2026-02-10

現代の米国

精神状態が「危険」とまで言われるドナルド・トランプ。個人の異変か、アメリカの制度疲労か

精神状態が「危険」とまで言われるドナルド・トランプ。個人の異変か、アメリカの制度疲労か米国大統領の言動をめぐり、これまで「型破り」「過激」といった言葉で片づけられてきた現象が、いま新たな局面を迎えています。今回のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』ではジャーナリストの高野孟さんが、世界最大の軍事力を握る国家の最高指導者の精神状態が疑問視されるという事態を見ながら冷戦後の国際秩序に適応できなかった超大国が抱える、より深刻な退行の兆候について考えています。「危険」と言われるほどにまで進んだトランプの精神状態/その背景には米国そのものの急速な退化米国の政治情報サイト「ポリティコ」が1月28日報じたところによると、スロバキアのフィツォ首相が22日にブリュッセルで複数の欧州首脳と会合した際、その数日前に米国で面会したトランプ米大統領の精神状態に深刻な懸念を抱いたと語った。日本のいくつかの新聞も引用・補足して記事にしているが、ポリティコの元の記事全文は次のとおり。▼スロバキアの首相が先週開かれたEU首脳との会談の席上、ドナルド・トランプと面会して米国大統領の精神状態についてショックを受けたと...
日本の歴史

JOG(1458) 米軍の語学教育の「虎の穴」から日本を見れば

JOG(1458) 米軍の語学教育の「虎の穴」から日本を見れば米軍の徹底した語学学校で教えていた日本人から見た日本の英語・国語教育のおかしさ■1.語学教育の「虎の穴」伊勢: 花子ちゃん、「虎の穴」って聞いたことがあるかな?花子: いえ、ないですけど。何ですか、それ?伊勢: ずいぶん前にヒットしたプロレスの漫画『タイガーマスク』に出てくる、地獄の特訓でレスラーを育てる組織だ。実は、語学教育にも「虎の穴」がある。米軍のDefense Language Institute Foreign Language Center(国防総省外国語学校、略称DLIFLC)だ。 そこで日本語教官として教えていた堀之内達也さんが、体験記と語学教育のポイントをエッセイ風にまとめた本を出している。花子: へえ! 日本人の先生がアメリカ軍で日本語を教えていたんですね。どんな学校なんですか?伊勢: 方言を含めると40以上の言語が教授され、学生数は2500人に及ぶ。米国の対外関係を反映して、中国語、朝鮮語、ペルシャ語、アラビア語、アフガニスタンのパシュトー語やダーリ語などの学科が花形だ。花子: 2500人も! すごい人...