地震の発生は、プレートテクトニクス理論によって解明できているように考えられていますが、事実は違います。
電気的宇宙論から考察される、地震の発生メカニズムの記事紹介です。
電気的地球科学への招待⑤ー地震は放電

前回紹介した環太平洋火山帯の周辺では地震が多く発生しています。従来の説明ではプレートという厚さ数十キロの岩盤がマントルによって移動して、互いに押し合う力が地震を引き起こすと説明されてきました。岩石は巨大になるとバネのように力を蓄えるのです。プレートテクトニクスは地球科学ではすでに定説となっていますが、いくつかの理由でプレートの移動は不可能であると考えられます。プレートの下側にはマントルミレフィーユと呼ばれる比較的柔らかな層が存在することが地震波の解析からわかってきました。マントルが対流したとしてもこの柔らかな層があるため、プレートを動かすことはできないのです。また、電気的地球科学では地球内部は空洞であるので、マントルの対流は起きていないと考えています。では地震はどのようなメカニズムで起きるのでしょうか?
断層は原因ではなく結果
プレートテクトニクスでは、プレートが動き、地殻にひずみが溜まると岩石が破壊され地震が起きると説明されます。すでに一度岩石が破壊された断層は、地震が起きやすくなる原因とされます。しかし、考えてみてください。日本列島の周辺ではほとんど毎日無数の地震が起きています。

微小地震も観測できるHi-netの観測ではびっしりと震源があることがわかります。これが何千万年にもわたって続いた日本列島では岩石はひび割れだらけになっていると考えられます。断層だらけということです。
たとえば、砂利を山にして片側からスコップで押すことを考えてみてください。砂利を押す力は砂利山の中には届きません。どんどん力がそがれて行ってしまうのがわかると思います。ひびだらけの日本列島には岩盤の歪は溜まることがないのです。

上の図は震源分布を東北の断面で見た図です。地震はプレート同士が押し合うことでひずみが蓄積して、バネのように反発するのが地震だと言われます。簡単にすると下の図のようになります。

確かに、震源はプレート内部か上に乗った地殻で起きているように見えます。ところが、地震が起きたときの重要な証言があるのです。
明治24年に起きた濃尾地震において「故大森博士はこの断層が殆ど瞬間的に発生したものではなくて、地震後極めて緩やかにズルズルと段違ひになつたといふ話を目撃者たる一農夫から聞いて來られ、」とあります。断層の破壊が地震の原因であるなら、先に断層が出来てそこから揺れが広がるはずですが、事実は逆であったのです。
また、2016年4月にはじまった熊本群発地震では、震度7が2回、有感地震は2000回近くも続きました。

果たして、このように多くの地震が短期間に起きるのがプレートの移動によるものでしょうか? これだけの数の地震が短期間に起きるためにはものすごい勢いでプレートの移動が観測されなくてはいけないはずですが、そんな観測記録はありません。プレートの移動→断層破壊→地震、という図式は完全に間違いなのです。
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