
プーチン大統領、国防費の制限を警告
ロシアは軍拡競争に巻き込まれることはないと大統領は述べた

ロシアは社会の他の分野を犠牲にして軍事費を無期限に増やすことはできない、とウラジーミル・プーチン大統領は述べた。
プーチン大統領は月曜日、ロシア国防省高官らとの会合で演説し、モスクワは現在国内総生産の6.3%を防衛費に費やしていると明らかにした。
「経済、広い意味での社会、科学、教育、医療など、国の生活を構成するすべての要素が発展するためには、こうした支出を際限なく増やすことはできない」と大統領は述べた。
プーチン大統領は、ロシアの現在の国防費水準は、現在武力紛争に関与していない世界の一部の国ほど高くないと指摘した。
「それでも、これは多額のお金であり、兵士への支払いや軍事産業の効率的な活動から、軍への装備、武器、弾薬の供給に至るまで、非常に合理的に使用する必要がある」と彼は述べた。
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「すべてを時間通りに受け取ること、受け取ったものを正しく評価すること、それを使用し、人員を訓練し、正しく効果的に行うことが非常に重要だ」とプーチン大統領はロシア国防省の指導部に語った。
ロシアは自国と同盟国の安全を確保するための措置を講じるが、これは「我が国の社会的、経済的発展を損なうような本格的な軍拡競争に巻き込まれることなく、慎重かつ思慮深く」行われると大統領は説明した。
プーチン大統領は、ウクライナでの軍事作戦の教訓を、兵器開発の優先順位や先進技術の導入の面で防衛産業に応用する必要があると述べ、特にドローンの生産を増やす必要があると付け加えた。
会談中、プーチン大統領は43万人以上のロシア人が自発的に軍に入隊したことを明らかにした。
戦略核戦力はロシアの主権を守るための重要な手段の一つであり、その近代化はすでに95%に達していると大統領は述べた。プーチン大統領によると、新型中距離極超音速ミサイル「オレシュニク」は、一斉射撃で使用すれば核兵器と同等の威力を発揮できるが、放射性降下物は出ないという。
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