長月 二百十日と二百二十日の意味や祭り

日本の文化
長月
長月(ながつき)は和風月名の一つです。 葉月は何月?、その由来について3つの説を紹介します。   何月? 長月は旧暦(太陰太陽暦)の9月のことを言います。 現在の新暦に置き換えると、9月下旬

長月

何月?

長月(9月)

長月は旧暦(太陰太陽暦)の9月のことを言います。

現在の新暦に置き換えると、9月下旬〜11月上旬ごろ。

旧暦と新暦では1ヶ月ほどのずれがありますが、現在では「9月の別名」としても使われています

異名は「季秋(きしゅう)」。

由来

長月の由来は諸説あります。

夜長月(よながつき)

長月の由来「夜長月(よながつき)」月見の様子

日が短く夜が長くなる時期であることから「夜長月(よながつき)」という名前が付けられました。

その「夜長月」が縮められて「長月」となったという説があります。一般的に使われている説。

穂長月(ほながつき)

長月の由来「穂長月(ほながつき)」稲穂の成長

稲穂が最も長く伸びる時期であることから「穂長月(ほながつき)」と名付けられました。

その「稲穂月」が省略され「長月」となったという説があります。

稲刈月(いねかりづき)

稲刈りの時期であることから「稲刈月(いねかりづき)」と呼ばれていました。

「稲刈月」が「ねかりづき」となり、「ながつき(長月)」になったという説もあります。

以上3つの説を紹介しました。秋の季節が大きく関係しているのがわかります。

この時期は十五夜、月見、秋分の日、お彼岸などの季節になります。

詳しくは「9月の年中行事」にまとめているので見て下さい。

二百十日と二百二十日の意味や祭りについて、2025年はいつ?
雑節の一つである「二百十日」は、立春から数えて丁度210日、「二百二十日」は220日です。 なぜこのような雑節が設けられたのか、それは台風と関係しています。 「二百二十日」と「二百二十日」の由来と、2

二百十日と二百二十日の意味や祭りについて、2025年はいつ?

二百十日の由来、2025年はいつ?

台風で傘をさすのが精いっぱいの様子

「二百十日(にひゃくとおか)」は立春から数えて丁度210日目の日を指します。

例年9月1日頃にあたります(閏年の関係でずれることもあり)。2025年は8月31日(日)です。

稲が開花するこの時期に、台風の襲来や荒天が続くことが多いので、八朔や二百二十日と同じく「農家の三大厄日」と言われ、警戒する日となりました。

二百二十日の由来、2025年はいつ?

台風の暴風雨

「二百二十日(にひゃくはつか)」は立春から数えて丁度220日目の日を指します。上で紹介した「二百十日」の10日後です。

だいたい9月11日頃にあたります(閏年の関係でずれることもあり)。2025年は9月10日(水)

意味は二百十日と同じです。嵐が来ないように祈ったり、未然に防ぐための対策を行います。

台風や嵐を鎮めるためのお祭り

収穫間近なので、農作物が被害に遭わないように、風を鎮めるためのお祭り「風祭」や「風鎮祭」が各地で行われています。

特に富山県の「おわら風の盆」は、胡弓が奏でる幻想的な音楽に合わせて踊るという、風を鎮め五穀豊穣を願うための代表的なお祭りです。

3日間開催されています。最近ではツアーも行われるほど人気です。

防災の日(9月1日)の由来

防災訓練の備え

9月1日は防災の日になっています。これは関東大震災が1923年(大正12年)9月1日に起きたことに由来しています。

関東大震災の教訓を忘れないように、この日が防災の日になりました。

丁度、二百十日に重なることが多いので、防災の日が来れば、二百十日だなとあわせて覚えておくと忘れませんね。

災害が起こった時のために、食料品や日用品、衣料品などを備えておきましょう。また家具などの転倒対策もお忘れなく。

まとめ

二百十日と二百二十日の意味や2025年はいつなのか?、台風を鎮めるための祭り、防災の日についてご紹介しました。

農家にとっての三大厄日(八朔、二百十日、二百二十日)をまとめて覚えておきましょう。

偶然ではありますが、関東大震災が9月1日ということで、災害が起こらないように、もし起こった時のために被害を少なくするように準備をしたり、心がけておくことが重要です。

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