の大罪「神戸18年いじめ隠ぺい事件」を皆さんはご存じだろうか?2025年現在ではすでに「神戸20年いじめ隠ぺい事件」として更新されてしまったのだが。伝説の探偵では数回にわた...
日本の文化

お正月の飾りつけはいつから?門松・しめ縄・鏡餅の意味と場所

お正月の飾りつけはいつから?門松・しめ縄・鏡餅の意味と場所お正月の飾りつけをする家庭が最近減ってきましたが、年神様が関係しているので、できるだけ飾りつけするようにしましょう。その年神様が関係する門松、しめ縄(しめ飾り)、鏡餅の意味や飾りつけをする場所、「飾りつけはいつからいつまでにすればよいのか?」また、「いつ片付けるのか?」についてご紹介します。門松の意味、飾る場所門松は、年神様が迷わずに家に入ってこれるようにするための目印、案内役となっています。依り代(よりしろ)。門松の「松(まつ)」は、年神様を「待つ(まつ)」の意味も入っています。飾る場所は、家の門の前に飾りましょう。マンションなどで、簡易的なものをドアの横に飾ることもあります。門松を飾っておく時期を松の内と言います。しめ縄(しめ飾り)の意味、飾る場所玄関や神棚、床の間、神棚などにしめ縄やしめ飾りをしましょう。その意味は、そこが神聖で、年神様にふさわしい場所であることを示しています。結界、魔よけにもなります。最近は減りましたが、車にもしめ縄の飾りつけしている人も多かったです。飾る場所は、玄関ドアに飾りましょう。しめ縄などは、とん...
日本の歴史

明治日本の奇跡を実現した先人たち ~ 伊勢雅臣著『世界史に刻んだ明治日本の奇跡』から

JOG(1450) 明治日本の奇跡を実現した先人たち ~ 伊勢雅臣著『世界史に刻んだ明治日本の奇跡』から開国から60余年で世界の指導的大国の一つに。この「明治の奇跡」を実現した先人たちの苦闘の跡をたどる。■1.日本の未来を担う子供たちに先人の偉業を知って、元気と志を得てもらいたい花子: 伊勢先生の新しい本が出たんですね!伊勢: そうなんだ。12月7日に『世界史に刻む明治日本の奇跡』という本が発売になった。__________伊勢雅臣『世界史に刻んだ明治日本の奇跡』、育鵬社、R07 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄花子: どんな本なんですか?伊勢: 手短にまとめると、こういう内容だよ。__________極東の一角で鎖国をしていた幕末から、わずか60余年で我が国は国際連盟の常任理事国という世界の指導的大国の一つとなりました。まだアジア、アフリカの大半が植民地、半植民地状態の時代です。この時代、先進国からの経済援助も、発展途上国を助ける国際機関もありませんでした。それどころか、欧米列強が隙あらば植民地を広げようと虎視眈々と狙っていた時代です。その中で我が国は独立を維持し、しかも有色人種として世界で最初の...
日本の文化

煤払いの日や松迎えが行われる正月事始めとは?いつ行われるの?

煤払いの日や松迎えが行われる正月事始めとは?いつ行われるの?すす払いはよく年末に近くなるとテレビのニュースで見かけます。実はこのすす払い(煤払い)をする日は決まっているのです。それは正月事始め、松迎えとも関係しています。すす払いの由来やいつするのか?についてご紹介します。すすはらいの日はいつ?その意味とは?1年でたまったすすや埃を落とす大掃除の日を「煤払いの日(すす払いの日)」と言います。年末が近づいているので掃除を始めるという方が多いと思いますが、毎年12月13日がその「煤払いの日」と決まっています。なので、2025年も12月13日です。その由来は、昔12月13日を「正月事始め」と言い、お正月の準備を始める日で、この日に門松にする松を山に取りに行く松迎えや、お雑煮を炊くための薪を山へ取りに行く日でもあったのです。すす払いもその一つで、お正月に年神様をお迎えするため、神棚や仏壇を清めていたのです。普通の掃除というよりは、信仰の一種として始まった行事でした。因みに、すすとは火を起こした時に出る煙に含まれている黒い粉のことを言います。昔は囲炉裏を使っていたので、すすで家中が真っ黒になりまし...
現代のロシア

NATO指揮下のウクライナ軍はロシア軍に負けて崩壊、日本は中国に軍事的挑発

NATO指揮下のウクライナ軍はロシア軍に負けて崩壊、日本は中国に軍事的挑発【窮地のNATO軍事顧問団】 ウクライナではロシア軍の進撃スピードが加速、撤退できず包囲網の中に「外国人傭兵」やNATOの軍事顧問団も取り残されるケースが増えているようだ。一般ウクライナ兵の投降が増えているようだが、そうした動きをネオ・ナチで編成された親衛隊や外国人傭兵が阻止している。フリアイポレもそうした状況だ。 西側諸国がロシアに対して仕掛けた経済戦争も失敗、ロシア経済は好調。物価は上昇しているものの、それを上まる率で賃金が上昇、失業率も低い。経済戦争で深刻なダメージを受けたのはヨーロッパだ。ウクライナを利用してロシアを壊滅させられると信じていた人びともこうした現実を認めざるをえなくなっているが、今後、状況は一変すると主張している。「神風」が吹くと信じているのかもしれない。ロシア国内には少なからぬ西側の人が生活、あるいは旅行しているが、市民生活に変化はなく、物不足ということもない。 ウクライナを侵略し、そこからロシア征服を目指すという計画をイギリスは19世紀から持っていた。それを実行したのはナチス時代のドイツ...
日本の文化

お正月準備「事納め」とは?2025年はいつ?事八日や食べ物、お事汁について

お正月準備「事納め」とは?2025年はいつ?事八日や食べ物、お事汁について昔の農家は12月に来年のお正月に向けて準備をする時期がありました。それを事納めと言います。2025年の事納めはいったいいつの日を指すのか?事納めに針供養が行われる地方もありますよ。事納めと2月8日の事始めの関係、事八日の意味、この時期の食べ物「お事汁」についてもご紹介します。事納めとは?2025年はいつ?事納めとは、昔の農家では12月に入ると作業を締めくくり、道具を片付けて、お正月の準備を始める時期のことを言います。12月8日が事納めで、来年の2月8日が事始めと言います。毎年同じ日が事納めになることから、2025年も12月8日(月)が事納めです。これについては以前、針供養という記事で書きました。針供養で有名な寺社も書いていますもっと詳しく針供養の意味や仕方、いつ行われるのか?有名な寺社について針供養という言葉は知っていても、いつどのように供養すればよいのか知らない方も多いと思います。 針供養の意味や仕方、いつ行われるのか?また針供養で有名な寺社を紹介します。一般的には12月8日が「事納め」で、来年の2月8日が「事...
日本の歴史

知っておこう、中国共産党の「沖縄は日本ではない」プロパガンダを、「でっち上げ」と反論するためのこれだけの歴史的事実

知っておこう、中国共産党の「沖縄は日本ではない」プロパガンダを、「でっち上げ」と反論するためのこれだけの歴史的事実これは日本語でしょう12月2日付の中国国営英字紙「チャイナ・デイリー」は、琉球王国が歴史的に中国の属国だったことや日本による琉球侵略が行われたことを示す「重要な証拠」が遼寧省の博物館で公開されたとの記事を掲載した。公開された「証拠」なるものは、中国の明王朝が1629年に琉球王国に下した勅書の複製だ。ここには琉球王国が「隣国からの嫌がらせを受けた」ということが書かれている。これは薩摩藩が3000人の兵士を琉球王国に送り込み、琉球王国の上寧王を捕らえた「島津侵入事件」のことを指していると思われる。ただ、「島津侵入事件」が実際にあったのは1609年のことだが、この記事にはなぜか1612年と記載されている。この記事の全ての写真を見る(全4枚)この事件が起こるまで中国に近い立場にあった琉球王国を、日本が侵略して奪ったものだという解釈が中国でなされている。日本の歪んだ学校教育でもこれに近い感じの教え方が普通だったのではないかと思う。ところがこの認識は完全に間違っていると言わざるをえない...
日本の文化

二十四節気「大雪」とは?2025年はいつからいつまで?冬将軍について

二十四節気「大雪」とは?2025年はいつからいつまで?冬将軍について二十四節気「大雪」が12月上旬にあります。本当に寒い季節に入っていきます。11月下旬に「小雪」があり、そして「大雪」と続きます。大雪の読み方は「たいせつ」。その意味や2025年はいつからいつまでを指すのか?この時期に使われる「冬将軍」の意味とは?、時効の挨拶「大雪の候」、七十二候などをご紹介します。大雪とは?二十四節気「大雪」とは名前の如く、雪がたくさん降る地域が増え、本格的な冬の始まるという意味です。日照時間が益々少なくなります。冬型の気圧配置が続くため、風は冷たくなり、熊やカエルが冬眠に入るのもこの時期です。南天の実が赤く色づき始めるのも丁度このころになります。スポンサーリンク2025年大雪はいつからいつまで?2025年大雪はいつから?2025年12月7日(日)から2025年大雪はいつまで?2025年12月21日(日)まで(冬至の前日まで)大雪の太陽黄経255度例年12月7日頃から12月21日頃が「大雪(たいせつ)」にあたります。2025年の大雪は、2025年12月7日(日)から。次の二十四節気「冬至」の前日までが...
現代の中国

中国戦狼外交はオウンゴール連発 ~ 山上信吾『中国「戦狼外交」と闘う』から

JOG(1449) 中国戦狼外交はオウンゴール連発 ~ 山上信吾『中国「戦狼外交」と闘う』から輸入停止などの経済的威圧には「脱中国依存」を進め、戦狼外交にはその土俵には乗らずに真の課題を語る。■1.中国の輸入停止にホタテガイ輸出の脱中国依存、進む。花子: うちの近所のホテルの経営者が、中国の団体客のキャンセルが続いていて、大変だと言ってました。伊勢: ああ、最近、中国政府が、高市首相の「台湾有事」に関する発言に反発して、中国外務省が日本への渡航自粛を呼びかけている件だね。こういう経済的威圧は中国の常套手段だけど、それにどう対応するかは、数年前のホタテ貝の一件が参考になる。花子: 確か福島の処理水放出で、中国が日本の水産物の輸入を止めたんですよね。伊勢: そう、2023年8月のことだね。当時は対中輸出が50%以上も占めるホタテ貝業者の悲鳴が報じられたけど、2年経って、輸出先の開拓が進み、中国依存から脱しつつある。花子: それは良かったですね。具体的にはどうなったんですか?伊勢: 2022年の輸出総額は911億円で、51%が中国向けだった。その後、アメリカ、台湾、ベトナム、韓国へと輸出先の...
現代の日本

高市首相は「存立危機」を根本から誤解していたのか?国際社会に“日本参戦シナリオ”を誤送信した重大失態

高市首相は「存立危機」を根本から誤解していたのか?国際社会に“日本参戦シナリオ”を誤送信した重大失態高市首相の「台湾有事は存立危機」発言により、もはや収集がつかない状況に陥っていると言っても過言ではない日中関係。そもそも首相の答弁内容は、事実認識として正確なものだったのでしょうか。今回のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』ではジャーナリストの高野孟さんが、高市氏の発言をあらためて検証するとともに、重大な「誤り」を指摘。その上で、日本の存立危機を本当に避けるために必要な外交姿勢について考察しています。※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/メルマガ原題:再々論・高市発言/「存立危機事態」の理解は酷く間違っているので、謝罪し撤回し(誠実な心を持つなら)辞任すべきであるプロフィール:高野孟(たかの・はじめ)1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田...
現代の日本

「高市の不用意」と「習近平の心理戦」に振り回されるな。日本国民に求められる“感情を抑え国益を冷静に守る”という姿勢

「高市の不用意」と「習近平の心理戦」に振り回されるな。日本国民に求められる“感情を抑え国益を冷静に守る”という姿勢高市首相の台湾情勢をめぐる発言をきっかけに、対日姿勢を硬化させた中国。事態はトランプ大統領までをも巻き込む状況となっていますが、日本政府及び国民はどのような姿勢を取るべきなのでしょうか。今回のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』では元全国紙社会部記者の新 恭さんが、国内外に「高市発言」を喧伝する中国政府の狙いを分析。その上で、高市氏が安易に「台湾有事は存立危機」発言を撤回すべきではない理由を解説しています。※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:高市「台湾有事」発言、不用意だが撤回には及ばす中国に与えかねない誤った認識。高市「台湾有事」発言、不用意だが撤回には及ばす「戦艦を使って、武力の行使も伴うものであれば、これはどう考えても存立危機事態になりうる」。台湾に一旦緩急あれば参戦も辞さず、とまではいかないが、かなり踏み込んだニュアンスを帯びていた高市発言。これはなにも、立憲民主党の岡田克也氏が失言を狙って質問したから飛び出したわけではない。2...
現代の中国

首相の台湾有事発言の背景には米軍の対中国戦略があり、単なる舌禍事件ではない

首相の台湾有事発言の背景には米軍の対中国戦略があり、単なる舌禍事件ではない【高市発言と統合作戦司令部】 世界には多くの国が存在するが、その中でどの程度の国の政府が日本を主権国家と認識し、独自の判断で行動しているとは考えているだろうか。アメリカの属国、あるいは植民地にすぎず、日本政府を信頼できる交渉相手だとは考えていないように思える。高市早苗首相の「台湾有事発言」にしても、アメリカの軍事戦略という視点から見ているはずだ。 日本では陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊を一元的に指揮する常設組織として今年3月、敵基地攻撃能力を一元的に指揮する統合作戦司令部が編成された。これは2015年5月から18年5月までアメリカ太平洋軍の司令官を務めたハリー・ハリス海軍大将の提案に基づくという。ハリスが太平洋軍司令官から退いた2018年5月、アメリカ軍は太平洋軍をインド太平洋軍へ名称変更しているが、そのインド太平洋軍司令部と調整することが自衛隊で統合作戦司令部が編成された理由だという。自衛隊はアメリカ軍の指揮下に入るということだろう。統合作戦司令部が編成された理由として「台湾有事」を挙げる人もいた。 高市首...
日本の文化

師走

師走何月?師走は旧暦(太陰太陽暦)の12月のことを言います。現在の新暦に置き換えると、12月下旬〜2月上旬ごろ。旧暦と新暦では1ヶ月ほどのずれがありますが、現在では「12月の別名」としても使われています。由来霜月の由来は諸説あります。師馳す(しはす)師匠の僧がお経をあげるのに忙しく、東西を馳せる月「師馳す(しはす)」が転じたという説があります。平安時代末期の文献「色葉字類抄(いろはじるいしょう)」「奥義抄」「名語記」にも「しはす」の欄に注として説明されているから、最も有力となっています。年果つ(としはつ)年末であることから「年が果てる」という意味の「年果つ(としはつ)」が変化し、「師走(しわす)」となったという説もあります。年が果てる(としはつる)月「年果月」と同じ意味で「歳極月」「歳終月」もあります。四極(しはつ)「四季が果てる月」を意味する「四極(しはつ)」が転じて、「師走(しわす)」となったという説もあります。為果つ(しはつ)「一年の最後になし終える」という意味の「為果つ(しはつ)」が転じて「師走(しわす)」となったという説もあります。成終月(なしはつるつき)江戸時代の文献「紫門...
現代の中国

トランプ氏の習近平・高市両氏への電話目的は「対中ビジネス」 高市政権は未だバイデン政権の対中戦略の中

トランプ氏の習近平・高市両氏への電話目的は「対中ビジネス」 高市政権は未だバイデン政権の対中戦略の中韓国における米中首脳会談後のトランプ大統領と習近平国家主席(習近平の耳元で「習近平愛」を囁くトランプ)(写真:ロイター/アフロ)11月24日夜、トランプ大統領が習近平国家主席に電話をして会談した。トランプはトランプ2.0では「習近平愛」を今のところ続けている。バイデン政権の政策を全て覆したいトランプは、バイデン元大統領の対中包囲網的強硬策を撤廃し、どこまでも(今のところ)「習近平愛」に満ちている。11月5日の論考<トランプが「中国を倒すのではなく協力することでアメリカは強くなる」と発言! これで戦争が避けられる!>でご紹介した米中の笑顔外交の延長線上で、トランプは習近平とギリギリの貿易交渉を続けており、習近平のご機嫌を損ねないようにすることが優先している。11月25日にトランプが高市総理にも電話してきたことに関して、ウォールストリート・ジャーナルが<トランプは高市に台湾巡り中国を刺激しないよう助言した>とブルームバーグが日本語で報道しているが、日本政府は否定。その真偽は別として、少なくと...